何日経っても悲しみは消えない。 消えるどころか、どんどんどんどん深くなって とうとう私は地の底までやって来た。
彼女から貰った沢山の手紙を前に 地の底から這い上がる方法はないと わかった。
そう、私はずっと地の底にいればいい、 ずっとずーっと。 どうせ悲しみなど癒されるわけないのだから。
笑子
目の奥がひりひりする。 胸がぎりぎりと音を立てる。
彼女に掛ける言葉を、私はどこへ置いてきてしまった? この世にすでにいなかったなんてどうしたらいい?
後悔しても、しても、しても、しても、しても、 彼女から返事は、もう、決して、ない。
ごめんなさい。 ごめんなさい。
いつだってあなたのことは忘れてなかった。 それだけは信じて欲しい。
笑子
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