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| 1912年12月08日(日) | 師弟書簡 〜 フロイト家の人々 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19121208
Freud, ヤーコプ 毛織物商 1811‥‥ ‥‥ 1897-18961023 86 ／父／前妻に２子
Freud, カラモン．ヤコプ 18151218（テュスメニッツ生）
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♀Freud, サリイ・カンナー 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／ヤコプの前々妻／1832結婚
Freud, エマニュエル 183304‥ ‥‥‥‥ 19141017 81 ／サリイの長男／Sigmundの異母兄
（テュスメニッツ生マンチェスター没）1852‥‥マリア・ローカッハと結婚
Freud, フィリップ 183408‥ or 09‥ 19110829 57 ／サリイの次男／Sigmundの異母兄
（テュスメニッツ生マンチェスター没）
Freud, ヨハン 18550813 Freiburg 19‥‥‥ ？ ／エマニュエルの長男
♀Freud, パウリーネ 18561120 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／エマニュエルの長女
♀Freud, ベルタ 18590222 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／エマニュエルの次女
Freud, サム 18600628 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／エマニュエルの次男
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Nathansohn, ヤコプ 18‥‥‥ Tunisia Wien 18861003-1023 ？ ／Amaliaの祖父／ハレーヴィの子孫
♀Freud, Amalia Nathansohn 18350818 Brody 193009‥ 95 ／母（第2/3の妻）18550729結婚
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Freud, ユリウス 185710‥ ‥‥‥‥ 18580415 0 ／Sigmundの弟
♀Freud, アンナ 18581231 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妹／ベルナイスの妻
♀Freud, ローザ 18600321 Wien 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妹
♀Freud, マリア 1861‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妹／ミッチー
♀Freud, ドルフィ 1862‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妹／アドルフィーネ
♀Freud, パウラ 1864‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妹
Freud, アレキサンダー 18660419 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの弟／アレクサンダー
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Freud, ヨーハン 1855‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの甥
Freud, パウリーネ 186.‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの姪
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Freud, Sigmund 精神分析 18560506 Czech London 19390923 82 ／旧＝Sigismund Schlomo
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♀Freud, Marta Bernays 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの妻／エリの妹
188206‥婚約／18860913市民結婚／0914ユダヤ教結婚式
188310‥アンナ（Sigmundの妹）、エリ・ベルナイス（Martaの兄）と結婚（M.Kによる）
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♀Bernays, ミナ 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Martaの妹
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♀Freud, マティルデ 1887‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの長女／マチルデ
Freud, マルティン 1889‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの長男
Freud, オリバー 18910219 ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの次男
♀Freud, ゾフィー 1892-1893‥‥ ‥‥‥‥ 192001‥ 28 ／Sigmundの次女
Freud, Ernest 1892-1895‥‥ ‥‥‥‥ 19‥‥‥ ？ ／Sigmundの三男
♀Freud, Anna 精神分析 18951203 Wien Eng. 19821009 86 ／Sigmundの三女／児童精神分析
Freud, Heinz 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 192306‥ ？ ／Sigmundの孫
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Fliess, Willhelm 数秘学 1858‥‥ Berlin 1928‥‥ 70 ／Sigmundの友人／医師
Sa'ndor, Ferenczi 精神分析 18730707 Hungaly 19330522 59 ／
Jung, Carl Gustav 精神科医 18750726 Suisse 19610606 85 ／分析心理学／共時性
Jones，Ernest 精神分析 18790111 England 19580211 79 ／〜《フロイト伝》
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Charcot, Jean-Martin 18251129 France 18930816 67 ／Sigmundの師／解剖病理学
フライシュル, Ernst 1846‥‥ ‥‥‥‥ 1891‥‥ ？ ／Sigmundの友人
タウスク, 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 191907‥ ？ ／自殺／Sigmundの？
Abrahams, 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 192512‥ ？ ／Sigmundの弟子
フィレンツィ, 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 193305‥ ？ ／Sigmundの弟子
ザロメ, Ｌ.Ａ. 18‥‥‥ ‥‥‥‥ 1937‥‥ ？ ／Sigmundの友人で弟子
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da Vinci, Leonardo 14520415 Italy 15190502 67 ／
小此木 啓吾 精神科医 19300131 東京 20030921 73 ／慶應義塾＆東京国際大学教授
18970926-0929 フロイト、ベルリンのフリースを訪問
── フロイト／Masson, Jeffrey Moussaieff ＆ Schr¨outer, Michael・編
／河田 晃・訳《フリースへの手紙 〜 1887‐1904 〜 200108‥ 誠信書房》
18990103 フリースへの手紙で、論文「隠蔽記憶について 189905‥」を分析。
…… フロイトは1896年１月１日のヴィルヘルム・フリース宛書簡でも
この書字体の区別を用いている。── 科学的心理学草稿
http://homepage3.nifty.com/freud/7/Entwurf.htm
19260506 誕生日にアインシュタイン、ロマン・ロランからの祝電
http://www32.ocn.ne.jp/~thkudo/info/life.htm
工藤 龍大《フロイトの生涯（鈴木 晶＆M.クリュルの年表を再編集》
1938‥‥ H.G.ウェルズ、マリノフスキーがフロイト宅を訪問
>>
── 相互的エロスの世界
この心理は男性の、男根ナルシスム以外の何ものでもない。そんなコ
ンプレックスをもったフロイトは、女性には母に対するような甘えを向
けることができなかった。母との間で得たようなエロスの一致・共有は、
もっぱら同性の先輩や弟子との間に求めつづけたのである。
すなわち、男性との愛情生活では、フロイトの生涯を辿ってみると、
先輩ブロイエル、親友のフリース、弟子であったユング、フェレンツィ
などに対して、フロイトは一定の期間強い感情を向けた。まさにそれは、
ほれこみであった。しかしやがてこのほれこみは、強い愛着と憎しみの
相剋に変わり、破局、訣別という運命を辿った。
しかしながらやがてフロイト自身も、自己分析とくにフリースとの激
しいトラブルの中での自己分析を通して、自分のこの同性愛的傾向につ
いてある程度の洞察を得るようになった。
たとえばフロイトは、一九一二年の十一月、ミュンヘンの、パーク・
ホテルでユングと会談中、自分の思い通りにならないユングの不誠意を
責めて、激昂のあまり気絶して床に倒れてしまったが、その年の十二月
八日、フロイトはジョーンズへの手紙の中でこう語っている。「私は六
年前にも、四年前にも、バーク・ホテルの同じ部屋で、よく似た症状を
起こしたのを忘れることができません。私が初めてミュンへンを見たの
は、フリースの病気を見舞った時で、この町はあの男と深いつながりが
あるらしい。問題は何かあるコントロールできない同性愛的感情のよう
なものが潜んでいるようです。……」
フェレンツィへの戒しめ
またフロイトは、フェレンツィがフロイトに心酔して、しつこいほど
に彼との親密な接触を求めた時、自分がフリースとの体験から同じ過ち
は二度とくり返したくないと言って、自分たちの同性愛的な友情が招く
トラブルを努めて避けようとしている。
フェレンツィは二人で旅行したり、フロイトと自分の間にはどんな秘
密もあってほならないといい、完全な一体を求めたのであるが、このフ
ェレンツィに対してフロイトは書いている。
「私はあなたが想像しておられるような精神分析の超人ではない。……
また私はもはや、自分の人格を完全にさらけ出す必要はなくなっていま
す。……それはあのフリースとの一件以来その必要がなくなったのです。
それ以来、私の同性愛的な傾向の一部は解決され、私の自我はもっと強
くなっている。……」
またその幼児期体験にまでさかのぼると、幼いフロイトは、一歳年上
の甥ヨーハンといつも二人づれでいたずらをし、特に一緒になって姪の
パウリーネをいじめたりした記憶（二人で強姦したという空想）が回想
されている。
同性愛心理の分析
ところでフロイトは、別な同性愛に関する論文で、そしてまた、有名
なレオナルド・ダ・ヴィンチの分析を通して次のように論じている。……
── 小此木 啓吾《エロス的人間論 19700916-19801030 講談社現代新書》P258-259
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…… 解釈（Deutung）とは、その意味（Bedeutung）を見つけることで
ある。── フロイト《夢判断 19‥‥‥ 》P83
…… なぜなら「夢を解釈する」とは夢に「意味」を与えることになり、
われわれの心的諸行為の連鎖の中へ、夢を完全な同資格の一項としてつ
なぎあわされ組み入れられるところのあるものによって置き換えるとい
うことを意味するからである。
── フロイト／高橋 義孝・訳《夢判断（上）19691110 新潮文庫》P125
http://q.hatena.ne.jp/1197277930/131387/#i131387
エロスとタナトスの斗い adlib
（20071210-20081120）（20220131）
