2014年04月30日(水) |
レアルマドリードがバイエルンを撃破 |
29日に行われたサッカーヨーロッパクラブチャンピオンリーグ準決勝のバイエルン対レアルマドリードで、レアルがアウェイ試合で4対0の大差をつけてバイエルンを破りました。既に行われたレアルホームでの試合は1対0でレアルが勝っていたのでレアルが完璧にバイエルンを封じ込めたことになります。断トツの優勝候補であった「バイエルン」ですが準決勝で姿を消すことになりました。各国代表選手のトップクラスを揃えるバイエルンの脱落は非常に残念ですが「レアルマドリード」の決勝戦での活躍を期待したいと思います。
「レアルマドリード」はヨーロッパクラブ史上最高額の移籍金で「トッテナム」から「ガレス・ベイル」を獲得しました。ベイルはウェールズ出身なのでワールドカップに出場するチャンスは全く無く、ワールドカップ予選でもウェールズが話題になることはありません。しかしイングランドプレミアリーグのトップ選手でトッテナムの上位進出に大きく貢献しました。
ベイルはバイエルンのロッペン・リベリのように走って突破できる選手です。そしてベイルがゴール近くまで走り上れば反対側には名手ロナウドが待っています。最近のロナウドの活躍はベイルの加入の効果が大きいと思います。レアルの前線3人「ロナウド、ベイル、ベンゼマ」の凄いところは「身体が大きい上に、身体能力が高いことです。そして若いベイルとベンゼマが先輩ロナウドに全幅の信頼を置いているのでこの3人の関係が非常に緊密になっていると思います。昨年バロンドールを受賞したロナウドは今年も快進撃を続けそうです。レアルマドリードの黄金時代が出現しそうです。
下の写真は今日のお弁当の「彩りおむすびセット」(NWEDAYS)。値段は350円です。熱量は369キロカロリー、たんぱく質13.9g、脂質8・4g、炭水化物59.5g、ナトリウム1238mgとのこと。おむすびは3つですがそれぞれ特徴のある味付けです。オカズは定番「鳥から揚げ」「卵焼き」「野菜煮物」と「漬物」です。彩り豊かで美味しいお弁当でした。

2014年04月29日(火) |
練馬区環八沿線のピザ屋さん |
休日の昼御飯にナポリピザが食べたくなったので、妻と娘を誘って練馬区のピザ屋さんに出掛けることにしました。東京のピザ屋さん集中地区としては、中目黒、恵比寿、京王井の頭沿線、世田谷区用賀、白金等が有名ですが、練馬区環八沿線も一度食べてみたいピザ屋さんが集中している地域です。以前に行った「大泉学園」の「マルデ・ナポリ」に加えて、ネットで調べてみると、練馬区春日町の「ダ・アオキ・タッポスト」、富士見台の「ルーナルッカ」、石神井公園の「ジターリア・ダ・フィリッポ」のナポリピザレストラン3件がヒットします。
今日は「タッポスト」に出かけてみることにしました。「タッポスト」は日本のナポリピザ職人の草分け的存在「アオキ」さんの店だということです。「アオキ」さんはナポリ近郊のイスキア島のガエターノで修行されたというので、本場仕込のピザが食べられるという期待を膨らませながら出掛けました。カーナビでレストランを探し当て店の向かいのコイン駐車場に車を止めていってみると、ランチ営業ではピザは提供していなくて夜だけのメニューだとのことでした。パスタだけを食べる気にもならないので「タッポスト」さんを諦めて他のレストランにすることとしました。有名店だけに遠くからもファンが食べに来る可能性がありますから、「土・日」くらいはランチピザを焼いて欲しいと思いました。
「タッポスト」を断念し、カーナビの威力を生かして「ルーナルッカ」に行ってみることにしました。富士見台駅に近くの道の細い商店街にルーナルッカはありました。今度は念のためピザが食べられることを確認してから駐車することとしました。その配慮が功を奏したのですが、ルーナルッカさんは予約客で一杯になっていて、席の空くのを待っていてはランチ営業時間が終了してしまうとのことで2件目のピザ屋さんも空振りになりました。仕方が無いので大泉学園の「マルデ・ナポリ」で食べることにしました。「マルデ・ナポリ」は駐車場が一杯になる可能性がありますが店内が広いので断られることはないことは分かっていました。バジルのパスタとマルゲリータ、鶏肉料理は大変美味しかったです。イタリアナポリのピザ屋さんも休憩時間が長かったり有名店は混雑するので大変だとのことですが、日本のピザ屋さんも簡単では無いです。
常時肩掛けカバンに入れて持ち歩いている傘が壊れてしまったので、どのように対処しようかずっと思案していました。修理が必要なのは傘の骨と骨を繋いでいる小さな「ハトメ」が一箇所外れて紛失してしまったもので、傘がキチンと開かなくなっているのです。材料的には小さな「ハトメ」ですが、これが修理できなければ新しい傘を買わなければなりません。取り急ぎ妻に「糸」で結んでもらって急場を凌いでいますが、梅雨シーズンを前にどうしようか悩んでいました。
というのも傘を購入した浦和仲町商店街の傘屋さんがここ暫くシャッターが降りたままで、電話をしてみても留守番電話が答えるだけだったのです。そこは日本製の傘を買おうと思っていたところ浦和の商店街で偶然見つけた傘屋さんで、小さな店舗の中に山ほど傘を置いていて、ご主人は傘のことについては色々薀蓄を聞かせてくれる一風変わった店です。その店で傘を3本買い「壊れたら修理してやるから持ってこい」と言われていたので、一本の折りたたみ傘が強風で骨が折れた時に補強・修理してもらったことがありました。
今回はもう一本の別の「折り畳み傘」が壊れたのですが、店が閉まっていて連絡も取れないので自分で修理できないか色々研究していたのでした。浦和のユザワヤには傘修理用品はありませんでした。新宿の東急ハンズに行ってみると傘売り場に小さな「ハトメ」は売っていますが、そのハトメに合った修理用具がないとハトメを上手に処理することはできません。修理も難しいので「糸」の応急修理がダメになったときには新しい傘を買うことにしようかと思い始めていました。
日曜日の午前中にダメ元で電話してみたところ何とご主人が電話口に出たではありませんか。でもご主人は「身体をこわしたので傘の修理はやっていない」とのこと。修理の手掛かりだけでも教えてもらえれば幸いと思って早速浦和仲町の店舗に出向きました。件の傘屋のご主人は歩くのが大変そうして店の奥から出てきました。「折角来たのだから見てやろう」と傘を広げてチェックしたご主人が「直してやる」とのことなので修理をお願いしてしまいました。暫くの間店が閉まっていた理由を尋ねると、高齢のお母さんの介護をするために店を早仕舞いしていたとのこと。そのお母さんが亡くなった後でご主人も身体を壊してしまったとのことでした。身体が不自由でも傘修理(傘修理職人さんというと「傘製造職人」だと怒られます)の腕は大したもので、ハトメも、曲がっていた骨のバネもすっかり直してもらい、一箇所の糸切れもキチンと糸を取り替えてもらいました。これで懸案が解決しました。
傘専門店はどんどん減っているし、ましてや修理をしてもらえる店となると見つけるのは殆ど不可能な状態ですので、浦和仲町の「傘屋」さんのご主人には是非健康を取り戻して末永く営業を続けて欲しいと思います。
2014年04月27日(日) |
花がとても奇麗です。 |
春らしく非常に暖かい日が続いています。雨が1日・2日降って再び暖かい日が続くというパターンのお陰だと思うのですが、春に花を付ける植物が一斉に開花させたようで、通勤途中の路でも、土日の散歩道でも奇麗な花をタップリと見ることができます。目を引く光景は沢山あるのですが特に印象に残った風景の写真を紹介します。

これは横浜神奈川新町の通勤途中のお宅で咲き誇る「ジャスミン」です。育て方が上手なのだと思いますが、花の量が半端ではありません。顔を花に近づけなくても「香り」が漂ってきます。毎年この時期を楽しみにしているのですが今年も見事に咲きました。

これは会社の庭の花壇の一角です。ここは植木屋さんの相違工夫によって作られているようです。春に咲く花の色彩・大きさなどのバランスを良く考えて作られています。これも大変見事です。通行人が少ないのは残念なくらいです。この花がピークを過ぎる頃には今度は見事な「サツキ」の赤い花が目を引くことになります。
最近コンビニの「低カロリー弁当」の品数が増え始めました。カロリーコントロールしている身には非常にありがたいことです。低カロリーでしかもオカズ食材が豊富でカロリーを押さえて様々な栄養素を摂ることができればそれに越したことはないのです。これまでの弁当ではオカズが豊富だと「ご飯」の量も増える傾向があり、「もったいない」ことは嫌なので買ったものは全て食べてしまう性格なのでその種のお弁当は避けてきました。どこのコンビニでは「オムスビ」は豊富な品数をそろえていますがオムスビだけでは「ご飯」中心の食事になってしまうのでそれも敬遠してきたのでした。
一日のカロリー摂取量を1600キロカロリーに抑えるために、昼食でのカロリー摂取量を500キロカロリー程度に抑えたいと考えています。本来午後の活動量を考えるともう少しカロリーを摂取しても良いのですが、夕ご飯での最大の楽しみの「晩酌」を欠かすことはできないことから昼食を抑えることになりますがそれは仕方ありません。ということで暫くは500キロカロリー程度のお弁当を色々食べてみたいと考えています。
金曜日に食べたお弁当はファミリーマートの「金芽米おむすびと煮玉子セット」です。これは「488キロカロリー」で税込み380円でした。

「おかず」は「鳥のから揚げ」「ポテトサラダ」「煮玉子」です。ご飯は「おむすび」4つで、「梅しそ」「ゴマ」「昆布巻き」「のり」で色豊かで美味しそうです。煮玉子は味が付いていて結構美味しいく、歯応えのある食感があるので結構満腹感を得られる仕組みになっています。希望を言うと「おむすび」を一つ減らして野菜の煮物でもつけてもらえればもっと健康的だと思います。
2014年04月25日(金) |
オバマ大統領日本訪問 |
国賓として来日したアメリカオバマ大統領は予定の日程を終えて次の訪問国の韓国に向けて日本を出発しました。オバマ来日の公式行事と並行する形でずっと続けられていたTPP日米二国間交渉は結局妥結せずに継続協議となりました。今回のオバマ大統領の来日は安倍首相にとっての1年3ヶ月の政権運営に対するアメリカからの通知表のような感じになりました。その意味で日本には重大な意味があってもオバマ大統領にとっては殆どプラス評価の無いものに終わったのではないでしょうか。シリア問題・ウクライナ問題で苦しい立場にあるオバマ大統領は既に「レイムダック」の兆候がでてきているようにも見えます。
日本はというと、尖閣問題、集団的自衛権に関して「タカ派」の阿倍首相の姿勢に関して大統領からお墨付きが貰えたようなもので与党内タカ派は勢いを得ることでしょう。集団的自衛権問題で懸念されるのは、本来憲法の問題あるいは国家の基本姿勢の問題であるにも関わらず、その議論よりアメリカの安保政策との絡みで語られようとしている点です。また尖閣問題についてオバマ大統領は安倍首相の強い要請を受け入れたのでしょうが、阿倍首相に対して中国を刺激するような行動を慎み、日中関係の改善を要求したことは「重く」受け止めるべきだと思います。また北朝鮮拉致被害者家族と面会することができたのも阿倍政権にとっては非常にプラスであったと思います。
これら安倍政権の政治姿勢に対しる評価とは別に「TPP交渉」は最後まで解決しませんでした。アメリカは牛肉・豚肉の関税容認(税率の問題へ)まで譲歩したようですが、甘利大臣に許されている譲歩条件は非常に厳しいものであったようです。「拉致被害者家族面会」「尖閣問題へのコメント」等でオバマ大統領は相当気を使ったのですが、そうした事情を斟酌することなく阿倍首相が妥協しなかったということでしょうか。日本の首相としては非常に稀な対応だったと思います。
但しこれで今回の大統領アジア歴訪の旅は日本にとって大成功であったと結論付けるのはまだ早いと思われます。TPPに関しては「より一層厳しい交渉が待っている」と覚悟すべきでしょう。なぜなら大統領が日本に出向いて首相を持ち上げるような大リップサービスをしたのですから。そして今日午後到着した韓国では早速厳しい発言がなされました。それは大統領の口から従軍慰安婦問題での踏み込んだ発言がなされたことです。この発言には日本政府もさぞ驚いたことでしょう。「TPP」と並ぶ難しい宿題をだされたような感じです。
4月19日商船三井が運航していた鉄鉱石運搬船「BAOSTEELEMOTION号」が中国浙江省で中国当局の差し押さえを受けました。その原因は商船三井の前身の会社が太平洋戦争前に中国の会社から二隻の船をチャーターし、その船が日本政府の徴用され戦禍の中で沈没してしまい、その後のドサクサもあって当該中国の船会社への補償問題が解決されていなかったのだそうです。その子孫の訴えを中国の裁判所(中国上海市高級人民法院)が認め商船三井に保証金の支払いを命じたのですが、商船三井が交渉している間に鉄鉱石運搬船が差し押さえられてしまったものです。
商船三井は「当該船舶の差し押さえが長引くとお客様にご迷惑をおかけすること、また、その結果当社の中国での事業活動に悪影響を生じかねないこと」を勘案し、約40億円の賠償金を支払うことで差し押さえ案件の解決の見込みが立ち、当該船舶の差し押さえが解除されて出港準備が整ったとの情報が提供されました。上海市高級人民法院は貨物船2隻の中国船会社等へ総額29億円の損害賠償金を支払うよう3年前に判決を言い渡したというもので、商船三井は3年前に既に会計的に損失引き当てを済ませているのだそうです。
この中国裁判所の「差し押さえ」に対して、日本政府は「国内外からの中国への投資はどんどん減る。ダメージは中国の方が大きい。やり過ぎだ」とか、「日中間の請求権の問題は1972年の日中共同声明後存在していない」等というお決まりの批判スタンスをとっていました。ところが「商船三井」の素早い対応に自分の足元をすくわれたようなものです。企業経営は政権とは違って「継続企業の原則」で成り立っていますので経営者は長い目できぎょうの存続・成長を考えるのだと思います。
商船三井にとって中国マーケット・あるいは中国との海外の貿易取引はもはや欠かせないものとなっているでしょうし、将来を考えても中国経済がアメリカを凌駕するのは時間の問題なので、現在中国と事を構えるのは得策でないことは分かりきっています。今回の対応もずいぶん前から決まっていたものだと思います。政治は「尖閣問題・靖国問題」など過去の経緯・個人の信念を全面に押し出し頑な態度を取り続けますが、「経済」はもっとしたたかなのだと思います。
1999年に香港がイギリスから中国に返還されましたが、当時の両国のリーダのサッチャー・鄧小平はタフな交渉したのでしょうが結果的にはかなり大人であったのだと思います。100年前に香港新界の租借条約が成立しました。100年間の期限が来るとイギリスのサッチャーは香港と新界を合わせて中国に返還することに同意しました。鄧小平は50年間は「一国二制度」を維持するという基本法に同意しました。50年・100年という長期間の間に経済情勢は変化するし、思想・制度も変わるでしょう。世代は代わりますし戦争があるかもしれません。指導者は短期的な利益に目を奪われることなく、長い目で見てより良い選択をするために話し合い・妥協しあうのだと思います。ちょうど現在米国オバマ大統領が来日中です。
2014年04月23日(水) |
通勤電車の中での悩ましいこと |
今日の帰りの通勤電車(埼京線)での悩ましい経験を記載しておきます。大崎で湘南新宿線から埼京線通勤快速に乗り換えて、次の恵比寿駅でちょうど私が前に座っていた方が降りたのでその空いた座席に座り、持っていた楽譜を読み始めました。そして「ふと」右横の方を見ると、鞄に「お腹に赤ちゃんがいますマーク」を付けた女性が私の正面ではなく二つ向こうの吊革につかまって立っていました。これは見落としていたと思って早速その方に席を譲ろうと声を掛けたところ「直ぐに降りるから結構です」という返事が返ってきました。
それならとまた楽譜に目を落としたのですが、ふと私の正面を見るそこに立っている女性はなんだかお腹が大きく見えるのです。Gパンに上から揺るやかなスカートをはいているのではっきり分からないのですが、もし赤ちゃんいるのなら席を譲るべきかなと考えを巡らし始めました。当然ですが私の座っている席は普通の座席で優先席ではありません。赤ちゃんがいるのなら「席を譲るべき」ですが、もしそうではない人に「単に席を譲るというのは間の悪い」話です。周りの目をありますし。
その女性の鞄には「赤ちゃんがいますマーク」は付いていないのです。しかしその女性の履いている靴は比較的ペッタンコなので安全のために特に履いている可能性は捨て切れません。吊革につかまっている左手を観察すると「結婚指輪」ははめていませんが既婚者でもそういう人は良くいるのでまだ結論はだせません。顔は大きなマスクで覆われていて表情などは全く分からないのです。私の結論として「間違って声を掛けた時」にマズイことになる危険性を考えて席は譲らないことにしました。
暫くして赤羽で私の横の席が空いてその女性が座ったのですが、結構「ふくよかな体型」をされていることが分かり、「声を掛けないで正解だった」と思いました。悩ましい問題でした。
2014年04月22日(火) |
ガラスの森美術館について |
日曜日に行ってきた「ガラスの森美術館」について少し関心を持ったので記録しておきます。この美術館の運営母体は「うかい」という手広く料亭・レストランを運営している会社です。「うかい」が提供しているのは「鳥料理」とか「とうふ料理」とか手頃な食材を生かした少し洒落た料理のようです。妻が八王子の店にいったことがありますが料理もその広大な庭も含めてかなり印象に残る料亭のようです。ホームページで見る限り店舗を順調に増やしているようです。
そのレストラン事業を営む「うかい」がヴェネチアガラスの美術館を運営しているというのは多分「オーナ」がそういう趣味を持っていたからだと思います。今のところ「イタリア料理」を提供しているのは美術館内のレストランだけのようですが、そこでノウハウを積めばイタリア料理店も展開できそうです。ヴェネチアガラスを集めることにより、イタリア料理への方向に繋がる可能性があるし、中世から近世にかけて栄えたイタリアの王侯貴族達がパトロンとなった音楽にも繋がる可能性もあります。そういう観点からすると意識的であったかどうか分かりませんが、ヴェネチアガラス収集という趣味は非常に「当たっていた」と思われます。
でも「繊細で壊れやすいガラス器」をヨーロッパから日本に運ぶのは非常に大変なことだったと思われます。金属食器なら簡単でしょうが、非常に「薄い」ところに価値があるようなガラス器は取り扱いに細心の注意が必要です。スリランカ・インドから日本に引っ越した経験からすると、例えば梱包の仕方とか、日本までのルート(船の乗せ変えがあると傷みやすい)とか色々工夫してもってこないと欠けてしまう惧れがあります。また火山地帯の箱根で地震があれば被害を被る可能性もあります。貴重なガラス美術品に保険を掛けても割れてしまえばどうしようもないので、多分相当な費用が掛かけて運んだものと思われます。
また大したものだと思うのは毎日「イタリア人音楽家二人」のカンツォーネコンサートを開いていることです。一回のコンサートは15分程度ですが、一日6回のステージなので「音楽家二人」を朝から夜まで拘束することになっています。東京から車で通って最低でも往復4時間かかりますので音楽家の方は大変だろうと思われますが、コンサートではイタリア人ならではの親しみやすく明るい雰囲気で15分間楽しませてくれます。そのレストラン定期演奏に加えて、美術館館内では四季折々のゲストを迎えてコンサートが開かれます。私達が日曜日に聞いたヴァイオリンとアコーディオンのドュオはかなりハイレベルなものでした。こういう音楽家を集めてコンサートを催すには相当の企画力と実行力が必要だと思われます。どういう人が企画・采配しているのか知りたいものです。
最後に美術館・レストランなどで働く「うかい」の方々が非常に立派で良い「仕事」をしていたことを記載しておきます。私達はバスで行ったのですが美術館の方に「強羅行きのバスの時刻」を尋ねると、直ぐにバス時刻表をコピーした紙を探し出して渡してくれました。また美術館内コンサートの案内も非常に暖かい感じで楽しいコンサートを支えていました。レストランの方々はテキパキと動いて客に注意を払っているし、厨房の中では予想外に多くの料理人が料理にあたっています。多くの座席に対応できる人数をキチンと確保しているようでした。関心しました。
2014年04月21日(月) |
パルマの世界ピザ選手権 |
4月の上旬イタリアのパルマで「世界ピザ選手権(Pizza World Championship2014)が開催されました。世界35か国から600人以上のピザ職人が参加して各種ピザの世界一を争ったということです。そして「伝統的なマルゲリータピザ部門」において、なんとオーストラリアのメルボルンから参加した「Johnny Di Francescoさん」が優勝したのだそうです。イタリア発祥のピザコンテストでそれも最も伝統のあるナポリピザのマルゲリータ部門において外国人が世界一になったということで話題になっています。
オーストリア・メルボルン郊外にある「Johnny Di Francescoさん」のピッツェーラの「400GRADI」ではマルゲリータピザをA$20.5($19.30)で提供しているそうです。本場なナポリのピザより随分と高く日本並みの値段ですが、小麦粉からトマト・チーズをイタリアから取り寄せているとのことでこの値段になるようです。ある意味ナポリ以外ではピザの値段はかなり高いのだということですね。因みにJohnnyさんは「真のナポリピザ協会」から「認定」を受けているのだそうです。伝統的ピザ作りの基礎はこの認定によって確保することは非常に有効であるようです。日本でも「認定店」が増えていますので、今後の選手権での活躍は十分可能だと思います。因みにネットに掲載されていた「Johnnyさん」のマルゲリータは下の写真です。モッツアレラチーズとバジルを丁寧に並べています。とても丁寧な作りのピザだと思いました。

2014年04月20日(日) |
イタリア漬けの強羅旅行 |
箱根の強羅に旅行にきています。2週間くらい前に会社の保養所を予約しておきました。ずっと晴れの天気が続いたのに、土曜日・日曜日。月曜日は関東一帯は雨模様です。選んだように旅行に向かい天気にあたりました。30数年前に旅行したときの確か雨でした。私達夫婦が箱根に旅行する日は見事な富士山は拝めないようです。
今回の旅行の事前に決めた目的地は「箱根ガラスの森美術館」と保養所の「強羅風の音」です。その他の予定は天気との相談で現地で決めることにしました。「ガラスの森美術館」は「展示品」への興味より館内のレストランで行われている「カンツォーネの演奏」でした。数年前の品川区音楽祭でイタリア人演奏家・歌手の「カンツォーネ」を聞いてカンツォーネのファンになったのですが、その時のイタリア人音楽家の「エンツォさん」「サルバトーレさん」がガラスの森美術館のレストランで演奏しているということを知り何時か行ってみようとおもっていたのです。そして「強羅風の音」は晩御飯にイタリア料理を出してくれることで有名でしたのでイタリアムードにどっぷり浸ろうと考えました。
ガラスの森美術館に直接行くために行きは小田急バスを使うことにしました。新宿を8時30分に出発いたバスはガラスの森美術館に11時前に到着しました。早速美術館に入るとレストランのカンツォーネとは別にイタリアのバイオリニストの「アルベルト・デ・メイス」がアコーディオン走者とドュオを組んで美術館内で演奏することになってるではありませんか。バイオリンの演奏技術に加えて聴衆を楽しませてくれる雰囲気タップリの「アルベルト」さんの演奏を再び聞くことができるというのは偶然とは言え大変幸運なことでした。雨の箱根の「恨めしさ」も吹き飛んでしまいました。
結局イタリア音楽に関しては、1時からの「サルバトーレ・マニエッリさん」「オスカー・モレリーニ」さんのカンツオーネと「アルベルトさん」と「セバスティアーノ・ゾルザさん」のアコーディオンドュオを11時30分からと14時30からの2回聞きました。サルバトーレさんはボーカルではなく電子ピアノでの出演でした。(ボーカルを聞いてみたかったのですが)
演奏曲目(レストラン、サルバトーレさん、オスカーさん) 〇帰れソレントへ 〇サンタルチア 〇フニクリ・フニクラ 〇ケセラ
演奏曲目(美術館、アルベルトさん、セバステアーノさん) 〇剣の舞 〇フニクリ・フニクラ 〇サンタルチア 〇チキータ 〇黒い瞳 〇チコ・チコ 〇熊蜂の飛行(セバスティアーノさん)
「ガラスの森美術館」はベネチアガラスの工芸品を収集・陳列している美術館ですが、その展示に加えて「生のイタリア音楽」を提供している非常に貴重な場所だと思います。多分イタリア人歌手が常にカンツオーネを歌っている場所としては日本唯一ではないでしょうか。レストランでの毎日の定期演奏に加えて、季節ごとに色々な演奏家を招いて美術館内でコンサート開催されます。今年の春は今回の「アルベルトさんのドュオ」ですが夏・秋には別の音楽家が招聘されるようです。美術愛好家に加え音楽愛好家にとっても貴重な美術館だと思います。レストランnメニューはパスタ料理が中心ですが、それに加えて「薪窯」焼きの本格的ナポリピザでも始めるともっと雰囲気が出るだろうと思いました。
2014年04月19日(土) |
韓国フェリー遭難事故 |
韓国でのフェリー遭難事故ですが、船の閉じ込められたと考えられる乗客に関しては最悪の事態になりそうです。37mという比較的浅い海に沈んでいますが、残念ながら海流が激しいことと海水が非常に濁っていることによってダイバーによる救出は殆ど進んでいない状況のようです。ダイバーの船内突入・救出作戦を優先して、現場に到着したクレーンによる船体引揚げは保留されているようですが、海域の状況を考えるとダイバー活動より早期の船体引揚げに入った方が良かったのかもしれません。これは現地の活動を統制する当局の判断次第ですが。
それにしてもフェリーの船長と言い舵を握っていた航海士と言いプロ意識に欠ける話がどんどん出てきます。現在世界の外洋航海士の供給元としては「フィリピン」が有名で、フィリピン人船員が世界中の外航船に配乗されています。少し前は韓国・中国の船員も活躍していたようですが少なくとも日本の外航船からは姿を消しつつあるようです。フィリピン人船員が世界中で重宝されるのはやはり彼等が真面目で優秀な船員であるという要素が大きいようです。もともと島国の人々は「海の怖さ」を十分知っていて、日頃から基本動作を怠らないからだと思います。
今回の遭難したフェリーでは新任の3等航海士が舵を握っていたようですが、船の荷物の積み具合とか船自体の復元力を十分に理解した上で操舵していたのか疑問が呈されています。荒天が予想される海域を通過するフェリーについては、船の復元力に影響を与えないよう車両・重い荷物をしっかり固定しておかなければなりません。日本やフィリピンのような海洋国家でない韓国において、一般的な「航海士」の職業モラルが低下していたとすれば韓国社会にとっては非常に重大な問題だと思います。
2014年04月18日(金) |
パリ・エッフェル塔コンサート |
2013年7月14日、パリのシャン・ド・マルス公園広場で行われたエッフェル塔コンサートの模様をNHKBSで見ました。このコンサートは「フランス革命記念日」恒例の「花火大会」に先立って開催されるように企画されたもので2013年が初めて開催されたようです。イギリスBBCの「プロムスコンサート」にに対抗して、「フランス放送協会」が名物コンサートに育てて行きたいと考えているのではではないでしょうか。革命記念日にエッフェル塔をバックに行われるコンサートならば国際的にも人気になりそうです。今回演奏された曲目はフランスあるいはパリに因んだものが選ばれたようです。
テノールの「ヴィットリオ・グリゴーロ」とソプラノの「ソーニャ・ヨンチェヴァ 」複数曲歌い、その他の歌手は1曲ずつしか出番がなく、ヴァイオリンのカプソンとピアノのラン・ランも短め曲での出演でした。出演者としては主役級の「アラーニャ」たるや、VTRでアンコールのフランス国家だけという、ちょっと考えられないコンサートの中身でした。
一方で伴奏を勤めた常任指揮者ダニエル・ガッティとフランス国立管弦楽のコギミ良い演奏には非常に好感をもてました。ハンガリー行進曲、運命の力序曲を始めオペラアリアの伴奏は総じて面白く聞かせてくれて、フランスが木管楽器王国であることを示す音がしていました。ガッティとオケの相性は非常に良いようです。前任が「マズア」だっただけに伸び伸びとした演奏ができていると思いました。
出番の多かった「ヴィットリオ・グリゴーロ」ですが、「役」に没入して大熱演なのですが、如何せん「声」が出ていない。イタリア出身(トスカーナ)なのにベルカントではないのです。ネットでは「パヴァロッティの再来」「ヴィラゾンの後継者」などと持ち上げられていますが、その片鱗を感じることはできませんでした。それに対してソプラノの「ソーニャ・ヨンチェヴァ 」はなかなかの器だと思いました。ネットでは今年5月のウィーン国立歌劇場の「ファウスト」でネトレプコの代役(ネトレプコが自分に合わないとして降りたらしい」を務めることに決定したと報じられています。声といい容姿といいなかなかの注目株です。ぜひとも「体重」管理を徹底してほしいところです。(ネトレプコ、ダムラウのようにはなって欲しくないです)
このコンサートを聴いて改めて「パリ」が文化の集積地であったということを実感させられました。フランスの生んだ作曲家達は多くの有名な曲を残していますし、「ラ・ボエーム」「椿姫」などフランス・パリを舞台にしたオペラは沢山あって、そこには嘗てのパリの雰囲気がタップリと表現されています。世界文化の中心地パリにおいて華やかなコンサートが開かれるとまた観光ネタが増えそうです。そして3大テナーに継ぐ名声を誇るテナーの「アラーニャ」が思いを込めて「フランス国家」を歌うという情景は非常に印象的ではありました。「アラーニャ」は今年(2014年)のエッフェル塔コンサートには「生」で出演し、アリアも披露することになるででしょう。今年のコンサートは非常に楽しみです。
演目をNHKのホームページからコピペしておきます。
1.劇的物語「ファウストのごう罰」から ハンガリー行進曲 (ベルリオーズ) 2.歌劇「カルメン」から ハバネラ「恋は野の鳥」 (ビゼー) 3.歌劇「ボエーム」から 冷たい手を (プッチーニ) 4.歌劇「ボエーム」から さようなら (プッチーニ) 5.歌劇「タイス」から タイスの冥想曲 (マスネ) 6.歌劇「カルメン」前奏曲 (ビゼー) 7.歌劇「カルメン」から 花の歌「おまえが投げたこの花は」 (ビゼー) 8.歌劇「カルメン」から 闘牛士の歌「諸君の乾杯を喜んで受けよう」 (ビゼー) 9.バラ色の人生 (ルイギ) 10.歌劇「運命の力」序曲 (ヴェルディ) 11.ピアノ協奏曲 ト長調から 第3楽章 (ラヴェル) 12.歌劇「ナブッコ」から ヘブライの捕虜たちの合唱行けわが思いよ金色の翼に乗って」 (ヴェルディ) 13.歌劇「椿姫」から パリを離れて (ヴェルディ) 14.枯葉 (コズマ) 15.歌劇「椿姫」から乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」 (ヴェルディ) 16.フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」(ベルリオーズ編曲)
出演者: メゾ・ソプラノ: カリーヌ・デザイ テノール: ヴィットリオ・グリゴーロ ソプラノ: ソーニャ・ヨンチェヴァ ヴァイオリン: ルノー・カプソン テノール: ジョセフ・カレヤ バリトン: リュドヴィク・テジエ ピアノ: ラン・ラン カウンター・テナー: フィリップ・ジャルスキー テノール: ロベルト・アラーニャ
指揮:ダニエレ・ガッティ 合唱:フランス放送合唱団、管弦楽:フランス国立管弦楽団
昨日の朝ネットのニュースで高校生の修学旅行客を乗せたフェリーが座礁し船体が傾いていると報じられました。映像も配信されていて大きく傾いた大きなフェリーの様子も掲載されていました。乗客の救出活動が続けられ一時は「高校生修学旅行客全員を救出」したとの報道もありました。
ところが時間が経過し、船底を見せながらフェリーがどんどん沈んでいく中で多くの客が救出されていないことが報道されました。夜になると、船内の閉じ込められた高校生から携帯電話メールの連絡が親元に入り、沈没した船内では悲惨な状況になっていることが判明したのでした。
フェリーは水面下37mの海底に沈んでいるのだそうです。37mといえば潜水夫が潜れない深さではありません。また大型ブイなどを掻き集めて船を海面に浮かせることだって可能ではないかと思われます。海底に逆さまに沈んだ船内に酸素がどの程度残っているのかが問題になります。逆さまになっている船から乗客を救出するのは大変困難ですが、何とか空気(酸素)を船内に送って時間を稼ぎ、効果的な救出方法を考えて欲しいと思います。
先月のマレーシア航空機遭難事故では「海の広大さ、深さ」が人間の能力を遥かに凌駕していることを教えてくれました。昨日発生し現在も救出活動が続いている韓国フェリー沈没事故では、浅い海においても一旦船が沈んでしまえば救出はかなり困難であることを教えています。多分海底に横たわるフェリーは海流や潮の影響で揺れ危険だろうし、浅海部の濁った海水は救出活動を邪魔しているのだと思います。今日の昼会社の岸壁から「韓国方面」を向いて、できるだけ多くの命が救われるよう祈りました。横浜の岸壁は天気こそ良く暖かいものの、海水は非常に濁っていてもし遭難フェリーがこのような海に沈んだのなら救出活動は大変だろうと思わせるものでした。
2014年04月16日(水) |
ドミンゴ・ローレライ・コンサート |
昨年2013年6月30日にドイツ南部の「ローレライ野外劇場」で行われたプラシド・ドミンゴのコンサートです。ローレライ野外劇場はライン河で観光名所になっている「ローレライ岩山」近くに作られた劇場だそうで夏の避暑地としても有名な場所のようです。地図で見る限り交通の便は悪そうです。6月末とは言いながら観客は結構厚着をしているので夜の冷え込みは結構きついのだと思われます。
プラシド・ドミンゴのローレライ野外劇場でのコンサートはネットで見る限り今回が初めてのようですが、73歳になったとは言え、パヴァロッティ亡きテノール界で相変わらず抜きん出た存在のドミンゴですから、ファンには嬉しいコンサートでしょう。出演は「プラシド・ドミンゴ 」(テノール・バリトン)、 エンジェル・ブルー(ソプラノ)、ミカエラ・エステ(ドイツ生まれでアメリカで教育を受け活躍中1981生まれ)の3人の歌手に、ユージン・コーン指揮のバーデン・バーデン管弦楽団の伴奏でした。因みに合唱は無し。
演目(NHKBSホームページからコピペです。)
1.楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲 (ワーグナー) 2.楽劇「ワルキューレ」から ジークムントの愛の歌「冬の嵐は過ぎ去り」 (ワーグナー) 3.歌劇「タンホイザー」から おごそかなこの広間よ (ワーグナー) 4.歌劇「タンホイザー」から 優しい夕べの星よ (ワーグナー) 5.歌劇「椿姫」第2幕から二重唱 (ヴェルディ) 6.歌劇「ローレライ」序曲 (ブルッフ) 7.喜歌劇「ほほえみの国」から 君はわが心のすべて (レハール) 8.喜歌劇「ジュディッタ」から 私の唇にあなたは熱いキスをした (レハール) 9.喜歌劇「メリー・ウィドー」から 唇は黙っていても、バイオリンはささやく (レハール) 10.喜歌劇「軽騎兵」序曲 (スッペ) 11.喜歌劇「こうもり」から 一週間もただひとりで (ヨハン・シュトラウス) 12.サルスエラ「ユダヤの子」から スペインの歌 (ルーナ) 13.サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」からわが故郷エストレマドゥーラに(モレーノ・トローバ)
アンコール曲 14.「マイ・フェア・レディ」から 踊り明かそう (ロウ) 15.「アニーよ銃をとれ」から あなたにできることなら (バーリン) 16.ベサメ・ムーチョ (ヴェラスケス)
まずコンサート全体の感想としてかなり予算を絞ったコンサートだなと感じました。オーケストラの実力はかなり怪しいものだと思いました。指揮者の方もあまり無理ができなかったのか・実力がないのか分からない位評価に苦しむ伴奏でした。二人のゲスト歌手ですが「エンジェル・ブルー」さんのソプラノには感心しましたが、もう一人の「ミカエラ・エステ」さんはドミンゴの弟子筋のようで、声はオペラ界第一線で活躍するには物足りないものがありました。また合唱団がいないというのが演目を限定的なものしていたと思います。
とは言ってもドミンゴをタップリと聞きたい人はそれなりに満足したのではないでしょうか。テノールドミンゴに加えてバリトンドミンゴを楽しむことができました。でも「椿姫」の「お父さん」役などはもう少し大人しい表現が好まれるのではないでしょうか。ドミンゴの好きなようにさせるなら一曲ぐらいオケを振っても良かったと思います。73歳のドミンゴの声はまだまだ立派なものですが今後もこのような(ドミンゴ中心の)コンサートで観客を呼ぶことができるかどうか疑問です。ホロビッツの来日コンサートのようにならなければ良いがと思います。できれば若手第一線の歌手(テナー・バリトンを含め)に歌ってもらい、ドミンゴは指揮したり、脇役で歌ったりする程度で良いのではないでしょうか。「スリーテナーズ」は「幕引き」が立派でした。
WTOが昨日発表した2013年の統計によると、輸入と輸出を合計した貿易総額で中国が米国を抜いて世界のトップになったとのことです。中国の貿易総額は4兆1600億ドル(輸出2兆2100億ドル+輸入1兆9500億ドル)、2位のアメリカは3兆9100億ドル(輸出1兆6790億ドル+輸入2兆3310億ドル)。3位はドイツで総額2兆6400億ドル、4位が日本で1兆5480億ドルであったそうです。中国は輸出が8%輸入が7%のという高い伸び率で拡大しているのでまだまだ貿易総額は拡大して行きそうです。
一方で香港のSCMP新聞は4月15日付のインターネット紙面で「胡耀邦没後25年」記事をトップで掲載しました。民主化を目指して政治改革を提案しようとした「胡耀邦」は中国政府中枢から追放されて、その後心臓病を患って1989年4月15日に亡くなったのだそうです。民主化を要求する学生等が「胡耀邦」の死を悼んで天安門に繰り出して当局への抗議し、時の鄧小平政権はこれを握りつぶしたのでした。これが1989年6月4日の天安門事件です。そしてその後の共産党首脳部は民主化の動きを封じ込められ、改革・解放路線だけが進められたのでした。
1978年鄧小平が政権中枢に返り咲いて「改革・開放路線」に舵を切ったのですが、その10年後の「天安門事件」で民主化の動きを封殺し、その30年後の2008年には金を潤沢に使った「北京オリンピック」を開催し、翌々年2010年には「上海万博」を開催しました。そして2013年の中国経済は遂に貿易総額でアメリカを超える水準まで達しました。中国の経済目標によると2020年には「全面的な小康社会(ゆとりある理想的生活社会)」を実現するとしています。
この経済発展の一方で現在の中国には、貧富の差の急拡大、汚職の蔓延、大気汚染の深刻化、民族問題の先鋭化などの深刻な問題が表面化しました。このまま経済発展を優先させると社会が歪んでしまうのではないかと危惧されます。改革・開放路線の初期にに民主化に舵を切っていたならばこれだけの発展・拡大がなし得たのか評価は難しいですが、どこかで「仕組み」を変える必要があると思います。胡耀邦は早くからその危険性に気づき声を上げたのだと思います。
民主化運動を押さえ込んだ鄧小平、次の指導者の江沢民、更に次の胡錦濤は民主化の動きを封じ込めてきました。そして昨年登場した習近平も最初こそ期待されましたが大胆な改革を避けているように見えます。今年の6月4日の「天安門事件25周年」には何らかの動きがあるのでしょうか。
2014年04月14日(月) |
マレーシア機のフライトレコーダ電池切れ? |
先月8日に遭難したマレーシア機の捜索活動ですが、オーストラリア捜索船がインド洋南部で4月5日と8日に計4回フライトレコーダからの音波信号をキャッチした後、フライトレコーダからの信号をキャッチできていません。フライトレコーダのバッテリーは機体電源から離れてから30日程度の寿命しかないので、既に電池はエネルギーを使い果たしてしまったと思われます。
フライトレコーダからの発信電波が途絶えてしまったからには、遭難機の捜索は非常に困難なものとなります。マレーシア政府・オーストリア政府とも捜索活動を徹底的に継続すると言っていますが、今後の捜索活動の継続に関しては「資金」の確保が課題になってくるでしょう。これまで近代的捜索活動を全力で行った結果物凄い資金を注ぎ込んでいるでしょうから、手掛かりを失っってしまって成果の望みの小さくなった捜索活動のコスト・パフォーマンスを冷徹に見極める必要がありそうです。
捜索開始初期段階には「衛星」がとらえた遭難機のエンジンの発する「PING」情報が手掛かりを与えてくれました。それによって「チベット方面」または「インド洋東南部」という遭難区域の情報がもたらされました。その後「衛星」のレーダ探索装置が「多くの漂流物(らしい物)」の姿を捕らえました。宇宙から捕えることができたので現場海域で発見するのは「時間の問題」のような憶測がありましたが、実際の荒れるインド洋においては人間の肉眼では全く見つけることはできませんでした。そして最近になってフライトレコーダの発する「音波」の探索が開始され4回のそれらしき「音波」が捕捉されました。しかしフライトレコーダの沈んでいる位置を特定することはできずに終わりそうです。それ以降「音波」を受信できていません。
マクロ的(用語の適否はあともかく)捜索法による手掛かりを頼りに、ミクロ的に現地で捜索を進める方法は、捜索効率を考えればそれしか無いと思いますが、マクロ的方法とミクロ的方法が効果的に結びつくのかどうかという観点は冷静に評価する必要があると思いました。当事者(マレーシア政府など)として明るい希望を持ちたい気持ちはわかりますが、陸からの非常に離れていることと現地海域の天候状況を考えれば、ミクロ的に遭難機を見つけ出すことはかなり困難なことだと思われます。いくら科学技術が発達したと言っても、宇宙空間とか広大の海さらにその深い海底となると、人間の力が及ばない場所がまだまだ残っているということだと思います。そのことを犠牲者の家族の方達にどのようい理解して頂くのか、難しい仕事だと思います。
土曜・日曜はよほどの天候が悪かったり外出する予定が入っていたりする場合を除いて、朝自宅から別所沼公園まで歩いて公園で柔軟体操をして、帰りには武蔵浦和駅の「マクロナルド」に寄って「朝食」を食べることにしています。マクドナルドで食べる朝食の中身は随分前から決まっています。今回の消費税増税に際して値段が変わらなかったのでありがたいです。
朝食は「ソーセージ・マフィン+コーヒー+かごめ野菜生活」で300円。この朝食全体のカロリー摂取量は以下の通りとなります。エッグマフィン:368キロカロリー コーヒー(S):6キロカロリー コーヒー用ミルク:12キロカロリー コーヒー用サトウ:13キロカロリー 野菜生活:66キロカロリー 合計465キロカロリー。エッグマフィンではなく普通の100円バーガーなら「275キロカロリーで」ソーセージマフィンの2/3程度におさえられますがマフィンの方が朝食らしい感じがしています。
カゴメの野菜生活は低カロリーで色々な栄養素を摂取でき且つ美味しいのでお勧めです。なぜ「カゴメ」という社名なのか調べてみると、トマトを入れる「籠の目」のデザインから来ているのだそうです。最初は西洋野菜の栽培から始まりトマトを利用したソース・ケチャップの製造を手がけたとのことですが、今は健康食ブームで健康飲料は大ヒットとなっています。これからもずっとお世話になりそうです。
2014年04月12日(土) |
高カロリーのパンに注意 |
先週木曜日まで昼食として食べていたコンビニの「パン」は非常に高カロリーでした。昔からあるコッペパンに「イチゴ+マーガリン」「あんこ+マーガリン」を挟み込んだどこにで売っているパンですが、これが定価100円(ぜい抜き)で「500キロカロリー」を超えるエネルギーに相当するというのです。
部活で大いに運動した中高生なら、コンビに立ち寄って100円程度で500キロカロリーを補給できるのですから、非常にお得な「オヤツ」になります。ところが同じ品物でも、血糖値が高い中年のオジサンにとっては、非常に困った食べ物となってしまいます。昔から馴染んできた「コッペパン」タイプなので、懐かしくて豊かでなかった時代の産物のようなイメージなので、つい安易に食べがちですが、1日全体の食事でのエネルギー摂取量を「1600キロカロリー」に押さえたいオジサンにとっては、これだけで1/3程度のエネルギーを食べてしまいます。しかも両はそれ程多くないので満腹感が得られないのです。
この「コッペパン」タイプのパンを始め、弁当、オニギリでも品物によって「エネルギー量」は大分違います。コンビニでの買い物は時間のない時が多く、細かく食品の説明を読むことなく買ってしまいますが、そこに大きな危険性があります。自分の先入観に頼らずにキチンと内容を確認して買うことが大切だと痛感しました。これは自動販売機で売っている「コーヒー・清涼飲料水」にもあてはまることだと思います。
2014年04月11日(金) |
WindowsXPサポート停止 |
マイクロソフト社は4月9日をもって「Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6 」のサポートを停止しました。この組み合わせのソフトウエアは長期間生き延びたので、個人ユーザでも相当の利用者がいるはずです。企業ならセキュリティ対策で新しいソフトウエアに移行するでしょうが、個人ユーザにとっては「危険」が実感できないため、暫くは使い続ける人が多いのではないでしょうか。我が家のパソコン数台(妻と私の個人パソコンと家庭供用パソコン)もXPを使っていますが暫くは様子を見ようと思っています。
私の個人利用XPパソコンは2001年にスリランカに赴任するにあたって急いで買った富士通の「FMV-BIBLO MG8/75](2001年冬モデル)でした。比較的完成度の高かった「98」の後は「Me」「2000」など短命のヴァージョンが続き、「XP」を買ったときもそれ程長く使うことにはならないだろうと思っていました。そして赴任前で忙しかったのであまり馴染みのなかった富士通で手を打ったのでした。ところがこれが思いの外長持ちして、XPパソコンをずっと使い続けることにありました。「FMV」はスリランカから帰国した後更にインドに渡って活躍し、その後日本に帰ってきても活躍しました。数年前からスペックが少し上で性能の勝るIBMのX40を使っているところです。
昔からのパソコン履歴は妻の「パソコン記事」に途中まで記載されています。最初の「PC8800」以来かなりの数のパソコンを使ってきました。その中でOS「XP」はダントツの長期間使っています。最近のパソコンは処理能力が早く記憶容量も飛躍的に増加しましたが、「用務ソフトウエア、通信(インターネット・メール)、外部装置との接続(入出力)」などの基本機能はXP時代に完成したものばかりだと思います。今「XP」から乗り換えるとすると「7」か「8」になるのでしょうが、正直言って中高年利用者の一人としては「XP」で十分用は足りてます。
最近「食事の量」とか「運動量」に大きな変化が無いにもかかわらず体重が増加傾向でした。その体重の増加は直ぐに血糖値に表れて、献血時にチェックしてもらう「グリコアルブミン濃度(GA)」は連続3回(2月2日から)18%台を下回ることができませませんでした。GA濃度は「HbA1C」の3倍程度を示すものなので、GAが18%を超えているということはHbA1Cは6%を超えていることになります。正月の食べ過ぎ時期は既に過去のものなので、何が原因なのか悩んでいたのでした。
今日その原因の一つと思われる事態に気づきました。それは以下のような油断があったのでした。
〇会社で注文する仕出弁当の量が多すぎると感じ、また「おかず」に生野菜も少なかったので、数ヶ月前から妻に「野菜サラダ」を作ってもらって持参し、通勤途中のコンビニで「おムスビ(二個)」を買って昼食としていました。
〇偶には気分を変えようと思って、「おムスビ二個」を「パン二個」に変えてみました。料金は同じようなものです。そして野菜サラダ用ドレッシングを見つけたのでドレッシングをコンビニで調達することにしたのでした。それまでは会社備え付けの醤油・塩で味付けしていたのでした。
〇今日、その「パン二つとドレッシング」の総カロリーを調べてみたところなんと800Kcalを越えていることが分かったのです。おムスビとパンとでは同じ値段でもカロリーは随分違うし、コンビニで売っているいる小分けのサラダドレッシングはすごい高カロリーでした。
気づかないうちに昼食が非常にカロリーが高いものとなっていたのでした。早速明日から変更しようと思います。異変に気づいたのは毎日体重を量って(50g単位に)記録していることと、定期的なペースで献血して血液検査してもらっているからでした。こうした継続的な取り組みがひどく悪くなる前に警告を発してくれるものですね。
STAP細胞に関する論文で「理研」から「不正があった」と認定された「小保方晴子」さんが今日午後記者会見を開きました。夜のニュースで大きく報じられています。ニュースを見る限り「疑惑」は更に深まったと言う状況でしょうか。
〇小保方さん曰く「STAP細胞は存在する。自分は200回位作成に成功している」。「200回」というとすごい数ですし、アバウトな言い方には現実味が感じられません。他の研究者がトライしても成功しないのに、小保方さんなら簡単に作ることができる? 一回一回苦労して作っているのらもう少し詳しい回数(端数まで)憶えていてもよさそうなものです。また記者会見に備えて想定問答が準備されていなかったのかしら。
〇小保方さん曰く「他の方も作成に成功している」。その人に是非表に出てきてもらって証拠を示して説明して欲しいものです。既にこの問題が発生してからかなり時間が経っていますから「まともな」研究者なら当の昔に証言しているはずです。それができないような「研究者」であるならば非常に怪しいものです。小保方さんが留学していたハーバードの「恩師」のことであるならば、今後はアメリカも巻き込んだ謎解きになりそうです。
「小保方さん問題」の真偽は兎も角、日本最高クラスの権威を持つ研究組織の「内情」が明らかになって、税金を払っている国民としては腹立たしさを禁じえません。これを機会にキチンと組織を立て直して欲しいものです。これをトリガーとして早稲田大学の「博士論文認定問題」にも飛び火しそうです。
少し前のクラシック音楽界の「佐村河内さん事件」もそうでしたが、突然それまで信じていた権威がグラグラとグラついてしまう状況です。ストーリーとしてはまずマスコミが大々的に仰々しく「業績を賛美」するところから始まります。その報道の中では「Pundit(消息通)」の発言が一般庶民を信じ込ませることに一役買います。しかし事情が変わると、マスコミは逆に「叩き始め」消息通は後ろに隠れてしまってでてきません。そのたびに視聴者はニュースに釘付けになります。これってマスコミが視聴率稼ぎのために自作自演しているのはないかしらと疑りたくもなりますね。
2014年04月08日(火) |
外国人が日本を旅行するための11の武器 |
CNNニュースページに面白い記事がありました。初めて日本にやってくる外国人が事前に準備しておくべき11か条(中途半端!)。東京オリンピックに向けて解決すべき「課題」のヒントとなると思います。日本人はあまり気付かないのではないでしょうか。
1.ワイヤレスルータを入手せよ。 (どこの国でも普通に買えるプリペイド式SIMカード。自分のスマホを現地国内通話料で使うには必須アイテムです。しかし日本では入手困難。従って仕方が無いのでワイヤレスルータを買ってインターネット活用)
2.日本到着前に「JAPAN RAIL PASS」予約せよ。(海外で予約する必要あり) (日本国中にネットワークを張り巡らしたJRの乗り放題チケット。グリーン車7日間乗り放題$374$、普通車7日間乗り放題$280)
3.日本に着いたらPASMOかSUIKAを入手せよ。 (大都市圏のJR・私鉄・地下鉄・バスに簡単に乗ることができる。日本で外国人が目的地から鉄道を選び、降りる駅までの切符を買うことはほぼ不可能。)
4.「Hyperdia」をダウンロードしておくこと。 (30日間無料の英文日本鉄道乗換検索アプリ。日本はタクシー代がバカ高いので公共交通機関を利用すべし)
5.外国人向け「ディスカウント国内航空運賃」を活用すべし。 (ANA外国人向け国内運賃:5路線まで$96(1万円)、JAL「ようこそ日本チケット&103から)
6.選べるなら成田でなく羽田から入国すべし。 (羽田→東京駅間は28分で$6、成田→東京駅間は58分で$25)
7.成田から東京は「成田エクスプレス」が快適で安いぞ。 (成田→東京(片道だけ)は通常の半額の$14で乗ることができる。京成より乗り換えが少なく空いているぞ)
8.グーグル翻訳をダウンロードしておく。 (日本国内は驚くほど言語の壁が高いことを痛感するはず。Andoroid2.3ならカメラ入力で翻訳可能。)
9.日本での滞在場所の住所をプリントアウトしておけ。 (これは他の国でも同じ。日本のタクシー運転手は日本語は完全に分かるし、地理は詳しい)
10.両替場所を把握すべし。 (日本で両替商・外国のカードで円を下ろせるATMを探すのは恐ろしく困難。セブンイレブン、郵便局、CitiバンクのATMは使える。日本に来る前にキャシュッカードを海外で使えるよう登録しておくことも必要)
11.もしもの時の避難先は「KONBINI」だ。 (日本のコンビニは大変便利だ。携帯チャージャーから、下着、コンサートチケットまで売っている。食べ物も豊富でフライドチキンを始め日本食の「うどん」「焼きそばサンド」も売っている)
今から50年近く以上前1966年に静岡県清水市(当時)で発生した一家4人殺人事件の犯人として死刑の確定した「袴田巌さん」の再審開始の決定がなされました。検察はこの決定を不服としていますが袴田さんを有罪とする決め手となる新しい証拠は無く、証拠衣類の血痕DNAは袴田さんとも被害者とも関連がないとの結論が出ているようなので、袴田さんの無罪確定は間違いないと思われます。
袴田さんは出所後病院で療養中ですが、本人袴田さん(78歳)に代わって、マスコミに登場しているのが姉の「袴田秀子さん(81歳)」です。弟さんの無実を信じて死刑確定後も弟さんの無実を訴え続け今回の再審開始を勝ち得ました。袴田秀子さんは81歳とは思えないほど心も身体もしっかりしています。テレビのインタビューへの受け答えも非常に理路整然としていて非常に立派なな方だと思います。
現代とは時代が違うのかも知れませんが、検察の捜査と検察が裁判に臨む態度は非常に反省すべき点が多いと思われました。犯罪が発生すると警察・検察が「税金を使って」捜査し、物的証拠は警察・検察が権力で接収してしまいます。その証拠の中に被告人に有利な証拠があったとしても警察・検察の胸一つで隠されてしまう可能性があるわけです。
このような捜査の態度は「国」が被告となった場合には特に困ります。嘗て第二次世界大戦終戦前夜、日本でも海外戦地においても軍事書類などの戦争犯罪証拠品の焼却が、軍(国の)によって大規模・組織的に行われました。これは戦勝国進駐対策であったのでしょうが、国民に「真実を知らせないため」でもあったと思われます。軍(国)の行為の実態を示す確定的証拠を失ってしまった日本国民は戦争犯罪に対する冷徹な評価をする機会を奪われてしまいました。その影響は現在の日韓・日中関係にも影響を及ぼしているのだと思います。
話は袴田事件に戻りますが、「事件」で殺害された清水市(当時)の「みそ製造会社役員(41)の一家4人」の他に、家族の中で当日に別棟に寝ていた長女は難を逃れていたのでした。そして何とその長女の方(67歳)が「再審開始決定」の翌日3月28日に清水区(現在)の自宅で死亡していることが確認されたのだそうです。袴田さんの無実が確定すると「一家四人殺人事件」の真犯人は誰かということになります。事件当時18歳であったというこの長女の方が「袴田死刑囚再審開始」のニュースを知った上で亡くなったのかどうか分かりません。またこの事件で生き残った方が「犯人」につながる情報を持っていなかったのか気になるところです。
2014年04月06日(日) |
フライトレコーダ発見・ビデオ整理 |
オーストラリア東南のインド洋で遭難したマレーシア航空機のフライトレコーダからと思われる電波をキャッチしたようです。遭難から明日で30日経ちそろそろフライトレコーダの電池が尽きてしまいそうです。広いインド洋南部の深い海底に沈んでいると思われる「小さなフライトレコーダ」なので回収作業は困難を極めるものと思われますので、電池の消耗と捜索のギリギリの競争となりそうです。この事故を契機としてフライトレコーダの電池容量を増やすことも当然検討されることでしょう。
テレビに接続しているビデオレコーダの蓄積容量がそろそろ満杯になりそうなので、一部をディスクに書き出したり、もう一度見ることのないような番組を消去したりして空き容量を作り出しました。整理してみると我が家にある音楽ソフトはかなりの量がたまってしまいました。これまでに買ったビデオ・CDを含めると、全部を見たり聞いたりするにはかなりの時間が必要となります。
これからは購入はできるだけ控えて最低限にしようと思っていますが、幸いにも現代の音楽家で「どうしても買っておきたい」と思わせる人は少ないです。さらに現代音楽にはあまり興味を引く曲がないので欲しい楽曲が増えていくということは殆どありません。この状態ってクラシック音楽界にとっては良いことではないでしょう。本当は有望な若手演奏家がどんどん活躍して世間の評判になるような状況であって欲しいし、現代の作曲家がバッハやベートーベンに匹敵するような音楽を作曲してくれたら状況は全く違ってくるはずです。これからのクラシック音楽業界はかなり厳しくなるのではないかしら。
2014年04月05日(土) |
別所沼の「かいほり」 |
土日の散歩コースのさいたま市南区の「別所沼」は今「かいほり」の最中です。大分水が減って沼の底が見え始めていたのですが、昨日までの二日間の雨でまた水嵩がましてしまったようです。「かいほり」では沼の底を掘り返すために沼に住む「魚」を一時退避させることになります。そのために沼の横に大きな水槽が幾つも並んでいます。
基本的に外来種の生物は駆逐されるようで、「かいほり作業員さん」の話では「大きなハクレン」が大量に駆除されたとのこと。住んでいる生物には悪気はないので少し可哀想な感じがします。沼に住む日本原産の「鯉」はハクレンに比べると大分小さいようです。少し前に行われた井の頭公園の「かいほり」では大量の自転車が掘り出されたようですが、さいたまの「別所沼」ではそういうことはないようです。
今週始めから急に暖かくなって横浜の桜は既に満開状態です。会社の庭の桜は海の近くなので少し開花が遅いのですがそれでも今日は花が散り始めています。来週金曜日では花が散ってしまいそうなので、今日のお花見となりました。数日前から天気が悪くなると予報されていましたが、幸い風はあるものの雨は降らず肌寒さも感じない程度の気温でした。
今年は冬の寒さが厳しかったので「春の訪れ」は非常に待ち遠しかったです。更に3月中に「耳鼻科の医院」にいって「花粉症対策」の飲み薬と塗り薬を入手して手当てしているので、今のところ「花粉アレルギー症状」が抑えられていることが「嬉しい気分」を益々大きなものとしてくれています。このまま症状が治まっていてくれれば良いのですが。私とは逆で妻はひどい花粉アレルギーに悩まされています。
2014年04月03日(木) |
マレーシア航空機未だ行方不明 |
3月8日に消息を絶ったマレーシア航空機の行方はまだ分かっていません。マレーシア政府・お隣のオーストリア政府は発見するまで捜索を継続すると宣言していますが、捜索に費やした費用は膨大なものとなっているでしょうし、捜索を継続するにしても財源が持たなくなりそうです。
フライトレコーダの電波発信用バッテリーは30日前後で使い切ることになるそうなので、ここ一週間の間にフライトレコーダの電波を捉えなければ、航空機の捜索はより一層難しくなってしまいます。そしてフライトレコーダが回収されなければ飛行機の遭難原因は永久に闇の中に閉ざされてしまいます。
嘗て大航海時代に、またそれよりずっと昔から海洋民族は海に船を漕ぎ出しました。通信手段の無い時代には出港したものの途中で難破してしまった船は消息知れずになっていました。そういう時代には出航する港では、家族や親しい人々が旅に出る冒険家との別れを惜しんだことでしょう。「旅」がずっと安全になり手軽なものとなった現代においては「見送り」という場面が殆ど少なくなってしまいました。遭難機に乗り合わせた乗員・乗客と残された家族は突然に嘗て頻繁にあった悲しみに直面してしまったのでした。
私はかつてスリランカ・インドに勤務していた関係で国際便の飛行機(国際大手の便ではなく)に乗った経験はありますが、これまで無事に過ごせてきたのも幸運なことだと思います。もし遭難時期機に乗り合わせてしまったら自分ではどうしようもないのですが、せめて搭乗直前には家族に出発する旨の電話連絡をするようにしてきました。またもしもと言うときに残された家族は便利だろうとも考え日頃から様々な整理を心がけています。そういう備えが無駄になればそれに越したことはありません。
2014年04月02日(水) |
武蔵浦和駅大改装工事開始 |
武蔵浦和駅の改札内のレストラン(ロッテリア・蕎麦屋さん)と駅に隣接する「ビーンズ」の食品店街・一階の服飾店街が4月1日から閉店して改装工事(新幹線と共用の高架構造物の耐震工事だとのことですが)に入りました。レストラン街は随分前から工事に入っていましたので、武蔵浦和駅に隣接するショッピング・レストラン街が随分とさびしくなり、不便になってしまいました。店舗にはシャッターが降りているので辺りは少し暗くなってしまいました。この状態が半年から1年継続するようです。
武蔵浦和駅は昨年区役所新庁舎が完成したし、高層マンションが随分増えたので乗降客は相当増えていると思います。高層マンションはまだ二つ程できる予定ですし、ロッテの工場の増築工事が進んでいるので駅を利用する人数は更に増えそうです。JRとしては増える乗降客客と武蔵野線・埼京線乗り換え客の「買い物需要」を狙っての大改装なのでしょうが、一度にこれほどの工事が集中すると、利用者としては非常に不便な思いをすることになりそうです。もう少し上手な工程を組めなかったのでしょうか。「食品・レストラン」街はともかく、改札外の二箇所のトイレが二つとも閉鎖されてしまったのは大変不便です。臨時のトイレを設置するとか対策を考えないと苦情が寄せられるのではないでしょうか。
2014年04月01日(火) |
日本の調査捕鯨バッシング |
3月31日オランダ・ハーグの国際司法裁判所は、オーストラリアが訴えていた日本の南極海での調査捕鯨について、「科学的な調査の目的に限って捕鯨を認めた条約に沿うものだとは言えない」として日本の現在のやり方で捕鯨は認められないとする判決を言い渡しました。
これまで様々な物議を醸してきた日本の「調査捕鯨」ですが、遂に「国際司法裁判所」の判断がだされました。日本は国際問題に関して規則・法律を順守して解決していく立場を強調していますから、今回の判断によってこれまでの調査捕鯨のあり方を抜本的に見直すことになるようです。
日本の「調査捕鯨」はこれまで「調査」という名目で市場で捌ききれない程の量の「鯨肉」を供給してきました。鯨肉のじゅようが減っている事に対して、政府は鯨肉の美味しい食べ方などを紹介して「鯨肉食」を推奨していますがそれって本末転倒ではないかしら。国民が「鯨肉食」を減らしているのであれば無理に食べさせる必要は全く無いと思います。
鯨資源保護の観点から多数の標本が必要だとして大量の鯨を捕獲して、採取した鯨を無駄にするのは許されないから市場に供給しているだけという論理はどうみても無理があります。昔から鯨を食べてきた国民の中で今でも食べたいという人達用に、必要最低限の量を商業捕獲とする方がずっと通りが良いと思います。
もし、鯨捕獲業者、鯨食肉関係者、鯨関係政府関係機関の雇用問題があるのだとすれば、それは「TPP」の農産物交渉に比べれば問題解決は難しくはないのではないかと思われます。
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