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2007年02月08日(木) だけど私は、私が思うほど不幸ではないのだ。



人前で堂々と駄々をこねることに
嫌悪というかむしろ恐怖を抱く
昔はわたしもこわくなかった、ちっとも

大人になるにつれて減っていくものは多い
だけど増えていくのは恐怖ぐらいだ

自分の信じた道のために死ねる人は、そんなに不幸ではない



かんぺきなにんげんになろうとしていた。

完璧で、同じラインにたっている人たちを上から見下ろせるだけの

でもそんな人ほどもろい人はいない。

だれだって、強みがあれば弱みがある。

あたしはかんぺきでいたいのだ。

そうして同時に、自分の矛盾を誰かに知ってほしいのだ。

かんぺきでいることほどつらいことはないから。

かんぺきでいるときに、落ちていく自分を見ることほど怖いものはないから。



人はわたしをすごいというけれど。

そんけいして、追いつきたいと言うけれど

わたしは、そう言われるたびに、くるしくてくるしくて、たまらないのです。

そんな言葉を望んでなんかいないのです。

だから、知らないふりをするんです。

他人の羨望も、嫉妬も、無関心も。

知らないふりをして、わらうの。




だけど私は、私が思うほど不幸ではないのだ。




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