すずの日記        

すず                       




 殺人現場のようなお掃除

殺人現場は、きっともっとヒドイんだわ、なんて思いながら掃除する。下にひいてあるシーツまで、血がしたたっている。
黒く固まった血なんて、なかなかとれやしない。
洗い流す、洗い流す。

「病院につれていったら、みてくれるかな?」
『…消毒しときなさい』
母がそう言ったから、包帯巻き巻きにしてやったのに…
小屋に住む当の本人は、包帯が気に入らないと言って脱走。

深く足を切ったわりには、まあ 元気だということでしょう。
でも 何で切ったんだろ? 
モルモット人生が 嫌になって自棄になったのか?
そういや、最近 太ったみたいだし… か、過食症!?





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2003年05月31日(土)



 床フェチ

「ねえ、あなたどこから来たの?」
『……』
短い足にボンレスハムみたいな体の彼か彼女か知らないが、
床に転がって気持ちよさそうに背中をこすり付けている。

「ねえ、たぶん ここだと邪魔だと思うよ」
『……』
駅の改札入り口、人目を気にせず ごろごろ転がっている。
ツルツルの床は、気持ちいいらしい。

「迷ったんだったら駅員さんでも 呼んで来てあげようか?」
『……!』
赤いスカーフを巻いた犬(コーギー)は、慌てて逃げ出した。
そして 嬉しそうに隣の公園へ走っていった。

あの公園は、とっても大きいから車にはねられることもないだろう。
あたしは、無事に帰れることを祈る。





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2003年05月30日(金)



 八十八夜

5月2日の八十八夜は、お茶を摘む。

じゃあ、今日はどうする?
八十八夜…

バレンタインデーの夜から 数えて八十八番めの夜を。

だから 何が起こっても おかしくない。
それとも別れるのには 好都合?

ちなみに あたしは チョコと別れられそうにありません。


2003年05月13日(火)
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