与太郎文庫
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1918年03月13日(水)  幻のはがき 〜 竜之介から久米 正雄へ 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19180313
 
── 芥川龍之介、幻のはがき発見 久米正雄を批評
 
 新たに見つかった芥川龍之介の自筆はがき。いずれも友人の久米正雄
にあてたものだ
 「羅生門」「鼻」などで知られる文豪、芥川龍之介(明治25〜昭和
2年)の書いたはがき4枚が新たに見つかった。芥川が20歳代の大正
時代前半に、作家で友人だった久米正雄にあてて書いたもの。久米の作
品を「今月中の創作で一番いい」と評すなど、芥川の率直さが伝わる。
今年は芥川の没後80年。来月24日の河童忌を前に芥川文学への注目
が集まる中での新発見となった。
 
 発見されたのは、大正3年から7年にかけての自筆はがきで、東京都
葛飾区の古書店主が約20年前に買い求め、保管していた文書類の中に
あった。
 
 芥川研究の第一人者である関口安義・都留文科大学名誉教授によると、
このうち大正5年の絵はがき1枚は、芥川全集に内容が書かれているが
実物は見つかっていなかったもの。他の3枚は研究者にも存在が知られ
ていなかったという。
 
 大正3年8月9日のはがきには、当時滞在していた千葉を離れる気持
ちなどが書かれている。「中央公論」を読んだ感想の一部を墨で消した
跡も残る。この時期の芥川は、文壇で知られるようになる前。「せめて
もう二、三篇」と書き、自著の出版に向けて「本屋へ交渉」したい旨を
久米に告白している。
 
 「久米は芥川より先に文壇で有名になった。彼の代表作となった『受
験生の手記』を芥川が高く評価している点が注目できる」。関口氏がこ
う指摘するのは、大正7年3月13日のはがきだ。
 
 「褒める方は省略する」とした上で「実感を露骨にどんどん出してい
けばいいのに」などと批評。最後は「今月中の創作で一番いい」と結ん
でいる。友人でライバルだった久米との親しい交流ぶりがうかがえる。
 
 現在までに発見された芥川の書簡、はがきは約1800通。「筆まめ
な作家で毎年のように発見があるが、没後80年に一度に4枚も見つか
った意義は大きい。芥川研究の上でとても貴重な発見です」と関口氏。
4枚のはがきは、7月8日に東京都千代田区で行われる古書オークショ
ンに出品され、6、7日の下見会で一般公開される。(20070628 10:39)
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070628/bnk070628002.htm
 


 芥川 龍之介(龍之介)小説  18920301 東京   19270724 36 /睡眠薬自殺
 久米 正雄  作家(号=三汀) 18911123 長野 東京 19520301 60 /誤=19520229“微苦笑”造語
 久米 由太郎 上田女子小学校長 18530403 福島 長野 18980330 45 /嘉永 6.0225 47

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19270724
 芥川家の人々
 
http://q.hatena.ne.jp/1099470915
 久米 正雄の父、由太郎の“生年月日・享年”を調べています。
 小学校火災による御真影焼失引責切腹 ──《父の死 1916》
 
(20070628)
 


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