だから猫が飼いたいのに・・

2006年09月30日(土) 斜め読み読書・今月の岩波新書

「ブランドの条件」山田登世子 岩波新書1034
「格差社会 何が問題なのか」橘木俊詔 岩波新書 1033

他にもインフルエンザやマンションの地震対策、ラグビーなど豊富な分野で
新刊が出ていますが私が読むとしたら、この2冊。
格差社会で貧困層が増えてきたとありながら、日本ではブランド物が売れ続けているという状態って不思議よね。
いや、以前書いた日記のように、爪に火をともすようにして生活しながらも、
ブランド物や贅沢品を購入している人がいるのかもしれないけど。
豊かに見えた時代に覚えた贅沢をやめることができない人が多いとしたら怖い。
しかし、武士は喰わなねど高楊枝ってな言葉もあるし、伊達に見せることは大切な砦なのかもしれない。
知人に年収とほぼ同じ価格の外国産の自動車に乗ってる人もいる。ちょっとどころでなく引く。
この手の車に乗る輩で好ましい人を見たことがないからだ。残念!

こちらも書評などでしか目にしてないけど、中村うさぎの買い物に関する本で
ブランド物を買った時の高揚感がただならないものだったと書いてあり、
彼女ほど突き抜けなくても、「ブランドの条件」にかかれているような、
高級品を手に入れることはかなり、特別な気分にさせてくれる手段なのだろうということが伺える。
私自身、ストレスがたまっている時、買い物をするとスカっとするしな。
(買い物といっても、漫画とか分相応な衣類です)

分不相応な商品を購入した時に感じる高揚感を得たい、と思うその状態。
はひょっとして、格差社会が進めば進むほど広がるのかもしれないと恐ろしい。
そうはいっても高給車に乗ったり、高額商品を買うのは、まだ生活が成り立っているからなのでしょうけど。

でも「格差社会」の最初に出てくる「絶対貧困」層ではもちろんそんなブランド物などは無縁の状態で、
こうして本を読んだり、パソコンを使ってこんな日記書いてる私には、
その層がどんな状態かはきちんと把握できていない。
まさに、何が問題なのかすらわかっていない私には最適な本だろう。
各グラフや用語などがわかりやすく説明されていて、参考になりそうです。
世帯類型別貧困層で、母子家庭と高齢者世帯の貧困が深刻なのがわかる。
離婚率が高くなっている昨今、母子家庭が増えるということで、そして貧困層が増えるということです。
そしてその家庭の子どもは教育もままならないかもしれないということ。
本当になんとかしないと。



2006年09月25日(月) 弱酸性って肌にいいのかどうか・・

○オレママになろ〜弱酸性ビ○レ♪

というCMを見るたびにウソつけ!とつぶやいてしまいます。
お肌に優しい、子どもにもつかえると
かわいらしいアニメーションで、さもいいように謳っていますが、

界面活性剤やら、添加物のてんこ盛りなんですよね!

○オレの他にもいろんな洗浄剤あるけど、ドウなんでしょうか?
天然成分配合と強調しているのもあるけど、微量なんですよね。
なんかの役にたっているのでしょうか。
その天然成分を上回る合成成分で全てがパーになってるんじゃないの?

製品名 成分 や 弱酸性 皮膚
などのキーワードで調べたらすぐにいろいろ発見できますよ!

先日、月に1度のアトピー治療の為の通院で
そろそろステロイドやワセリンだけでなく、クリームなども使用して
保湿してみては?と勧められたけど
具体的なクリームはないんですよね。
そこの医者が独自に作っているスキンケア化粧品あるけど、高い!
どんなものがいいのか?尋ねると、やはり合成成分が少ないほうがいいとのこと。
そんなの素人には判断つきかねますよ。

やはりこのまま、手作り化粧水と馬油、オリーブオイル、ワセリンでいくか〜
手作り化粧品サイトでクリームの作り方もあるけど、躊躇しちゃうな〜



2006年09月24日(日) 生きていてよかった。

前日日記のコンサートは祖母の付き添いで行きました。
元気で若そうに見えるけど、祖母は高齢ですので、いろいろ心配はしていましたがずっと元気で、コンサートを満喫していました。

祖母は戦争、大火事、水害、二度の地震と体験して
旦那(私の祖父)とは添い遂げましたけど、彼は結構気ままで自分イズムの人だったので、それはいろいろ苦労がありました。
孫の私によくグチを言っていました。祖父がすっかり嫌いになったりして・・今はそうでもないけど。
やっぱり父親の悪口を母親がいうのはよくないね・・私の場合は祖父だからいいけど。

祖母は昔の人らしく、贅沢もしないし、自分の為にお金を使うことが不得手な祖母でした。
この年になって、あるきっかけでアイドルグループを好きになり、コンサートも何年越しかにやっと願いが叶っていけました。

楽しそうな祖母の横顔を見て、本当によかったな〜
これからもずっと長生きして欲しいと心から願いました。





2006年09月23日(土) 熟成したアイドルのコンサート

祖母の付き添いで某ス○ップのコンサートへ行きました。
コンサートの様子は、情報などからしっていましたが
予想していたよりすごかったです。
炎、花火、レーザー、映像、セットなど計算しつくされている感じでした。
ドームの3階なんてつまんないだろうに〜というのを解消するべく
クレーンやらを使うし、ドームの形をいかして、山車?を使って移動、後方の舞台も使い、歌い踊る。

舞台装置も、ジャングルかと思いきや、クリスマスなどに変わるし
リフトで登場したかと思えば、セリをつかって上下で現れたり
マジック風に登場したりと。
歌手のコンサートに行くとういう感じではないです。
でも、さすが当代きっての有名グループですよ、たいていの歌はきいたことあるていうレベルなので
初めて行く、あまりしらない人でも充分楽しめるのでした。

出演者と客に思いやり時間なのか、休み時間があり、
あきさせないために、3D映像や、ショートフィルムを流したり
メンバー一人一人の個性を発揮するナンバーを作ったり
映像出演で
KトリさんはK田クミとユニットでクールに。K田さんは相変わらず露出の激しい衣装でした。
Iガキさんは主演ドラマから、人気のモデルたちが花嫁ドレスで可愛く登場した。美人が沢山大画面に映っててよかった。
Kナギさんは得意の韓国語で懐かしのTOKIOを歌いましたね〜。電飾の衣装がまた懐かしいし、ジュリーのよりかわいいww
しらないけどたぶん韓国の俳優さんも映像出演。
あとの2人はごめん、あまり覚えてない。Kタクさんはアコースティックにしぶく決めていたのかな〜
誰の力も借りなくても、いいでしょ?てな処か・・ww

教祖?というより、やっぱアイドル(偶像)なんだねえ〜
アイドルがいて、楽しませてくれて、自分も楽しませ返す
そんな持ちつ持たれつな社会が出来上がっているのだと思いました。

ペンライトといっても、昔のイメージとは程遠い、特製4色のペンライトが
闇に浮かぶと、そこは大宇宙みたいで、本当に綺麗でした。
本当に1つの宇宙なんだろうねえ。

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追加日記

先月に続き、愛着のあった声優さんの曽我部和恭さんがお亡くなりになったことを知りました。
ガベさんのちょっと固めの渋い声が好きでした。
沢山の役が浮かんできました。
ご冥福をお祈りします。



2006年09月19日(火) 漫画「フルーツバスケット」21巻

ついに21巻。
前巻がかなりの山場だったので、今回はそれなりですが
いよいよ収束にむかっていますね。
もっと若い頃に読んだらどうだったかな〜と思えるテーマな漫画です。



2006年09月18日(月) 期待を裏切りたい私

また年齢を1つ重ねました。
その直前にお見合いをしました。もう両手では足りないくらいの回数です。
結果はダメでした。理由は私の気ままです。
私はが勝手気ままで、理想が高いからお見合いなんて上手くいきっこないのです。
それを痛感したお見合いでした。相手の人に申し訳なかった。

思えば小さい頃から、結婚することを当たり前の事として育てられてきました。
短大も家政科ですし、一生働くことなんて考えてもみませんでした。
それはそういう時代だったし、周囲の女性がそういう生き方しかしてないし
職業婦人(?)というのは、遠い世界のことでした。
ところが、20代を終えても、この年齢になっても、結婚していません。
驚きです。でも、今はそんな人が珍しくない。

もともと、私は本当に結婚したいのか?というとそうではなかった気がします。
いい人がいたら、結婚したい。と思っているつもりでしたが
そのいい人に出会う確率がものすごく少ないことに目をつぶってきたのです。
結婚してない人の多くが、そういう状況なのではないでしょうか。
多分、最初から絶対に結婚しないと決めている人のが少数派だと思うのですが。

どうして結婚したいのか、その答えがはっきりしている人は多分、結婚しているでしょう。
はっきりしてない人は、だからこそ、できないのだと思います。

結婚を勧める人に、結婚してよかったことを聞くと、その回答のパンチ力は圧倒的に弱いです。
結婚して幸せに暮らしている人のが少ないかもしれないとさえ思えます。
それでも常に不満だらけで、生き生きしていなくても、「主婦」はやめられないそうなので、
やっぱり結婚するのはお徳なのかもしれません。
そういう側面を知っていながら、私はやはり、そういうのは面倒だと思ってしまう。

同じくシングルな友人たちとも、ずっと結婚の事ばかり話していて
シングルの友人には残酷だけど、この話はいつまでするのか決めておいたほうがいいかもね。といいました。
でも、結婚したら解決する話なので、余計な世話だったかもしれません。

結婚した友人たちからも、その話題を必ずといっていいほど振られてきました。
親や親戚からも、事あるごとに振られてきました。
なんだか、随分昔から「期待」されていました。
私の結婚式が楽しみなんだそうです。
その他にもいろいろ楽しみなんだろうけど、重いです。

私は、たいした玉じゃないのですが、
私を可愛いと思ってくれている人からすると、いい玉(?)だと思われているのか
期待が肥大していて、随分昔から疲れていました。
私も、そういう人たちから可愛がられたかったので、いい玉を演じていましたし、
誰からも期待されないのも辛いものですしね。

でも、もう限界がきたのかな〜。
ただやっぱり一人で生きていくのは寂しいだろうから、
一緒にいられる人がいたら、それが結婚という形を取れたら最高なんだろうけど
寂しいからという理由だけで、それに邁進するほど、頑張り屋でもなかったのです。

「もっと気楽にお見合いをすれば」と周囲はいいますが
断られるのはまだしも、断わるのはなかなか疲れることなのですよ。
だからもうお見合いはしないです。
結婚もしないと思います。
と期待する人々にいいました。すっきりしました。



2006年09月17日(日) 読書「ニート」っていうな!

本田由紀他 光文社新書 2005年

声高に、お見通しよ、と語られている主流の若者たち、少年犯罪、そして社会の考え方に
疑問を投げかけて、考えるきっかけになると思います。

少年犯罪が増えた。子どもがキレやすくなった。
と現代の子どもたちに、そういう傾向があるような情報を
よく見聞きしますが、全く反対の意見もたまにみかけます。

この本には「20歳未満の殺人検挙者数の人口比」というグラフがありまして
1940年代から2001年の比較ではあきらかに減っています。
(でも、このグラフって自主制作なのかな?)
この本のグラフ以外でも、青少年の凶悪犯罪は現代のほうが少ないという意見を目にしたことがあります。
他に青少年白書を調べてみたら、何故か凶悪・粗暴犯少年の検挙人員グラフは
平成8年から17年のグラフしかなくて、それでは減っていましたが
刑法犯少年の検挙人員の人口推移というグラフは昭和24年から平成17年で
昭和に比べると、こちらは増えてました。

そして、こういうグラフ自体を見慣れてないので、正しく見られる自身もないし
こうした統計グラフについても、異を唱える本があったりして、非常にあぶなかしい。

例えば、イジメの件数とか虐待の件数とかの統計とかもあるんですけど
イジメって大人が把握してないイジメも多いし、何をもってイジメとするのか
どこまで吸い上げてるのか、とか
虐待も同じように考えると、こうした統計とか数字を鵜呑みにするのも危ない気がする。

そして、マスコミなどのニュースで多いから〜というのが最も危ない。
この本にも書いてあるのですが、マスコミ、テレビなどは視聴者が見たいものを提供する前提にあって、
プログラムが組んであり、その時もっとも興味があると思われるものを提供する傾向があるのではないかということ。

もう何年か前に、毎日のように食品の異物混入事件が報道されたときがありました。
今も時々、コンビニの食品等に、針などが混入されたという事件性のあるものは提供されるけど
単にメーカー側のミスでの異物混入はほとんど目にしなくなりました。
これって、メーカー側の努力によって、異物混入がなくなったからなのですかねえ。
あと、不思議な宗教団体のことも、連日やっていたときあったけど、今はどうなったのかな〜と思ったり。
ニュースなども、トレンドがあって、みんなの食いつきのいい事を選んで出してるんでしょ。
時間とか紙面とか限りがあるから仕方ないんだけどね。

つまり、今提供されている、見られるニュースなどは、選んで、ある程度操作されてみているものなので
それをまんま鵜呑みにするのは危ないってことなのを改めて考えさせられる本だと思います。
だから、この本に書いてあることも、鵜呑みにしてはいけないってことになるんだけど。

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私はキレる少年をほとんど現実に目にしたことはないけれど
台風で電車が遅れて、キレて車掌に殴りかからんばかりの中年をみたことはあります。こういうのたまに見る。
コンビニの女子店員の態度が気に入らないと、怒鳴り散らし、謝罪を求めるドライバーを見た。
おしゃれなカフェで、店内の表示のミスを、しつこくネチネチと店員に言い募る子どもと夫を連れた主婦を見た。
10年前に、若者が多く訪れるビルで店員をしていたのですが、3年働いて、キレたり怒鳴ったりするのは皆中年男性でした。
しかも、それらの大人は反論できない立場の人にむかってキレる。ひどい。サイテー。恥ずかしい。
恥じらいが消えたとき、人は衆人観衆の中で、スタンドプレーに走る。目立ちたいのかな〜?

私が極端に、中年がキレるところに遭遇し、若者のキレる場所に遭遇しない人だなんて現実的でない。
多分、若者よりもおっさん、おばちゃんのが絶対にキレやすいと思う。ささいなことで・・あくまで個人的主観ですが。

とにかく、いろんな側面を知り、考えて、反射で生きない努力がいいんじゃないかな〜。
私もすぐに、反射で入出力してしまうので、いましめます。
これを読んでいる方は、そんなこと百も承知よ、今更何言ってんの!?
と思われているかもしれませんが。



2006年09月16日(土) 気楽な人が占める世の中って・・

最近の日記で少し触れたけど、気楽な人が主流の世の中ってどうかな?
一瞬、よさそうな雰囲気がする。
でも本当かな〜?

私は、いろんな事件が世間で、自分の周囲で起きるたびに
自動車教習所で最初に習った言葉を思い出す。

だろう運転
かもしれない運転

細かいことは忘れたけど、車を運転しているときに
曲がり角から、人は飛び出してこないだろう、人が飛び出してくるかもしれない
どちらの心構えで運転したらいいか、もちろん後者の「かもしれない運転」

車の運転では、減速して、注意することはもちろん。
運転するからには保険にも入っていなくてはならない。
車の車検も当たり前。整備もきちんとね!
携帯電話を運転中に使用するわけもなく、もちろんお酒なんて飲むわけもない!
そして免許をもっていることが前提です。


運転を人生に置き換えたらいいと思う。
先の事ばかり考えて、動かないのも損ではあるけど
行動を起こすにあたって、困らないための準備を怠らないようにする。
不測の事態に、即、対応できる心構えは欲しいところです。

私の知る限り、だろう運転派の人はこれができてない。
自分だけは大丈夫、今までそんな事が起きたことないんだから、と根拠のない自信があるらしい。
なんて気楽な人なんだろうかとあきれている。

気楽な人は自分ではない、ともいえない。私だって今までにだろう〜で失敗している。
でも現在、私の周囲にはたくさん気楽な人がいる・・だからあまり気楽になれない。
私は、その人たちから、気楽の考えに巻き込まれないように抵抗して生きているようなものかもしれない。

でも、世間にも沢山いる。学校、企業、マスコミ、公務員の中にも。
まさか・・と思うことも現実にニュースでお目見えすることがいまや珍しくない。
この学校では今まで事件など起きたことないから、大丈夫!という人、気楽だ。
今まで大丈夫だったから、と不正のかぎりをしつくしてるのは、氷山の一角なのだろう。

これ以上、気楽な人が世の中を席捲したら、どうなってしまうのかな?
根拠の無い自信で戦争を始めた人たちって、気楽だったのかな〜?そこが知りたい。
食料補給もなしに、戦い続けることができる!と思っていた人、気楽だ。
食料がなくなったら、現地で調達すればいい!と思っていた人、気楽だ。
いざとなったら神風が吹いてくれる!と思っていた人。気楽すぎる!!

気楽て言葉は一瞬、ポジティブな感じがする。
でも、無防備だったり、そこに欲が加わると余計なことを起こしてしまう。
気楽にくらしたいのなら、欲を持たずに、誰にも影響しないで、ひっそりと生きて欲しい。
それが一番の気楽。



2006年09月15日(金) 本「食卓の安全学」と文芸春秋10「ワーキング・プアの時代」

食卓の安全学 松永和紀  家の光協会 2005年

みのもんた症候群、中国冷凍ほうれん草の危険度、無農薬農業が危ない?農薬が使える有機農業って?「ヒジキは食べないで」は本当?などの目次をざっと見ただけで、読みたくなる。
先日も友人たちと、中国から輸入している野菜から、農薬・有機農業について話が発展していたところでした。

みのもんた症候群てのは、テレビで紹介する食品に飛びついたらどうなるか・・という話。
健康に良いからと特定の食品をとり続ける、サプリメントを飲む。
これはちょっと考えたら、偏食になり、不健康の元になることを忘れがちなのだろう。
そして私も最近、叔母から若返りに良いとRNAというサプリを勧められたけど、栄養関係の雑誌で、プリン体を多く含みそれを飲み続けることの危険性を見つけた。
もう多くを語るまでも無い。

「食品の裏側」と共に、恐れずに、ナーバスになり過ぎずに、正しい情報の仕入れ方として読んでおきたい本です。
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文芸春秋 10月号 衝撃ルポ 300日労働で年収二百万円
「ワーキング・プアの時代」新・勤労貧困層の出現 後藤正治

長いタイトルだけど、入れてみた。
就職につけない人やニートなどに対する想像を変えさせるルポ。

文の中に数人の20〜40代の人の話が出てくる。
「請負放浪」「IT放浪」と自らのことを表す境遇が沁みます。

彼(女)らと私の違いはどこから出てきたのだろう。
真面目にひっそりと仕事をしていても、救い上げられる気配すらないなんて。

今まで何回か転職してきて、どこの会社にも、働く意欲も乏しく、実際働いてないけど
とにかく職場にきているだけの人が存在しているのを知っている。
今までの職場の人はどうなったか知らないけど、とにかく理不尽だと思う。
このルポに載っている人には働く意欲もあるし、能力もあるだろうに。

運なのかな〜とどうしてもこういう時はそれに逃げてしまう。
私が仕事に就いているのも、運なのかな。
その運は尽きることはないのかな。
運がつきたら、真面目に働いてても、ダメなのかな。
運に頼らないでも、仕事をしたい人に、報われる仕事が行き渡る社会にしてほしい。
それは決して実力成果主義ではないと思う。



2006年09月14日(木) ついつい見てしまったドラマ

「不信の時」番組宣伝からして、どろどろしてそうで見る気ゼロだったんだけど、出演者にも全く興味なかったし・・
ところが、有吉佐和子が原作と知って、ちょっと見てみたら、やめられなくなって、今日も楽しみに見た。

読売新聞のテレビガイドでイラストレーターさんが
「ケンカをやめて、石黒ケンのために争わないで〜」と書いていたけど
ほんとうにそう思いますよ。

今日はいよいよ大詰めで、急病で倒れるからだけど、それは恐かった>ケンが。
女優さんたちもそりゃ〜恐い。

最初はムシのいい男が、どんどんドツボにハマッていい気味だと思ったけど
今日は石田ジュンイチと二人して、そりゃ〜情けなくて、気の毒におもえた。
いやいや、ちょっとところどころに古さを感じるけど、今も昔も変わらない話ですよねえ。



2006年09月13日(水) 読書・・進化と動物

「進化」大全 カール・ジンマー 光文社 2004年
幸せな動物園 旭川市旭山動物園 ブルース・インターアクション 2005年

今一番行きたいところはどこですか?というと、この動物園が浮かぶ。
そんなに動物園好きではなかったはずですが・・・そうでもないのか。
まだ宝塚ファミリーランドがあった時は、観劇の後、観劇チケット半券が入場券になったので
ぶらぶらと見に行っていたしな。
この動物園の話は、テレビなどでも何度か拝見しているのですが、
やはり動物の行動を生かした見せ方というのは気になる。
この本で、あらためて、動物園の方と作った方々の熱意に、ますます実際に見てみたくなりました。
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動物つながりで、「進化」大全を斜め読み。
パラパラとめくっただけで、ほえ〜〜っと驚かされる生物の生の秘密が満載。
チンパンジーとボノボの違いなども興味深いです。
生き物が子孫を残すのに、どれだけの策が組み込まれ、進化してきたかわかる。

「人間はかつて例がないほど共進化した種であり、他のどんな種よりも
生命が織り成す錯綜とした関係に依存した存在なのだ〜」261頁

進化と自然淘汰。地球と生命の神秘にひたすら平伏したくなるのでした。
進化と激しい生存競争の中で生き残り、その果てに誕生した人類なのでしょうけど
あまり良い出来とは思えません。
あ〜でも現在も自然淘汰は続いているのです。
人間社会はサバンナやジャングルなどより、ずっと不条理で残酷なのかもしれません。
先日、新聞で今、これから子どもを産んでいる人はおそらく楽天的な人が多いので
将来は楽天的な人間が日本を占めるかもしれない〜と読みました。
そうすると私たちの今の世代とか、親の世代とかもそれなりの傾向があったのかな〜。



2006年09月11日(月) 考え方と人生

友人の小学生のお子さんは運動会、遠足、そのほか学校行事を楽しみにしているという話を聞くことがある。
「そうか、学校行事、学校自体を楽しみにしている子もいるんだ」と当たり前のことに気づく。

私は幼稚園から短大まで、かなり学校嫌いだった。
行かないで済むなら、どんなにありがたいだろうと思っていた。

そしてそんな私は、体が弱いので、よく休み、よく早退し、よく保健室で寝ていた。
それはきっとあきらかに標準以上に多く、短大を受けるときに面接があったのだけど
「どうしてこんなに休んでいるのですか?」と聞かれるほどに。
高校時代は、そこまで休んでいるつもりはなかったので結構驚いたが
「体が弱く、病気がちだったからです。」と平然と答えた。
それに何の疑問ももっていなかったけど、やはり休みすぎで、ちょっと変だったかも・・

でも、成績も普通に、行事参加などもなるべく目立たないように義務的にこなしていった。
それは、子どもは学校へ行くもの、それは回避できないものだとあきらめていただけだったのだと思う。
ひどいイジメにあったときは、逆に休まなかったのは、天邪鬼というか、まけず嫌いだったからかも。

そんなわけで、私は学校へ喜んでいく人の気持ちがわからないんだな〜とわかった。
学校を楽しんでいるお子さんの親、つまり私の友人も学校を楽しんだ派だったのでスムーズでいいが
もし親子で感覚が全く違っていたら、ちょっとしんどいかもしれないな〜とも思った。
私の親は学校や私に関して干渉しないし、淡々としていたのでどちらともいえないかも。
あまり何も要求されなかったし。

でも、そもそも私って、どこかへ喜んで行くなんてことがあったかしら?
習い事ですら、いやいや行くタイプだし。
今の英会話もかなり、忍耐道場のようになっている・・

好きな友達とでかける、好きな場所にでかける以外はどこへもなるべくでかけたくないと思ってるふしがある。

たんに私は怠け者ってことかもしれないな〜ふふ。
怠け者はそれは、自業自得なのでしょうね。



2006年09月10日(日) 星組「愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!」

友人からの推薦もあり、早く見に行かなくては!とやっといけました。
確かに面白かったです。
いろんな登場人物のそれぞれの事情が描かれていて、セリフも面白いし
相変わらず、芸達者な人も出ているしね。
「はさまってるだけ」には笑った。
ただ、今のアタシはちょっとやさぐれているので
ハッピーエンドが見たかったのですよね。
これは仕方ないやね。
ヒロインの好きな人だからこそ、困らせたくない、幸せになってほしいという姿勢は大好きですが・・
派手さはないけど、巧みな舞台でした。

そしてレビュー!
出た!ダンディズム!(笑)
この言葉を聞くと、ココリコミラクル10のダンディズム♪を思い出してしまう私でした。
いや、昔花組でやったときは、普通に見ていたんだけど。
花組のを見ていたので、なんだか懐かしいな〜と思いました。
このレビューってそんな好評だったの?あまり覚えてないけど。
でも、今回はトップさんのサヨナラなんで、新たに作られた場面があり
それがよかった。
銀色をメーンカラーにして、宇宙の広がりを感じさせる場面で
トップさんが、それぞれに組んで踊るのもいいし歌もよかったな〜。
振り付けは謝センセだよね。岡田センセと組のは特に好きです。
このトップさんが退団すると、私が一番真剣に見ていた時期から活躍していた人はほんとうにいなくなるな〜。
そして、雪組さんも退団ですしね〜。寂しいわね。



2006年09月09日(土) 快適パンスト

ノンウエストバンドシアーサポート
アンタイトルの銘柄で出ています。

このパンストが好きでずっと買っています。
ところが買えるところはとある百貨店の一部くらいで非常に困ったいます。
昨日は梅田の靴下屋にいって聞いてみたら

実はこのパンストってローライズ用のパンストなんだそうです。
でも、知られてないせいか、売れないから置けないんだって!!
ショック!
ローライズは嫌いなくせに、パンストはローライズ。

このパンストはベルト部分がなくて、締め付けないから
丁度いいんです。
パンツ、あったかパンツ、そしてパンスト、さらにペチコートまではいたら
締め付けすぎでしんどいのよね。

でも、不人気。
もっとこのパンストを宣伝しなくちゃ。

それにしても、梅田の靴下屋の方は本当に親切でした。
事情を教えてくれて、置けなくてすみません。とあやまりつつ
5足単位でなら、注文できるけど、近くの店で注文したら
と品番から何から調べてくれてメモをくれました。
「好きなものをかってください」とそこで妥協してパンスト買おうとしたらとめられました・・

翌日、北口の靴下屋で発見!やった!



2006年09月07日(木) 親力・・つまり子どもの能力以前に親の能力よね。

中央公論 9月号 「親力」がわが子の能力を決める。
なんでも「力」なんだよね。「老人力」て本も流行りましたし、ウコンの力もありますし・・
それはさておき、特集は子どもたちの教育・環境問題です。

多少は仕事にかかわりがあるとはいえ、どうしてこんな特集を進んで読んでしまうのか我ながら謎。
こういう記事を読むと、そして友人たちの子育て環境を聞くと怖い!と思ってしまい、ますます子どもを生む人って勇気あるな〜と思う私なのでした。

しかし、生きている限り、記事の例としてあげられる「Oh!No!」な人間に出会う確率があり、年々増えていくであろうと思うので、
実際にそういう人にぶつかっても「ぎゃっ!」とか言わない、心の準備が必要ってもんですよ!

まあそれは冗談として、百ます計算の陰山英男さんのインタビューが乗っています。
この方の本やテレビでの特集などを見聞したことはあるので理解は早いので読み飛ばそうとしたのですが、気になった部分があったので書いておく。
それは大人の読む・聞く力の低下という、この特集の陰のテーマ(陰でないか)。
「百ます計算」が非常に有名になったけれど、陰山氏の本を読む、あるい彼のドキュメンタリー的なテレビで見ると
勉強云々よりも、早寝・早起き・朝食を徹底すること。が印象に残るはず。
本を開いて、結局、基本なのね〜と納得したものでした。

ところが、ごく一部の人ではあると思うけど、有名大学に入るには「百ます計算」をすれば大丈夫!とか、物事の本質を捉えない人がいるらしいことがわかる。(情報の発信側にも問題があると例があるのですが、雑誌の編集の人ですら、話の要点を掴んでいないで、歪んだ情報をあたえてしまっている!!)

子どもの学力低下とか子どもの能力自体が落ちているような論調の中、これは実にわかりやすい構図なのではないでしょうか。
大人がきちんとできなくなっていたら、それを真似て成長するはずの子どもだって、それなりになるに決まってるじゃん。

子どもが本を読まないと悩み相談に来る親自体が本を読まない。
子どもが挨拶しないと悩む親自体が挨拶できてない。
子どもが好き嫌いすると悩む親自体に好き嫌いがいっぱい。
子どもに忍耐がない、と怒る親自体が全く我慢なんてできてない〜
と、どんどんこのシリーズいけそうです。

子どもが悪くなった、キレやすくなったというよりも
大人が悪くなった、キレやすくなったのが率多いはずよね。
大きなニュースにならないだけで。いっぱいありすぎて取り上げてられないんだと思うよ。

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「子どもの異変に気づかぬ親たち」正司昌子さん〜の中にも、
3歳前の子に英語の早期教育ビデオを喜ぶからと見せっぱなしにていたら、
一週間前から全く日本語を話さなくなったと困って相談に来た親に、
英語のビデオをやめたらいいと最もなアドバイスをするのに、
「子どもが気に入っているので」という。

ここで脱力するよね。えらいよね。アドバイスしている先生って・・

「時間制限して見せて」てことになって、二週間後やってきた
その子どもはとても英語には聞こえない英語ばかりしゃべっていた。〜とあるのですが。
どうやって日本で生きていくのだろう・・なんてひどい話なのかと思う。
そんな英語では英語圏の人とも意思の疎通はできないし、大きくなったら
まともな英語を話せるのか?それに意味はあるのか?海外に移住するならいいか・・・

てゆーか、実話なの?この話・・怖いよ。
母親は、自ら困る原因を作っておいて、
「どうしよう」と赤の他人に相談しているけど、(マッチポンプ?)
そのアドバイスすら、聞こうとしてないわけで。(じゃあ相談に来るな!)

「子どもが好きだからと」子どもの事を大事にしているかのような発言ですが、
子どもが好きなら、なんでもさせるのか〜〜?ここが一番不思議。

子どもにとって何が一番大切か、そういう事が理解できてないんだろうけど
本当に何がしたいのかわからない!

これは記事の中でも極端な例としてあげられているけど、大なり小なり
そういう親が増えているのは間違いないでしょうね。
てゆーか、自分に自信がないから、情報に頼って、しつけ教育を預けてる状態なんだろうな。
確かに、子育てにこれといった決まった型なんてあるわけないし、
本は出回りすぎているし・・もう考えるのもしんどいのかもしれない。
そして自分のことを客観的に見ることすらできてないのかもしれない。

子どもの食についての問題、「変わる家族 変わる食卓」(勁草書房)の本の著者の追跡調査が必読なんじゃないかな〜と思う。
今の母親が急に食の事がおろそかになったのではなくて、その親の世代から既に始まってた〜という話ね。
これはひそかに私の親世代70代前後の母親世代の問題を見聞していたので、裏付けとなりました。

調査して、歴史をひもといて、どう行動するか、深く考える。
簡単に犯人探しをして、決め付けなかったら、まだなんとかなるのではないでしょうか。
教育の問題は、学校とか成績とか以前の問題てことですね。

年収の多い家庭の子が高学歴になりやすい〜というだけでなく
その家庭が、生活環境をどうしているか、調査してたデータが他の雑誌か何かで見たような気もするのですが
今、夜中まで塾へ行って勉強してた子がいずれどうなっていくかも知りたいところです。

もちろん、人間は生物で、一人一人全く違うものなので、データが必ずしも当てはまるとは限らないのですが。



2006年09月04日(月) 電車で化粧する人が隣に、おかわり。

昨日は都会へおでかけ、割と朝早い時間に電車に乗る。
そして隣の席には、またもや化粧をするお姉さんが・・・
これは私のカルマなんでしょうか・・

前回は、まつげをカールさせる為に、ライターでビューラーをあぶる女。
これを話すとみんな一様に驚いてくれます。
今回はまた違う怖さが・・それはアイプチです。
アイプチとは、二重まぶたを作る液体糊みたいなものなんですが
それを塗った後に、小さいさすまたのようなもので、まぶたに当てて
二重にするのです。そんなのを電車でするなんて!恐ろしい!!

他人への危険度はライターのが上でしょうけど
見た目の危険度はアイプチのが上でしょう。

しかも、化粧とはまた意味合いが違う、
より整形に近い、二重を作る作業を公衆の面前でやってのけるというのは、もう何がなんだか・・・
知らない人の前では、どんな醜態でもさらせるのですね。旅の恥はかき捨てなのかな〜
(そうか、彼女は遠くからやってきた旅人なのかも!)
こういう人って公私の区別もないし、他人との境界線もかなり曖昧そうな気がする。

今まで電車でこうしたメイクとか整形まがいなことをして、問題が起きたこと無いのかな?
怪我したら、電車が急ブレーキかけたから悪い!とか損害賠償請求とかしちゃうのかな?

早速、この件を友人に話したんだけど、「ムダ毛処理している人みたよ」
とまた想像を超えた話が。
さらに別の友人からは、爪きりして、その爪を電車内に捨てていってた。

もう終わってるんじゃないかと思います。
電車内ですれ違うくらいなら我慢できるけど、こんな人が身近に現れませんように!!

化粧している上に、さらに懸命にアチコチ塗りたくってる人はまだマシかと思いますが
「もうそれ以上、どうにもならんよ・・」とつぶやきそうで危なかしい私がいます。
そして今日もすっぴん生活な私のつぶやきでした。



2006年09月03日(日)

器にも大きさがあるように
人にも大きさがある。
欲を出してもこぼれてしまう。

うるるん滞在記のアーユルヴェーダをやっていたので見ました。
旅人の男子は見ていて「アタタタ」と思ったのですが、
まあ若い子だから仕方ないやね〜
ゲストのイズミヤさんにも語彙が
あまりに少ないことを指摘されていたし、
多感な時期だから〜といわれていたけど私もそう思ったww
でも、彼は成長したよねえ。すごい!
自分のために、自分の得になることばかり考えていた子が
最後には情けは人のためならずを学習していきましたね。
え?そうじゃなくてw?
英語をもう少し勉強したra・・ごほげほ

ま、そんな彼はさておき、アーユルヴェーダの先生が
すばらしいと思いました。
お金のない人からは治療代を取らず、お金のある人からは定額でもらう、それも相場の三分の一です。

その理由を先生は最初のような言葉で語りました。
私の師匠もよく同じことをいいます。
お金をためることより、器を大きくすることですね。

ヒルの治療法が恐いけど、よさそうでしたね。
インド5000年は違うね。


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