負けないで
想いをかき消さないで
そこにぜったい在るから
うん
ほんとう そうだよね。
そのひと言を 包み隠さず
分かち合えたことが
嬉しい。
怖いけれど やるって思える。
彼女の名前を伝えた時
そのひとの瞳が
ほんとうに 嬉しそうに潤んで 輝いて
思わず時が止まったようになり
その瞬間
彼女とそのひとの
重ねてきた年月が
時を超えて
その瞳から伝わってくるようでした
わたしは
なんて美しい瞬間に
めぐり逢えたのだろうと
思いました
ぎりぎりの 心になったひとの
絞り出すような声を
震える 祈りのような言葉を
やきつける
わたしの この膜は
何に 傷ついて
何から自分を 守ろうとして
いつの間にできた ものなのか
何かが
繋がってきたように 感じる
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