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■ 世界の中心で愛を叫ぶ
≪キノウノボク
アカルイミライ≫
世界の中心で愛を叫ぶ/片山恭一
あっと言う間に読み終えた。 読みやすい文章だった。 失いたくない大切な人を重ねて読んだ。 読み進めると作品の中の時間も流れていく、 時間が止まればいいのにと思いながらページをめくった。
作品の帯には涙が止まらないとあった、この作品のレビューを 見てもそうあった。でも涙はでなかった。
ただ時間が止まることなどなく、 人は毎日を生きていくんだなと思った。
僕は誰かにとって失いたくない存在だろうか、 なんて寄り道の考えが浮かんだりした。
でもね、いい話です。考えすぎず読めば罪はない。 考えすぎて読むと、朔太郎のお祖父ちゃんの恋の話も 死ぬまで想い続けた相手がいることに純愛だーと思いながらも そんなこと思いながらしっかり孫もいるなんてちっとも純愛なんかじゃ ないじゃんーと思ったりもする。
やっぱり時間は止まることなどなく、 人は毎日を生きていくんだなと思った。
2003年09月24日(水)
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