長崎先輩とは、いろいろな面で価値観が全然違っています。
日々の行動の決め方から、人生の考え方まで、 もちろん共感できるところだってたくさんあるけれど やっぱり違う部分の方が多いです。
だから、2人の先に結婚という道は考えられません。
でも、今、一緒にいるのはすごく楽しくて お互いから刺激をもらったり学んだりすることも多いし、 一緒にしたいことだってまだたくさんある。
ということで、先輩と話して、お付き合いの終わりを決めました。 この関係が続くのは、来年の春までです。 3月が終わったら、その後の2人の進路がどうなろうと 彼氏と彼女という関係はおしまいにします。
こうやって決めてしまうことが寂しくないと言ったら嘘になるけれど、 変に先があると期待して、現実とのギャップに悩む方がずっと苦しい。 それよりは、2人に残された時間を目一杯楽しんだ方が幸せだと思うから きちんと言葉にして、決めました。
残り時間はあと9ヶ月! 先輩と過ごせる「今」を全力で楽しんでいこうと思います☆
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みんなと別れ、先輩と2人きりになった帰り道。
『言いたいことがあったら言って?』
複雑そうな表情をしていたうちに気付いて、また先輩が訊いてくれました。
最初はためらっていたのだけど、 先輩を家まで送っていくという口実で時間を作り 話を聞いてもらうことにしました。
サークルの中での自分の立場がはっきりせず 必要な役割を果たせているのかどうかわからなくて不安なこと、 山下さんと仲良くしているのを先輩が気にしているのはわかるけど 他の人と同じくらいには仲良くしたいと思っていること、 これらのことによって長崎先輩まで周囲の人に誤解されないか不安なこと、 などなど…
ほとんどの問題は自分の力不足が原因で 言葉にしてみたらやっぱりそれが悔しくて涙が出て
先輩はそんなうちの手を握って、優しく励ましてくれました。
これだけ話す頃にはもうとっくに先輩の家の前には着いていたのだけど 全て話すには時間が足りなくて、結局外で立ち話をしてました。
ある程度話したところで時計を見たら、もう午前1時。
『送っていこうか?』と言ってくれた先輩の提案を断って
「こんな話に付き合わせちゃってごめんなさい。 先輩の時間をこれ以上無駄にはさせられないから、もう帰りますね」
と帰ろうとしたら、先輩が急にむっとした顔をして
『俺のことバカにしてるの? この時間は全然ムダじゃないし、俺にとって大切な時間だよ。』
と言ってくれました。
この言葉はすごく嬉しくて また離れたくなくなってしまって
「…今更、送っていってほしいって言ったらダメですか?」 勇気を出して言ってみたら 『いいよ♪やっと甘えてくれたね♪』
それは余裕を見せようとする大人の笑顔ではなくて 素直な、本当に嬉しそうな顔。
あぁ、うちはこの人に甘えてもいいんだなぁと また少し涙が出てしまったのでした。
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2013年06月13日(木) |
心の距離4*もやもや |
さらに翌日。 先輩と一緒に過ごす3日目のこと。
この日は午後からサークルでの集まり&飲み会があったため、 朝起きて少しいちゃいちゃしてから帰宅し、 午後になってから何食わぬ顔でみんなと集合。
サークルでの集まりには山下さんがいたけど 先輩の前であまり仲良くしすぎてはいけないと思いつつ
でもやっぱり我慢しきれなくて 不自然にならない程度にいつも通り仲良くしていたら
それを見た先輩が遠くから気にしているのがわかって、気持ちは複雑。。
山下さんは山下さんで、先輩がいない場所では いつも通りに距離を縮めてきたりするから 余計にどうしたらいいかわからない…(>_<)
さらに飲み会の中では、うちがちょっとしたミスをした時に さりげなく山下さんがフォローしてくれて、
それ自体はもちろん嬉しくてありがたかったのだけど
その光景も先輩は気にしているんじゃないかと思うと なかなか素直に喜ぶことができませんでした(・ω・`)
さらにこの日の飲み会では、 サークル活動自体についても色々と思うことがあって…
つづく。
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