lucky seventh
DiaryINDEXpastwill


2006年11月13日(月) ほしにねがいを

ねぇ、覚えてる

君とであった日のこと

あの日のように

やさしい

やさしい君

思い出のよう


いつかまた会おうね

約束だよ

ずっと

君と私との永遠の約束

君と私つなぐ果てない約束


ねぇ、もう一度だけ笑って

あの日のように


2006年11月07日(火) MMM (戯言)

愛しているわ。
だけど、アタシは貴方のために殺せない。殺せやしない。
重すぎるの。
アタシには家族と言うだけで報復する度胸も、
家族と言う名を背負うことも、恐ろしくてできやしない。

愛しているわ。
たとえ、貴方がアタシを捨てて孤独の果てに家族を求めても、
それは貴方の当然の権利。
なにもできやしないアタシが悪いだけ。

愛しているわ。
だからどうか、ただ思うことだけは許して。


アタシは殺人鬼になれなかった。
ただ、人形のように
素敵な人殺しのお人形 


2006年11月01日(水) この空の果てにシリーズ。

気が付けば少年はそこにいた。
何の前触れもなく、唐突に存在し始めた。

「ルゥ」

呼ばれた声に振り向くと、
ここまで走ってきたのか息を乱した青年が
少年のすぐそばに立っていた。
寒空の中、よほど走り回ったのだろう。
青年の頬はほんのりと赤く染まり、
うっすらと汗をかいていた。

「探しましたよ、ルゥ。」

「ごめんね、ウル。」

その声に少年、ルゥことルシファーは嬉しそうに笑った。
そして、まるで昔から呼んでいたかのように
青年 ウルフィーナに呼びかけたのだ。






「セラフィナ」

カフェの一角で、ウルフィーナは己の片羽の蝶を持つ
半身であり伴侶の名を呼んだ。

「セラフィナ言うな!!おりゃあセラフィーヌだっつってんだろ!!」

ウルフィーナの呼びかけにセラフィーヌは即座に不服そうに言い返す。
こうやってセラフィーヌがウルフィーナに噛み付くことは
しょっちゅうだった。
ウルフィーナは自分の名に思い入れがあるらしく
変に略されたり正しく呼ばれないことを酷く嫌がる。
それが例え、己の半身であろうとウルフィーナが妥協することはない
むしろ、半身であるからこそちゃんと読んで欲しいという思いが強いのだ。

ウルフィーナもウルフィーナでそれを分かっていながらも
つい愛称でセラフィーヌを呼んでしまう。
しかしウルフィーナのそれは照れから来るものである。
ウルフィーナにとって名前は特別だ。
ゆえに特別なセラフィーヌの特別な名前を呼ぶことに関して
どうしても恥ずかしくて、嬉しくて、頬が緩んでしまうため
どうにもこうにも呼んでしまうことに躊躇ってしまうのだ。

「ご、ごめんセラフィーヌ」

「分かればヨロシイよ、ウルフィーナ君!」

しかし、力関係で言うと
セラフィーヌ>ウルフィーナ
頬染めて言うウルフィーナに、満足そうにセラフィーヌは頷くのが
結局いつものパターンなのだ。




------------
2004年08月01日(日) この空の果てにシリーズ。ぼくという檻、きみに空を
2004年08月13日(金) この空の果てにシリーズ。 きみに捧げる、青の青

↑同シリーズ


ナナナ

My追加