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こわいもの知らず - 2004年05月12日(水) ある日、会社の仕事を終えて帰宅しようとすると、地下鉄駅構内でやたら騒がしい一団と遭遇。 渋谷109の「ロッキーアメリカンマーケット」あたりで売っていそうなギャル系の格好をした、短大生とおぼしき女の子4人組だった。 ルックスのほうは、中の上か上の下くらい。とりたてて美人というのもいないが、みんなある程度以上のマスクとプロポーションだ。足はみんな細い。 でも、そんなのをすべてぶち壊しにするくらい、言葉遣いに品がなく、ギャアギャアとうるさい。 120ホンくらいの騒音を周囲に撒き散らし、地下鉄の中に消えていく彼女たちを観察しながら、 「ああ、彼女たちって何もこわいものなどないんだろうな」 と思った。 彼女たちの一日を想像してみるといい。 朝はゆっくり起きる。平均起床時刻は10時くらい。 朝早い1時限目の授業なんか、絶対行かない。選択しないか、あるいは優等生の同級生に代返を頼む。 ブランチをとり、ゆっくり化粧を済ませてから、外出。 大学の2時限以降の授業を2コマほどこなしたら(しかもその時間中、講義を聴くというよりは、携帯のメールを打つほうに忙しい)、気の合った数人でさっさとキャンパスから繁華街へ移動。 彼女たちがよく行くのは、渋谷、原宿、たまに銀座ってところ。 マルキューでショッピング。「これ、かわいくない?」「超かわいー」みたいな会話のあと、気に入った服をゲット。 で、食事をしたあと、彼氏のいる子は、迎えに来た車に乗って消えていき、残りの子は六本木あたりのキャバクラのバイトに行く。 8時ごろから2、3時ころまで店で働き、店が出す送りの車に乗って、帰宅。 その後、化粧を落とすなどして、就寝は明け方近く。 そういう毎日を繰り返して、そのうち短大を卒業、テキトーに企業にもぐりこんで、社内では一番若いということでチヤホヤされるんだろう。 しばらくは、楽園のような状態が続くわけだ。 が、しかし、そのままでいいもんかね。 若くて、ちょっとばかし可愛い顔をしているというだけで、周囲からすべて許されるってことは、あとになって回ってくるツケが大きいと思うんだけどな。 ... 去る者は… - 2004年05月10日(月) 1月ころ、指名嬢のTちゃんが休業に入ってしまった話を書きましたが、最近お店に確認したら、彼女はその後、結局お店をやめてしまったそうです。 もちろん、僕にはその後何らの連絡もありません。 そういうパターンって、結構多いんだよなあ…。 ふりかえって見るに、お店をやめた後も連絡を取り合っている元指名嬢なんて、過去ン十年の間に指名してきた何十人ものうち、1、2名に過ぎません。 所詮、嬢と客。お店の中だけで成立する関係だということはよくわかっているのですが、それでも突然の別れというのはやっぱり淋しいものです。 もし、お店とかそういうのでなく、日常生活で知り合った女性と、恋愛関係というのではないにせよ何年間も仲良くして来たとして、ある日突然音信不通になったら、ショックでしょ。 ま、たとえ嫌いな客でなかったとしても、昼だけの生活に復帰する以上、過去をキッパリと清算したいんだろうな。 僕も、ここで変に執着して、Tちゃんの居場所を探そうとするようなマネはしたくないのです。 彼女の新生活への門出を、快く祝う、これが客としてもっとも「粋」なふるまいなのではないかと。 そう、「去る者は追わず」、これが夜遊びの極意なのです。 で、またひとつ胸にポッカリと穴が空いてしまったわけですが、それを埋めるためには、新しい指名嬢を探す、これしかないでしょうね。 ... 優雅?悲惨? - 2004年05月05日(水) 何のことかというと、40代シングルの話であります。 昔、40代で独身というと、 「相当な変わり者」か、さもなくば、 「よほど異性にもてないヤツ」 という感じでしたが、最近はだいぶん事情が変わってきました。 地方はさておき、東・名・阪などの大都市部では、生涯非婚率が確実に10%を越えてきています。 「5人に1人は生涯独身」という時代が来るのも、時間の問題という気がします。 さて、ここまで非婚化が進んできているにもかかわらず、社会の基本的なインフラは「ひとりもの」に非常に冷たいままです。 たとえば、「食」ひとつとってもそうです。 街中の飲食店はどこへ行っても、「カップル」や「家族連れ」が大きな顔をしていて、「ひとりもの」が肩身の狭い思いをせずに入っていける店がまずありません。 あったとしても、せいぜいファーストフードのたぐい。 ひとりものは「吉野家」か「松屋」あたりに行かざるをえないのです。 アメリカなら「シングルズバー」というのがありますが、日本にはまだ独身者がふらりと入っていって、他の独身の異性と知り合えるような「粋」な場所はありません。 「レジャー」にしても、しかりです。 「カップルか家族連れ以外はお断り」と書いていなくても、実質上そういう雰囲気の場所ばかりです。 結局、「ひとりもの」のレジャーといえば、パチンコ・パチスロ、競輪・競馬、そしてキャバかフーゾクのたぐいということになります。 これって、大きなビジネス・チャンスをみすみす失ってるんじゃないかと思うんですよね。 だって、彼らの可処分所得ってハンパじゃないですよ。 たぶん、同世代のパパ・ママたちの、数倍以上あると思う。 ホントは十分「優雅」な生活を送るだけの経済的余裕のあるひとたちを、恋人や家族に束縛されて自由のないひとびとは、うらやんでいるはずなんです。 でも、それをストレートにいうのはシャクだから、うらやましくないフリをして、「ひとりものは半人前」なんていうわけです。 ひとりものが楽しい思いを出来る「場」を作らないようにして、いじめるわけです。 ホントは「悲惨」でもないのに「悲惨」だと思わせているのです。 で、結局、使いみちのない彼らのお金は貯蓄にまわっていく一方。 これって、バカみたいですね。 もっと、独身のひとたちに、楽しい思いを味わっていただいて、彼らのお金をいただく、そういう商売をやったほうが賢いってものでしょう。 ぼくなら、いろいろアイデアがあるんだけどなあ。 たとえば、40才以上の独身男性のみが入場出来るコンサート。 そこに、若手の人気女性シンガー(たとえば中島美嘉さんとか)を呼ぶのです。 実はものすごく観たいけど、一般のコンサートだとガキどもと同席をしなきゃいけないのがイヤだというのが彼らのホンネですから。 普通の料金より2割くらい高くても、絶対人が来ると思うんですがねぇ。 60代のひとに対するシルバー商法同様、お金に余裕のある独身者向け商法、これからはこれですよ! ...
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