KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2000年11月23日(木) 「白鳥の湖」(キーロフ)

今日は、以前に買っていたキーロフバレエ公演の「白鳥の湖」に行ってきました。会場は渋谷のオーチャードホール。祝日の渋谷のハチ公前は予想通りすごい混雑。久しぶりの渋谷はスターバックスコーヒーがやたらに目立ちました。バレエ公演は大満足でした。

まずオーケストラの音楽が非常に良かったです。キーロフ歌劇場オーケストラと指揮者はボリス・グルージン。弦楽器の音が澄んですばらしいことと、木管のテクニックが高く(クラリネット、オーボエ、ピッコロ等)、金管打楽器の「決め」がうまい。いつも一緒にやっているメンバーなのでバレエと音楽が一つになっています(あたりまえ)。クラリネットトップは今年1月に聞いた「運命の力」との時と同じくYevgeny Kultygin氏。楽屋入り口に押しかけサインをもらいました。

更にダンサーが若く生きがいい。Odetto/Odileは Daria Pavlenko。パンフレットに紹介がなく、当日の配役紹介の紙の裏に紹介文が記載されています。少々不安な気持ちを持ちながら始まりましたが、すばらしい踊りを見せてくれました。Odettoのはにかむような感じとOdileの「こわく的」な感じを踊りと表情で上手に表現していました。もちろん美人でスタイルとテクニックがいいのはあたりまえ。家に帰ってからインターネットでチェックしたら、今年1月の西ドイツ公演で白鳥を踊っていることがわかりました。キーロフの期待の星のひとりでしょう。

今年は1月のキーロフオペラに始まり今日バレエを見ることができました。CDではゲルギエフのチャイコフスキーの5番(オケはウイーンフィル)、6番(オケはキーロフ)の交響曲をゲットしましたが両方ともすばらしい演奏です。私がみるところでは、オーケストラ、バレエ、オペラの舞台芸術において、敏腕「社長」のゲルギエフの指導のもと「株式会社」キーロフが世界をまたにかけて八面六臂の活躍をしているという感じです。

キーロフのホームページで知ったことですが11月23日東京でバレエの引越し公演をすると同時に(同日)、ペテルスブルクのキーロフ劇場で、「眠れる森の美女」のバレエ公演が行われているのです。ものすごい組織力だなと思いました。なお、パンフレットで私の勤める会社が後援していることを知りました。値段の高そうな客席に空きが目立ったのは残念です。



2000年11月19日(日) 新宿フィルコンサート

今日、新宿フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました。会場は新宿文化センター。小平市に住んでいた頃新宿の地下街は通勤経路でよく通ったところで久しぶりで懐かしい感じでした。日曜昼の新宿ゴールデン街は天気のせいもあり非常に明るいムードで、日当たりのいいところで猫がまどろんでいました。

演奏会曲目は、ブラームスのセレナード第一番とメンデルスゾーンのスコットランドでした。ブラームスは始めて聞く曲ですが正直言って退屈でした。マーチ、スケルツォ、メヌエットと曲によって変化があるはずなのですが少し平板でした。メンデルスゾーンはロマンチックな曲で、少し前にクレンペラーのCDを購入して何回か聞いたばかりでした。しかし、アマチュアにとっては少し難しい曲だと思いました。弦楽器に緊張感が要求されるのですがこれが難しいと思われます。それでも随所に弦楽器の美しい音が聞かれました。新宿フィルハーモニー管弦楽団は年齢層が幅広く、管楽器の水準も高く、アマチュアにしては技術の高い人がそろっているオーケストラだと思いました。その反面、学生オケのようなエネルギー・まとまりに欠ける面があるなと感じました。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加