誰に褒められるより
母親にほめてほしかった
自慢の娘だといわれたかった
大学はきっといちばん満足してもらえた
サークルはだいぶ気に入らなかったと思うけど
会社も一部上場企業だし
総合職だし
目に見える形で満足してもらいたかった
だから仕事も続けてきた
東京にきたし、出世もした
社長賞もとった
でもあまり
褒めてはもらえなかった
仕事を頑張っても
誰も褒めてくれない
下平さんが褒めてくれてすごく
すごく嬉しかった
大人になると誰も褒めてくれない
百点であたりまえ
成績は良くてあたりまえ
言わなくても勉強する
そう期待されてたから
そうした
いまわたしは
何を期待されてるんだろう
応えたかったのに
結婚も
仕事も
喜んでくれるなら
そのまま選択するのに
でもそれは
自分で決めるのが怖いから
失敗したときに
逃げ道がないから
あとこれまで
ずっと
正解だったと思ってるから
結婚も
決めてくれたらするのだけど
それで喜んでくれるなら
正解も不正解もない
母親はきっと
不幸だと思ってたから
自分と同じ道を歩ませないように
わたしを育ててる
ひとりっこ
学歴
収入
仕事
結婚
子ども
わたしはひとりっこはイヤだった
学歴は自慢だけどいいのか悪いのか
収入にしばられてる
仕事もやめれない
結婚への夢がない
子どもがこわい
しばられすぎ
わたしの意思は?
わたしはどうしたいんだ?
心の底からの承認がほしかった
あなたの決めた人なら大丈夫
新潟に永住しようが
仕事がなんだろうか
別にわたしは構わない
親がただ、それで満足してくれてれば
三重にいると
たぶん一生忘れられないし
けっこんにたいして
わくわくもなく
なんとなく
自分を諦めている
学生の頃みたいななんでもできる、感はない
自分の限界を感じる
それはおとなになること
たいきくんを幸せにしてあげたい?
この日記を始めた年の
たぶん倍になりました
読み返すから忘れられない
残っているから美化される
でもとても大切な思い出たち
30歳はパックをしながら迎えました
きちんとお風呂に入り
髪を乾かし
目覚ましのなる
6時30分より
2分早く起きました
すごい
天気はよく
課でも一番のりに到着
おめでとう、と言ってくれるのが
茨城のときの知り合いばかりで
それが嬉しくて寂しい
昔からの友だちも
子どもができれば人の誕生日にかまけていられない
寂しい
でもそれが大人になること
わたしは
どんどん置いていかれるけど
毎日やめたい
今すぐやめたい
つまらない
帰ってからジムに行く楽しみができてよかった
無心
でも
毎日がもったいない
やめたいのに
どうしてやめられなくしたんだろう
なんか音舞と似てる
続けてれば楽しくなるのかな
仕事でも楽しいことはない
嬉しかったのは
社長がおめでとう、言ってくれたこと
他にない
寂しいなぁ
寂しいけど、としはとる
痩せよう
健康でいよう
心も体も
あと2年
あと2年だけ頑張ろう