睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜 Copyright (C) 2002-2015 Milk Mutuki. All rights reserved
道標|過去へ|それから
時折想い出す。 私がこの場所へ来たときのことを・・・
別世界から突然ここへやって来た。 いや、皆とは違う道をたどってやってきた。 ほとんどの旅人はここへ徒歩でやってくる。
私は違った。
空から降ってきた・・・ そうあの頃の六地蔵の末っ子は言った。
あれからどのくらいの時を経たのだろう。 なんどコクトの声を聞いただろう。
この雪ばかりの世界で・・・
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