ここだけの私

2002年06月25日(火) ある本との出会い

先月のことなのですが、ひょんな事からある本(小説)と出会いました。
この本は原作であり、実は最初は2年前のドラマがきっかけなのです。
でも、2年前から知っていたわけではなく、
私の大好きな俳優さんと女優さんの共演しているドラマを思わず見つけて、
レンタルビデオで借りて見たのが始まりでした。
それが、先月のこと。

一応ビデオケースの内容を見て、かなり重い内容だとは感じてましたが、
見ているうちに、自分自身もなんとなく苦しくて見ているのが辛くなるほど。。。
原作を読んでみたかったのは、
やっぱり実写では表現しきれない、もっと深い部分でこの話を理解したかったからかな・・・
この物語に関しては、本当に時間を忘れてのめり込んでたかもしれないなσ(^◇^;)
ビデオは全部で5巻を2日間で見ました。
そして原作は、内容を知っていただけに、1日で読んでしまいました(笑)
はっきり言って、これを見てたとき徹夜で、寝不足でしたf(^^;)

簡単なストーリーはね。。。
親に虐待されて育った子供たちが通う、
小児精神科の学校でで出会った男女3人が展開する話。
その3人が学校を卒業して離れ離れになり、
17年(だったかな?18年かな?)ぶりに再会し、
そして3人の周りで次々に殺人事件がおきていく・・・
サスペンスなんだけど、でも、現在の社会の中で起こりうる話かな。。。
胸に突き刺さるほど痛くて、悲しくて、辛い場面ばっかり。
私は泣いてばかりでした(^^;)

この話では肉体的と精神的虐待で苦しめられた話。
一人は母親にタバコの火を全身に焼き付けられいた為に、
女性がタバコを吸うのが許せなくなった。
一人は母親が水商売で、毎日のように家に男を引き連れ、
子供は暗い押入れの中に入れっぱなし。
挙句の果てに、何日も家を空けて子供はほったらかし。
その結果、暗がりを異常に怖がり、男性の機能不振になってしまう。
もう一人は、父親から性的虐待を受け、
精神的に不安になると、問題行動(腕を噛む)を起こすというもの。

すべては自分が悪いんだ・・・

その思いを抱えながら大きくなった人たちの心の傷。
どうしようもなく、押さえ切れない思いが殺人へと発展する怖さ。
これは、この物語だけの問題ではないんじゃないのかなと感じています。

ここ数年、虐待や少年犯罪が多数起こる中で、
ものすごくやりきれない気持ちになります。
犯罪を犯した子供達、また、大人もですが、
最初は許せない気持ちでいっぱいになります。
でも・・・もしかしたら、
どこかでその犯罪を止められたのでは・・・
という気持ちも出てきました。

犯罪をしてしまうような何か。。。
抑え切れない気持ちにさせるものはなんだったんだろ。。。
きっと何か前兆はなかったんだろうか・・・
なんて、あれこれと。。。
だからって私がその犯罪に関して何か出来ると言うことではなくて、
ある事に関して、色々と洞察するようになっているんですよね。。。
これって、看護婦時代からの癖かな〜?f(^^;)

その犯罪をしたことに対して、反省の色を見せない人に関しては、
きっと自分の精神状態を全く理解していない、
病気なんだと思えば、少しは怒りがおさまるかな。。。
でも、罪の意識を感じている人には、
まだ救われる道があるような気がします。

この私が出会った本を読んでからこんな風に思うようになったのですが、
親側として見ると、すごく考えさせられる重みのある本です。
でも、自分が子供側だったとして読んでいけば、
最後にはきっと救われる気持ちになるはずです。
これがきっかけで、私自身も子供に対して、
受け止る育児を心がけるようになりました。


死んでしまったいほどの苦しみのなかで、
「生きているだけで罪滅ぼしなの・・・」言われた一言。
傷つけられた事への怒りや恨み、安定を求めていた時の焦燥や不安、
自責の念に駆られての苛立ちや苦悩。。。
でも、死んでしまったら何も感じないし、何も出来ない。
死んだら誰かを救えることも、慰められる機会もなくなってしまう。
小さい頃、また大人になってからも心に傷を負ってしまったとしても、
この本の最後の言葉にも書かれてある

「生きてていいんだよ」

この言葉で、希望のかけらが見えてくるんじゃないかな・・・と思います。

上記で「受け止める育児」と書きましたが、
未熟な私にはまだまだ程遠い感じです。
ついつい忙しさで怒鳴り散らすし、
「早く〜しなさい!」が口癖になってしまうこと多し(^^;)
これでは、いけませんよね。。。
知らない間に、子供を追いつめてしまっているんじゃないのかな。。。
と考えてしまう今日この頃です。
でも、やっぱり子供からしてみれば、お母さんが心のよりどころなのだから、
突き放すようなことをしちゃだめなんだよね。。。

そんなこんなで、
「一行の想い」も、「思うまま」も、
自分に言い聞かせている言葉なのです。


_(^^;)ツ アハハ
最後になってしまいました。
この本の題名、言ってませんでしたねσ(^◇^;)
もしかしたら、ドラマで見た人はもう分かっていると思いますが、
これは「永遠の仔」という本です。
著者は天童荒太、出版は幻冬舎です。
もし興味がある方は読んでみてください♪
上下ハードカバーの分厚い本ですが、
きっと読み始めたらやめられませんよ〜〜〜〜〜きっと。。。たぶん。。。
ただ、読むのは苦手〜〜〜と言う方は、レンタルビデオで見てください♪
でも、やっぱり原作のほうがより詳しく書かれているので、
私は原作のほうをお勧めします。
ドラマの主演は中谷美紀、渡部篤郎、椎名桔平の3人です。
(=^^=) ニョホホホ
私は某TV局で放送されたドラマ「ケイゾク」で共演した
この中谷美紀と渡部君の大ファンなのよーーー!!
で、その2人が1年後にまた共演したものだったから、
とっても見たかったのです。。。
でも、ちょうど出産で多忙の日々。
この時期になってやっと見ることが出来たのよ〜〜〜〜〜(ToT)ウルウル

そして、大好きな渡部君が、今やってるドラマ「First Love」も
明日で最終回よ〜〜〜〜(ノ_・、)
でもね、見ていくうちに、
なんとなく「永遠の仔」の話と、
「First Love」とダブルところがあるわ。。。

生きていれば、きっと幸せになれるよ・・・

(*^m^*) ムフッ
渡部君にこう言ってもらえたら、もう最高だわ〜〜〜〜〜!!

まじめな事書いてるのに、
最後はちょっとミーハーまるだしになってしまいました(笑)

ふと気が付いたら、かなり長い文章になってましたね。。。
ここまで読んでくれた方、
ありがとうございますm(__)m


何が言いたいのか自分でも分からないのですが、
この本の最後、謝辞の部分で作者が述べている言葉、
「人ひとりが生きのびるのに必要な支えが与えられた作品」
この言葉の通りの本だと思います。

この日記見て読んだ方は、是非感想教えてくださいね!!











2002年06月06日(木) プール開き

先週の日曜日、ちょっと風があって肌寒い感じでしたが、
無事によっちゃんの幼稚園のプール開きが終了しました。
通ってる幼稚園では、毎年プールの中に金魚を放して、
園児や家族と捕まえて持ち帰る・・・というのが恒例です。

長女の時から入れてこれで4年目。
一度引っ越しの時に大きくなった金魚を手放し、
去年捕まえた金魚は、実家に帰省中に・・・・・・・没
そして、今年もまた新たに金魚がやってきたのですが、
今年は長生きさせなくては・・・
パパがプール開きのときだけこっちに戻ってきてくれて、
あーくんを見ててくれたので、私も安心して参加。
家族と一緒に捕まえる時はれいちゃんにお任せする事にして、
私はビデオ撮影に専念していました。

でも・・・実はプールに入る前にちょっとハプニングが。。。
プールバッグを用意して、完璧にしていたつもりなのですが・・・
よっちゃんが水着に着替える時に水着がない事に気がついて、
もう焦りました〜σ(^◇^;)
朝も幼稚園に行く準備でバタバタしていたので、
頭の中では、あーくんがプールバックをいじっている光景があったのにもかかわらず、何も気に止めずそのまま持ってきたのですが、あの時に再度確認していれば・・・・
とにかくパパに家に戻って探してきてーーーー!とお願いして、
不安になっているよっちゃんをとにかくなだめるので精一杯の私。
そしてパパから電話があって、「ゴミ箱にあったよーーー」
だって( ̄□ ̄;)!!
あーくんったら、大事な時にやってくれました(笑)

いそいで持ってきてもらい、何とか水着は間に合い、
よっちゃんも心置きなく金魚を捕まえる事が出来ました(^。^;)ホッ

捕まえた金魚は合計6匹、そしてめだか1匹。
今日も水槽の中を元気に泳いでおります。
でも・・・来年もまだ幼稚園に行くよっちゃんがいるので・・・
また金魚増えるのかな〜?と思うと、ちょっと悩んじゃうかも(^^ゞ

6月半ばになれば、プール遊びが毎日始まります。
今年も暑い日が続くといいな〜〜♪




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