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aki
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2002年09月30日(月)
終止符を

この僕に、終止符を。

この世界に、終止符を。

打って。

打とう。









悲しい言葉を忘れてしまって

哀しい涙を流すより簡単


仮面の中身は全て敵だと

自分でダメージ作り出すより素敵






信じなさい

救われるとは限らなくても

愛しなさい

損得を忘れられなくても








そしてこの世界に終止符を

そしてこの僕に終止符を










死という悦楽にはまだ到達出来ず

地獄という楽園にはまだ行けぬのです




ならば生という名の快感を

俗世という名のエデンの園で









さぁ、自らの手で。

エデンを塗りましょう。

















さようなら、終止符を。

過去を脱ぎ捨てた蝶は、美しい花野を泳げばいい。














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2002年09月08日(日)
センチメンタル、センチメンタル。



小さい頃に好きだったオハナシは、とうの昔に葬り去られていて。

遅過ぎる恋に、今日も泣いている。













「ねぇ」

「うん?」

「もしものもしもで、僕が明日居なくなったら、どう?」

「どう?」

「うん、どう?」

「さぁ」

「さぁ、か」

「うん、さぁ」











しっかと握っていたはずの欠片は、いつのまにか消えていて。

探すフリをする手は、動いちゃあいない。









「久しぶり」

「うん」

「いい天気だね」

「うん」

「どう?」

「どう?」

「うん、どう?」

「悪くはないのかも」

「悪くは無いの」

「うん、悪くは、ね」

「そう」

「僕の席はまだあったんだ」

「誰も座ってないけどね」

「そっか」

「そう」

「いい天気だね」

「うん」













前と同じ様に汚い黒板が、傷だらけの机が、窓から吹く風が。

オマエはもう居ないのだと、語る。














小さい頃に好きだったオハナシは、とうの昔に葬り去られていて。

遅過ぎる恋に、今日も泣いている。








人の思い出を刻んだ時を、感じずには居られない。

刻一刻と劣化する、そんなセンチメンタルなオハナシ。



2002年09月04日(水)
発狂



ねぇ 助けてよ。

いつか言ってたね?

「いつでも連絡ちょーだい」。

「力になるから」?

「けっこう良い事言うんだから」?




どうして

どうしてなんだ?







「彼が君と同じ様にならないか心配なんだ」

「もしそうなったらいつか力になってやってくれ」

「苦しかった人しか分かれないから」





待って

待ってくれ






力になるも何も。

僕の脳細胞はタダイマリアルタイムに交戦中で。

治る見込みさえないというのに。







「相談をしたんだ」

「詳しい事は彼にしか話していなくて」

「色々アドヴァイスをくれたよ」

「為になった」






ちょっと

ちょっと聞けよ







一言も聞いてねぇよ

俺には何にもナシかよ

それ聞いて俺がどんな思いするか考えたかよ
















理解不能

理解不能

理解不能、だよ。











今現在アタマのおかしいヤツにそんな事言ったって無駄だって。

リアルタイムな俺よりも

本当におかしくなるかもわかんねぇヤツを心配してる



今現在アタマのおかしいやつにそんな事言ったって無駄だって?

俺は全く頼りにならねぇんだな

前の時は嘘吐いてたっけ?
















理解不能

理解不能

理解不能、だ、ね。






狂ってるってコト?

狂ってるってコト?

狂ってる、って、こと。










あ、そう。

あ、そう。

あ、そ。









狂ってんだ。

狂ってんだ。

狂ってンだ。






あははははは。

あははははは。

あはははは。






可笑しいね。

可笑しいね。

オカシイネ…








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2002年09月01日(日)
君は


そうだね、よく頑張ったね

君は

そんなになってまで信じて

愛して




憎む事も出来ずに

全ての矛先を自分に向けて





もう楽になっていいんだよ

逃げてもいいんだ

その場所から離れてもいい

許しを請うことなんてない






拙くて

脆くて

役にも立ちそうに無い手でいいのなら

僕が君に差し出すから

今まで落として来た君の欠片をひとつひとつ集めて

また元の美しい君へ還すから







今君が最も愛すべき人間は

他でもない君自身なのだから
























さぁナイフをこちらに

林檎を剥くのは僕の役目だろ?












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