出会い、そして突然の… - 2006年04月19日(水) 彩衣が生まれ、我が家はいちだんとにぎやかになった。 結衣も相変わらず元気で、最近は夕方のチャコの散歩に ついて来るようになった。歩くペースを結衣に合わせ なければならないので、全力疾走が生きがいのチャコに とってはちょっぴり物足りないかもしれないが、会う度に おやつをやりたがる結衣を嫌いではないだろう。 そんなチャコが、今朝死んだ。 ダンプに紐ごと巻き込まれ、頭を轢かれてキャンと叫ぶ間も なく即死。偶然起きてしまった事故で、誰かが悪いわけ ではない。あの時ああしておけばよかった、こうすれば よかったと、ただただ後悔するだけだ。 4年前、僕がこっちに引っ越してきてすぐ、新聞広告を見て 1匹の子犬をもらってきた。チャコと名付けたその犬は、 小さい頃から元気で人なつこい犬で、僕はもちろん、 慣れない土地に住み始めた僕の嫁さんの心を和ませて くれた。 1才にもならないうちに6匹の子犬を出産し、3匹の いそうろうの面倒もみた。 それにあやかって、チャコの写真を勝手に「安産のお守り」 にして、無事に元気な女の子が二人生まれた。もちろん 二人とも安産だ。 それを見届けたように、もう自分の役目は果たした、とでも 言うように、突然チャコはその姿を消してしまった。 4年という、犬としても短い命だったが、僕の人生の中でも 重要な時間を一緒に過ごしたチャコの事は一生忘れる事は ないだろう。 父と二人、すっかり動かなくなったチャコを毛布にくるみ 山へ運んだ。見晴らしのいい静かな場所で、僕は時々 ここにチャコを連れてきては思う存分走らせていたものだ。 チャコもお気に入りだったここの一角に埋葬する事にした。 たくさんのおやつと、僕が散歩の時によく使っていた手袋を 胸元に添えてやった。チャコが一人でも寂しくないように。 チャコごめん。そして本当に今までありがとう。 これからはここでみんなを見守っていてくれ。 ...
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