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プチ浮気。

「なんでみんな、旦那とか彼氏のバックの中身とか携帯とか見たがるんやろうね。あの中身見ても、自分の幸せなもんは入ってないのに。不愉快になるもんしか入ってないんですよ。見なかったら幸せやのにねぇ。」
・・・と言うような事を以前島田しんすけが言っていた。
まさにその通りでした。
今朝、私は貫徹で、朝一でダーをお口でぬいた後(生理だしね)、ダーはシャワーへ、私はお風呂場付近でお風呂中のダーとおしゃべり。
と、ダーの携帯がなった。目覚まし設定してたから。
うるさいので止めに行った時、ふと出来心でメールボックスを覗いてしまった。受信メール:0、送信メール:0。ダーは来たメール来たメール消すくせがあるので、なーんだつまんねえの、と、携帯を閉じかけて、「未送信メール」に目が止まった。普通、あんまりないでしょ、未送信って。でも、ここまで見ちゃったんだしーと、見ると・・・あったよ。三件。二件は仕事関係らしきメール。だけど、4月26日付け(つまり私が大阪にいっていた時)になっているメールの内容はこうだった。
「今、店を出て、気づいたらカードなくしちゃったみたい。メールアドレス教えてー。いつ大阪に帰るの?それまでにデートしよーやー(はぁと)」
私、急速冷凍。
携帯を持つ手が震えてくる。指先が、しびれる。
いや、でも内容からして、水商売のおねぇさんにちょっかい出してる内容だ。でも、でも!でも!!私のいないときってのが気に食わん。
シャワーを浴びているダーに、かわいく聞いて見る。
「ねー。リカが免許とりにいってる時、寂しかった?」
「うーん。でも、毎日電話してたし☆えへ☆」
「ふーん。浮気せえへんかった?」
「うん。なんで?」
「べっつにー!」
イライラした私は、もう一度メールをチェック。間違いねぇ。未送信とは言え、デートってどう言う事よ。
今度は携帯を持って話しかける。
「本当に浮気しなかったの?」
「うん。(ドアを開けて)どうしたん?」
「じゃぁ、これなによ!!」
と、携帯を差し出す。もちろん、そのメールを表示させて。
ダーは濡れた手で携帯を受け取って、メールを見て、考え込んでる。
「未送信やけどな。」
「未送信やろ?水商売のねぇちゃんのやつやで。」
「そうやけどー。ふーんだ!!デートしてくれば!?」
と、すっかり拗ねてしまった私。ゆるせん。
でも、こんな事で取り乱すのもかっちょ悪いので、黙ってTVをつけ、黙って一服し、黙って昨日塗ったネイルのはみ出した部分を削る作業を続ける。
しばらくして、ダーがお風呂から上がってきて、ばたばたと何かしてる音が聞こえるけれど、私はそちらを振り向かない。否、振り向けない。顔が作れないから。
ダーは、私の事をちらちらと気にしながら(気配でわかる)、忙しい朝の用意をする。ダーも、私に声をかけられずにいる。きっと私があんまりにもポーカーフェイスなので、私が怒ってるのか、悲しんでるのか、水商売のねぇさんだからと納得したのか、わからないでいるのだろう。
悩め悩め。
ダーが出かけなくてはいけない時間になった。
ダーが遠慮がちに「行ってくるね」と、座りこむ私の顔を後ろから持ち上げて、額にキスをする。私は無言で、そのまま送り出そうとしたけど、ちょっと意地悪をしたくて、だまって玄関までついていく。
ダーが、少し嬉しそうな顔で、「行ってきます」と、今度は口にキスをする。私は無表情を崩さずにそれを受け止める。ダーはまた困惑顔。
玄関を出る時に、ダーは朝刊をポストから抜いて、私に手渡す。私は、思い切り作り笑顔で「いってらっしゃい。」といってドアをしめ、速攻で鍵とチェーンをかけ、新聞を床に投げつけた。
バシーン!!
うそつき!!うそつきうそつきうそつき!!
誠実ぶりやがって!!
やっと少し泣きそうな気持ちで、でも、泣きはしない。
黙々と朝ご飯を作って食べる。
10時過ぎ、ダーから電話。いつもより早い。
いつもはすぐに出るけど、今日は少し出るのをためらう。このままでないでいようか。でも、出た。
「もしもし?」いつもとは違ってローテンションで切り出す。ダーは、戸惑っているのか、一呼吸置いて「起きてたんか。」と言う。
「うん。」
「そうかそうか。大丈夫?寝てないんでしょ?」
「寝る。」
「そうか。・・・・・ご飯は?」
「食べた。」
「そうか。昨日かったパン?」
「うん。トマトソース作って。」
「そうか。・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
「じゃあ、寝て、起きたら電話して。」
「・・・うん。」
「じゃあね。」
「はい。」ぶち。
いつもはハイテンションで「じゃーお仕事がんばってねー☆車気をつけてー☆ばいちゅっちゅー☆むちゅ☆むっちゅ〜☆むちゅむちゅ☆」なんて続けるんだけど、今日は速攻切る。

そうやっていつもと違う事を繰り返して、ちくちくダーに意地悪をする。
嫌な女だ。でも、いらいらして、せずにはいられない。
以前も、勝手にメールチェックをして、怪しいメールを発見して、その時は勝手にメールチェックした自分が恥ずかしくて、何も言えずに一人で泣いて、ダーにどうしたの?と問い詰められて、白状して、勘違いだって解って、「ごめんなさい、もうこんな事しません」って言ったのに。
同じ事繰り返してる。
でも、ダーだっていけないんだ。プチ浮気しようとしてた。
まぁ、そんなに腹立ってないけど。というより、何も考えないように心がけてると言った方が正しい。考え出したらどつぼにはまるし。
ダーはずるい。上手くごまかそうとする。真剣に。それを見ていると、騙されてやらなきゃいけないと、本当に思ってしまう。彼の壁だ。その壁を崩すと彼はだめになってしまいそうだ。というより、自分の恥部をあばいた私を許さないだろう。だから、私は騙されてやる。
目の前の俺だけを見ろと、彼は、無言で私に言ってしまっている時がある。それは彼自身も気づいていないだろうが。
私はいつも目の前の彼だけを見る。視界の端にちらつく嘘を黙認しながらも。彼はいつも、私の前では完璧に私にぞっこんなのだし。

・・・島田しんすけは正しかったです。
2002年06月28日(金)

金玉リン=ハムスター=ぼんぼりろん

金玉が大好き。
どうして奴はあんなにも私の心を癒すのだろう。
いやし系金玉。
私は眠る時、ダーリンのちんこ及び金玉をもみもみしながら寝る。安心できるし。
ふにょふにょしてて、たぷたぷで、あったかくって、ちょっぴりしっとり。
これは何かに似ている。そう確信した私は考えた。
うーんうーん・・・(考え中)・・・あ”!!
ハムスターだ!!
しかも産まれたての!!(しっとりしてるから。)
ん?でも、産まれたてのハムスターはこんなに大きくないな。
いいんだい!!産まれたてチックなハムスターなんだい!!
そう思いついた私はとっても幸せな気持ちになってダーリンのハムスターをかわいがるのでした。

「まったく!!こんなとこでハムスターなんか飼って!こいつめこいつめ!きぃ!!」
と触ってはダーリンに
「メ!!これはハムスターじゃないの!」
と怒られます。
「だってだって、ふやふやで温かくてしっとりしてて毛が生えてるんだもん!それにピクピクするんだもん!これはハムスターなんだい!ねーハムちゃん。」
「名前つけないで!!」
「やーいやーい金玉リン金玉リン〜☆」
「金玉リンってなにさ!」
「じゃぁ、ぼんぼりろん、ぼんぼりろん〜☆」
「ぼんぼりろんてなにさ!」
「だってだってママンがザジ(愛猫)の金玉を『ぼんぼりろん』っていってたんだもん!!ハムちゃんも嫌、金玉リンも嫌、ぼんぼりろんも嫌って、じゃぁ一体なんだったらいいのさ!我が侭な奴め!」
「・・・なんでもいいよもう(脱力)」
「わーいわーい!ハームちゃん☆よーしよしいいこだねー。」

私はついにかわいいペットを手に入れたのでした。
産まれたてのハムスター。愛しくていたいけなもの。
私の心を癒す、いやし系金玉。



余談:金玉リンをぼんぼりろんと言ったママンはすげぇ。ママンの造語だしなぁ。どうも、うちの親子は金玉リンに名前をつけるのが好きな血を継いでるらしい。ぼんぼりろんだって。どっからでてくるんだよ、ぼんぼりろんて。ぼんぼりろんはたぶんうちだけの言葉なんだよ。幸せ家族だ(笑)
2002年06月24日(月)

恥ずかしい事

私は、こうやってエロい事をばかばかしく赤裸々に公表するのなんて恥ずかしくない。セックスの時、自分の脚を持って、股を開くのも恥ずかしくない。まんぐりがえしだって平気。
そんな私が「ハズカシーー!!」と思うのは、自分もたまにあるけど、その場の空気を読めてない発言をしてしまったり、相手の事を思って話してるっぽく話してるけど、結局自分の自慢話を話したいだけだったり、「何気ない・自然・天然」をマジで装って真剣に媚び売ってる奴とか、どう考えても自分に非があるのに、それを指摘されたら謝りもせず、自分を正当化しようとして逆切れしてる奴とかを見た時。不特定多数の知らない人に媚を売ってる奴。フリではなく、マジで頭悪くって、真剣に話しを出来ない奴。プライドと、創作力がまったくないのか、人のネタをパクる奴(これはまゆこ姫も書いてたよね。)しかもあろうことか知り合いサイトのネタ。すぐばれるのに。バカとしかいいようがない。
きゃー!恥ずかしい奴!!って悶えちゃいます。痛いです。アイタタな人ってこういう人の事言うのねって思います。
わざとならいいんですよ。作為的にかわいこぶって見たり、作為的にわかってない振りでちんぷんかんな事言って見たりってのは、私もうけ狙いでよくしますし。でも、それ出来るのって、私がわざとそう言う事言ってるんだって解ってくれる人の前だけです。
はっきり言って、私はこのHPでは「これが私なの!」なんて言わないですよ。面白おかしく自分を演じてます。で、HPを通じて、仲良くなって、長続きしてる人ってそこらへん解ってくれている人たちです。
このHPは、不特定多数の、交流した事もない人達も見ているから、時々心配になります。私がそういう人だって思われてるんじゃないかと(笑)
エロい相談だっていっくらでも聞きますし、私に答えられる事なら、真剣に答えます。真剣に悩んでる人ってのは、恥を忍んで、真剣に書いてくれています。それを邪険に出来るわけがないじゃないですか。
でも、ひやかしだったら私だって冷やかし返しますよ。大体解るんですよ。ノリを見てると。大阪人ですからそういうこと敏感なんです。で、そういうのは「あ、この人は、このHPを盛り上げるために、私が冷やかし返すって解ってながらこんな書込みしたんだな」って判断しますから。暗黙のネタ振りに対して、大阪人は敏感ですからね(笑)

私は、私ってものすごくイジワルだなって思います。「ぼくは勉強ができない/山田詠美 著」にもあったみたいに、「同情仮面」を被って、嫌だこいつと思っても、ガーっと言わないですから。ちくちくやりますから。「親切仮面」の時もあります。
そんなイジワルしてるのに気づかない時は、ボケたのに突っ込んでくれない時のように、がっかりします(嘘)がっかりはしないけど、やっぱバカだったんだって思っちゃいます。

って、こんな偉そうな事書いてる私もハズカシー!!
「わたしってぇー変だとか天然とか言われるんだけどそんな事ないよねー」ってお前の事なんて私が解るわけもねぇー!!っていうかそのセリフ100人位から聞いてるから多分普通だと思う安心してーー!!
セックスの時のセリフもハズカシー!!
「いや・・・恥ずかしい・・・」っていうのハズカシー!!
そんな事いわねー!!
私のキャラじゃねー!!
ほんとはそんなに恥ずかしくないのに恥ずかしいとか言ってる奴ハズカシー!!ていうかそれってあたしー!!それ言う時の方が無性に恥ずかしー!!
いつもは普通の人なのにセックスの時になると「どこが気持ちいいの?」とか真剣に言ってる奴ハズカシー!!っていうかむしろ萌えー!!(壊)
2002年06月22日(土)

理解というもの。(曲解番)

私が愛する友人達は皆頭が良い。
お勉強が出来るのではなく、考え方が。言うなれば人生のアマチュアといったとこだろうか。
愛しい人達。とても人間臭い。
私は人間臭のしないひとはあまり好きではない。
その人が隠している匂いは、私や、私の友人達にすれば、隠す必要のないものだと思うから。
その匂いを隠そうとしている人は、かわいそうだ。その匂いをいい匂いだと言ってくれる人に、巡り合っていないのだろう。かわいそうな人は、好きではない。かわいそうだと思うのが嫌いなのだ。
かわいそうな人は、理解してもらおうとしない。そのくせ、不平だけはいっちょまえに言う。
そんなに不平を言うなら、告白すればいい。
きっと、私か、私の友達か、誰かは、そのことを、くだらないことと気づかせてくれるだろう。
あんなに隠すのに苦労して、あんなに大きなものだと
思っていたものが実は、妄想という息を吹き込まれ、ふくれていただけの、本当はちっぽけな風船のようなものだと気づくだろう。
憎しみや、怒り、絶望、恥ずかしいと思っていたこと、それが一気にちぢまって、大きな消失感とともに、安息が訪れる。その消失感を埋めるのは大変なことかもしれない。
その時、あんなに隠していたものが本当は今の自分を縁取っていたものだと、それを、愛しく思うだろう。そうすればしめたもので、その傷が愛しく思えた自分を、本当に愛することが出来るだろう。
これは、私の理想論だという人もおられるだろう。
そうかもしれない。
でも、信じてほしい。
私に、愛しい友人が大勢とは言えないが、数人でもいるように、必ず、どこかで自分と同じ考えの人、もしくは、自分を理解してくれる人がいることを。
貴方は決して、特別じゃない。
「本当の自分」という想像上の自分に救世主のように期待をかけてはいけない。本当の自分は、誰かに期待をかけるだけで、なにもしようとしない貴方自身なのだから。
理解してほしいなら、傷をさらけだすところから始めなければいけない。とても痛い思いをすることもあるだろう。いやんなっちゃうだろう。
でも、それが最初の一歩で、それを恐れたり、プライドが邪魔したり、恥ずかしがったりして、出来ないというなら、そんなに、理解を求めていないのでしょう。なら、それでいいんじゃない?
私は諦めたくなくてそうしただけさ。
それだけ。終わり。
2002年06月21日(金)

シルクの似合う女の子

「リカは、シルクの似合う女の子だから。」と言って、ダーは私にシルクのパジャマをくれた。それはダーのパジャマなので、サイズは大きいが、そんな事言われたら着ないわけには行かないでしょう(笑)
私がそのパジャマを着ると、ダーは嬉しそうな顔をする。そして、シルクに包まれた私の体を触って、「気持ちいい」と言う。
私も触って見ると、確かに気持ちがいい。つるすべで、イルカにでもなったようで、しかも、その内側は柔らかい。シルクは、女性の体の曲線にとてもあう素材なのだなぁと実感させられる。
いつもは、「裸が一番」なんて事を言うダーも、このパジャマを着ている時は、その感触を楽しんで、すぐ脱がせたりしない。
このパジャマを着ると、自分が特別な女の子になった気がして気分がいい。

でも、そんな事よりも嬉しかった事。
「シルクの似合う女の子」という素敵な言葉を、ダーが言ってくれた事。
2002年06月18日(火)

お尻

私の尻はでかい。
上半身のわりにでかい。
ガイアックスで記念ヒット画像を見た方なら知っているでしょ?
この尻のせいで、ピタピタのパンツが流行った時は苦労した。下手なパンツをはくと、ムチムチプリンプリンの、下着の線くっきりというかっちょ悪い状態になるから。平たく言えば安産型。これは遺伝なんだから仕方がない。ママンも尻がでかいのだ。見えるところ(腕とか脚とか)は細いという、体系まで見た目かっこつけなうちの家系。
でも、いいんだ。
私はこの尻を愛してる。
なぜなら、男達に愛される尻だから。すべてとは言わないが、少なくとも今まで付き合って来た男達は、私の尻をとてもかわいがってくれた。
ぷにぷにしたり、叩いたり、噛みついたり、もみもみしたり、舐めたり吸ったりしてくれた。

ダーだって、私の尻を愛してる。
私の尻を見ると、「このお尻さんめ!お尻さんめ!」といって意地になって触るし、寝ている時も、無意識に私の尻をさわさわして、「ふふふ」と、得意げに笑っている。
同じ方向を向いて横に眠って、ダーが私の背中を抱いてごろごろしているときに、私が「プリ!」と、尻をダーの下半身に押し付けると、嬉しそうに「かわいいなぁ、リカは。」と言っては尻を触る。時には自ら下半身を私の尻に押し付けて、ぐりぐりするときもある。(痴漢みたいだ。)
セックスする時だって、力強くぶつかってくるダーの下半身を柔らかく受け止めてあげれる。

乳がない代りに、柔らかさを尻に求めているのかも知れない。
でも、私の尻はそんなこと気にせずに、今日もプリプリしているのです。
2002年06月17日(月)

寝顔

私がダーと引っ越して、まず買ったのはダブルの布団だった。
眠る時間を大切に、ということで。
ダーと私は、いつも手をつないで眠る。
手どころか、脚もつないで眠る。
時には脚どころか体まで繋がって眠ろうとするが、それは寝づらいし、後後面倒な事になるので、やんわり断る。
まぁ、とにかく、絡み合って眠るのだ。
眠る時、寝姿に神経質な私はとても眠れたもんじゃないが、気持ちがよいので、ダーが眠るまでそのままでいる。
ダーはのび太並に寝つきがよく、あっというまに眠ってしまう。私はダーの寝息で、自分の肌が潤うのを感じながら、ダーの寝顔を観察する。
ダーは顔に似合わず、長いまつげをしているので、こうやって目を閉じていると綺麗だなぁと思ったり、眠る時に、微笑を浮かべている口元とか、私と違う、高い鼻とか。
いつも、初めて見たかのような気持ちになる。ハッとさせられるくらい、幸せそうで、不思議な気持ちになる。
私をこうやって抱いて眠るだけで、こんなに幸せになるなんて。この人どうかしてる。
なんて思わないけど(爆)彼が私をものすごく好きなのは私が一番知っているのだし。
この人の無頓着な幸せを、ずっと守ってあげたいなぁなんて、私まで幸せになったり。

お互いの幸せをまもりたいなぁと思うことこそが、幸せなのではないだろうか。
2002年06月14日(金)

過去

過去は過去。今は今。
そう思いたいけど、割り切れないところってあるよね。
うちは、ダーがバツイチで、その奥さん別れた後に亡くなってるから、時々、もうこの世にいない奥さんのことを考えたり、心の中で話しかけたりしてしまう。
毎朝、ダーが仕事行くときは、起こされて「いってくるね」って言うのだけど、一度、ダーが眠る私を、「のぶちゃん」と呼んでしまった事があった。「どこの女よ!!」って冗談ぽく聞いたら、前の奥さんだった。「寝顔が、似てたからつい。ごめん」って言ったけど、悪い気はしなかった。あんまりにもやさしくて、それが私を起こす時と変わらなくて。
前の奥さんが亡くなった時、ダーはもう、奥さんに対しての愛はなかったのか、まだあったのか、わかんないけど、きっと、そうやって、これからも奥さんと一緒に思い出を重ねる事もあると思う。
今は、ダーは私を、私はダーを世界一愛してるっていう確信があるだけで、なにもかもを許せてしまえる。

ダーの過去すら、私の誇りに思える。
ちゃんと、人を愛して来た人なんだなぁと。
2002年06月13日(木)

ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュをDVDで鑑賞。夜中に、ダーが寝た後、ヘッドフォンつけて部屋を暗くして。
まず第一に、「私もここで働きたい」と思った(笑)私の大好きな、キラキラ、ギラギラ、ハデハデ、ちょっとお下品、美しい女達、華やか、などが凝縮されていたんだもん。女達の衣装が素敵!!靴下とか、下着とか、スカートの色あわせとか、コルセットとか、もうきぃぃーー!!ってなる。着たい!着たいよう!!
歌も踊りも素敵!!私の大好きな曲たちが「夜もヒッパレ」形式に歌われ、踊られる。ニルヴァーナの「Smell・・・(なんやったか忘れた)」が出て来た時にはもうぶっ倒れそうに興奮。夜中にもかかわらず、一人でノリノリになってしまった。
そして登場、「スパークリング・ダイアモンド」の名にふさわしい、ニコールキッドマン扮するサティーン。
この瞬間、私はサティーンになりたいと熱望(笑)だって、ブランコで登場してそれを紳士たちに受け止められて、運ばれて「ダイアモンドは女の友達」なんて歌うんだもん。「ティファニー!!」「カルティエ!!」なんて叫びながら男を虜にしていくんだもん。憧れちゃうでしょ。マドンナの、マテリアルガールを彷彿とさせるなぁと思っていたら、期待どおり、マテリアルガールも歌ってくれた(笑)
で、主人公クリスチャンを公爵と間違ったサティーンは「象の部屋」へ。
この象の部屋がまたかわいいんだ!!ほんと、この映画の美術?セット?係は天才なんじゃなかろうか。衣装係も天才だけど。
サティーンは「詩の朗読を」と言っていたクリスチャンの言葉を勘違いして、クリスチャンが詩を朗読するたびに、素晴らしい悶えっぷりを披露(笑。余談だが、この、悶えてるシーンで、ニコールのすっげぇきれいなピンクの乳首がチラッと一瞬見れる。)。
で、困ったクリスチャンは、サティーンにエルトンジョンの、「Your Song」を歌う。Your Songって、こんないい歌だったのね、と、改めて実感。やっぱ名曲は永遠のものなんだなぁ。
この後、物語は、最初の豪華なものから一転、悲劇の一途を辿っていくのだけど、内緒。自分の目で確かめるべし。
あ、あと、途中の「Roxanne」という、タンゴ調なダンスシーンも必見。かっこよすぎて私は、タンゴを習いたい!!と熱望(笑)我ながら影響されやすい(爆)

一回みた後、ここに紹介したシーンをチャプタージャンプでしかも英語字幕で見直して、気づいたら朝の5時(笑)大嫌いなスタッフロールまでわざわざ見た映画は初めて。おすすめよん。

今年、ロマンティックボヘミアンファッションが流行しているけど、この映画のような、「エロティックボヘミアン」(というのかな?)が流行ってくれないかなぁ。今の流行はなんだかぬるくて好きになれないんだもん。エロティックボヘミアンが流行ったら、街も華やかで活気付いていいのになぁ。

「人がこの世で知る最高の幸せは、誰かを愛し、そしてその人から愛される事」クリスチャンが、冒頭をはじめ、各所で言っている、言わばこの映画のテーマ。これを聞いて、私は、「私とダーは、最高に幸せなのだなぁ」と夜中に暗い部屋で一人、ニヤニヤしていたのでした(笑)
DVD買います。スペシャル版を。
2002年06月11日(火)

イライラ

私はよく、急にイライラすることがある。
普段は温厚で、いたってのほほんとしていて、平和の象徴の鳩みたいな存在なのだけど、ちょっと気になってる事なんかが蓄積されて行き、私にとって、それは、放射能のように体内に留まって、浄化される事なく、非常に厄介な存在だ。一つ一つは、鼻くそ以上にちっぽけなのに、チリも積もればなんとやら。
昨日も、夜眠る時に、異常にイライラしてしまって、勢い余ってこのHPを閉鎖するところだった。幸い、面倒くさがりなので、もう一度起き上がってPCを立ち上げ、閉鎖、なんて面倒な事はしなかったけど。でも、「明日はもう、『閉鎖します。』とみんなに告げよう!」と、心に誓っていた。
イライラは、毎夜のお楽しみである「ダーの息子いじり」をしても直らず(これをしたらたいがい治るのに。)、悶々とした夜を過ごした。
今日は少しイライラが直っていたので、閉鎖は免れたけれど。

きっと、私はネット上でいい顔しすぎなのだと思う。(えぇ?それで?とか言わないように。)ネットというのは私に向いていないかも。と、いうのも、現実での関係が希薄であればあるほど、私はその人たちにあたってしまうタイプだし、大体、ネット上に、自分の存在価値を見出そうとしてたのがまずかった。ネットでの付きあいで、相手に期待しすぎたのも悪かった。
こんな事書いてるけど、特に何をされたわけでもない。理由を言えば、「えぇ?そんなことで!?」と言われそうな事の積み重ねだ。「そんなこと」だから、その時は何も言わない。良識ある大人なんだし(嘘臭)、そんなつまんない事でいちいちぎゃーぎゃー言いたくもない。そんなの自分のケツの穴が小さい事を証明しているようなもんじゃないか。だから、いつもは、「どーんと構えよう。なんでもこいだ。矢でも鉄砲でも持ってきやがれってんだ!あっはっは!」って感じでいる。
でも、実のところ、私は、ものすごーくケツの穴の小さい奴だと思う。
「相リンって言ってくれたから先にリンク貼ったのに、まだ貼ってないや。うじうじ。」「ありゃ、久々に来て書込みしてくれてるのはいいけど、日記読んでないっぽいや。うじうじ。」「あれ?この人、あたしの造語使っちゃってるよ。しかもこっちの方が面白いじゃん。あーもうこの人の言葉になっちゃってるね。うじうじ。」とか。そういううじうじがたまってイライラして、私は突然、蠍座の女の本領を発揮してしまう。
「蠍の毒で一撃必殺。」
グサッ!
閉鎖。
ブスッ!
いじめっ子に変身。
グサッ!
そのことの関係どころか、そのこ自体の存在まで否定して逃亡。
ブスッ!
ネット引きこもり・音信不通。

嫌な子だぁ、私ってば。いや、まだやってないけど(笑)やりかねなくて、最近怖い。おとなしくしときます。
2002年06月09日(日)

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

大阪にいた時、親友Mと、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を見に行った。心斎橋ソニータワーの地下一階の映画館。結構混雑する事を見込んで、1時間半前くらいに整理券を貰っておいた。整理番号1番、2番の券を貰い、Mは、私に1番をくれた。「えへへ。ちょっぴり嬉しい。」というと、Mは笑っていた。で、しばらくうろうろしたり、美味しいランチを食べたりして、再び映画館へ。思った通り、人がいっぱい溢れていた。「整理番号1〜10の方、中へどうぞ。」という係員さんの声に、意気揚々と一番乗りで部屋にはいる。Mが、「リカちゃん、こっち。」と呼んだのは、一番前の席。「えー?大丈夫?見難くない?」というと、「ここ、スクリーンから幅あるし、こうやって社長座りしたら、視界がスクリーンでいっぱいになるからいいで。」という事で、一番前に。
予告が始まると、音がうるさい。2時間もこんな調子で大丈夫だろうかと少し心配しながら、映画は始まった。
平たく言えば、ロックミュージカル。心配していた一番前の席で大正解。音の洪水。すごく気持ちが良い。すごく入り込める。映画のストーリーは言ってしまったらつまんないので、ここでは割愛させて貰うが、ヘドウィグの歌う「ORIGIN OF LOVE」を聞いた(見た)とき、ベタな歌詞なのに、不覚にも泣きそうになってしまった。
「腕が二組、脚も二組大きな頭に顔が二つで周囲がぐるりと見渡せた。読みながら話しも出来たけど愛は知らなかった。まだ愛が生まれる前の事。
神は力をつけすぎた人を恐れ、稲妻で二つに引き裂いた。台風を起こし、人を散らばせた。人が人を愛し、抱き合うのは、元に戻ろうとするため。それがセックス。メイクラブ。」
なんてベタな。でも、その歌が、ヘドウィグの生き方、愛し方に重なって、真実見のある、迫力のある言霊となって私の心に衝撃を起こした。

・・・映画が終わって、私は、いつもは買わないパンフレットに、サントラCDまで買い込んでしまった。でも、家に帰ってCDを聞くと、それなりに良いのだけど、映画で聞いた時のような迫力は無かった。そりゃそうだ。ライブではなく、CDなのだから。

DVDが出たら、絶対買うと、Mと言いあった。
すごく、しびれる映画だった。お勧めです。
2002年06月03日(月)

宝物 / リカ

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