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| 1966年11月08日(火) | コロナの女 〜 滋賀銀行９億円横領事件 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19661108
19731021 元滋賀銀行山科支店・奥村 彰子（42）逮捕さる。
19661108〜19730213（５年３ヶ月、約1300回にわたって着服）。
最初の犯行は、中古コロナ購入資金４０万円。
── コロナ【corona】１ 太陽大気の最外層で、皆既日食の際に、黒
い太陽の周りを取り巻く真珠色に淡く輝く部分。温度約100万度の希薄
なガスからなる。２ 光環 ３ コロナ放電 ── 《大辞泉》
── トヨペット・コロナ【corona】日産・ブルーバードのライバル車
との熾烈な販売競争は「ＢＣ戦争」と呼ばれた。輸出仕様は「ティアラ」。
# 2.1 初代 （ST10/PT10系、1957年-1960年）
# 2.2 2代目（PT20/RT20系、1960年-1964年）
# 2.3 3代目（PT40/RT40系、1964年-1970年）
196504‥ フルリクライニングのバケットシート。
196507‥ 国産初の２ドアハードトップを追加。形式は「RT50」。
── 《Wikipedia》
◆ 年譜
19301204 奥村彰子、大阪府北河内郡で生まれる。３人姉妹の末っ子。
京都市左京区に移る。
1940‥‥（山県元治、朝鮮に生まれる。七男五女の五男坊、父は警察官）
194803‥ 市立堀川高女を卒業。
学制改革で、高等学校3年に編入、7月に退学。
父親が愛人をつくって出ていったので、母が男女共学に反対したから。
194812‥ 滋賀銀行京都支店に入行。
1965春‥ 滋賀銀行北野支店で勤務中（35）、山県元治（25）と出会う。
30分ほど京都市内をドライブして、タクシーを降りたが、
別れ際に「××銀行の奥村彰子です」と嘘の銀行の名を言って去った。
この後、山科支店へ転勤、普通預金係。
1966春‥ 帰宅途中のバスで再会。京阪三条南口の喫茶店で話しこむ。
（＊バス・センター近く、とても奥行きの小さな店で、喫茶アサヒ？）
1966秋頃 普通預金係から定期・通知預金係に異動。
バス会社を定年退職したＫさんという男性と知り合った。預金勧誘用
のパンフレットを見せると、100万円の小切手を届け、証書と印鑑を受
け取らなかった。
「いい車（中古のコロナ）がある。買いたいんや。Ｋさんの金、なんと
かならんか。必ず返すし、ちょっと貸してくれ。40万円でええから」
近江八幡市へのドライブで立ち寄った中古車センターで、
19661108 Ｋさんの定期を偽造証書で中途解約し、100万円を引き出す。
1966暮れ、Ｋさんは70万の小切手を預け、証書も預けたままだった。
196705‥ 奥村、Ｋさんと肉体関係を持つ。山県はムッとしたが「やめ
ろ」とは言わなかった。
結局、Ｋさんは計1240万円の金を奥村に預け、すべて山県へと流れた。
197005‥ 山県は別の女性と結婚し、長女をもうけた。
19730201 山科支店から東山支店に転勤。
「ついにバレる」突然のことに動転した奥村に、下関にいた山県は電話
で「睡眠薬を用意しとけ」と言った。奥村は心中を覚悟したが、8日に
京都にやってきた山県は奥村に会うなり、金の催促をした。
「一緒に逃げて。一緒に死んで。私死ぬ」 奥村は何度もそう言ったが、
山県は聞かず、300万円を持って下関へ帰った。
19730211〜0213 奥村は2度も下関へ出向き、山県に「かくまって欲しい」
と哀願したが、断られる。奥村は一旦自宅に戻り、姿を消した。
19730219 全国に指名手配された。
19731015 山県はついにぞう物収受容疑で逮捕され、奥村の所在も供述。
19731021 滋賀県警は、大阪のアパートに潜伏していた奥村を逮捕。
19760629 奥村に懲役8年、山県に懲役10年の判決。
（銀行への賠償として、奥村は1000万円、山県は3000万円）
http://yabusaka.moo.jp/okumura.htm
滋賀銀行9億円横領事件
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030402
チック・タック余談 〜 与太郎のデート 〜
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（20070624）
