即興詩。即ち書きだめ。
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手をかけて、私の唇に 音がなくても読んでよロゴス あなたまだ見たことないでしょ 妄想癖の青年が飛ばす白い滴 ニ短調の曲ばかり上手くなってもそんなことじゃね 私の左手和音にすら追いつかない 今にドストエフスキーも見捨てるよ
音がなくても読んでよロゴス 私まだ結末を話してない 箱を頭から被るなら もう構わないでってこと それから出来たら付いて来てってこと 公房は言わなかった? あの段ボールは拒絶じゃない
音がなくても読んでよロゴス 手をかけて、私の唇に
起こされた瞬間の二重ぐあいを覚えてる? あたし 今度は 胡蝶蘭になる
deception passの切り立った波飛沫を 半年でモノクロームに変えて 老いた手すりに掴まっては駄目よ 奴は嘘が上手いから
ねえねえあたしのこと解ってよ 温度差の激しい海辺と砂浜を詠ってよ 立ち尽くす若草色の神様が喘いだら きっと染みったれた景色を捨てられる
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