大学に入ってから、よく聞かれるようになった
『大人と子供の差ってなんですか?』
そんな疑問に対して明確に答えられるほど、
自分はまだ大人だと思っていない
きっと、それは大人になった時に分かるものなのだ
…そう思っている
ただ、それでも幾つかの答えは見つけた
そのうちの一つが、『親に対して感謝も出来ないような奴は子供だ』
一人暮らしは高校卒業してから始まっていたが、
その大変さを実感したのは20歳を過ぎてからだと思う
年金・税金・罰金・講習金・更新代、求められるのはいつも“金銭”
免許を持ってからそういう“金の問題”には出会っていたが、
より濃く、それを実感したのは20歳を過ぎてからだった
生活の中でも“金”はいつでも存在する
光熱費・設定料・使用料・掃除代…
求められるのは、いつでも“金”だ
そして、社会は金を払わない者に対して冷たい
その時は“責任”の名の下、制裁を加えてくる
学生っていうのはどうだろうか…?
自分で働いて全てを賄っている奴なんてそうはいない
バイトはしているだろう…だけど、その殆どは交遊費だ
そりゃあ、中には全てを賄う人もいるだろう
でも、おうおうとして、それは少数派…だと思う
“金”ってヤツはじっとしていたって降って来るわけではない
それ相応な働きをするか、
または、親からだ
今まで通り、何も気にしないで“金”を使っていれば、
いつかは出会う、不足な事態
そんな時は心が荒む
ただ、『金が無い』それだけで、焦燥感・孤独感・寂しさに囚われる
何だか、凄く嫌な場所に放り出されたような気分だ
こんな気分にはならなかった、高校時代には
人ってヤツは、ただ生きているだけで金をボトボト垂れ流す
燃費の悪い車みたいなものだ
『金がかかる』なんて、今に始まった事ではない
生まれた時から…否、生まれる前から金はかかっているんだわ
その全てを賄っていたのは、誰でもない親さ
『その義務がある』?
それは傲慢な意見ではないだろうか?
勿論、義務はある、責任もある
だけど、逃げ出すのは簡単だ
払わなければいい、通わさなければいい、食わさなければいい
だけど、本当にそう実行する親はそうはいない
身を削る、それと引き換えにして子供は育っていく
“生活”がかかっていなければ、もっと自由に振舞えただろう
“養育費”が無ければ、もっと自分の事に費やせただろう
時間も、金も、労力も、それら全てを注ぎ込んだ結果が
今の自分にある、俺はそう思っている
俺は多分、恵まれた家庭で育ったのだろう
何も裕福だったとは言わない
親父は高卒、母親は夜間短大出
学歴社会バリバリだった当時では、人に自慢できるものではない
実情は生活する上では然程の苦労は無いが、贅沢するほど金は無い程度
そんな環境でも、俺や姉は人並みに稽古事をやらせてもらえた
大学にだって二人とも行かせてもらった
その裏では、母は夢だった保母を辞め、より高収入な仕事に移った
父は病気で倒れて以来、肩身の狭い思いをしながらも職場にしがみついた
まとわりつく責任、求められる費用
それらを背に受けながら、犠牲を伴ってでも育ててくれた親
俺は、親に感謝しています
そして、だからこそ、そういった気持ちが無いのは
『子供の傲慢』だと思っています
まさに“無償の愛”
それを受ける事が出来たから、俺は恵まれた家庭で育ったと言える
最近、よく思うことは『早く自立をしたい』という事
『いつまでも俺なんかに金をかけないで、自分たちの人生の為に
稼いだ金を使って欲しい』そう思っています
学生身分でありながら、矛盾した事を言っているのは分かっている
ただ、出来たら、今度は俺がそれを返す番だ
その為にも身に付けておきたい、大学に通うのはその為
俺には、彼等に対し、何が出来るのだろうか?
そう思う時ほど、受けた“愛”の大きさを知る
それを実感する時、『ああ、自分は独りではなかった』そう思える
幼い頃、俺は、ある意味で“愛”を渇望した
小さな頃から悪ガキだった俺はいつも大人達から叱られていた
その振る舞いから、同級生の親達から白い目を向けられていた
小学校の時の担任だったある先生からは
『この子は将来、必ず不良になる』と親に言われた
甘えん坊だった俺は、認められ優しくしてもらえない事にひどく傷付いた
俺とは逆に、姉は周りの人々を笑顔にしていた
中学の時、家族の輪に姉が加わる事で、親達が笑顔になることに気付き
自分ではそれが出来ない事を悟り寂しくなった
親戚の中でただ一人の女の子だった姉は、皆から可愛がられていた
俺は余るほどいる男の子、それも末孫、相手にはしてもらえなかった
正直な話し、当時の俺は姉を嫉んだ、
相手にしてくれない親戚を恨んだ
姉ばかり可愛がる親を嫌った
俺は愛されていない…そんな事を幼心に抱いていた
事実、いつか俺は捨てられるのではないかとビクビクしていた記憶がある
数年振りに家族で出かけた旅行先で…
家族で出かけたデパートで…
「気付いたら、俺の手を繋いでいた親の手が無くなっているのではないか」
寂しく、寂しく、ただ手を必死に繋いでいた俺
「だけど、それは違うよ」、あの頃の俺にそう言ってやりたい
この頃、実家に帰った時は、親とその頃の話をする
俺がそんな感情を抱いていたという事を話すと
母親はさも「心外だ」、という顔をする
そんな顔を見ると、バカな事を考えていたのだなと苦笑する
「生まれてきてくれただけで、恩返しになっている」
「何も成さなくてもいい…、ただ健康でいてくれれば」
「何もしてなくなど無い、ちゃんと育ってくれている」
母親の、こんな照れくさい言葉、
だけど、この言葉を聞いて、親心の深さを感じる
ああ、俺は幸せだ
前回の帰郷、二人で飯を食っている時、親父が言っていた
「お前も子供を持てば分かる、親心はそういうものなんだよ
感謝する気持ちがあるなら、今度は自分の子供に
その愛情を注いでやれ」
元暴力親父で喋り出すと止まらないウチの親父
小さい頃、いつか見返してやると敵意を向けていた親父
高校時代、体力で勝るようになり、見下していた親父
ガンで倒れ、手術後、喋る事すら出来なかった親父
手術で体力を奪われ、趣味を失った親父
そんな身体で、それでも身を呈して俺達家族を支えてくれた親父
ああ、俺はまだアナタには敵わない
『大人と子供の差』が何であるのか、まだ分からない
分からないが、自分の親の姿を見ていると、思うことが一つ
「俺はまだ親ほど大人じゃない」
ココで一句
愛情に 包まれていたからこそ 今がある
つまらない文を長々と…
御粗末です
2002年10月09日(水) |
居心地の悪さと違和感 |
明日も朝早くから学校だと言うのに
こんな時間に更新するとはね…
ああ、明日も遅刻決定だわ
最近、夏を過ぎたせいではないだろうが
ウチの空手道部
発情期 恋愛期(?)
なんですよ
後輩(彼女イナイ歴19年)にも彼女が出来た
付き合っちゃあ別れてを繰り返す女の子にもまた彼氏が出来た
うちの代の男5人中3人は彼女持ち
後輩の男はもう付き合って1年半が経つ
部活終わった後の会話…
(彼女イナイ組)「飯食いに行くべや?」
(彼女イル組)「ワルいっ!今日、無理、じゃあな」
家に帰れば、彼女と夕飯が待ってるわけで…
(彼女イナイ組)「今日さ、あそこに食べに行こうよ?」
(彼氏イル組)「彼氏のトコ行かなきゃならないからまたね」
家に帰れば、夕飯待ちの彼氏がいるわけで…
ああっ!不幸なり!
ナゼか彼女イナイ組は、空手の実力のある連中で構成されている
そしてナゼか浪人・留年の経験のある連中で構成されている
コレは何かの関連があるのだろうか…
第7章の進展はどうなったかだって?
ないっスね!
と言うかね…
日々後退の一途
ああ、夏休み前が懐かしいさ…
最近、彼女は練習をサボりがちなんです、ハイ
で、俺、そういう中途半端は大嫌い
そのくせ、試合には出たいと言うんです、ハイ
で、俺、「練習もせんで出ようなんちゃ、ナメ腐ってんじゃねーの?」
と、やや腹立たしく思っている
そして、たまに来た部活で「せんぱ〜い、型教えてくださいよ」
と言うんです
体力も柔軟性も筋力も上げずに何が出来るんだ?
と、俺、腹立てています
基礎体力も無いのに、型が上手く出来るわけねーべさ
実に、何だか空手をバカにされているようで腹立ってます
かと言って、俺、そんな空手愛好家と言うわけではない
彼女だからこそ、腹が立つようです
たったコレだけです、コレだけで、俺、冷め出している
そんなワケで、最近では殆ど接触していない
後期になってからメールを送る事も来る事も無い
会おうという気にならんし、部活でも話しかけていない
まぁ、基本的に部活の時は空手に集中したいんで元から話しはしないが…
で、今日
俺は12月の試合に向けて一人特別メニュー(自作)
後半になって、他の部員と合流し組み手を行う
ウチの組み手、男女混合で行われる
だから、まぁ、女の子を相手する時は
力を入れずタイミングの練習をする程度
相手が巡りに巡って、本日初
俺 VS ミスド
俺、耐久力をつけるため、体重同等以下や女性相手の時は
ガードを一切せず打たせまくる
で、いつも通りに行う俺
いたっ!
アレッ?いってぇ!
なんだ?なんだ??
普段なら、ミスドもあまり力を入れずながす程度に組み手するのだが
何だか技一つ一つに変な気合を感じる
って言うか、本気じゃねーのか?
俺、彼女の目を見る
あら、マジだわ
って言うか、睨みつけられている俺
ハァハァ息切らせて、最後までガチで挑んできたミスド
(俺の心の声)「なんやねん、一体?…ワケ分からん」
正味、ミスドのガチなんて初めて見た
で、時は経ち、日付が変わった頃
ミスドメールが来る
内容は意味不明、明日の授業がどうだの、最近忙しいだの、
貸していた本の感想だの、天気がどうだの
まぁ、別にメールする程のものではないもの
俺、返信、最後に「オヤスミ」と付け加える
返信返ってくる
俺、返信、最後に「じゃあ、また」と付け加える
返信返ってくる
…いや、寝ようぜ?
俺、返信せず、そして今に至る
大抵、最後に上の二つのどちらかを付ければ返信してこないミスド
(俺の心の声)「どうしたんだよ、今日は?」
ああ、ワケ分からんわ
ココで一句
女心 分かろうとする事自体 無謀でしょ
何なんだ、今日の彼女は?
御粗末
2002年10月08日(火) |
ある日常の風景(配達員の葛藤) |
俺が新聞配達をして生計を立てていたのはもう4年も前の事
その当時、流行っていたものがあるんです
貞子です
確か配達始めた頃が全盛期だったと思う
アレはさぁ、日常で触れる“ビデオテープ”やら
“テレビ”を媒介にしたホラーだから怖いだってな?
だからその後、“回路”って映画も“ネット”を媒介にしてた
まっ、その当時の流行ではあったわけでね
俺も観ましたよ、2回もねぇ
基本的に一度観た映画はその後は観ないんだけど付き合いでちょっと…
そのお陰で見事に“貞子”が脳裏に焼きついていたわけで…
配達の行われる時間、エエ、真っ暗です
そして、東京の下町、それも変に寂れたビルが立ち並ぶ
イヤにカビ臭く…蛍光灯がチカチカと点滅する…
壁には何のシミだか分からないもの点々と…
真っ直ぐ続く廊下、奥は蛍光灯が壊れて真っ暗
その先にある扉だけ、妙に浮かび上がっているんですよ
当たり前だが、何の音もしない
草木も眠る3時過ぎ
真っ暗な廊下…妙な臭い…
俺、生唾飲む
階段までは電気が点いているんです
で、配達する家の玄関までの廊下は点いていないんです
そのせいで、闇がより濃く…ね?
俺、怖がる
だって、怖いものは怖い
それでも配達しないワケにはいかない…
嗚呼、葛藤
で、毎回、意を決してその扉までダッシュですよ、他には目もくれず
ダダダダッ…とね?
また、その走る音だけしかしないのが怖いんだわ
廊下は真っ直ぐにのびている
勢いで玄関まで到達、配達完了
が、しかし!
ドアポストに入れた新聞から手を離す
配達はまだまだ続く…早く次の配達先まで行かなければ!
でも、振り返れん!
脳裏に目まぐるしく写る映像は
“振り返った後、その暗闇の向こうに立つ貞子…”
(俺の心の叫び)「ヤベーって!
絶対、立ってるよー!
何か変な気配がするもんよー!」
だが、そんな事を言って入られない…早く配達を続けなければ
(俺の心の声)「い・居たら居たで、ぶん殴って逃げる!
大丈夫だ、頑張れ、空手家!」
意を決して振り返る俺
勿論、そこには誰も居ない
ただ、廊下が続いているのみ
そう…、ただ廊下が続いているのみなんですよ
真っ暗な廊下、その先にポッと照らされている階段
変な臭い、変なシミ、無音の空間、ナゼそこにある三輪車!
それはまるで、現実感の無い、ある映像を観ている様な…
マジコウェ〜!
また意を決してダッシュする俺の姿は容易に想像できるっしょ?
そして、そんな思いをしながら配達する俺に対してお客さんが一言
「もっと静かに配れ」
ら・ら・ら〜(涙)
と、まぁ、こんな風に楽しみながら配達を続けていました
配達では他にもイロイロな出来事に出会う
酔っ払ったオヤジがお小遣いくれる
酔っ払ったネーちゃんを助ける
ゴミ捨て場に変な物体が捨てられているのに出会う
タバコをふかす中学生にカラまれる
暗くて分からずゲロを踏む
配達されていた牛乳を盗み飲みする
ムカつく客の新聞を、中身何紙か抜いて配達する
エエ、そうです…
やる事、ガキです
イヤァ〜、若かったにゃ〜、あの頃は
ココで一句
辛くても 楽しんでしまえ 若僧よ!
どんなに大変な仕事であっても気の持ち様次第ですな!
つまらないなら、自分で面白くする、コレ、モットー
ただ、悪戯はホドホドに…
御粗末です
2002年10月07日(月) |
ある日常の風景(合宿の一時) |
合宿の時の事です
この合宿、ある冤罪事件をテーマにした勉強会でした
(冤罪:無実の罪)
昭和41年に逮捕、公判により死刑判決を受けた
その死刑囚、いまだ投獄中
既に36年と言う月日を監獄で過ごしていると言うことになる
日本の死刑制度ってヤツはまた難儀なもので、
死刑執行はその日の朝に言い渡され、9時半頃に執行されるらしい
だから、囚人にとって、朝食前の看守の巡回は恐怖そのもの
その足音が自分の監獄の前で止まった時、それが死の予告
死刑囚はこの恐怖をずっと抱え続けるそうだ
基本的に“死”なんてものに疎い俺達にとってその恐怖は計り知れない
恐怖に耐え切れず、自我崩壊を起こす囚人も少なくないそうだ
実に、今回のテーマとなった事件の囚人もその一人
死刑になるほどの罪
殺人・強盗殺人・放火・強姦殺人…
「その恐怖の中で生きろ…それもまた“刑”の一部だ
お前はそれだけの罪を犯した」
俺はそう思うことは出来ないのだが、まぁ、その気持ちは分かる
そうなる原因を作ったのは、誰でもない、犯罪者だ
まさに“因果応報”だろう…
だけど、無実の罪を着せられ、その恐怖の中に放り出された人は
どうなるんだよ?
人生の半分を監獄で過ごし
気が狂い
息子の顔を見る事も出来ず
ただただ“犯罪者”と後ろ指指される
人並みの幸せがあったであろうその人生
息子の育つ姿に期待を持ったであろうその人生
縁側で若かりし時を顧みる老後を夢見たであろうその人生
様々な出会い、多くの経験を積み、更に磨かれたであろうその人生
『ああ、俺は幸せだった』と言えたかもしれないその人生
そんなある人のその人生を
ドス黒く泥を塗りたくったのは
他でもない国家権力の象徴たる
警察権
この事件、証拠とされているものの殆どに矛盾がある
その矛盾の殆どにある説明をつけると納得がいく
事後的に作られた物
世の中にはまだまだ冤罪が跋扈しています
その中には、事実、本当に罪を犯した人がいるのかもしれない
でも、俺たちが触れたこの事件、事実は明白
誰が見ても、どう考えてもそうなんですよ
『そんな証拠偽造なんて…それも国側が…』
皆そう思うだろう…俺だってそう思う
でもそれは建前、事実は事実としてそこに存在している
捜査する側は
何を胸に抱き、何を守り、何を成すべきなのか
本当に分かっているのだろうか?
俺には国民が納得する結果を出すことだけをしているようにしか見えない
そしてそれを助長しているは誰でもない国民自身なのだと確信を持っている
悲しい事にコレが現実なんですね
この事件の彼は救われるのだろうか…?
この合宿に参加した49名の誰もがそう思ったのではないだろうか?
弁護士サマによる、為になるオハナシの後、教授達が生徒に意見を求める
皆一応に「授業では聞けない有意義なお話をありがとう」と連唱する
…そして、俺の番
「授業では聞けない有意義なお話をありがとう」と言う
そして続ける
「今までに、“冤罪”に関する本を
授業を通していくつか触れる機会がありました
その多くは、弁護士の方が書いているせいか、
検察・警察等の不正や裁判官による誤判に対して
批判されているのですが、
一度として“弁護士”に対する批判は見たことがありません
無実の人を救い出せない弁護士の仕事に批判が無いのが疑問です」
最後に「ありがとうございました」と付け加える
コレが俺の精一杯の皮肉だ
俺の言いたい事を言いのけたのはその後の女性
「コレだけ『この事件は冤罪だ』と言う証拠が揃っているのに
今だ彼に無罪判決を出させない原因はなんなのですか?」
弁護士が答える…
「この事件の判決を出したのは、法曹界の“権威”たる
有名な裁判官によるもの
再審請求は、その判決に対して真っ向から異議を唱える事になる
皆、それを怖がっている、それが再審の遅れる一つの理由だ」
“権威”による判決、だから覆えし難い
日本はこんなバカな事をまだ言っているんですよ
“人の命”より、“偉い人の判決”が優先されるそうです
“権力”に酔って盲目してんじゃねぇよ、クソじじぃ
今まで、「この事件は冤罪だ」「私は彼を助けたい」と主張していた
この弁護士、明らかに目尻を下げ、バツが悪そうな顔をする
「情けねぇ事言ってんじゃねぇよ」と弁護士を見る視線
「そんなことを聞くなよ」と女生徒を見る視線
その場を支配したのはその二つの視線だった
再審を行うには、被告人が犯人ではないと言う新たな証拠が必要となります
今までの証拠が如何におかしくても、判決はその証拠を採用してしまった
故にそれは覆らない
被告人となったある男性は、新証拠が見つからない限り
“無罪”を勝ち取り、死の恐怖から逃れる事は無い
果たして、36年前の事件の新証拠が、今、見つかるだろうか…
…そう思う自分がいる
そして、弁護側としては、被告人の自我崩壊を理由に
監獄から病院へと移送し、彼を牢屋の外へ出そうとしている
「それが今の弁護活動だ」
二日目に現れた新たな弁護士がこう言った
もう、彼から“犯罪者”を剥ぎ取る作業はしないようだ
『ああ、彼はもう犯罪者から逃れられないのだな…』
…そう思う自分もいる
捜査する側だけではない
弁護する側も、何を成すべきなのか誤解しているだろう?
結局、“彼は救われない”
俺達の疑問の答えの辿り着く場所
今、経済面・司法面・外交面・内政面で大きく揺れ動くこの国
果たして『正しいから』を理由に動く事の出来る社会になるだろうか?
ココで一句
赤報隊 お前等の悔しみ 未だ残る
“勝てば官軍”
いくら正しかろうが、力無くして正義は無い
ああ、くだらねぇよ、ホント
そう思わない?CHILDさん?
御粗末です
2002年10月06日(日) |
右目だけ奥二重です(左は二重) |
今まで、日曜は夕方からバイトだったんです
でも、後期が始まった事をきっかけにお昼の仕事にしてもらいました
今まではねぇ…俺、太陽を浴びるとテンション下がるんです
そんなんで、元店長が
「リョーはディナーでは鬼のくせに
ランチタイムでは抜け殻だなぁ」
と、俺を昼間には出さなかったですよ
事実、恐ろしく仕事の速度が落ちるんです
だが、今回からランチタイム(お昼)
ナゼ?
夜型生活を治すためさ!
やはり、出来る事からコツコツとね?
実にバルザックみたいな生活だったからさぁ
さすがにこのままじゃ…ねぇ?
で、話はそのまま続く…
そんなこんなで昼間からバイト
寝起きから仕事なんて、体が動くわけも無い
更に、昨日の部活、調子のって激練してしまって疲労困憊
足がパンパンにムクんじゃっていてぇいてぇ…
で、こんな時に限ってこうだ
お店、大繁盛
どれくらいかは口で説明しがたいのだけど
まぁ…なんだ?強いて心の叫びを言うならば
『何じゃコリャアッッ!!』
って言ってしまうくらいかな?
でだ、更にまたまたこんな時に限ってこうさ
メンバー、
新人女子高生と俺の二人だけ
まぁ、あと店長・新副長がいたんだけどさ
社員、特に店長・副長なんて細かい作業はやらないじゃん?
ホント、大まかな事しかやらない
だから、返って俺の仕事が増える
(仕事は一連の流れに沿ってやるから
そのうちの細かい部分だけ残されると流れが止まるワケですな)
とにかく、並々ならぬ忙しさの中
俺(テンション低)は新人のカバーをしながら一般作業をやっていた
テンションの低い俺
疲労困憊の俺
引っ切り無しに来る客
色々と仕事を残していく社員
まだまだ一人前と言えない新人の補佐
こういう極限状態に陥ると
俺
無言+真顔
になる
営業スマイル?
笑っている暇があるなら仕事しますよ、ハハッ
その状況、最後まで続いた
普通、お昼時は混むが15〜17時くらいまでの間は空くもの
今日はそんなパターンは無視だったらしい
平日はグダグダと談笑しながら気ままにやっているバイト
特にこの新人と一緒の時はいつも暇だった
なのに、今日のコレ
仕事終わり、やっと控え室に戻り私服に着替える俺
タバコを吸っている時、ポッケの中にある紙に気付く
『今日は迷惑をかけてゴメンなさい、怒ってます?』
紙にこう書かれていた、差出人は新人女子高生
(俺の心の叫び)「ゲッ!ウソッ!」
普段マヌケ面でダベっている人間が無言+真顔でやっていたら
怒っているようにも見えるわなぁ…
格闘技やっていると眼つきが悪くなるですよ
既に帰ってしまっていた新人、フォローする機会すらない
(俺の心の嘆き)『ああ…こうやって俺は『怖い人』にされていくのね』
ココで一句
真剣を 怒りとされちゃあ 報われねぇ
どうやら俺には『身から滲み出る優しさ』みたいなものは無いらしい
御粗末
2002年10月03日(木) |
夏が無ければ秋も良い季節かもね |
後期が始まってます
そうなると、当然部活だって始まるのさ!
で、今日、部活初日
(この間の台風のせいで遅れちまってさ)
ハイ、さっそく怪我した!
右手親指及び人差し指、突き指
湿布とテーピングの香り、久しぶり
悪い事だけではなかった…
夏の成果、発揮!
イヤッハッハッハッ!努力は報われるってなもんさ!
ザマーミロってんだ!体重だけで負けてられるかっつーの!
ああ…長かった冬の時代、さようなら〜
そしてようこそ栄光の時代!ってなワケで、かなり充実!
やっぱり負けるより勝つ方が気持ちいいっスねー!
さぁ、空手の次は勉強だ!
明日も1コマから、頑張るがね!
頑張るよ?
勿論です、頑張ります
でもね…やっぱり…
早起きはイヤじゃ〜
正直な気持ちです
ココで一句
夜型生活 こいつが一番の 天敵だ!
学生なら誰でも思っていることだろう…
『よく高校行ってたよな〜、自分』
今では信じられんよ…
これで俺は社会に順応できるのだろうか…
御粗末
今、外、凄い雨ですよね
で、こういう時に限って起こるのがタバコ切れ
仕方が無いので280円を持ち、近くの自販機へダッシュですよ
で、こういう時に起こるのがアクシデントですよね
持ってきた金
275円じゃん!
分かりずらいんだよ、10円玉と5円玉はよぉ…
さてと、昨日のバイトの話しです
女子高生と一緒でした
イヤァー、今時の子は凄いねぇ?(オヤジ化深刻)
店、最近不振です、お陰でスッゲー暇!
と、なりますと、自然と会話に花が咲く
「同級生の男の子はガキっぽくてダメ!」
一女子高生の主張
それを聞いた俺と社員、爆笑
「ヒドーイッ!何で笑うのぉ!私だってもう大人なんだから!」
一女子高生の反論
俺と社員、爆笑及び質問
「ギャッハッハッハッ、どこが大人だって?」
「もう、身体は大人なのぉ!」
一女子高生の断定的発言
…コンマ何秒かの沈黙
…そして
俺達、大爆笑!
(社員)「体が大人ってぇ…ワッハッハッハッ!」
俺、引き笑い(オヤジ化超深刻)、苦しさに身を捩る(バイト中)
女子高生、心外そうにムクれる
その幼い反応に更に爆笑する俺と社員
…で、バイト終了後、従業員室で飯を待つ俺と女子高生
俺が私服に着替えている最中、女子高生ケータイで話す
「ウン…分かってるよぉ、心配しないで?ちゃんと帰れるから」
「バイト終わったばかりだよ?寂しいって言われたって…」
「嘘ついてないよ、大丈夫だよ…」
確かこんな風な会話をしていた(間男な俺)
それはもうまるで子供をあやすかのような甘い声で
で、通話終了、「ふぅーっ」と一息つく女子高生
(俺)「大変だな、大人の女性は?同級生から?」
(女子高生)「違いますよぉ、25歳の人です
すっごい甘えん坊さんで困ってるんです」
(俺)「ハッ?25!…バカだろ、そいつ」
ってか、25歳に対して「甘えん坊さん」って…
(女子高生)「なんか私って、すぐ甘えられちゃうんですよね
でも好きでもない人に甘えられてもちょっとって感じ」
俺、何とか言った気がするが、内心絶句進行中
(女子高生)「リョーさんは彼女に甘えたりしないんですか?
って言うか、そーゆータイプじゃなさそう」
(俺)「甘えませんよ!ってか、甘える彼女いねーし」
(女子高生)「え〜!彼女いないの〜?信じらんなーいっ!」
(俺の心の反論)ウルサイですよ
(女子高生)「じゃあ、甘えたくなったら私に言ってくださいね?」
(俺)「遠慮します」
(女子高生)「もうっ!子供扱いしないで!」
(俺)「あー、ハイハイ、身体は大人なんだよねぇー、
へー、スゴイわー、ビックリだー」(棒読み)
(女子高生)「何その言い方ー、シツレー!」
と受け流しつつも、その制服姿の女子高生
スカートみじけーは、シャツはハダケテいるはで
チラチラと見えているですよ!ブラとかがね!
それを言わずに堪能したかって?
やめてくださいよ、ええ、いつも通り…
「ってか、見えてるから」
と言って、襟口(?)を直してやりました
その後、その女子高生のこの発言
「あっ、アリガトー!
リョーさんって、こういうところが大人っぽいですよね?
色々教えてくださいね?」
…色々教えろ?
イロイロ、オシエロ?ジョシコウセイニ?オレガ…?
俺、サル化!
…するワケないがね
(俺)「ハイよー、何でも聞いてぇー」
と、内心『何言ってんだ、コイツは』と思いつつ答えたさ!
え?勿論ノンフィクションですよ、会話の部分はディホルメってるけど
ちゃんとオチもありますよ、エエ、人生、日々コメディーですから!
会話の流れ上、女子高生を送っていく事になった俺
裏道を使って原付ニケツでサクッと帰るつもりだった…
とりあえず、大通りを単独(ノーヘル)で横切り女子高生を待つ俺
女子高生合流
そして白と黒のツートン車も…
夜中11時過ぎ、パラパラと降る雨、街灯の無い裏通り
半濡れ状態のノーヘル青年と制服女子高生
嗚呼、警察の方には
どう映ったのか…
心なしか二人の警官はニヤケていたように思えたのは俺だけだろうか…
まっ、点数引かれなかったから良かったけどねー
ココで一句
ナゼだろう ここぞと言う時 警官登場
こんなに警察と関わるなんて、人生でもこの3年間がダントツ
俺は犯罪者の臭いを発しているのだろうか…心外だ!
御粗末です
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