映画『ミトン』

『花とアリス』を観にいってから、数年ぶりに映画大好き熱が再発。

…といっても、その後観たのは『ミトン』と『コナン』で、近々観にいく予定にしているのが『CASSHERN』なので、たまたま同時期に私好みの作品が相次いで公開されたにすぎないという気も(苦笑)。

『ミトン』については、カワイイもの好きの方なら絶対じたばたしてしまうこと間違いなし!
ロシアっぽい音楽(言葉で説明できませんが、少し間延びしたようなゆったりとした、そしてどこか物悲しいメロディー)もステキでした。
「MITTEN」「LETTER」「MAMA」それぞれ10分ほどの短編の三本立て。どれも人形アニメなのでそんなに長いものは作れないのかもしれませんが、もっともっと観ていたい作品たちでした。
2004年04月28日(水)


映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師』

キッドさまが登場する…ということで、公開されるのをめちゃくちゃ楽しみにしていました。
ネタバレだらけですので、これからご覧になる方はご注意くださいませ。

冒頭、いきなりキッドさまとコナンくんの対決シーンから始まったため、心の準備ができていなかった無防備な私はハートを鷲づかみにされたままエンディングまでキッドさまの思うままに振り回されてしまった気がします(笑)。
一番ドキッとしたのは、ビルから転げ落ちちゃうコナンくんをあわてて助けるキッドさま。その直後から始まるふたりの追いかけっこ(←こう書くと、何だか可愛らしいですが/笑)に、思わず身を乗り出す私(笑)。キッドさまお得意のハンググライダーに対抗すべくひそかに用意しておいたパラグライダーで、月明かりの夜空を飛ぶコナンくん。このあたりは画的に大変美しく、うっとり見とれてしまいますv

今回の事件は、ジャンボジェット機内で起こった女優殺人事件。謎解き…という意味では早い時間帯にあっさり解決してしまうので、ミステリーとしての面白みは足りないかもしれません。
そのかわり、対決すべき相手であるはずのキッドさまとコナンくんが、同じ危機に直面したときそれぞれにどう動いて切り抜けるのか(役割分担だったり力の配分だったり)は、過去の対決では見られなかったものですので、そのあたりを見たい方には絶対見逃してほしくない作品です。
キッドさまと新一(姿はコナンくんだけど)の、対決なんだか仲良しっぷりなんだかわかんないツーショットを見ているだけで幸せな私にとっては、過去最高に幸せな作品でしたv

とにかく、変装しているときも含めるとほぼ全編キッドさまが出ずっぱり。一番最初なんて、よりにもよって新一の姿で現れてコナンを動揺させてしまったりもするし♪ その大胆さと強気、変装していても変わらないキザなセリフづかいがステキv
なので二時間弱の上映時間中ずっと私は、ぶっちゃけウハウハしどおし(爆)。…「ぶっちゃけ」といえば、飛行機関連の専門用語が出てくるたび某ドラマを思い出していました(笑)。
この映画を観ているときの私の姿は、間違いなくキッドさまと会ったときの園子ちゃんそのまんま…のはず(笑)。

前作では、コナンと平次が鞍馬の山道をバイクで疾走するシーンがド迫力で、真剣に画面に見入っていると酔ってしまいそうでしたが(苦笑)、今作では飛行機の操縦シーンがものすごくリアル。画面を見ながら何度か、知らず身体が前後左右に揺れたり両足を踏ん張りそうになりました(笑)。

悪気のない嘘を「ホワイトライ」というのだと知ったのは、いつどんな機会だったのか全く思い出せませんが。
 今作を見終えて、最初に頭に浮かんだのは「美しい嘘」という言葉でした。作品の中にそのような言葉が出てきたのではなく、今作でのキッドの行動を見ていて一番強く受けた印象を言葉にしたら、こうなったのです。

年齢が同じ、体格もほぼ同じ、そして何よりルックスがそっくりなキッド(快斗)と新一。イメージカラーも共にブルーだけれど、キッドは空のブルーで新一は海のブルー…と、まさしく天と地ほどの違いがあるんですよね。
先日テレビでオンエアされたSPを見たときにコナン友だちと話していたのですが、キッドさまはドリーマーで新一は現実派。
ただ、ふたりに共通しているのは、秘密を持っていること。しかも、自分にとって最も身近で大切な人にも…いえ、大切だからこそ言えない秘密が。キッドと新一が向かい合うときいつもキッドのほうが優位な立場にあるのは、身長差だけでなく(苦笑)キッドが新一の秘密を知る限られた人間のひとりである…ということが大きいでしょうね。それゆえにキッドさまは、コナンくんや蘭ちゃんたちがいる前で新一に変装することだってできる。
それに引き換え新一は、キッドさまとふたりきりのときにしか本当の自分を見せられない。だけど、ふだん「コナン」の姿でいる日々の中で必死になって押さえている「新一」の部分を、キッドさまにだけはさらけ出すことが許されているという点で、新一にとってキッドさまの存在は或る意味なくてはならない…のかもしれません。蘭ちゃんとの関係においても、キッドさまの機転によってピンチを逃れられたことが何度もありますし。
ところが新一は、キッドの秘密…どころか、彼が自分と同じような秘密を持っていることすら知らない。だからこそ、キッドが仕掛けて新一が乗る…という、観る者をわくわくさせる関係がずっと続いているわけでv(笑) 個人的には、これからもキッドさまには常に少し高い位置から、新一を煽り続けてほしいです。

これだけは(もったいなくて/笑)ネタバレできませんが、クライマックスシーンでのキッドさまのカッコイイ言動の数々は、これまで一度もコナンDVDを買ったことのない私に、「出たら、買っちゃうかも…」と思わせるほどでした。ええ、LOVEですよ、LOVEv(笑)

また、劇場には親子連れだけでなくカップルや同性どうしのオトナも大勢観にきていたことを最後に付け加えておきます。年代を問わずおすすめできる作品です!(きっぱり)
2004年04月25日(日)


紀里谷さん

あちこちのワイドショーで紀里谷和明さんのインタビューを見ているうちに、全く観るつもりがなかった映画『CASSHERN』にものすごい勢いで惹かれている自分に気づきました。
ありきたりの表現ですが、「温厚で人柄のいい」方…という印象ですよね。とはいえ、いくら監督に好感を持っても、だからといって必ずしもその作品を観てみたくなる…というものでもないわけで。

奥さまをはじめ、椎名林檎ちゃん、GLAY、HYDE…などスゴイ人たちが音楽で参加している…というのも、大きな魅力。
また、生身の人間が演技をする実写でありながら肉体の動きや背景などには思いっきりCGなどの手が加えられていて、ホンモノとツクリモノの境界が曖昧になっていそうなので、そこのところを実際に体験してみたい…という強い好奇心も。

…なんてアツく語っていますが、果たして私はこの映画を観にゆくことになるのでしょうか? 乞うご期待!(笑)
2004年04月22日(木)


いちねんせい

車一台がやっと通れるくらい狭い道の、大人ならばささっと数歩で渡りきってしまえるくらいの横断歩道で、ピカピカの赤いランドセルを背負った女の子が立ち止まっているのを見かけました。
そこへやってきた車は、女の子に気づいて停止。女の子は、身体ごと大きく動かして右を見て、左を見て、それからピンと伸ばした右手を上げて横断歩道へ踏み出しました。

ただ、それだけのことなんですが、学校の安全教室か何かで教わったとおりにやっているであろう女の子の姿が可愛らしくて、そばへ駆け寄って「いい子だね~」と抱きしめてあげたい気持ちになりました。
どうか、そのまますくすく育ってね…。
2004年04月21日(水)


『愛し君へ』

(大変失礼ながら)見る予定はなかったのですが、何となく第1話を見たところ、最初から最後まで嗚咽しまくり…という困った状況に(苦笑)。

ドラマの中で、俊介(藤木直人さん)が四季(菅野美穂さん)にカツ丼を食べないか…と誘うシーンがありました。
カツ丼…と聞いて頭に浮かぶのは、吉本ばななさんのデビュー作『キッチン』に収録されている「満月-キッチン2」。
大切な人を失った後、疲れきった主人公が知らない町のたまたま入ったお店で食べたカツ丼。あまりのおいしさに主人公は、満月の夜道をタクシーを飛ばし、同じ寂しさを共有している人にカツ丼を出前してあげる…。
その部分の描写は、どんなお料理本の写真よりも食欲をそそります。本を読むのはたいてい夜なので、そのたび今すぐにでもカツ丼を食べたい衝動と闘わなくてはなりません。

今回のドラマで俊介がカツ丼にこだわる理由は、亡くなった弟さんとの果たせなかった約束があったから。
事情を知った四季と一緒にカツ丼を食べるシーンでは、俊介が弟さんの分も注文して、二人で座ったテーブルに丼が三つ並んでいるのが泣けました。
カツ丼という、元気なときでも一杯食べきるには結構パワーのいる食べ物を、気持ちの疲れきった人たちが食べようとする。
それを傍から見ているのは切なくて…、だけど人の持つ底力のようなものに、こっちが励まされてしまいます。
生きてゆくということは、もしかするとこれくらいシンプルなことなのかもしれない…とハッとさせられて。
2004年04月19日(月)


『DEATH NOTE①』

少年漫画にハマってしまうと、たいてい何十巻もある大量のコミックスを揃えなくてはならなくなるので(苦笑)、できるだけ手を出さないようにしています。
それなのにこの作品に興味を持って中身も確かめずに購入してしまったのは、漫画系のサイトや書評サイトなどではなく、私が日参させていただいているさまざまなジャンルのサイトオーナーさんが、何人も絶賛されていたからでした。

「DEATH NOTE」とは、死神が人間界に落とした一冊のノート。そこに名前を書き込まれた人間は、死んでしまう…。拾ったのは、全国模試で1位になるような優秀な17歳の少年。しかも、父親は刑事局長…。
この設定だけで胸がざわざわしてくるのは、私だけでしょうか。
もちろん全てではないですが、少女漫画がどんどんリアル志向になってゆくのに対し、少年漫画は昔から変わらないドキドキワクワク感(作られた物語の世界へどっぷり入りこめる楽しみ)を、まだまだ味わわせてくれるような気がします。
2004年04月18日(日)


ありがとうございます

今日、ひとつ歳をとりました。
…と書くとマイナスな響きがあるので、「またひとつオトナになりました」と書こうと思ったのですが、これもこれでいいオトナが何を言ってんだか…って感じですね(笑)。

兄弟なら弟、姉妹なら妹のほうが甘えんぼさん…というのが世間のイメージかもしれませんが、実際に寂しがりやで親べったり…なのは、上の子のほうじゃないかな、という気がします。
下の子が生まれるまで親の愛情を独占していた時期の記憶が、ずっと沁みついているのかもしれません。

…なので。
長女の私は、優しくされるとすごく喜びます。ひとりひとりにハグして回りたいほど、ご機嫌になります(笑)。今日、この日に、誰かとつながっていることが嬉しいのです。
お手紙やメールで「おめでとう」の気持ちを伝えてくださった方、どうもありがとうございます。
この気持ちを私にできる何かの形で表すことができるよう、今日からまたがんばってゆきたいと思います。
2004年04月15日(木)


桜の通り抜け

先日、造幣局の桜の通り抜けへ行きました。
 
この「通り抜け」は、桜の名所に建つ造幣局が毎年満開の時期を見計らって一週間だけ構内の大川沿いの全長560mの通路を一般に開放してくださるもの。
南門から北門へ構内を通り抜ける(一方通行です)ことから、いつしかこう呼ばれるようになったそうです。遅咲きの八重桜が多いため、街中の桜が散り始めた頃にようやく見ごろを迎えます。

通路の両脇にずらりと植わっった桜の木。その数は、なんと121品種369本!
次から次へ、「これでもかっ!」というほどさまざまな種類の桜に迎えられるうちに、ちょっと酔ったような感覚を味わいました。
私が出かけたのは昼間でしたが、ライトアップされた夜にはまた違った雰囲気になるんでしょうね。

桜の季節になると、毎年居ても立ってもいられなくて名所へ出かけてゆく私。
これまでで一番印象に残っているところ…というと、やはりダントツで吉野です。山が丸ごと桜に包まれている様は、まるで夢のようでした。

吉野の桜を「一人で静かに眺めて、帰りにはお抹茶とお干菓子でもいただきたくなる」桜だとすると、今回訪ねた造幣局の桜は「みんなでわいわい言いながら楽しんで、帰りにはたこ焼きやおでんを食べたくなる」桜…といった感じでしょうか(笑)。
2004年04月13日(火)


月下の奇術師

今夜、コナンSPとして『怪盗キッドの驚異空中歩行』がオンエアされました。
オトナになってからというもの、日々の生活で感情が激しく揺さぶられるようなことはめっきり減りましたが、キッドさまを見ていると自分でも恥かしいくらい本気で心臓がドキドキして鼓動が速まります(照)。
ええ、ええ、好きなんです、キッドさまがv(←「さま」付けだし/笑)
そして、毎年この時期に公開される劇場版『名探偵コナン』の最新作にも、キッドさまは登場してくれるのです。

実は、私がコナン作品と出会ったきっかけが『世紀末の魔術師』でした。
ラストシーンのキッドさまの、やることはキザだけれどさりげない優しさに触れた瞬間、オトメ心は見事に撃ち抜かれていたのです。
ルックスは双子のようなのに(苦笑)、キッドさまがキザでドリーマーなのに対し、新一はおカタくて現実派。そんな二人が、怪盗と探偵という敵対する立場で頭脳勝負を繰り広げるわけですから、コーフンしなくてどうするんでしょう(笑)。

『世紀末の魔術師』で私がキッドさまにハマった理由のひとつが、新一がコナンの姿でいるときに彼のために新一に変装したこと…でした。
そして今作でも、またまたキッドさまは新一の変装してくれるそうです♪
映画を観たら、またここでアツく語ることになると思いますが、その際にはおつきあいいただけると嬉しいです。
『コナン』をご存知ない方にとっては、「?」な内容の日記になってしまってごめんなさい(汗)。
2004年04月12日(月)


文庫本

いつ頃からでしょうか。かつて通常サイズのコミックスだった漫画作品が、次々と文庫化して発売されるようになりました。
懐かしい作品に思いがけず再会できて嬉しい半面、当時の自分の幼さなんかも一緒に思い出したりするのがちょっと照れくさかったりもします(苦笑)。
音楽もそうですが、小説や漫画を読んだ記憶の中には、その時期の自分のさまざまな感情も一緒に残っているんですよね。

生まれて初めて買った文庫本は、『二十四の瞳』でした。
小学生にとって文庫本というのはすごくオトナなアイテムという感じがして、電車の中で読むときなんてひそかにドキドキしていたのをよく覚えています。一冊の本をどこへ行くにも大切に持ち歩き、飽きず何度も繰り返し読んだものです。
そういう気持ち、いつのまにか忘れてしまっているなぁ…。
2004年04月09日(金)


“ヒバリのこころ”

晩ごはんを食べていたら、突然スピッツの“ヒバリのこころ”が聴きたくなりました。
季節的には、“チェリー”のはずなのに(苦笑)。
食事を終え、部屋へ戻って探してみたのですが、そこにあるはずのCDラックにはベストアルバムしかなく、ただ今呆然としています(泣)。

このベストアルバムが発売されたとき、「なんで“ヒバリのこころ”が入ってないの?」とショックを受けたことも、ついでに思い出してしまいました。
「ベストアルバム」と言っても、いわゆるブレイクしてから…のスピッツのヒット曲が集められていて、正直に白状するならば、私が日ごろ「スピッツの曲が好きです」と言っているのは、実はデビューからこの頃までの曲のこと…だったりします(汗)。
ああ、そんな説明よりも。“ヒバリのこころ”が聴きた~い!
2004年04月07日(水)


「10」

今、よそ様の日記を拝見していて、ふと思い出しました。
そういえば4/5は、私の予定日だったそうです。誕生日は4/15なので、つまり私は予定より10日も遅れてこの世に誕生したわけです。
人生のスタート地点で既に出遅れてしまった私が、その後ものんびりマイペースで競争心の無い人間に育ってしまったのは、なるほどこういうワケだったのね。…と納得しているうちに、もうひとつ「そういえば」と思い出すことがありました。

学生時代、うちの親が四柱推命だか何だかで私の運勢を見てもらったところ、「この子は、人よりも10歳遅れている」と言われたのだそうです。
その頃の私は体格も学校の成績もほぼ標準並みだったため、「それでは、一体何が人よりも…?」と、当然ながら親は大変心配になったようです。
しかし、「10歳」というあまりにも大きな数字に驚いてしまい、詳しいことを訊くことはできなかったみたいです(苦笑)。
結局何がどう「10歳遅れ」なのかわからないままなのですが、今となっては「10歳下の子ともつきあえる感覚を持ってる、ってことかしら」とか「10歳若く見えるのかしら」などと都合のいい解釈をしています(笑)。
2004年04月05日(月)


映画『花とアリス』(岩井俊二監督)

物語は、中学から高校へ進学したハナ(鈴木杏ちゃん)とアリス(蒼井優ちゃん)の、宮本先輩(郭智博くん)をめぐる日々のあれこれ…がメイン。
満開の桜や人気のない海をただ歩いているだけで、詩のようにメロディのように多くのものを語る彼らの存在。アリスが制服姿で踊るシーンでは、人間(女の子)の身体ってこんなにキレイなんだ…とうっとり見とれてしまいました。それはそうと、バレエのレッスンってあんなに元気いっぱいな雰囲気で行われるものなのでしょうか?(笑)

ハナの仕掛けたウソに巻き込まれてしまう形で始まった、アリスの偽りの恋。宮本先輩との接し方にことごとく父親との関係が重なって、とても切ない…。
トランプや万年筆など、小道具の使い方にグッときました。アリスとハナのお家も、実際に訪ねさせていただきたいほどステキでしたしv

ちょこっとだけ出演されている共演者の方々がとても豪華なのですが、それぞれに本当にいい味を出してらっしゃるんですよね。
相田翔子さんが演じられたアリスのお母さんなんて、もっと詳しいキャラ設定を知りたいほど。メインキャラの物語は一応終わったけれど、その他のキャラのその後のことも何か気になる…というのは、私が好きなタイプのお話です。それだけキャラが魅力的だということですから。

フィルムでなくデジタルで撮影されたのだそうですが、単純な私の頭で想像する「デジタル」な印象とは全く違いました。画面から受けるのは、むしろ思いっきりアナログな印象。8ミリで撮ったような、手作り感のある映像。 公式サイトで監督が「ビデオを使ってフィルムっぽく仕上げることに執着が」あった…とおっしゃっているのを読んで、なるほどと納得。

音楽も、映像のふんわりした感じにぴったりでステキなのですが、こちらも岩井監督が担当されていると知ってビックリ。この後、撮影時に描かれた絵コンテをベースにしたコミック版も手がけられるそうで、本当に多才な方だなぁ…としみじみ。

パンフレットの作りがまた、作品のイメージそのものでステキです。紙質、色合い、フォント、使われている画像、その並べ方、編集…。そしてラストページに寄せられたコメントが、私の大好きな漫画家さん・羽海野チカさんというのもすごく幸せでしたv

ずっとホメまくっていますが、何せこういうテイストが本当に好きなのでお許しくださいませ(苦笑)。
出てくる女の子はカワイイし、こういう年代特有のズルイところや危なっかしいところもしっかり描かれていながら、決して少女趣味な作品ではないのです。描かれているのは、むしろ逞しく生きてゆく女の子たちのリアル。
だから、こういう作品を40代の男性が作られたということが驚きでもあり、創作の可能性という意味では感動…でもあります。
10代をとっくに通り過ぎてしまった私なので、ぴちぴちの(笑)ハナやアリスが恋や部活やバイトにがむしゃらにまっすぐ向かってゆく姿を見ると、多少なりともジェラシーを感じそうなものなのですが(苦笑)、不思議なことにただ素直に「いとおしい」という気持ちだけで観られたのは、たぶん岩井マジック…なのではないかと。
ラストシーンが、ハナとアリスがまた二匹のわんこのようにじゃれあっているシーン…というのも、嬉しいことです。やはり物語は、ハッピーエンドでなくては!
2004年04月03日(土)


四月といえば

今日から四月。
学生気分がなかなか抜けず(苦笑)、働き始めてからもしばらくの間は四月から始まるスケジュール帳を使っていたのですが、数が少なくてあまりデザインを選べないこともあり、いつからか一月始まりのものを使うようになりました。

四月といえば、私はまず一番に映画『四月物語』を思い出します。
松たか子さん主演の、岩井俊二監督作品。そういえば、この作品を観て田辺誠一さんを(モデルではなく)役者さんとして「いいなぁ」と思ったのでした。
全編やわらかな春色の美しい映像で、岩井監督らしい優しい作品です。
2004年04月01日(木)

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