だから猫が飼いたいのに・・

2003年12月31日(水) あと少しで今年が終わります。

とりあえずカレンダー上では2003年が終わる。
私はずっと待っていたので、本当に嬉しい。
でもカウントダウンが始まったというところかな。
本当の年明けは節分過ぎてからだからもう少しの辛抱。
去年から今年にかけては本当に3年以上の時間をすごしたかのように長かった。
思えば、6年前くらいにこの年を終えるまで大変といわれていたのだけど本当だった。
って今なら思える。
若い頃にはそんな事、信じられないし、信じたくなかった。
ま、明日のこと、ましてや10年後のことを簡単に信じられるわけがないし、夢も希望もなくなるものね。
でもそんなこんなでデコボコしながらも苦しいといわれた時が過ぎようとしています。
来年が必ずしも私が思っているような幸運の年になるかはわからないけど、
とりあえず、今年が終わる事は何より嬉しいのでした。

ここを読んでくれた皆様にもよい年が訪れますように!



2003年12月30日(火) 漫画「秘密」清水玲子

以前からあちこちでお薦めコーナーに載っていたので読んでみる。
ちょっと気持ち悪いけど、面白い設定で、あっという間に読んでしまいました。
脳がすべてを語る。
そしてそれを捜査に使う。
そんな話だと当然、読んでいる側も「死後に自分の頭の中をのぞかれるなんてゾっとする」と
物語にゾっとしながら、現実に起こりそうなその技術にもゾっとしてしまう。
どこまでも追いかけてくるゾクゾクさかもしれません。

童顔の警視正とか、死んだ親友にソックリの新人とかどっかで聞いたようなかんじだけど実に魅力的です。
2巻の最後の犬の記憶はとくに痛いような美しさで、作者さんの絵力が生かされている気がしました。
画が大切な話なので、説得力あるんですよ。

この漫画家さんの作品は何作か読んだけど、絵も美しく、物語もよく出来ているのですが
私とはチャンネルが合わないせいか、今ひとつ物語りに入り込めなかった。
なんていうか、物語を読ませていただいている?フィルターがかかって読んでいるようなもどかしさがあったのだけど
この作品は初めて、そういうことがなく読めたかもしれません。


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今日は本当は映画「ジョゼと寅と魚たち」見に行くはずだったんだけど、火曜日がレディースデイ、
それもあってか、そして人気だったのか満員なので見送りました。
そして帰りのタクシーの運転手がなんだか気に障る人で、
「新人だから教えてください!」というのは簡単だけど
町名とかランドマークも全然覚えていないってのはどうだろう?
地図とか事前に調べて、利用する人が多そうな町名とかくらいは押さえておかないかしら?
昨日から運転手になったのかな?
そして客の悪口をいういう。知らなくて怒られたらしいのですけど
まあ怒る客もどうかと思うけど、この運転手の喋り方がどうもいけ好かない。
「教えてもらって当然、こっちは新人なんですよ!」て態度なんだもん。
同じこといっても、許されるタイプとそうでないタイプがあるのかもしれないけど
どうも人間性に問題あるの客だけじゃないと思うのでした。
おまけに1メーターでいけるところを2メーターで・・・
というちょっと面白くないことがあったので、↑の感想もいまいちかわいくない感想になっているかもしれません。



2003年12月29日(月) 何年ぶりなのふぐ!

家族でふぐを食べに行きました。
特別ふぐ好きではないけど、ふぐ雑炊が楽しみ。
そして堪能。てっちりもおいしかった!
ビールもおいしかった。この間から何故かビールがおいしく感じます。
お酒飲んでも痒くならないし、好調かしら?

さっきラジオのニュース聞いていたら、
養豚場で火事。生後二ヶ月の子豚ばかり焼け死にました。
と報じられました。
かわいそう。生まれてすぐに・・・

で、思い出したのですけど中華料理百科事典に
「中国のどっかで豚を飼っていた家が焼けて、焼け跡から
豚が見つかって、あんまりうまそうな匂いだったので
食べてみたらおいしかった。そこから焼き豚が生まれたのです。」
という話がまことしやかに伝わっていますが嘘らしい。
という話を・・
う〜ん。ごめんよ子豚ちゃんたち。



2003年12月27日(土) 忘年会

こんなに押し迫った日にやるとまったく忘年会らしいよ。
以前の職場の人つながりの忘年会。
特に決まっているわけでもないけど、結構毎年参加しているなあ。
適当加減がいい塩梅です。
毎回知らない人も加わっているし面白いです。
このメンバーとも10年前からの知り合いになってしまうのかと
今気づいてびっくり。
でもち〜っとも変わらないので、ますます不思議。
この調子で来年も再来年もずっと変わらずにいてほしい仲間なのでした。



2003年12月26日(金) 終わった!!

仕事は今日で終わり。
またどっと気が抜けそうで怖いです。
今、肩こりとちょっと喉イタイ。
明日から不規則な生活にならないように気をつけないと・・

寒くなったらとたんに髪の毛がぱさぱさしてきたと
疲れを取ろうとベルジュバンスに行ってきました。
3ヶ月ぶりかな、すっごい老廃物が出たみたいで
美容師さんもびっくりしていました。
そして伸びもすごくて、これは相変わらずなんだけど
ウエービーヘアで背中の真中くらいまで来ていました。
もう年だし、これが最後のチャンスかもしれないので
ロングヘアを楽しもうと伸ばしているのですが(笑)
今年は苦痛が多かったせいか、白髪が出始めました。
美容師さんによると、白髪が出るところは体ダメージのある部分と直結してるそうだ。
確かにある部分に出ている気がする。
今年は心身ともにきつかったからねえ。



2003年12月25日(木) 宝塚迷セリフベスト3?

私だけかもしれない、宝塚迷セリフベスト3
ビデオなどで確認したわけでないので、微妙に違っているかもしれませんが
見た時に「ん?」と思ったセリフです。結構マイブームでした(^^;)

1.「俺かもしれない」
星組「王家に捧ぐ歌-アイ―ダ」より

とってもいい作品でした。それは文句ありません。しかしこのセリフには??。
ラダメスがアイ―ダに警護が薄まる機会を教えてしまった為に王が殺され
内部にスパイがいるのではないか?と疑惑が広がる中、ラダメスが
自分の身を省みず、告白するシーンなんだけど
「俺なんだ!」と言いきればもっとスッキリする気がしました。
てゆーか「・・かもしない」という部分にラダメスの気弱さ、自分の命を惜しむ心も
描いているのでしょうか・・違うよね(笑)ちょっと笑ってしまいました。

2.「おさらばでございます〜」
花組「野風の笛」より

豊臣家・大阪城が陥落の場面。秀頼は千姫を城外へ逃すことを決めます。
そして千姫の別れの言葉。
淀君が千姫の着物の袂を踏んでいたり、このまま人質として囚われても
おかしくない状況の中、秀頼が千姫を思っての決断なのに
千姫がなんの迷いもなく、待ってましたとばかりに去っていく時のセリフ。
ズっこけたのは私だけではないはず(笑)
ま、主要人物でないから仕方ないんだろうけど、気持的には
「私も残ります〜」とか千姫ももう少し揺れてくれてもいいじゃない、て思ってしまいました。

3.「やはりだめなのか・・・」
花組「琥珀色の雨に濡れて」より
婚約者の兄・ルイと飛行機会社を共同経営しているクロード。
マヌカンのシャロンとの恋を選んだことが知れてルイに
会社の経営をやめようといわれてのセリフ。
やはりも何もそらアカンやろ!とツッコミを入れるも
ルイはそれは冗談で、経営は続けると宣言。ん〜男の友情ですね。

真剣に宝塚を見ていながら、こんな風にどこかツッコミも
入れられる宝塚観劇。こんな楽しみ方でいいですか?



2003年12月24日(水) 今年の出来事3項目

1.アトピーで七転八倒。
今年の1月から7月までの苦しみ。これしかほとんど浮かばないよ。
今は普通の生活できるけど、また年末が心配です。
が本当に頑張っていないので、大丈夫だと思うんだけど・・

2.友達のお祝い事
親友と姉のように慕っている友人が結婚したこと。
アトピーでしんどい中、この知らせは気持が明るくなり知らせでした。

3.友人を介して、新しい友人が出来たこと。
いろんな人と毎年出会うけど、長く付き合えそうな、付き合いたい友人て
なかなかいないので、嬉しかった。


こまごまとしたことを加えると、今年は沢山映画、舞台、本を楽しんだのも
健康不良な中、とんでもないカ頑張りだったかも。
マトリックス、555とまたもや、なものにハマってみたり。

こうして書くと、3つのうち2つは良きことなので、まずまずかもしれないね。
来年はもっとよい年に!



2003年12月23日(火) 街中クリスマスムード

今日は大阪まで出て、友人たちとクリスマス&忘年会。
リッツカールトンのラウンジでティーセットをいただく。
ハービスプラザは何度か利用したけど、リッツカールトンは初めて。
ちょっと迷路みたいで、縁遠かったのもわかるけど
入ったら西洋のお城の内部のようでとっても雰囲気があってステキでした!
シャンデリア、絵画、そしてクリスマスだからツリーやお花。
うっとりと特別な時間をすごすことができました。
ピアノ・フルート演奏やクリスマスソングもあって大満足でした。
おすすめです!



2003年12月21日(日) マウスのお掃除はきちんとね!

このところ、ずっとパソコンの調子が悪かった。
もともと作業を移す時やネット中にサイト移動するときとかに落ちることがあって困ってたんだけど、
さらに、ポインタが動かない。マウスの問題なのか?どうなのか?と
使い続けていたけど、ついにうんともすんとも動かなくなってしまいました。
家族に相談すると、マウスの中を見て
「まず話は掃除してからだ!」とアドバイス。
なるほど、かなり中は汚れていました。
で、掃除したんだけど、多分何年も掃除していなかったのよ(!)
だからか、掃除してもやはり動きませんでした。
そして本日、ニューマウスを購入。
なんとイメージセンサマウスというものを買ってみたのですけど
なんと軽快な動きでしょうか!!
やっぱりマウスが大きく問題だったみたいです。
これでちょっとだけ元に戻りました。
だからって更新や年賀状がさくさくできるとは思ってはいけないけど・・



2003年12月19日(金) 上映中はメール交換、もしくは画面を光らす事はおやめください。

注意の放送が段々と増えていく・・・
映画館でも、舞台でも、電車でも注意を促す放送が流れる。
携帯電話が普及してからは映画館は画面上でも携帯電源OFFを促す映像が流れるし
注意する内容も方法も増える一方だ。
そしてまたもや注意を呼びかけて欲しい事が出てきた。
携帯電話の画面を見せないこと。つまりマナーモードではなく
完全に使用禁止で、電源OFFにして欲しいってことなんだけど。

去年の宝塚星組公演、先日の木更津キャッツアイで、そして
この日曜日に見に行った「マトリックス・レヴォリューションズ」で
若いお嬢さん方は舞台や映画も見ずに携帯画面を見ていた。
音は消してあるからいでしょ!とでも思っているのでしょうか。
そんな手前勝手は通用しませんぜ。

眩しいんじゃ!

映画(舞台)の世界から現実に引き戻されっぱなしやっちゅうねん。
私の1300円〜3500円返せ!ちゅうねん。(全部じゃなくていいけど)

※マトリックスの女性はコンタクトレンズが落ちたのを探してたみたいなんだけど
前半で落ちて、後半までついに探せませんでした。
エンドロールでもずっと探していました。いい加減諦めてくれないかと思いました。
視力が片方ないのは辛いけど、探しつづけて全く映画みないよりマシじゃない?
あんまりしつこいので、途中でコートを彼女に向けてやりました。
すると一緒になってデジカメの画面で探していた彼氏が「後にしろ!」ってやめさせました・・

彼女たちは何の為に金払って見にいきているんでしょうか?
私もテレビ見ながら、新聞や本を読んでいる自分に気付いて
それならテレビ消せよ!と自分にツッコミ入れたりしているんですが
映画館では流石に読み物を読んだりしないよ。



1つの事に集中することが困難な彼女たちに
注意してあげたらいいじゃないですか!といわれそうですけど
結構、注意てしづらいのよ。何故なら・・・

先日の「アレクサンドロス展」でのこと。
学校で習う美術で、最初に目にするであろう作品の数々が
そこかしこに並んでいるので、つい童心にかえってはしゃいでいたせいか
見知らぬご婦人に「静かに見なさい!」とか怒られてしまいました。
いつもど逆な立場になってしまいましたよ。
てゆうか、私は滅多なことでは注意しないし、もし注意するとしても
そんな荒っぽい言い方はしないけど。

私も注意される事あるし、完璧な人間でないから、他人に注意するのはどうも・・
これが注意せねばならない立場であったら断腸の思いで注意しますけど。
自分に子どもがいた場合、我が子が迷惑かけるなら絶対にするだろうし、
大切にしている人が困った事にならない為にとか

いつだったか「ミーアンドマイガール」を見に行った時に前列の8人くらいの
女の子(小学生?)が煩かった時は、引率の方がホッタラカシだったので注意させていただきましたが・・
これはもっと怖いおじさんとかに怒鳴られたら辛いだろうと、やはり断腸の思いで注意したんです。
実際、宝塚での携帯光らせ女はおっちゃんらしき人に怒鳴られていたし・・・

怒鳴られて注意されるよりは、やんわりと言われたほうがいいかと思ったんだけど・・
とにかく注意されるほうもしょんぼりかもしれないけど(全然しょんぼりしない人もいるだろう)注意する側も結構キツイんですよ。
相手がいやな気持になったら、せっかくの楽しい思い出に水を差してしまうんじゃないかとか気を揉んでしまうので。
だからそのご婦人もイヤな気分にさせてしまったら悪かったな、と思ったけど違うかもね。言ってスッキリするタイプみたいでした。

ま、とにかくこういう事があるから、私もダメな人間であるので、
他人に注意したりはよほどの時でないとしたくない。
他人に厳しくするには、まず自分に厳しくしないとダメということで。
他人じゃない場合は結構いうけど(笑)ふふふ。

だから映画館とかで妙齢の女性にたちに注意するのは気が引ける・・
でも今度あったら、彼女たちに私も携帯電話をむけてやろうかと思いました。
彼女の後ろの人には迷惑かもしれないけど、そうされたらすぐやめないかな?甘いかな?

「とにかく、きっとこれからは上映中はメール交換、もしくは携帯電話の画面を光らせないでください。」
と放送されるに違いないと思いますよ。



2003年12月15日(月) なんとなく・・・昨日の感想

ルミナリエを見ていたら、フセインが拘束されたとの友人からメール。
本当か?

そして帰宅したらテレビで映画「エアフォース1」がやっていた・・
脱力。

でも、その途中でフセイン関連のニュースがあるとのことで本当なのね。
「エアフォース1」ラストシーンでハリソン・フォードが助かって
輸送機に乗り込んだところで「今、当機がエアフォース1になった」てな
セリフがあるんだけど、本当にアメリカが好きそうな場面とセリフの
テンコ盛りな映画だわ。

とにかく戦争は映画だけにして欲しいよ。



2003年12月14日(日) 映画「マトリックス」とルミナリエ

やっとこさ見に行きましたよ「マトリックス・レヴォリューションズ」
ハッキリ行って期待は全然していませんでした。
居眠りしてるネオが上司のスミスに「みすた・あ〜んだそぉん」と肩を叩かれて起きる。
そんな夢オチでなければそれでいいか・・くらいな(笑)

そういえば3作ともネオは冒頭から寝ていましたね。
夢と現実。仮想世界と現実。そして機械と人間。
もともと曖昧な関係なんですよね。

2と3は決着をつけるために作った感じがして
3作目は特にその意味合いが強いから
どうせなら2と3を一緒にした方がいいのではと思うくらい
短く、内容は濃くなかった(薄いとまではいかないけど)
2と3の間を短くしたわけがわかったよ。

特に文句はないけど、やっと少しわかったのは
脚本がもっと熟成、というか、巧みだったら
もっと一般の人にも裾が広がったかもしれないな、と。

好きな人はわかりたいし、理解に努めるけど
そうでない人、努力しない人にはやはり辛い部分があった。
でも演出などは古典的な部分もあって気恥ずかしかったりと
そういう意味では荒削りで、若い作品だったなあと。

そんな評論めいたことは意味ないんですけどね。
私は現実では絶対にありえないだろう
男女の愛とか博愛とか、自分の責任を全うする為の心意気とか
そんなのが見れて充分楽しめました。

後半のザイオンでのマシンとの戦いだけでは辛いだろうと
(本当に頭が痛くなるほど見ていてしんどかった。)
入れられたような、メロビンジアンとの対決シーンでは
キリリとしたトリニティを見られたし、最後の場面もよかった。
ナイオビ船長。これこそファンタジーだけどかっこよかった。
リンクの彼女のジーの行動も。

主役は救世主のネオで、男なんだけど
とにかく女性の活躍がただならなかったので私は満足。
男性で今回よく活躍したのは、ミフネ船長とキッドくらいかな。

マシンたちの毒々しい光とトリニティの見た空の光
なんと対照的なことか。
でも今、私は両方とも必要としていて、でもどちらかというと
太陽光の恩恵に預かっていないからマシンよりなのかな。

自分や他人の人生について考えさせられる事が多い今日このごろ。
選択する、ということと運命との関係や
人の生きる目的を繰り返し、出してくる物語は私にとっては
フィーリングが合うのです。
やはり好きな映画の1つです。


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ルミナリエをついでに見に行く。
ついでというと失礼だけど、ふと思いついたから仕方ない。
何度か見に行っているけど、激混みを体験したのは1回だけ
9時過ぎに見に行ったので、満員電車のような混雑ではなかった。
でも入場(?)前に1度、並んで待ったからやっぱり大変な人出。

でも見る価値がある。
暖かくて美しい光でした。



2003年12月13日(土) 新機能なのかしら?

今まで気づかなかっただけなのかどうか、
私の日記に投票してくれた数とかトータルが表示されています。
思ったより投票してくれる人がいたのね。驚きました。
ありがとうございます。>投票してくれた皆様

今日は東宝エリザベートの先行発売日。
大変な人気とは聞いていたけど、予想をはるかに上回っていて
Yさんごめんなさい。一日中電話させてしまって・・・
でもありがとう。おかげで1回分はキープできました。
やれやれ・・・どこの閣下に会うのも大変だよ。

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ヴィッセル神戸が新聞の一面に踊る・・
ああ譲渡。でも引き受けてがあってよかったか・・
くぅ〜がんばれ神戸!



2003年12月12日(金) ダ・ヴィンチ1月号拾い読み+ナンシー関大全

ダ・ヴィンチ1月号は2003年Book of the yearだし結構読む所が多くて時間がかかってしまった。
出る本をいちいち全部読むわけにはいかないがなるべくどんな本があるのか知っておくには便利な雑誌である。

毎年こんなに本が出ているのねえ。と感心しつつ、それなのに出版業界ってずーーっと不況なのよねえ。

今回、特に気になったり、役立ち感のあった頁があったので覚書。
まず、226頁に旬の本棚で「いざという時便りになる辞書・事典31冊」が紹介されていました。
「イミダス」2524円とか「大辞林」6952円など簡単に想像がつく役立つ辞書から
読むための事典「筒井版 悪魔の辞典(完全補注)」2000円「新解さんの謎」448円等とは別に
こんな事典があったのねと素直に驚いた、「事実を蒐集する」編者の執念が生んだ、
読む者を圧倒する迫力の専門事典たちの枠の中。
「罵詈雑言事典」2500円、「死因事典 人はどのように死んでいくのか」1140円、「珍説愚説辞典」4500円
「官能小説用語表現辞典」2300円「西部劇を読む事典」900円とか全部書いてしまいそうだわ。
お値段はお手ごろだけど、役立つかしら?読んでみたいけど、置いておきたくないような・・・

次に気になったのが160頁の「百年の誤読」(誤が逆立ちしています)
1981年〜1983年のベストセラーを紹介しています。
「窓際のトットちゃん」「悪魔の飽食」(読んだことある)
「なんとなくクリスタル」「気配りのすすめ」「積み木くずし」(読んだことない)
多分、読書が特別好きでなくても目に、耳にしたことのある本たちではないでしょうか。
「トットちゃん」は確かに一般庶民が好んで読んでいたけど、今思うと不思議な現象かもね。
「悪魔の飽食」の悪魔的所業は本でよく知れたけど、その後それを行っていた人達がどんなだかわかって愕然。ひどいよ。
後者の3冊は多分、一生読むことないし、読みたいとも思わなかったけど
どんな内容かこの頁で読んで逆に興味が湧いたよ。
この3冊は買った、読んだ人は、使った金と時間を惜しまなかったのかしら。
「気配りのすすめ」って作者の歴とそのタイトルからズバリ直球なイメージを持ってたけど
全然間違ってたみたいね。いやびっくりだ。
積み木も崩していたのは、娘ではなく親だったのか、と納得。

でもしょせん、人が読んたのをつまみ食いしているだけだから、本当かどうかわかりませんが
でも読む時間はないから読まないし、これはこれでいいか。

更に71頁トロ・リサーチ「書店員はどこまで読者をナビゲートしてくれるのか」
「ぼくに最適な本を教えてください。書店員100人に突撃覆面調査」というもの。
概ね親切に対応してもらえたようです。
そうです、大抵の書店員は賃金安くて、仕事もきつくても好きでやっているのです。
というようなことも書いてあって懐かしかったなあ。
私が書店で働いてた時も、絵本の担当のためかよくプレゼント用にどんなのがいいか訊かれた。
対象、時期などを想定して、お客さんとも話して選んだんだけど難しい質問ですよ。

リサーチでも「ベストセラーを勧めるからってダメだと決めつけちゃいけない」と庇ってくれているけど
本当にそうだよ。だってそんな質問してくるってことは本をあまり読んでいないかもしれないから
しかも、誰かにプレゼントするって、難しいのよ。
散々読んでつまんなかったら、送った側の印象悪くなってしまうじゃない。
だったら、良く売れている本を送った方が話題性があるし、お徳感があるからいいと思いがち。
「話題の本を読んだ。」「持っている」で話題が広がる場合もあるしね。
プレゼントされた側も「ああ知ってる〜」ととっつきやすいだろうと・・・
でもロングセラーの方がいいような気もするねえ。
本を選ぶのは難しいのです。その人の頭の中が見えるわけでないしね。
やはり実用書とか写真集とか絵本などがいいような気がします。
それか自分が読んでみて、よし!と思ったものをプレゼントした方が説得力あっていいよ。
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「ナンシー関大全」文芸春秋についにあのコラムが収録
フランスW杯が開催された年に「ナンバープラス」に載ったもので
「感動させてくれ」は新たな段階へ突入した と題されている。
私はサッカー好きだけど、サッカーファンとわかる行動はしていない。
サッカーファンじゃないかもしれない。と思う。
あの時、もやもやしていた何かを文章で表して、スッキリさせてくれたのは
ナンシー関さんのこのコラムだった。
大全だけのことはある。購入しないと!(まだ買ってないよ(笑)

ついでで悪いけど、桜井よし子さんの「お上品爆弾」もステキ!

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今日の「マンハッタン・ラブストーリー」はごっつきっつかったわぁ。
見ながらジタバタしてしまいました。店長さんがかわいいやら、恥ずかしいやらで。
昨日の展開は結構意外で、ずっとあの調子で行くと決めつけてたので。
いいなあ店長。いやマスター。



2003年12月10日(水) 表紙とか題から想像できない面白さ。有名なのかな?

「新・生活様式入門」ぴあ

面白いです!何の本かと説明したくても、見てみないとこの面白さは上手く説明できません。

でも一応。
日常で誰もが普通に行っている行動がイラストで紹介されています。
・すれ違いざまの挨拶の仕方
・布団からの抜け出し方
・のれんのくぐり方など
・傘の雫の切り方

性別によって違う様式も・・・
・ミニスカートのでの階段の降り方
・立ち食いそば屋におけるネクタイの処遇

私のやり方は・・と探してみると、なんだか恥ずかしい。
誰もがやっている事だろうけど、こうして付きつけられると・・・
ノーマル・アブノーマル取り揃えて平凡なイラストが際立つ面白さ。



2003年12月09日(火) 男の目。女の目。

私は仕事場へはノーメイク、メガネ着用、地味目な服装で通っている。
化粧しないのはアトピーのせいもあるけど、めんどうくさいせいもある。メガネも楽だし、目にもやさしい。
洋服はズボンの方が動き易いし暖かい。そして汚れてもいい服装が似合う仕事だから。
でも休みの日はその反動がきていると思う。

相変わらずファンデーションは使わないけど、アイメークなどはバッチリする。
そして服もピンクやブルーやとにかくいろんな色の服を着る。
スカートをなるべく着用。(たまに着ると寒いよねえ)
まさにハレとケの日を使い分けているといっても過言ではないと思う。
まるで小川真由美の2時間ドラマみたいじゃないですか?ま、古典的ですかね。
(掃除のおばさんが芸者に変身するような番組があったとおもう。)

でも先日はちょっと困った。午前中仕事が入り、午後は宝塚を見に行く約束をしていたのだ。
宝塚を見に行く時は、これまたおしゃれしていくのが信条なので、仕事着では行きたくない。
せっかく夢の世界に浸りにいくのに、仕事着ではもったいない気がするから。

で、仕方なく仕事場にもハレの日の格好で行くことにした。
実際、ちょっと華やかな格好で行った方がいい仕事だったのだ。
そして仕事関係のパーティもそこそこ、抜け出して私は宝塚を見に行ったのでした。

翌日のこと。
職場のおじさま方から「昨日来ていなかったね!?」といわれる。
「いえ、行きましたよ。ちょっと用事があったので、少ししかいなかったんです。お声もかけなくてすみません。」

なーんていう会話が成されたのですけど、おじさま方の周辺にずっといたんですよ。私は!
何度も目も合いましたよ。でも誰も気付かなかった。
カ・イ・カ・ン・・変装完璧!なーんて。

でも中年男性陣は騙せたけど、若手女性陣はすぐに気付たというより、
私のいつもと違う様子をみてもなんの動揺もしませんでした。
中年女性は一瞬「ン?」てな顔して私の顔を凝視してから「あ!」という反応でしたが・・
やっぱり女性は騙せませんね。男性は表面に惑わされ易いということなのかもしれない。
ということは何かに使えるかもですよ!(笑)
これもやはり男脳と女脳の違いなのでしょうか?



2003年12月08日(月) そんな事は期待してないっ!

久しぶりに接骨医院へ行きだした。
アトピーがひどくてそれどころじゃなかったけど
少しマシになってきたし、前から心配だった右足をケアしようと思って行った。
初日は肩とか痒いし、肌弱くなっているので、右足のみお願いします!
ときっぱりお願いして事なきを得たのですけど
2回目。いきなり肩とか腰とか低周波治療器の大きいのをつけられる。
再度、ちょっと肌荒れがあって、あまりそういうことは・・と
断ってみるが、気にしてくれない。
案の定、10分もしたら肩が痒くなってきて外してもらう。

腹とか見るのはいいけど、こっちとしては
ガサガサ(しわしわで黒ずんでいて、感想して真っ白になっている)
腹と腕はとくに薬疹が抜け切れていないように、寒イボみたいに
ぶつぶつしているし痒いから、
「肌がガサガサでちょっと控えめに・・」といってみたら
「気にしすぎじゃない?病気ナンちゃう?」とか言う。

・・・ええ確かに病気なんですけど。何か?といいたくなった。
この先生は首とか背中とか針とかしてくれるし、治療もうまいのだけど
こういうデリカシーのないことを平気でいうのが嫌い。

友達が「たいしたこと無いよ、全然気にならないよ」
とかいうのならOKだけど、仮にも医者にそんな気休めは期待してないから。

肌が弱っているから治療にも細心の注意をしてほしかっただけなんで
そんなこと期待してへんから心配するな。



2003年12月07日(日) え〜一点?東アジアサッカー選手権。

サッカー嫌いの家族から今日の試合は勝てそうかと訊かれ
自信をもって大きく頷いたのですけど・・・
待てど暮らせど点は入りませんでした。
そしてやっとPKで1点で辛くも負けることだけは逃れたのでした。
FIFAのランキングなんて引き合いに出さなくても
過去の試合ではかなり楽勝に勝ててたという印象があったから
たくさんの得点シーンを期待していたんですけどダメでしたね。
ハっ!またもや私が見ているから?と心配になり
途中から見るのをやめました。でも結果は変わらず・・・
ヨーロッパ組がいないから、なんてわけでもないと思うのですけど・・
そうなの?!
惜しいシーンはたくさんあったけど、そんなのはいつものことでもあって・・
今度の韓国戦が心配です。



2003年12月06日(土) 宝塚月組「薔薇の封印-バンパイア・レクイエム」

のんきに行けたら行こうと思っていたら土日のチケットなんてないのよね。
でもまたもや手ぶらで行ってチケットGET!
相変わらず悪運は強いのです。

こういう時の常。面白かった。
衣装・セット豪華!
音楽・振り付け印象的!
役者さんもぴったりで、引き込まれました。

小池センセはヴァンパイア物は2回目だし、でもこういう人間外を描かせたら
右に出るものなし(宝塚で)だからいいかも〜と思っていたけど
本当に久々に最初から最後まで無理なく楽しめました。

これで卒業の紫吹淳さんは、すばらしいヴァンパイアぶりでした。
一人だけ別の空間を作っていて、人間じゃないと思わせてくれました。
ダンスもこれでもか!これでもか〜〜〜!と魅せてくれて
あ〜ヴァンパイアさま!なんですよ。ホントに。
ロングのゴシック調ヴァンパイアもいいのですけど、
現代調のヴァンパイアの雰囲気がまたいい。
囚われの身でジェニファーとお話する場面はジェスチャーだけの演技なのだけど
かわいらしくて、胸キュンです。
どうしよう、また見に行きたくなってきたわ。

その他、映美くららさんもヴァンパイアの姫君と踊り子、そしてジェニファーと3役をそれぞれ愛らしく演じていて好感度。

病気から復帰の霧矢さんも完全復帰を見せ付けるダンスの披露。
五峰さんはもっとダンスの見せ場があってもいいのでは、と残念だけど
バンパイアの手先の女を妖しく演じ、紫吹さんと踊る場面がよかった。

今回一番意外さんだったのは、彩輝直さん。昔のイメージしかなかったので
当たり前だけど成長したのね。声がかれていたのが残念だけど(いつもという噂)心の弱い、ダメな、冷たいヴァンパイアでした。

昨日も今日もおでかけしてしまった。
明日こそお休みしなくちゃ、だけどまだマトリックス行ってないのよ。



2003年12月05日(金) 映画「キューティーブロンド2」

ハッピーMAX。
本当にハッピーでよかった。
なんの裏切りもない。出来た話だけどこういう映画に突っ込みはいらない。
かわいいエルとその仲間たちの大活躍によどんだ心の汚れもスッキリ?!
チワワのブルーザーがますますかわいくなっていました。
そしてブルーザーの秘密が!それだったとは・・(笑)



2003年12月04日(木) 本「脱社会化」と少年犯罪 

「脱社会化」と少年犯罪 宮台真司/藤井誠二 創出版 2001年

過去から現代の少年犯罪と若者の文化、メンタリティを織り交ぜながら解説。
すごくわかりやすい。
きっと私に馴染みのある用語で綴られているからなのね。

「人を殺してはいけない」ということと「人を殺せないように育つ」こと。
「ひきこもり」「オタク」と「脱社会化」の分け目。
犯罪が起きるたびに増える病名のナンセンスさ。
いろんなメディアなどの中で、とりわけスッキリしていて腑に落ちる。

分り易いだけに、今の日本の歩む方向がゾっとするものだと
余計にわかるんだけどね。

こんな本が出たのが2001年。でも次々と少年犯罪が起きている。
男である困難さを書いた本も出てきているけど
まだまだ足りないのだと思う。
女らしさ、女であることの困難は先行して認知されつつあるけど
その逆ももっと語られなくてはダメだね。きっと。

参考
p34
「プライドと自己信頼が著しく乖離」した者にとっての、論理的な選択肢が
もう1つあります。プライドを傷つけられるのは「他者による否定」がきっかけですが、
「他者の否定」を認知的に歪曲して、なかったことにする、という選択肢。
いささかこっけいな選択肢を取るものが、「ストーカー」に相当します。
のストーカー気質解説もわかりやすい。なるほど。

以前、断っても断っても、それを受けてくれない人を間接的に見た事があるのですけど
まさしくそんな感じかな。怖いよ。本当にゾンビ並の回復力ですから。

89p
「親は子どもを見なきゃで母親が専業主婦になれ。
先生は子どもを見なきゃで小人数制にしろ。
これらの処方箋に意味があるのは親と教員の人材がよい場合に限られます。
親や教員がボンクラなら目が行き届かない方がいいのです。
なぜなら、バカに抱え込まれたら子どもにバカが感染るから(笑)」

そりゃそうだね。小人数制はいい事かと思っていたけど
ダメな人は何人減ってもダメだよね。はぁ〜。

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パソコン調子悪い・・こまるなあ。



2003年12月01日(月) 文化に親しむ日

昨日ついに行ってきました「アレクサンドロス展」
考えたら今年はこの美術館に3回も通ってしまいました。
その中で一番満足度の高い気がしました。

展示がアイデアもあって素晴らしいしいので満喫しました。
東西文化の交流。昔からお寺の柱にギリシャのドリス式の影響が
見られると習っていたし、なるほどね。と思っていたけど
ヘラクレスや風の神、美と豊穣の女神などが東に行くにつれて
どう変化していったか図入りで説明されていくのを見られて楽しめます。

各国々にいろんな神様がいるけど、元々は1つだったりする?
人間が発生して、神をあがめて、その像などを作る。
その行為は同じでも名前も容貌も変わっている。
でもそれはあくまで人間の都合によるものなのですよね。
本当に神様がいるとしたら、そんな人間をどう見ているのかしらね。

そんな事を考えたりしながら、ヘルマプロトディスの物語とその像や
アモールとプシケー、レダの物語など好きなギリシャ神話を久々に
堪能できました。
ちょっとショックな事もありましたが、ま、方角よくないから
仕方ないし、そんな事があっても楽しめてよかった。

その後、同じ美術館内で開催された狂言も見てきました。
晩秋に相応しい出し物で、特に3つめの話がユーモラスで
太郎冠者の面目躍如という感じで大笑いしました。


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