与太郎文庫
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1962年06月14日(木)  蜘蛛と女 〜 さらば、東京の夜 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19620614
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
 
 from Awa Library;19620614-0616 PINK NITE SHOW(台本)
 
── 1st Show(略)/2nd Show プロローグ
 
(M)どん帳上ると、ステージ中央ブラック・ライトに浮き上った、
白い無気味な蜘蛛の巣が一つの獲物を呑んでいる。
 獲物は蜘蛛の近づく気配を感じて再び巣から逃げようと、もがき始め
る。
 官能的な動きのうちに、やっと巣から離れることが、できる。
 喜びの踊りの後、消える。朝がやって来る。(原文のママ)
 
── 小栗 一介・作/阿波 雅敏・美術/前田 憲二・監督/他
《ピンクナイトショー 19620614-0616 ミス東京》芸能部/中央芸能 


♀朱雀 さぎり(初代) 1940‥‥ 東京 19920112 51 /1958-1983日劇
 北野 タダオ ピアノ 19340303 和歌山 /200712‥左足骨折 200806‥ 引退
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 前田 憲二 映画監督 19351205 大阪 /NPO法人ハヌルハウス代表
/1960年代後半より日本や朝鮮半島の祭事を研究し映画を製作して、
テレビも含め250本ほどのドキュメンタリーを制作した。(Wikipedia)

 
 東京時代、キャバレーの舞台装置作品。暗黒のステージに、ボンゴが
鳴りはじめ、一条のスポットライトに、蛍光色のブラジャーが浮かびあ
がる。くもの巣に囚えられた女が身をよじって脱出を図るが、力つきる。
 ボンゴ・ソロ=北野 タダオ(アロー・ジャズ・オーケストラ)?
── 《虚々日々 20001224 阿波文庫》P19
 
 蜘蛛のモチーフは、つぎの三作を継承している。
 
── 尾崎 一雄《虫のいろいろ 194712‥ 新潮 194801‥ 新潮社》
── 金谷 昭良《ガラス戸のくもの話 19520401 素描・第一号》P02
── 阿波 雅敏《くもとハチのはなし 19530716 同志社中学生新聞・第14号》
 
 与太郎は、三日目のステージを観ないで、東京を去っている。
── 19620616 土 帰郷(新戸籍法改正施行)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19620321 東京日記(19620321-0415)
 
 なお、「一条のスポットライトに」のイメージは、つぎの表紙写真に
継承される。ミス東京あらため「フロリダ」で、梶・小栗両氏に再会。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19790511 君去りし後 〜 巌本家の周辺 〜
 
(20091121)
 


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