映画『バッテリー』 |
観てまいりました。
期待していなかったからか、非常によく出来ていると思いました。 主役2人はかなりイメージに近かったし(豪ちゃん役の子が巧より背が高かったらなあ〜)その他の子たちも、適度にはまっていて良かった。 先生方も相当はまってました(特にオトムライ)。
惜しむらくは、海音寺先輩がいるんだかいないんだかよくわかんなかったことかな…… 1回も「海音寺」って呼ばれなかったよね………。
ええと〜ワタシ的にひとこと言わせてもらうならば……
秀吾たんがイメージじゃない〜
いやあ、思ったより中学生……っぽかったのでまあそれはヨシとして……
何つ〜か……秀吾たん……アンドロイドみたいだった……常に無表情…… 私の勝手なカドのイメージはぽやんとしたクマのぬいぐるみみたいな天才バッター、だったので、カクカク、と擬音がしそうな動きと無表情加減、ほぼ喋らず、口を開いたかと思ったら「推薦はやめます!卒業もしません!」等とわめき(えええええ秀吾たん!卒業くらいはしとこうよ)挙句に「原田巧に惚れてしもうたんじゃ」
もういいよ………
あのカドは、絶対アンドロイド。おミズがリモコン持ってる。絶対。
そのおミズですが、あまりに期待しなかった為か、思ったより全然良かった。おミズっぽかった。 まあどう見ても中学生ではないが。(当人は26歳なので仕方あるまい) とゆうかオリエンタルラジオのメガネの方にそっくり。 いやいいんだけど。
まあとにかく新田東中(てゆーか巧&豪、及び原田家)に焦点を絞っているので、横手はホント……絵に書いたような「ライバル校」としてしか描かれておらず、おミズはその優秀校の策士としての側面しか描かれておらず。 原作見ずに映画のみ観たかたは、瑞垣がまさか隣にいる門脇に対して、長年鬱々したコンプレックスを抱いており、それが歪んだ情熱となり野球を続けていた部分があったりしたなんて事実は思いつきもせんだろう。 かつそれ故に、野球部のない高校に進学するなどという青臭いことをするなんて思いもしなかろう。
まあいーんですが。
巧と豪ちゃんはホントにカワユかったよ〜 吉貞が存在抹消されて、サワが吉貞+サワになっていたのもびっくりですが。 あとは展西の表現が、あれはあれで上手いしアリなんだけど、ちゃんと自分から退部する様に持って行って欲しかったな〜 そのあたりで海音寺先輩の飄々としたキャラが生きるんですけど〜うう〜ん
ああ、唯一巧関係で引っかかったのが、巧父の台詞。
「巧の野球は、祈りだと思わない?」
お も い ま せ ん!!!!!!!!
巧は、良くも悪くも自分の為に野球をやっているよ。青波の為に野球をやったことなど一瞬たりともない。 それが巧の巧たる所以であり、天才が天才たる所以なんだと思うのですが〜 孤独な野球だ、には賛成ですが、その孤独と言うのも家族環境からきたものではなく「天才故の孤独」だよなあ……と、強く思います。 巧が性格悪いとかいうんじゃなく、天才とはそういうものですよ。
その天才が唯一無二の存在として認めたのが豪だと言うのが大事なんじゃないですか!
なーんて、私は原作の4巻にて、瑞垣に心のすべてを持って行かれ、早々に新田東から撤退し、横手にいった身なので強く断言は出来ませんが。 しかしこんな機会でもなければ、新田東についてこれほどまでに考えを巡らすことはなかったと思うので、映画は映画でバッテリーを考える上ではとっても良かったと思います。うん。
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2007年03月26日(月)
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