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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2003年05月31日(土)
『平凡さ』を愛する。


昼、スポーツクラブに行く途中、大学時代の友人に遭遇してしまった。
正直、その子のこと苦手なのだ。嫌いとか好きとかそういう感情以前の問題で、敢えて表現すれば彼女の意識が。要するに、価値観・美的感覚に共通点が無いってことなんだろうけれど。


「変わらずアレやってるの?」と彼女。「やってるよん」と私。
彼女の言うアレとは、私のお仕事のひとつ(←ホステス)のことである。


そして「相変わらず苦労知らずで良いねぇ!」だとさ。ふう。。。
何故か彼女の言葉にカチンときたので、私なりに少々意地悪をしてみた。


「結婚しないんか?あの彼氏と」(私)
「・・・・。しない・・・」(彼女)


彼女も私も今年25歳になる。女という生き物は厄介で、この年齢になると“結婚”=しなくてはならない任務、であると錯覚させられる場合が多い。彼女はかなりの確率でそういう発想をする人にみえたので、意地悪く“結婚”というコトバを利用させて頂いたのである。私は結婚という契約には興味がないので、反撃されても痛くないしさ。好きな人と付き合ったり、一緒に住んだりできればOK派なのだ。


そして、予想通り気まずい雰囲気になり、「では、ごきげんよう!」とさよならできた。


今日彼女と話して気づいたけど、私はおそらく、自分が一番苦労してるとか、疲れてるとか、忙しいとか、時間が無いとか、不幸だとか、そういう思い込みで他人を恨む人が苦手なのだ。自分の、そして相手の『平凡さ』を何故認めようとしないのかしらん、と思う。


と、今日はプラマイ・ゼロの気分で終了なのかなと思っていたら電話が。
年下の男友達からだった。
てな訳で、近々お出かけしてきまする。サーフィン教えて貰おうっと。


今夜は綾戸智恵のライブアルバムをお供に寝るぞぃ。っていうか、民法終わらせないと何処へも行けない・・・。


今、好きな人のページを見てみたら、久々に更新されてた。似たような考え方に少しびっくりした。


うーん、なるほど。あなたってホント、貴重な人やね。そして何よりも『平凡さ』を愛せる人なのかもね。おそらく、今年中にはさらに著名人になってしまうんだろうけれど、今後も応援しております。。。








2003年05月30日(金)
彼氏がふたり。


隣人(←女の子)の喘ぎ声が今夜も聞こえてきた。。。。


いやぁ、元気だねぇ!って、私と年齢同じくらいなんだろうけど。。。


しかーし!今夜はすごいことに気づいてしまった。
ずばり『喘ぎ声の大きさの違い』、そして『イク速さの違い』である!


それで結論なんだけれど、どうやら隣人は彼氏が二人いるらしい。
だってあまりにも違うんだよなぁ、声と速さが(笑)


最初に彼女の声が聞こえてきた時は、このアパートの壁の薄さに仰天したけれど、もう慣れてしまった。。。それに、彼女なりに気を使ってくれてるみたいだし。音楽の音量を上げたり、とかさ。


まぁ、どっち道こんなことはよくあることなのだ。前住んでいたマンションも壁が薄めで、隣の女の人の喘ぎがたまに聞こえたし。


今思えば、前の隣人にはかなり迷惑をかけていたのだなと思う。あの頃って私、かなり激しかったはず(笑)。今更ですが、ホント、すみませんでした。。。







2003年05月29日(木)
資本主義に思いを馳せる。


ここ何年か私を悩ませているのは、ずばり『資本主義』。
株式投資をやり、ファイナンスを学ぶ私が、その大前提である資本主義を疑問視するだなんて、何てアホらしいことなんだろう。。。。


正直、"I love capitalism!"って言い切れる人たちがすごく羨ましい。多くのアメリカ人って数年前までそうだったんじゃなかったっけ?もしかして今でもそうなのかなぁ。。(←ちょっとした皮肉。だってアメリカ人嫌いなんだもん。。。)


確信しているのは、私が死ぬまでには資本主義も死ぬだろうということ。
私のような知力・権力の無い人間までもが確信できるほどに、資本主義は病んでいる。ソロスじいさん、あなたが言うように市場原理主義を超えるしかないのだろうね。粉飾会計なんて何百年も前からあったのにね。


もしかしたら私は、資本主義に死んで欲しくてファイナンスの世界に入ったのかもしれないなぁ。


世界の何処へ行っても、資本主義からは逃れられないという現実。そして私の生まれた日本という国家は資本主義に守られている。資本主義とはマネー=パワーであるというルールであり、アメリカが2つの爆弾とともに私たちにプレゼントしてくれたものだ。


爆弾によって齎された自由。それが資本主義だとすれば、イラクの未来が見えてくる。58年前の日本人の気持ちは、今のあなたたちと似ているのかもしれない。もともと日本人もイラク人も自由で幸せだった。たとえ、アメリカ人の目に映る彼らがどうであっても。











2003年05月27日(火)
Bottom

以前、NHKで放送されている『アクターズ・スタジオ』にジョニー・ディップが出演していたのを思い出した。


そのとき、彼って『ボトム』がある人なんだなって思った。だから強いんだって感じた。


彼は「もしすべてが上手く行かなくなったとしても、その時は最初の頃のようにギターを弾けばいいと思っている」という趣旨のことを言っていたから。


ウェイトレスをしている母親とトレーラーハウスで暮らしていた少年は、今や大スター。夢に描いたようなシナリオ。


彼は原点に回帰することを決して恐れてはいないように見えた。何かを失ってしまうことを危惧しながら暮らすのではなく、新たな何かを得るために一歩を踏み出す。それで失敗したとしても、僕には『ボトム』があるから大丈夫。ギターを片手にまたあそこから始めればいい。


私にも『ボトム』がある。あそこから私は始まったんだな、っていう地点が。だから怖くは無いのかもしれない。もし何かが上手く行かなくなったとしても、私には帰れる地点がある。受け入れてくれるだろう役割がある。







2003年05月26日(月)
女湯。

近所のスーパー銭湯へ夕方行った。おそらく週に2,3回の頻度で利用してるかもしれない。ジャグジーが気持ちいいんだよねぇ。


ちょっと前に「みんなでお風呂に入るとき、女の子はどこ隠すの?」と温泉好きの男性から聞かれたことがある。


そして「どこも隠さないよー!」と正直に答えてしまった私であった。
私はスポーツクラブや銭湯でお風呂を済ませることが多いので『特別に脱ぎ慣れている』から、そう答えた訳ではない。。。


事実、今日だって隠してる人なんてひとりもいなかった。みんな思い切りよく服を脱ぎ、真っ裸でお風呂に直行していく。露天風呂では、長椅子に横たわっている女性がふたり。女湯は、まさに癒しスペースなのである。。。。


女性は、外に出れば、嫌でも男性の目を気にしなくてはならなくなる。電車の中で股を大きく開いて「えらそーに」している女性なんて、いまだかつて見たことが無い。そういうおじさんはたまに見かけるのだが。


さらに、女湯の中での女性を観察していたら、面白いことを発見した。
どうやら女湯というスペースの中では、太っているとか痩せているとか、おっぱいが大きいとか小さいとか、そういうことは全部関係なくなるらしい。


身体的にどのような特徴がある人でも、年齢、国籍も関係なく、女性たちはみんなくつろいでいるのだ。

まあ、なんて平和的な光景なのだろう。感動するなぁ、ホントに。


ちなみに、ここのスーパー銭湯はいつも混んでいる。職場で、家庭で、日常で、意識しなくてはならない自分の中の女性と、他者から意識される女性であることに疲れた女性が、ここにやってくるんだろうなぁ、と感じた今日であった。










2003年05月25日(日)
Traveling Without Moving
午前中はプールに行き、ゆるめに過ごしてみた。うーん、遠出したい・・・。ここ1ヶ月の私はtraveling without movingって感じだな、思考が。深く、深く、海に潜りたいような気がする。私って、そこまでダイビング好きだったっけ?(怪しい・・・)

前々からイメージとしてはあったけれど、海ってマーケットに似てる。海ということばが内包するものは沢山ある訳で、それは波だったり、魚だったり、航海術だったり、アトランティスだったりする。

マーケットもそんな感じなんだよなぁ、私から見れば。理論を構築する場としてマーケットを見る学者は、いわば海の表面しか見ていない。投資家たちは真っ暗な深海で戦争しているのだが、地上にいる人々には何も見えないのだよなぁ。

訳分からないことを書いてる自覚はあるけど(笑)方向性はOKなはず。どこかで使おう。。。

『SWITCH』6月号を読んだ。伊勢谷くんすごいわ。映画ぜひ見てみたいと思った。少しファンになったかも。


2003年05月24日(土)
スランプかしらん・・・。
最近あまり勉強の調子がよろしくないようだ・・・。
投資の本も何故かあまり読みたくならないしさ。

という訳で、昨日は本屋に行き、自分とは縁遠い本を買って読んでみました。『日本国憲法とか何か』と『財務省で何が変わるのか』の2冊。
憲法は公務員試験でも出る部分だから自分に全く関係ない、という訳ではないんだどさ。

それと久しぶりに料理をした。最近の私は栄養バランスが崩れがちだと思う。サプリメントも明日買った方がいいかもしれない。

甘いものも最近ずっと食べていないような気がしたので、さっきコンビニでシュークリームを買った。うーん、いまいち(笑)相変わらず甘いものには厳しい私であった。。。あー、パリで食べたあのオペラが食べたい・・・。

こんなスランプの時には、「復習がよろしい」と何かの本で読んだなぁ。
経営学の復習でもしようかな。

2003年05月22日(木)
ふう・・・。
バイト終了。誰にも電話してなかったのだけれど、運良く指名を2件頂くことができた。何とか今日の分の給料以上は利益を出せた計算になる。これで店長にも顔向けできるな。とりあえず一段落。。。

バイト先の社長が人相学的なアドバイスをしてくれた。
「意思で貫いた方がいいぞ」みたいな趣旨だったなぁ。

社長は時々すごいタイミングで的を得たコトバをくれる。
カムサハムニダ。そうするよ、社長。
何より私は意志的じゃない事柄って好みじゃないしさ。

久しぶりに試験勉強するかな。

2003年05月21日(水)
あなたの夢はナンですか?
今日はダイレクトな題名だなぁ。まだ夕方なのに、なぜこっち系のことを考えてしまったのかといえば、とあるホームページを見てしまったことに端を発してる。

その人は、バンコクで日本語教師をしている女性なのだけれど、そこまでたどり着くまでのモチベーションがすごい。そして、彼女は読者に問いかけている。「あなたの夢は何ですか?」と。

曖昧な表現を軽やかに捨て去り、使い古されたフレーズを再生させてしまう彼女の内面性に、私は強く心を動かされてしまった。

大学1年生の頃、私は経営者になりたかった。今でもそれは変わっていない。ただ、それは夢の一部でしかないんだなと気づいてしまっただけのこと。経営者になること自体は予想以上に簡単だという事実も、たくさんの自称経営者に会っているうちに気づいてしまった。

私の感覚では、夢はいくつかの集合ということになる。私は最高級の投資家でありたい。従業員の夢を叶える道具としての会社を作りたい。だから、ファイナンスや経営学を学ぶ。英語で文献も読む。ドラッカーの言葉に涙し、「じいさん、あんたはすごいぜ!」と呟いたりもする。

また、良き読書家でもありたい。だから本を読む。すごい言葉を発見するとメモしてしまうクセがあったりする。正確に読むためには、正確に書けることも重要な要素である。よって、時々何かしら書いてみたりもする。

もちろん女性として美しくありたいとも思う。だから、論文を読みながらパックをしたりもする。オトコたちと議論しながらも、女であることを忘れさせない術も身に着けつつある。(←仕上げにはあと3年は必要だな・・・)

これらはすべて、夢という集合の中の部分集合である。確かに夢の一部ではあるが、それは夢自体ではなく、あくまでも一部なのだ。。。

だからこそ、私にとって「あなたの夢は何ですか?」という質問は結構やっかいなのだ。これに答えるには5時間以上かかるのじゃないかなぁ。「仕事」という部分集合に焦点を当てるなら比較的簡単に表現できるけれど。

なぜ投資家でありたいのかといえば、すごい企業を発見するのが好きだかららだし、働き方が自分に合っているからだということになる。なぜ経営者になりたいのかといえば、自分で投資したくなるほどの企業をつくりたいし、従業員の個性や夢を尊重する企業を作りたいからということになる。(←こういう企業は恐ろしく稀少である)

まあ、だらだら書いてきたけど、夢を表現するのは困難な仕事であるのは確かだな。それなのに、「フリーターを減らすのには何をしたいのか考えさせることが必要である」と言い切ってしまう自称専門家の方々はかなりアホであると思う。

それと「企業家塾」なるものをTVで見たことがあるけれど、あれもあまり意味ないなと思った。あなたが企業したからといって、企業家を育てられるわけじゃないのだよ。
ビル・ゲイツはアントレプレナーシップに関する講演会でこう述べたそうだ。「ここに来た時点できみたちは企業家としては失格だね。」

あー。書いてたら疲れた。ので、今日はこの辺で止めとく。


2003年05月20日(火)
うぉ〜ぉ。。。
いやぁ、先生にちょっと突っ込まれてしまった。もしや締め切りに間に合わないかも・・・。

けど、書けるところまで書くことにする。どっち道、3月卒業になったとしても、今書いておいた分が全く使えないわけじゃないしさ。

それと、学校で同級生に大遭遇した(笑)こんな日は非常に稀である。
それぞれ専門分野も違うし、目指してる方向性もバラバラだから、あまり学校で会うことってないのだ。孤独なのだよ、大学院生は。

そして、こんな日は当然のごとく話が弾む。
みんなで夕食を食べながら最近のコト、将来のコトについていろいろ話した。

その中のSくん(中国人)は、今年から会社を経営してる。がしかし、SARSの影響で仕事にならないとのこと。もう卒業したと勝手に思っていたRさん(台湾人)もまだ在籍していることを知り、またしても勝手に驚いた。
「この前台北行ってきたよん!!!」と先日の旅行の話をしたら、「勇気あるね〜」と今度は驚かれた。。。

MくんとTくんは、今年の税理士試験に向けて頑張ってるみたいだった。Mくんは残すところあと1科目だから、余計深みにはまってしまっているらしい。確かに会計って掘れば掘るほど論点出てくるもんなぁ。
わたしも皆さんを見習ってやることを1つずつ片付けていかねば。。。。

明日は久しぶりにバイトに出る予定。
やはり誰か客を呼ぶべきか?と1分考えた。が、止めておく(笑)。。。。



2003年05月19日(月)
最近のちょっとした苦悩。。。
日記を再開することにしました。やはりノートに書くよりかさばらないし。


ここ2週間は、おそらく遠出してないです。ホント、人付き合い悪いよなぁ、良くないよ、これ。何をしているかといえば、常に家に居て、論文を読んだりしてる。そしてますます深みにはまり、読む論文が増えていく、という悪循環である・・・。(←うっ、苦しい・・・)

けど、前々から「こういうアプローチはないのかなあ〜」と考えていたものをずばり発見できたり、摩訶不思議な(?)論文を見つけてしまったりして、なかなか楽しい、といえば楽しいのである。

いろいろな論文を読んでいるうちに、海外の学者と日本の学者を比較すると、能力的にはそんなに差はないんだな、と気づいてしまった。表面的に見ると、アメリカの学者さんたちの方が論文を出すインターバルが短いし、論文自体の数も多い。一方、日本の学者さんたちは、数を出すのではなく質を重視しているようだ。まあ、どんなに素晴らしい論文を書いたとしても、英語で書かないと評価されにくいというハンディもあるのだが・・。


さらに、深みにはまった挙げ句、ドクターコースに行きたくなってきている始末。修士でいったん中断する予定だったんじゃないの?と、自分で自分に突っ込んだりする。(←アホ)


でも、最近では筑波の大学院などで社会人用のドクターコースが開設されたりする動きがある。「今はやはり意思決定には早いかも?」しれない。


で、一応、いくつかの大学院の募集内容を調べてみた。東工大に関しては、前から気になっていたんだけれど、入試でTOEICかTOEFLの点数が基準以上なら、英語の試験は免除とのこと。TOEICはもう1回受けなくちゃとは思ってたけど、あと30点取れればどうにかOKな訳だから、受けることを決意した。TOEFLも論文と公務員試験にかまけてばかりでまだ受けてないし。


どっち道、国内に残るにしても海外に行くにしても、英語はmustな道具だから伸ばせるだけ伸ばしておかないと。


明日は久しぶりに学校に行く予定。先生に何としてでも会って論文の方向性を話さないと。それと、私のパソコンでは、どうやらシュミレーション・システムが動作できないようなので、研究室のパソコンで試してみなくては、
だな・・・・。

2003年05月18日(日)
はじめに ―Introductory Essay― 


ええと。。ここは、『心地よい孤独。』という名の普通の日記です、はい♪

書き手の私はどんな人かというと、現在26歳になりましたメスです、はい。
では、まずはこんな感じで♪

(2004年11月29日修正。)


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