髪も
まつげも
服も
靴も
たった１日のためだけのもの
わざわざ
大阪の町を歩き回って
結局は安物買いの銭失い
でもこのたぷたぷの自分を
少しでもよく見てもらいたくて
少しでも 可愛いって思われたくて
電話が死ぬほど緊張した
久しぶりの声は
ぜんぜん 変わらん
会ったら すぐに漫才になった
そういえば
いつも
芸人だったよね
いつもテンションマックスで
すべてが笑いになった
まじめな話になると
なんだかふたりとも
すごく暗くなるから
酔って笑って４時間ぐらいふつうに話して
連れて帰ってくれて
すごく嬉しかった
とてもまじめだから
じゃあな
気をつけて帰れよって
いわれるかと思った
でも
飲みながら
もとかのの話になったとき
「比べてしまう」
って言ってくれて
相変わらず
「おまえとおると飽きやん」って
言われるの
自然といつもオンな私になれる
あまりに
いいこやって言うてくれるから
自分も実は
捨てたもんちゃうなぁて思う
一緒に寝て
「ちょっとだけこのままでいい？」て言ってくれて
寝たくない
もっと一緒にいたい
話したい
ぎゅってしてほしい
ぐるぐるして
結局朝になった
お酒飲み過ぎたらしくて
気持ちわるそうやったけど
歩いたらすっきりしたらしく
またぎゅってしてくれた
「起きやなな。起きれやんな。」って
「こんな可愛い子が横におったら負けるやろう」って
引き分けどころちゃうわ
うちの完敗
死ぬほど恥ずかしくて
どうしようかと思ったけど
してくれて嬉しかった
四日市まで送ってくれて
うちが一緒におりたいんが
伝わったんやろか
ただ
もう前みたいに
勢いで付き合ったりできやん
なおみに
このチャンス逃したら
次会ったときは
結婚してるかもしれやんでて言われて
それは辛すぎるなぁて思った
自分の可能性を自分で決めてしまうんは怖いけど
でもやっぱり
戻ってきてしまうから
もう６年ぐらいたつのに
やっぱり
忘れられやんから
綺麗な思い出でおいとけやんわ
「美化されとるんはあるんやろうけど、おまえが勝つんだよ」
ぎゅってされて幸せだった
オモチャじゃない指輪と交換できるんかな
３年後？
偶然とか
運命とか
信じていいんか分からんけど
でも
持っとくわ
うちも９号の指輪、東京に持って帰るね
１年は頑張ろう
向いてないと思っても
比べて鬱になっても
素直に怒られる人になりたい
ごめんなさいと言って
また前向きに頑張れる人になりたい
変に気を遣わずに
もっと大切なところにエネルギーを遣いたい
どこにでも向いているのは
余裕があって元気なときの私
本物の私は、
どこにも向いてないのかも
どうしたらキャパは拡がるかな？
素直になりたい
営業で働きたいけど、
その分期待が大きくて
失敗が怖い
前任者が凄すぎる後も怖い
ワガママだけど
最終日に
立ち会わせてくれたことには
何か意味があるはず
そうなはず
「仕事ができる」
って何だろ？
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