思い起こせ




　　 愛している

　　 何がうれしいの？


　　　　　　 何が かなしいの？




　　 もう一度 ゆっくり


　　　　 お腹に息 おろしたら



　　 きっと大丈夫。

　 　 父親が事故にあって
　 　 くちびるを真っ赤に腫らしていて



　 　 こういうとき
　

　　 自分があまりにも
　　 情けなくて
　　 不甲斐なくて

　　 ざわざわと なってしまうけれど



　　 でも

　　 真摯に


　　 真摯に、やっていくしかないんだ



　　そう、決めたんだ

だいじなことを 伝えにいく。

　ピアノの下　ころがって


　音楽に乗って　からだで遊んでみる



　
　強い光がぱぁーっときて


　まわりがにじんで見えなくなって



　そしたら　上から音がシャワーみたいに降ってきて


　
　その強くてやさしい　音色に見守られるように



　何かの今を　いきてみる




　この　よろこび

　最近　りんごをよく食べています


　携帯食


　お砂糖控えたいからだに



　自然な甘さがうれしい




　しかし、時折とまらない。。




　りん、ごりんごりんごりんごりんごごりんごーーーぅ

　顔は、毎日びみょうに　表情を変えています。




　今日の顔は　机のところに置いてある

　ブランコ乗ってる三歳ごろの写真と　何だか似ている




　きらいじゃないな　この顔

　
　産む　　生まれる



　
　帰っていく




　胎の　そのかなへ

　作品をつくる日々の中

　いくつかの窓が生まれ　　ふしぎな想いです。


　
　いろいろな窓
　

　今は開かなかったその窓も


　開けて、先の風景、行ってみたくて




　生まれかけていた、それぞれの何かを


　さらに　深く　　抱きしめてあげたくて



　包まれてあげたくて



　いつかまた、このものがたり　　やりたいと感じています。




　いま、この時のこの作品、観ていただけたこと



　こころから　こころから、感謝いたします。








　

　舞台、「もうひとつの、バーサよりよろしく」。お蔭様で無事終えることができました。
　
　ご来場いただいた皆さま、助け、力をかして下さったスタッフの皆さま、
　お気もちいただいたすべての皆さま

　本当に、本当にありがとうございました。。！




　さまざまな想いが、今じぶんの中に浮かんでいます。


　何より感謝の想いと、そして、当日いただいた体感と

　

　そして、今　ここから


　このものがたり、けしき　　ふたたび、手を伸ばしていきたいと思います。


　向き合い、壊し、つみ重ねていきたい作品となりました。



　皆さま、本当にありがとうございました。。！





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小玉陽子







　

　感謝してもしても、したりないくらいなのだ。




　行ってきます。