こいものがたり
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2005年11月29日(火)
あの夜


午前3時。
寝る前にふと、携帯を触る。


『あそぼうよ』
3ヶ月前の彼からのメール


思い出してしまった。
過去は振り返りたくないから、
見ないようにしてたのに。



あんなに胸が爆発しそうなくらい
ドキドキした夜は初めてだった。
抱かれたい、
欲しい、
と思った。


でも、出来なかった。
それには色々な理由があったけど・・・
1番は、きっと、自信がなかったから。



あの日からまたわたしのこいものがたりは始まった。



最近彼は私生活が忙しいらしくて何してるか分かんない。
毎日のよーにバイトで会ってるから電話もない。
二人で話せなければ意味がないのにネ・・・。
昨日送ったメールも無視されたままだしさ。




もうあんな夜は来ないのかな。
友達はみんな『やらなくて良かった』と言ってたし
わたしもそれで良かったと心底思った
でも、本能のまま動いちゃえば良かったんじゃないの?
って思う自分もいる。
だって相手が好きなひとなんだから。



彼をあんなに近くに感じた日。
わたしの大切なたからもの。




2005年11月27日(日)
弱さ


いつもわたしは人に甘えてばかりだった。
弱くて甘えん坊で寂しがり屋で被害妄想者だった。
常に誰か居てくれないと嫌だった。
孤独が嫌だった。
わたしだけがこんな気持ちなんだと思った。


でもそれは誰もが同じだ。
人間は結局一人。
人の弱いところを知ろうとしなかったわたしは、
誰にも分かってもらえなくて当然だった。



結局いつまでたってもわたしはわたしの事ばかりだ。
ワガママで拗ねっこ。
いつもは分かってるはずなのに、
孤独や不安に押しつぶされると
以前のような気持ちに支配されてしまった。


寂しかった。
孤独だった。
嫌われてると思った。
怖かった。



人にもう頼りたくなかった。
甘えてばかりはカッコ悪いし、
そんな自分じゃダメだと思ったから。

一人で生きてく強さを身に付けたかった。


でもやっぱりわたしにはそんな強さはない。
時には人に頼る事も甘える事も必要。
人と分かりあうためには、弱さを吐き出さないと無理だし、
人の弱さを知ること、
分かる事が大事だ。



人を思いやること、
好きになること。
それがわたしにとって1番大事だと
痛いくらい分かった今日この頃。



やっぱりもう人の事信用はしない、
でもみんなの事大好きでいるよ。
みんなみんなありがとう。




2005年11月26日(土)
天邪鬼

もう、とりあえず、今日は最低だ。


嫌な事を言って、
彼を嫌な気分にさせた。
わたしの印象は最悪。

なんであんな事言っちゃったんだろう、と思っても
後の祭り・・・


集団の中にいる時は、
周りの目が気になるから
可愛くない事ばかり言ってしまう。
出来るだけバレないように頑張ってる・・・
つもりなんだけど。


それでも周りからはバレバレなのか?
別のひとに話し掛けていたのに、
彼に話し掛けてシカトされてると思った店長が
『冷たくされても諦めるなよ。』
と彼の前で言いやがった!
ホントシンデイイヨ。。。



不毛だ。
こんな恋やめたい。
諦める!

何度思ったことだろう。


でもその度にいつも引き戻された。
わたしは彼に振り回されてばかりだけど、
好きだからしょうがないのだ。

優しさもいっぱいくれた。
彼の優しさを思い出すたび、涙が出そうになる。


だからわたしも、
彼に優しさを与える人間でありたい。


明日は楽しく話せますように。




2005年11月25日(金)
二人だけの秘密
今日、気付いたら10時間寝てた。
びびるわ・・・。


そんな中で、
彼の夢を見た。

二人して何かから逃げていて、
走りながらずーーっと手を繋いでた。
知り合いに見られても繋いでた
夢だとは思わずに素で死ぬほど喜んでた・・・。
ずっと手を繋げたこと、
彼が手を離さなかったこと。
それがたまらなく嬉しくて。


電車の中で、バカみたいにドキドキして。
何一人で盛り上がっちゃってんだよって話。


ほんと、片思いは一人相撲だなーって思うー
ドキドキもトキメキも涙も絶望も全て自分だけのもので。



会える日は、ドキドキして。
念入りに化粧とかネイルとかしてみたり。
会えたら会えたで、
ドキドキを隠すためにわざと素っ気なくしてみたり。
でも喋る時は笑顔を隠せないんだ。


最近二人の時間が増えて、
それがすごい嬉しくて。
他のバイトの子は誰も知らなくて
二人だけの秘密で。

それがすごく快感。



頑張って誕生日に誘ってみようと思う。
祝ってよ♪
なんて可愛く言ってみたり。


やっぱり好きだから、
例え可能性が低くても、
辛くても、
少しでも二人の時間を持てるように
頑張りたい。




2005年11月24日(木)
笑顔マシーン


ニコニコ笑って
女の話なんか聞きたくねーよ。

でもその笑顔をなくすくらいならって
頑張っちゃう自分が痛い。



愛しの彼は
恋人達の夜、24日
予定があるみたい。
女の子?と聞いたけど、
はぐらかされた。

他の人との会話に聞き耳を立てて、
きっと違う、と思うけど。


もしそうだったら・・・。
ていうか、誘おうと思ってたのに!
きっとそんな勇気もなかったけど・・・。


一緒に過ごしたかった。
誕生日もクリスマスも年越しも。

『友達』
やっちゃってるわたしには
きっと無理なんだろうけど。



届きそうで、届かない
埋まりそうで、埋まらない
この距離。


いつか隣に行けるように
今日もわたしは笑顔を作る。





2005年11月22日(火)
ありがとう。
12月1日に行こうって約束したのに、
急遽行く事になって、行ってきた。
岐阜、下呂。


爪もボロボロで、
心の準備もしてなくて、
化粧も取れかけで、
服も適当で、
昨日のデートの話を聞いたばっかで、
行くなら約束の日に行きたかったんだけどね・・・。

結局、星も見れなかった。
でも、足湯でぎゃあぎゃあ騒いで、
二人でまったりして。

結局、ちゅーはおろか
くっつく事もできなかったけど。


片道2時間の車の間、
わたしはずっと考えていた。
彼のことを、
わたしの事を。

デートの話を、
頑張って顔がひきつらないように
笑顔を作った。

やっぱりわたしは彼にとって友達でしかない事を
痛感してしまった。
何度目か。

それでも一緒の時間を過ごしたくて、
行く事を選んでしまった。
後悔はちっともしていないけど。


自分の気持ちが分からない。
これからどうしたいのかも、
今どう思っているのかも。


ただ、
彼がコンビニで買ってくれたホッカイロが
苦しいほど
嬉しかった。


連れてってくれて、
本当にありがとう。
ありがとう。






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