おばあちゃんは薄化粧されていました
納棺にまにあってよかった
お坊さんは生前からお付き合いがある方がよいね
ひめりんごを思い出して涙が出ました
９７歳だったね
ごめんね
享年にはお腹にいた年数も出すんだって
たしかにそうだ
一緒に寝なくて寂しかったかな
いまさらかもしれない
仲悪くて不安になっちゃったかな
髪がサラサラだった
でもかたくて冷たかった
行ってらっしゃいの儀式なんだと思った
お骨は忘れ物か
こちらへのせめてもの思い出か
わたしは１人だから
お父さんとお母さんの骨はわたしのものと思ったら
安心した
順番に行けば
おばあちゃんの娘はお母さんなのに
不思議
最後にお母さんのスイッチが入った
冗談かと思ったらマジギレだった
年取って我慢したくない、というのはそのとおり
おばあちゃんびっくりしてないかな
両親ともに兄妹と仲が悪いから
なんだか共通の敵がいて
夫婦仲がうまくいっている気がする
お母さんはコンプレックスのかたまり
わたしもそうなんだろうな
わたしは人に甘えたすぎて子どもに還ってる
たいきくん優しいな
わたしお母さんになれるかな
おばあちゃん立ちっぱなしは大変だから
好きなかっこうできるといいな
ひまご、わたしが見せてあげたかった
おばあちゃんへ
昨日、眠る時にそばにいられなくてごめんね。
寂しくなく苦しくなく眠ってくれていたらと心から思います。
大人になってから、なかなか会いに行けなかったことを
とても後悔していますが、
なにかの本で、後悔されてばかりは迷惑というのを読んだことがあるので
感謝の言葉にします。
小さい頃から可愛がってくれてありがとう。
坊主めくりしたり、トランプしたり、オセロしたり…
たくさん遊んでくれてありがとう。
年に３回くらいしか会えなかったけど、帰省できることは幸せでした。
おばあちゃん家にいる間に何回年を越したのかな。
たくわん美味しかったな
一緒にごはん作るの嬉しかった
階段急だったな
骨折から回復してすごかったな
通販で買いすぎちゃって可愛かったね
わたしが中学生で答辞を読んだこと
高校に合格したこと
大学に合格したこと
会社に入ったこと
社長賞をもらったこと
いつもいつもいちばん喜んでいてくれた気がします
久しぶりに会いに行って泣いて喜んでくれたときも申し訳なかったけど
嬉しかったなぁ
会うたびに小さくなるおばあちゃん
私が寝た後、おかあさんとどんなことを話していましたか
２人が仲良くなってくれていたらいいな
直接報告できなくてごめんね
今年の2月に結婚しました。
式を見せてあげられなくて残念でした。
お墓に写真見せに行くね。
９５年間おつかれさまでした。
お母さんを生んでくれてありがとう。
わたしのおばあちゃんになってくれてありがとう。
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