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非日常かもしれない日々

■ 情緒不安定 2003年07月31日(木)
日記を書くのが最近、しんどかったりする。
7月31日の日記だけど書いているのは8月2日の深夜だったりする。

何で自分が生きているのかわからなくなった。
何で生まれてきたのかわからなくなった。
何か考えれば考えるほど嫌になって、急に涙が止まらなくなった。
カッターとか剃刀とか探したのに、どう言う訳かどこにもない。
鋏すら見つからない。
仕方ないから自分の腕を自分で何度も噛んだ。
たくさん歯型がついた。

相談する友達もあたしにはいないし。
彼に何度、自分の気持ちを説明しても彼にもわかってもらえない。
「お前に何度言ってもわからない」
何度も「自信持て」って言われたけどさ。
自信の持ちようなんてないじゃん・・・・





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■ 出かけてみたら・・・ 2003年07月29日(火)
すっかり日記を更新するのを忘れていたわ・・・

来月、引越し決定。
この3年間で5回目の引越し。もう最後にしたいね。
しかし、ソープで働くと1ヶ月で引越し出来ちゃう。
これならヘルスでくすぶってないで、もっと早くソープに行けば良かったね。
暇は暇でも稼ぐ金額が違う。
手続きするために横浜の不動産屋まで行ったのだが・・・
ふらふら歩いてるうちに・・・
いつの間にか5万円も使っていた。
あたしって・・・所要時間約1時間。
どうも金銭感覚がおかしいのは否めない。
先日も下着だけで3万円位使ってるのに。
20万円も現金持ち歩いてるのってどうよって感じ。
でも諭吉が10人以上、財布に入っていないと不安。

暇な事は暇。
ボーナスでてすぐと、週末はまあまあだけど。
待機室にいると、わずらわしい事もあるけど、面白い事もある。
最近、彼から電話が来ると、ある女の子が
「Kちゃん(彼)から電話?ちょっと話したい!」
彼女は何故かいつも、あたしの彼に恋愛相談してる。

彼とは最近、つまらない事で喧嘩をし、別れ話になってしまうものの、すぐに仲直りしてしてる。
「別れよう」って言って10分後には仲直りだ。

でも彼は、あたしの後ろ向きな性格が嫌いだと言う。
被害妄想が激しすぎて嫌になるって。
だからって甘やかしたくないし、優しくするだけなのは嫌だって。
あたしが間違ってれば間違ってるって叱るし、駄目な点は駄目だって言いたいしって。

これから上手く行くのか不安になってくる。

一応、引越しは彼が手伝ってくれる。
「休みを取って・・・てかその次の日も、また次の日も家にいたりして・・・そのうち荷物持って行ってたらごめんね」
横浜にいた時も、1日遊びに来たら、次の日もその次の日も・・・結局遠距離になるまで3ヶ月間、殆ど毎日、あたしの家にいたっけ・・・





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■ 抱きたくなった 2003年07月20日(日)
一昨日、Hな話をお互いにしたら、彼はどうしてもエッチしたくなったらしい。
昨日の昼からずっと仕事で、しかも24時間勤務なのに
「3時に伊東に来て」って、
寝ないであたしを抱こうとする彼。タフな人。
ちなみに彼、最近は長野じゃなくて静岡県内で仕事しています。
ところでHな話って?
メールでエッチしました!(爆)
いや・・・最初は
「客で感じないでね。早く抱きたい」
何て言われた事が発端ですが。

横浜駅で、電車の時間まで余裕が合ったから、ドトールでアイスコーヒーを飲む。
様々なカップルを見て、密かに優越感に浸る。
彼が恋人で良かった。
かっこいいし優しいしSEXが上手いし働き者だし。
口は悪いけどね。

しかし伊東の駅で会った時の彼の言葉
「全く、樹杏が会いたい会いたいってうるさいから。俺は寝てないのにしょうがないなあ」って笑ってる。
おぃ!違うだろ!

いつも行く伊東のラブホ。
露天風呂があるんだけど、夏の露天風呂は失敗だね。
暑くて入れたものじゃない。
いつもは普通に湯につかってるだけなのに、今日の彼はもうエンジン始動。
あたしをギュッと抱き締めてキスして立ったまま、あたしを愛撫する。

部屋に戻ってあたしはシャワー浴びる。
彼も後から入って来て、あたしが体を洗う姿を眺めてる。
あたしの背中を洗ってくれる。
あたしは彼の頭を洗う。
「俺の頭を洗うと幸せ感じるくせに」
君のいつも生意気な言い回しが大好き。

もう1年7ヶ月も付き合ってる。
何度、抱かれても彼とのSEXは最高。
彼だってそう思っている。
あたしと付き合い始めてから、女ともセフレとも別れちゃうんだから。
浮気するぞといいながら浮気しないんだから。
寝ないであたしに会うのだから。
あたしは仕事じゃ全く感じなくなってしまった。
濡れなくなってしまった。
他のソープ嬢は
「この仕事するようになってから彼氏としても濡れなくなった。SEXしたくないし」って言うけど、あたしには関係ない。

あたしを駅まで送ってからも、今も彼は仕事している。
彼が眠れるのは明日の昼過ぎかな。
40時間も眠らない。あたしを抱く為に。

でも1回目のSEXの後、二人とも少し眠る。
あたしはすぐに目が覚めたけど。
眠ってしまっても彼はあたしを離さない。
あたしが途中で目が覚めてシャワー浴びて戻ってきても、眠りながらあたしの手を握る。

8時にホテルを出て、レストランで食事する。
いつも電話じゃお喋りで、時間があれば1時間以上も長電話するし、1日に2回も3回も電話してくるくせに、会っている時の彼はそんなにお喋りじゃない。口が悪いのは同じだけど。
ニコニコしてあたしの話を聞いている。

レストランで食べたハンバーグの付け合せは人参とブロッコリー。
あたしも彼も嫌いで食べれない。
「食べれるようにならなきゃ駄目だよね。子供も食べれなくなっちゃうよね」
「あれ?お前、俺の子供生む気なの?」
「いいよ・・・生まないから」
「あはは。お前って俺がこう言ったら、こう答えが返ってくるって予想通りだからおもしれぇよな。冗談も全部、本気にしちゃうんだもんな」

彼と別れて電車の中で、あたしは急に落ち込む。
あたしには彼しかいない事に。

「落ち込んじゃった。涙が止まらないよ」
「あたしがいなくなったとしても誰も気付かないんだよ。ひとりぼっちなんだよ」
「いなくならないから大丈夫だよ」
「守ってあげるから」
「愛してるから今日はゆっくり眠りなさい」

「ずっと一緒にいてね」
「はいよ(はぁと)」





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■ 日記たまってます 2003年07月15日(火)
何とか3日分は日記書いたけど、日付は間違ってるし最悪。
まだ過去日記書いてないけど、今日の分書いちゃう。

他人が読んでも面白くないクソ日記だけど。
あたしが忘れないように書いておく。
いつか・・・振り返る事があるかもしれないから。

彼は土曜日から地元のお祭りで忙しい。
毎年、神輿を担ぐのが楽しみらしい。
腰も痛めちゃって、痛み止めの注射を何本も打っているらしい。
でも彼がそんなにお神輿が好きだって知ったのは数ヶ月前。
去年の夏には何も言っていなかった。
横浜で一緒に地下足袋買うの付き合って知った。

それで昨日は何だかんだで彼からの連絡がなくて、あたしは大人げなく拗ねてしまう。
「地元に帰って浮気してるんじゃないの?」って。

今朝、彼は何度もあたしに電話した。
あたしは寝ていて気がつかず、1回目の着信から1時間後にメール着信音で目が覚めた。
「声が聞きたいのに!!馬鹿!」
電話に出ないあたしに業を煮やしたか

「何、甘えてるの?」
「甘えていないよ。俺が甘える訳ないじゃん」
「”声が聞きたい”ってメールしてきたじゃん」
「俺じゃないよ。それ。ハハハ」

「愛してるって言ってよ」
「何よ。急に」
「お祭りでかったるくってさ。急にお前のおっぱいに包まれたくなった。ねぇ〜早く愛してるって言ってよ」
甘えてるじゃん・・・てか、何でおっぱいなんだよ・

お祭りの後片付けを抜け出して、横浜に来ようと思ったみたいだけど、あたしが電話に出なかったらから止めたって。もう抜け出せない状況だって。残念。
「お前に甘えたくなった」
たったそれだけで、会いに来ようとする彼。
てか何度も会いに来てるけど・・・
あたしは愛されてるって自信持つべきなのだろう。

誰かの子供の話をしていて、何故かあたし達の話に変わる。
「あたしに子供が出来たらどうする?」
「俺の子供だろ?生ませるよ」
でも彼は「出来ちゃった結婚」はホントはしたくないって(過去にしたし)
結婚したとしたら、1年位は二人で遊んで、それから子供作りたいって。
結婚しても必ず一人は子供欲しくって、それは女の子じゃなきゃ駄目だって言う。
あたしは男の子が欲しいのに。
しかも娘が20歳になるまでお風呂は一緒に入る。
娘は子供のうちから茶パツでストレート。
ファッションも彼が自分で決めるって・・・
いつの間にそんな計画立ててるんだ。

でも、結婚してからゆっくり子作りって。
あたしを何歳だと思ってるんだ。
結婚だって今すぐは無理。
モタモタしてたらあたし、40歳になっちゃう。
「40歳になったら子供生めないよ!」
「大丈夫!生めるよ。平気だよ」
生むのはあたしなんだけど・・・
35歳過ぎたら妊娠しにくいって言うしねえ。
「大丈夫!週に5回はHするから!」
回数の問題じゃないと思いますが・・・
「駄目だよ。あたし中絶もしてるし年だしもう生めないかも・・・子供欲しかったら他の子と結婚して」
「何でだよ?!大丈夫!生めるって!可愛い女の子」
能天気だなあ・・・
「でも・・・あたしやっぱり子供欲しいけどね」
「だから焦らないで」
でも・・・
「俺の子供生め」ってプロポーズだよね?

「お前、いつも俺が浮気してると思ってるよなあ。信じてくれないよな」
「うん・・・君だから・・・」
「失礼な奴だよなあ。浮気なんかしてないからね。連絡できなくたってお前の事、忘れていないからね」
「いつも思ってる?」
「思ってるよ」

早く借金返して、お金貯めて、横浜を引き払って・・・
そうしないと話は進まない。





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■ 放っておいて 2003年07月09日(水)
はっきり言って今の店
「お前ら、大丈夫か?」って叫びたくなるようなギャルばかりだ。
四六時中、ホストの話を聞かされるのはうんざりだ。
しかも、そのホストの事を完全に「彼氏」だと思ってるし。
ホストが「彼氏」の女の子が何人も集まると、もうやかましくって適わない。
「○○って店のさあ。○○君がね!」って話で盛り上がりだ。
しかし君たち「彼氏」なのに何で、お店に行くの?
何で毎晩、何万円も金使うの?理解出来ない。

今まで、いろんなヘルスやイメクラで働いたが、ホストにはまってる子はあまり見かけなかった。
はまってるとしても公言していなかっただろう。
渋谷のイメクラの子ですら、そんなのいなかった。
しかしこの店の子は違う
「あたしはホストと付き合ってるの!」って自慢したいらしい。

ある子なんてホストとのデートの報告を逐一、報告してくれる。
待機室に女の子が帰ってくるたびに、いちからデートの話をするのだ。
「昨日、○○くんと会ってね。ご飯食べてさ」から始まる。
いきなり話を振られて、訳がわからないって顔をした子には
「ああ。○○君って言うのはね。○○ってホストクラブで働いてて・・・」って二人の出会いから話は始まるのだ。
1日で何回も同じ話をしてるんだろうな。
女の子によっては、客にまでホストの話をしているらしい・・・

「付き合っている」と言いつつも
「彼はあたしに本気なのかな?どう思う?」って皆に聞いて回ってたりする・・・
あたしはホストは良くわからない。
ホストの男の子って自分の彼女でも、本気でも店に呼んで金使わせるんですかね?

もうこんなんばっかで嫌になって、今日も出勤してから個室にいたのに・・・
待機室から携帯であたしを呼び出さないでよ。
「おはよ〜〜。個室にいるの?寂しいから待機室に来てよ」
20歳そこそこの娘に呼び出されるかね。あたし。
そんなあたしが情けない・・・

ホント、放っておいて欲しい。





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■ ホストに行ってみた 2003年07月08日(火)
カップル喫茶は・・・
ともかく他のカップルが年配で恐かった。
「ありゃ夫婦だよな。あの年になってもやりたいものなのかな?」
「仲いいんだよ。きっと」
旦那さんの方は、アソコの立ちが悪くって、自分でしごきながら奥さんのアソコをいじってる。
何度も挿入してるんだけど、どうも中折れしちゃうのか、奥さんだけイッちゃって、しばし休憩。
で、休憩の間も旦那の指は奥さんのアソコ・・・
そしてまたしごきながら挿入の繰り返し・・・
奥さんは何度も
「イク〜」って叫んでたけど、旦那は、いつイクんだろ・・・
って、あたしは何か見れなくって、彼が良く観察してたみたい。
あたし達の20年後はどうなんだろ?

今日は誰とも話したくなくて、ずっと個室待機してた。
でも、仕事が終わって階下に下りたら、女の子に捕まってあたし含め、4人でカラオケに行く事になった。
カラオケは2時で終わって、一人は帰り、もう一人も帰ると言っていた。
残りの二人でショットバーにでも行こうねって言ってたら、帰るはずの一人が
「待ってよ〜。あたしの知ってる店に行こうよ」ってタクシーに乗せられた。
何故か着いた先は横浜のとあるホストクラブ。
でも「場末のホストクラブ」って感じ。
客が誰もいない。うちらだけ!
特別、かっこいい子がいたわけでもないけど、彼にそっくりの男の子がいて笑えた。
5年前の彼にスーツ着せたら、あんな感じかなあって。

何気に
「ホストクラブに行った」って言ったら怒られた。
「それは浮気だよ。じゃあ俺だって我慢しないで風俗に行く」
何でそうなるのかな?
あたしは酒飲んでただけなのに。
ホストに営業掛けられたわけでもないし、心がときめいた訳でもない。
付き合いで行っただけ。
サラリーマンが接待でキャバクラ行ったら浮気なのか?
「お前が”付き合いで”とか言うなら、俺も付き合いで風俗行くよ」
「俺だって友達にいつも誘われるんだよ。でもいつも断ってきたよ。これからは断らない」

「風俗に行ってSEXするのと、あたしが酒飲むのと違うじゃん!」
「俺は酒飲めないし、遊びは風俗だからだよ!それに俺がキャバクラ行ったら、そこの子と付き合っちゃうもん」
「はいはい!勝手にすれば?あんたはかっこいいって自分で思ってなさいよ!」
「だから俺が風俗に行ってもSEXしなけりゃいいんだろ?」
何でだよ・・・
「風俗に行くなら勝手に行けばいいけどさ、女の子ナンパしないでよ」
「しねぇよ!」
「信用できない。あたしの前もその前も、あんたの女は皆、風俗嬢じゃん!」
「だから何?ナンパなんかしねぇよ!お前は俺にそんな事言って風俗行くの止めてるんだろ?」
「行きたいなら勝手に行けばいいけどさ。ナンパするなって言ってるだけ!」
そんなやり取り延々・・・
あたしって馬鹿だな。
物凄く嫉妬深い。

ちなみに何人かの男の子に聞いてみた
あたし「自分の女がホスト行ったら浮気なの?」
友人「え〜〜?飲みに行っただけじゃん!」
あたし「Kちゃんが、それは浮気だから俺は風俗に行くって言ってる」
友人「女がホストに行くのと、男が風俗に行くのは同じじゃないよ」
あたし「彼は同じだって言ってる」
友人「俺達とは価値観が違うなあ・・・男がキャバクラに行くのと同じじゃん」





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■ またまたカップル喫茶だわ・・・ 2003年07月06日(日)
10時にチェックアウトなのに・・・起きたのが10時だよ。

朝方、ふと目が覚めた時は、あたしは彼から離れて寝ていたのに、彼はあたしを抱き寄せてまた眠る。
あたしは眠った振りしながら、彼に抱き寄せられる・・・
幸せな瞬間。

目が覚めてから、彼はあたしの体をまた求める。
カップル喫茶に行くんじゃないの?
「大丈夫。行けばまた立つから」

ラブホを出て、伊勢佐木モールをウロウロ。
ファミレスでご飯食べて、やっぱカップル喫茶。
マジであたしは乗り気じゃない。

「プライベートルーム」には客はいたようだけど、「オープンルーム」には誰もいない。
彼は迷わず「オープンルーム」へ。
早速、脱がされるし・・・
でも、やっぱ彼にキスされただけで感じちゃうんだよね。悔しいけど。

隣の「プライベートルーム」からは喘ぎ声・・・
何か店にいる気分になっちゃうのは職業柄・・・

そのうちカップルがオープンルームに入ってきた。
でも・・・
どう見ても50代の夫婦。
次のカップルも50代。買い物袋をたくさん、ぶら下げてきてるし。
スワッピングになんかならない・・・
彼曰く
「さすがにおばちゃん相手にしたくねぇよなあ」
あたし達は、色々、会話したりクスクス笑ってたりだけど、中年カップルは静かだ。
とにかくSEXしかしてない。
会話がない。何だかなあ。

5時位に二人でシャワー浴びる。
しかし二人で一緒にシャワー浴びるカップルってうちらだけ。
皆、一人ずつ浴びて、片方は一人で待ってる。

シャワー浴びたから帰るのかなあって思ってた。
9時から静岡で仕事だって言うし、丁度いいしなあって。
でも、彼はあたしの体を愛撫する。
前と同じで、彼はあたしの体をずっと愛撫するし、何度も何度もキスするから、もう狂ってしまいそう。
その頃には他のカップルは帰ってしまってて・・・
思う存分、あたし達は愛し合う。
あたしが上になって腰を振る。
彼がイクところの顔を見たかった。

結局、店を出たのは7時。
それに途中、焼き肉食いに行くし。
彼は仕事遅刻じゃん。
いつもの通り、あたしは途中まで彼に付き合わされるし。

小田原であたしは電車に乗る。

今週は3回も彼に会えた。
去年の何倍も彼と愛し合えた。





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■ 今週は3回目のデートかなあ 2003年07月05日(土)
今日は元々、公休日だったのに出勤になってしまった。
土曜日だしいいかと思っていたが、彼は
「休みじゃないの?行こうと思ったのに・・・」
しかしやっぱ「カップル喫茶」に行きたいらしい・・・
土曜日だから何時に終わるかわかんないし、万が一、AM2:00に仕事が終わったら、カップル喫茶になんか行く時間ない。
土曜日だからラブホなんて満室だろうし・・・
「今日は止めとくわ」って彼も言ったのですが・・・
21時過ぎから店もバタバタしてきて、お客さんのお帰りコールをすれば
「次、続きます」って。久し振りだわ(苦笑)
23時位についたお客様を部屋に迎えた頃、あたしの携帯の「着うた(au)」の「佐賀県」が流れ始めた(汗)
あたしは携帯を2台所有していますが、ドコモだけマナーにして、auをマナーにするのを忘れてしまうと言う凡ミス。
何やらドコモのバイブも鳴ってる。
「す・すいません」と謝るあたしに、お客さんは
「いいよ〜。電話出てみれば?」優しいなあ・・・
「いえいえ。メールなんで」
ってマナーモードにしつつ、携帯を見ると2台ともに彼からの着信やメール。
「客ついた?」「電話して!」
電話できるわけないじゃん・・・
ずっと付きっぱなしなのはわかるだろうに我儘な男だ。
今のお客さんが23時。うちの店は90分。
「12時半に終わるよ」だけメールしたら
「今、向かってるから!」
速攻、返事が返ってきた。
来ないって言ったじゃん・・・

楽しいお客さんで笑いながら接客終了。
「お客様、お帰りです」コールしたら
「ラスト続きます!」
おぃ!12時半だぞ!ありえねぇ・・・
階下までお客さんを見送ってからセットしながら彼に電話。
「ごめん!まだ続く!」
「ええ〜〜!戻ろうかな!何だよお」
仕方ないじゃん・・そんなに怒られても・・・あたしは仕事なんだよ・・・

2時過ぎにお仕事終了。
彼は結局、戻らずに来ていた。
ホントは1時位に横浜であたしと会って、カップル喫茶の閉店時間の5時までいて、朝の9時から自分の仕事をしようと思ったけど、あたしの仕事が終わるの遅いから、夜の9時まで休み取ったって・・・

「吉野家」で牛丼買って(田舎には吉野家がないらしく、彼はどうしても吉野家の牛丼が食いたかったらしい)
ラブホ探し。
彼が何で急に気が変わって横浜までやってきたか・・・
ちょっと前に電話で喧嘩しちゃって、それで仲直りもしたかったみたい。
「会わなくちゃ駄目だ」って。何か嬉しいね。
しかし土曜日で横浜市内のラブホなんて満室だ。
でも・・・ちょっと郊外に来て、ラブホの前に着たら、中年カップルが出て行った。
ラッキーでした・・・
部屋の掃除が終わるまでの約30分。
待合室で牛丼食ってるバカップル。

部屋に入ったら、歯も磨きたいし、風呂に入りたいって言うあたしの言葉を無視して、彼はあたしをベッドに押し倒す。
「俺も牛丼食ったんだから歯なんか気にするな」
妙に潔癖症なあたしは歯を磨かないと、SEX出来ないのに彼はお構いなし・・・

指と下での巧みな彼の前戯。
気が狂いそうになる。
何度もイってしまう。
お返しに彼の全身舐めてあげた。
背中もお尻の穴も。
彼は枕をぎゅっと抱き締める。
「ここまでやる女いる?」
「お前だけだよ」

終わった後に二人で風呂入った。
彼は先に出て、数分後に風呂から上がると・・・
疲れきっていた彼は寝てました・・・





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■ 俺より仕事取るの? 2003年07月03日(木)
火曜日に会ったばかりなのに彼は昨夜1:00に、ガチンコで横浜にやってきた。

昨夜は「カップル喫茶」に行ってみたが、どこも暇でお客さんがいないからって閉店してた。
諦めてラブホへ。
エッチして、その後は今朝の10時くらいまで寝て・・・
でも起きてすぐ「カップル喫茶に行きたいよ〜」
って子供みたいにうるさい。
「あたしは3時半から仕事だから行けないよ」
「じゃあ誰か呼んで行く」
「勝手にすれば?」
その後も仕事なんか遅刻しろってうるさい。
先日、あたしは当欠してるし実際、病気だとかやむ終えない事情以外、遅刻とか欠勤できない性格だ。
風俗だろうが昼の仕事だろうが、正当な理由なくして遅刻や欠勤は出来ないって思ってる。
しかも今日は、女の子が足りなくって、出勤頼まれてるし先日の当欠の変わりの出勤だし・・・
横浜で別れて、あたしは電車に乗ったけど、電車に乗ってからも電話が来て
「戻って来いよ。お前とカップル喫茶に行くのが楽しみだったんだから」
そんなのいつでもいいじゃん(ってあんまり行きたくないし)
「とにかく仕事は遅刻しちゃ駄目だし」って言った。

3時間後に電話が来て・・・
彼は横浜在住の昔のセフレを呼んでカップル喫茶に行ったらしい。
まあSEXはしなかったらしいが・・・
「今度またゆっくり・・・とか言ってたから今度は、その子(昔のセフレ)と行くよ」

「俺のことが好きだったら遅刻できる」
「がっかりしたよ。お前とはカップル喫茶には行かないよ。嫌だっていってるもの連れて行っても楽しくないし」
「俺より仕事取るって言うなら、俺もお前より仕事優先するよ。俺だってお前に会ってる時は遅刻してるよ」
「遅刻してもいいのが風俗じゃん」

はぁ?
あんたが遅刻してるのは、あんたが勝手にしてるんでしょ?
あんたは威張ってるから、遅刻しても誰も怒らないんだろ?
って言うか「風俗は遅刻していい」って誰が言ったの?
仕事は仕事だよ。
「これからはあんまり会えないよ。俺も仕事優先するから」
あ〜。彼の価値観にはたまについていけなくなる。





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■ 仲直り 2003年07月01日(火)
お店の女の子達と別れて帰ったのは朝の6時。
眠れない・・・
「よし!行っちゃお!」
あたしは小さめのPRADAのボストンバッグに約3泊分の着替えと下着を詰め込んだ。
ネットで長野のホテルを3泊予約した。
問題は彼がどこにいるかわからない事。
長野県か静岡県か山梨県にいつもいる。
ただ、長野県も静岡県も山梨県も広い。
何市にいるんだか・・・
でもいいや!長距離の移動は覚悟した。
あれだけ別れるって言ってる人に
「今、どこにいるの?」何て聞いても答えは帰ってくるかわからない。
それにどうせなら
「今、長野にいるんだよ」って言ってみたかった。
そう。ドラマみたいに
「来ちゃった」って。一度、やってみたかった。
それに、そうされるのが割と好きなタイプだよ。あの男は。

新幹線で長野に向かう。
長野駅の手前の上田辺りで彼からの着信(!)
デッキに出て話する。
「今、どこにいるの?」
どうか長野にいてくれ。
「静岡県だけど」
あいたたた・・・・外した。
「今ね。新幹線に乗ってる。もうすぐ長野だよ」
「何で?何やってるの?」
「Kちゃんに会いに来た」
「でも俺、静岡だよ。全然、方向違うじゃん」
でもあたしはとにかく
「会いたいから。会うまで家に帰らないから」
熱海まで来れるかって言うから、調べたら長野から行くと17時くらいに熱海に着く。
「5時なら時間あるから会うよ」
長野で新幹線で東京まで引き返して、東京からこだまに乗る。
結局、戻ってるし・・・アホだな。
「何やってるんだよ。来る前にどこにいるか聞けばいいじゃん」
聞いても良かったのね・・・
今日1日で新幹線に3回も乗りました。
ちなみに高校の修学旅行以来の新幹線でした。

熱海に5時まで彼が間に合わなくって、結局、伊東で会った。

海を見ながら車の中で話した。
「何しに来たの?別れたんだよ?俺たち」
その割に彼はニコニコして、あたしの頭を撫でちゃったりしてる。
「別れ話」の切迫した雰囲気は皆無。
「しかし急に来るなんて。何やってるの?バカだなあ」
「Kちゃんに会いたかった。話したかった。どうしても」
「でも駄目だよ。別れるよ」
「あたしの事、好きじゃなかったの?前の日まで愛してるって。すぐに会いたいって君は言ってたじゃん。嘘なの?」
「嘘じゃないよ。本当にそう思ってたもん」
「たった1日で変わるわけないじゃん」
「変わるんだなあ。これが」
「そんなの変だよ。勝手だよ」
「あたしは納得しない。嫌だよ」
「お前は俺じゃなくていいよ。俺は必要ないんだよ」
「絶対必要!君じゃなきゃ駄目!」
「じゃあ一旦、別れよう。距離置こう。友達になろう」
「また?前も別れて結局、うちら付き合ってるじゃん。しかも会いに来たのは君から。友達とか言ってエッチしてたじゃん!」

そんなやり取りが続いたけど・・・

「樹杏は本当に俺が必要なの?俺じゃなきゃ駄目なの?」
「駄目!絶対にKちゃんじゃなきゃ駄目」
「”別れない”って君が言うまであたし帰らないからね!」
「わがままだなあ。もう」
でも終始、彼はニコニコしてた。
あたしの頭を撫でてた。

「ホントに樹杏は俺じゃなきゃ駄目?」
「駄目だよ。じゃなきゃこんなとこまで来ない」
彼に抱き寄せられてキス。
「これが答えだよ」

その後はいつも通りのあたし達。
コンビニでもベタベタしてた
「何かいつも通りだなあ」
彼は笑う。
時間はわずかしかなかったけど、ラブホに行った。
「即ベット!」
(注※「即ベッド」とは風俗用語だと思われる。風呂に入る前にSEXするサービス。高級店で行われてるらしい)
朝にシャワーに入ったきりだから、あたしは拒否したけど
「お前のだから汚くないよ」
と言いながら服脱がされて押し倒されて・・・
さっきまで「別れる」って言ってたくせに。

「1日しか別れなかったね」
変なの





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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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