lucky seventh
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2006年08月23日(水) いらないんだ。なら、私は結局なんのために生まれてきたんだろう?

あぁ、結局あなたもアタシなんていらなかったのね。
そうよね。
父にも
母にも
祖父母にだって言われたじゃない。

いらない存在。

思い上がってたのね。
あなたは笑いかけてくれるから、
少しでも必要としてくれると思ってしまった。
バカみたい。
ほんとにバカで 惨めだ。

さよなら。

だから、アタシもいらない。
アタシなんていらない。

さよなら。
さよなら。


全部、もっていけばいいさ。















「愛していた。愛していた。
 俺はあいつを愛していた。」

「…」

「だから、俺はあいつを待つと決めた。
 生まれ変わって、あいつとやり直すために お前に近づいた。」

「…」

「俺はあいつを愛していたから。」


「もういい!!
 もうたくさんだ…だったら、いらないって言えばいいだろ?
 何だよ?始めから騙すつもりで近づいたんなら
 そんな顔するなよ!!!!
 最後まで騙しとおせよ!!!!!!
 酷い奴でいろよ!!
 結局、私はいなくなるんだろ?
 どうせ、いらないんだろ??
 なら、やめろよ!!
 そんな哀しそうに見るな!!
 そんな苦しそうに見るな!!
 
 そんなの優しさでも何でもない。
 単なるエゴだ!!
 自分を責めて、そんな自分に浸って
 それって結局、お前の自己満足じゃないか!!」


2006年08月22日(火) かいなの女神

愛しているわ。

あの人は口パクでそう言って
向こう側で笑っていた。

幸せになってね。


あぁ、貴方のいない世界でどうして生きろというのだろう?














それはあの人が与えてくれた名。

小夜子

それがもっとも敬愛し崇拝するあの人の名。


2006年08月21日(月) 痛いほど知っている。私はお姫様なんかじゃない、だから、かえる場所は唯一つ。 (BASARA)

見上げたりなどしない

あたしはずっと地を睨む

だって、あたしが還るのはこの大地だから…










月を見上げたかぐや姫

帝はその横顔に郷愁の念を見た。

ふいに空を見上げたわたし

あの男は 月の姫君のように帰りたいのかと問うた。

私は嗤った。


私は帰るところは唯一つ

この大地しかありえないと。




「hey girl お前はいつになったら俺を見てくれるんだい?」
                    空を見た女に言った。
「お戯れを。どうか興味本位ならば捨て置いてくださいな」
                    振り向きもせず、女は返した。
「oh〜つれない返事だ。他に言葉はないのかい?」

「ありません」

「hmm〜わぁったよ。今日はこれで失礼するぜ」

「もう二度と来なくてよろしいですよ。」

「pah!!そいつはreasonable demandってもんだぜ?」
                    鼻で笑う男に、
「戯言を。」
                    皮肉気に女は言った。


「see you again」

「I never will meet there again.」


2006年08月20日(日) ピストルオペラ 狂愛

互いに銃口を押し付けあって 笑った。


「やぁ、俺の敵」

「ごきげんよう。私(わたくし)の宿敵」

「会いたかった」

「会いたかったです」


「キミを殺すためだけに俺らは出会ったんだね」

「貴方を亡き者にすることこそが私の宿命ですから」


「「殺しあうが定め」」


「愛しているよ」

「戯言ですね」

「愛しているさ」

「言葉など不要です」


「「願うは唯一つ、 死んだ骸に口付けを一つ」」


「ささげよう」

「ささげましょう」

「君の手の甲に を誓うよ」

「貴方の瞼の上に を囁きましょう」










狂おしいほどほどの愛
狂愛


2006年08月07日(月) 世界の吐息。

一日一回、世界も息をするんだよ。















世界の吐息。














夕闇が迫ると、どこからか湿り気を帯びた空気が
流れてくる。

母には、日が暮れる前に洗濯物をしまってね。
そう言われたのを思い出し、窓を開けた。
沈む太陽の色はどこまでも深くて赤い。
蒸し暑い大気の中、そっと洗濯物に手を伸ばすと
湿り気を帯びていた。
昼間はあんなに天気がよかったのに…
手に取った洗濯物の感触に眉を寄せた。

そう言えば。
ふと、この前友達も言っていたことを思い出す。
洗濯物をしまうベストな時間は2時〜3時くらいだったと言っていたのを
けれど、私的にはその時間帯が一番日が照ってると思った。
確か、その時間帯からもう日が沈むからだとその時、友達は言っていた。
その後、夏の日照時間がどうとか南中高度だからこうとか
色々話したけれど、それは忘れてしまった。

ふいに空を見上げて。
どこからか生温い風が吹いてきて、私に当たる。
その生温い風にまるで息をしているようだと私は思った。
吸い込んだ息を吐き出すような、そんな吐息。



沈んでいく、太陽に
世界が大きく、揺るやかに吐息を落としていた。


ナナナ

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