言霊

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2005年08月14日(日) その褒め方が気持ち良い

久々になってしまった、言霊。ネタ切れというよりはパワー不足だったのね。
っつーことで、回復したらまた始動ってのが正しい在り方!デス。
呆れずにお付き合いよろしくお願いしまっす。


ところで、人付き合いをする上で「リアクション」って大切だと思うの。
曖昧でやる気のない、掴み所のないリアクションを返されると、どんな会話の空気も止まって
しまうでしょ。
言葉が全てだとは思っていないのだけど、人付き合いを楽しくしていくのは会話だと思うし、
そこに上手に感情を乗せられるとスムーズに仲良くなれることが多いよね。

それは言葉に対するリアクションだけじゃなくて、相手の行動に対するリアクション、相手の
存在に対するリアクションもあるよね。
感動したとき。
ムカついたとき。
驚いたとき。
嬉しかったとき。
色々あるんだけど、一番「言葉のセンス」が問われるのは、相手を褒めたいときだと思う。


人を上手に褒められる人は、人生を制するんじゃないかと本気で考えてみる。


相手の長所を見つけて、それを“心地よい温度”で“相手を困らせない”で“言われる本人が
ハッとするような切り口”で。
斬新に優しく、褒める。
そういうのって、その相手が大好きでなきゃできないし。
相手より相手のことを意識していなくちゃ無理だし。
ってことは、基本的に“人を好きになることが得意”ってのが必須条件。なのよね?
その上で、ボキャブラリーの豊富さが問われてみたりなんかして。

人と違う切り口で「人をけなす」のは、そういう芸風の人がTVに沢山出ている通り、鼻で笑
う程度のことでしかない。

面白いけど、それだけだ。

逆に言えば「悪口はネタになる」けど、褒め言葉ってのは「たった一人に対して」しか効力の
ない言霊だと思うのね。

だから、その一人に対して、どれだけの情熱を傾けられるか。
その時にしか渡せない「手渡し」の、本格的な「オーダーメイド」の、プレゼントみたいなも
のだから、ただ嬉しい。

貰った途端、その人を好きになっちゃう(笑)

いや、本当に。
そういうもんじゃない?

そういうものを幾つも渡せる人間っていうのは、世界中の人から認知されるような人生は送れ
ないかもしれない(量産できないから)だけど、いつも自分を好きでいてくれる人達に囲まれ
て生きていける。

人生を決めるのは、自分の周りにいる人達だからね。
自分の欲求を押し付けるばかりで、幸せになれるわけがない。

自分を感謝して労って気持ち良くさせてくれる相手を、嫌う人はいない。
そういう相手は大切にしたいと思う。
だから想われる。

変に煽てたりヨイショしたり、適当にあしらったり。そういう浅はかな言葉は見抜かれてしま
うか、自惚れさせてしまうだけ。
言葉に舞い上がって自惚れた相手と付き合っていくのは、地獄だから。
結局、自分の人生を不幸なものにしてしまう。


心からの褒め言葉は、虹。
心のない褒め言葉は、泥。


うはー。そう考えると褒め言葉って怖ぇー(笑)

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