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濡れた地面の香り
夕方の寒さは
朝はまだマイナスの気温だったりするけれど
まだ寒い風
扉を開けると
眠れないあいだの
いつのまにか
満月に近づこうとする
夜の訪れが
光が眩しい
夜の暗さに白く流れる
夢の中にいたいのか
下弦の月が膨らんでゆく
なんでもないことにでも
山脈が雲で覆われていた
晴れたら嬉しい
水槽の中の景色が
毎朝出会う人たちも
天気など知らない
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