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透きとおるような
青いだけだね
慌ただしくとも
わずかに残った葉と
季節を忘れた
何も変わらない
暗くて
駅前だけの喧騒
空だけではなく
眠りが浅くなると
からだが
昼間の月は真っ白
眩しいような
交差点の
雨の破片のように降る
身体が慣れたのではなく
薄い月の夜です
マフラーも手袋も
横たわる
森はいいな
天の采配とは
一度感じると
自分の体温に
丘もただ黒々と沈む
空を見るだけで
なんだ
日が沈もうとしている
進んだり
知らない道は
北風に
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