耳鳴りおやじの日記
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...どうも耳の調子がいまいちである...
...昨日、再度、耳鼻科に行ったのだが...
”う〜ん、変わってないですね”というのだが...
なんとなく、内耳の問題と言うよりは外耳の問題かもしれない...
...調子の悪い耳と一緒にいるのはどうも気分が悪い...
...薬はもらったのだが、やはりもうひとつくらい耳鼻科にいくか...
...ほんと、情けない話である...とほほ...
...スキーから帰ってきた...
今年は岐阜で滑り、山を越え、福井まで行ってカニを食べて帰ってきた...いやはや、いい家族旅行だった...
...どうもカーナビの状態が良くなくて途中で急に止まってしまうというハプニングが多発した...人間の機能というのはカーナビに頼ると弱くなる物で昔のように考えて運転がしづらくなる...
...今年、とうとう家族全員がリフトを使って滑ることができるようになった...なんと言っても知的障害を持つ長男が滑ることに成功した...スキーだけは難しいのではないかと内心思っていたが、やはり教え方があるのだろう...この達成感は感動的である...なにごとも考えすぎず、まずやってみることが重要なのだろう...
...夜の味噌鍋が格別においしく感じた...
...岐阜から福井に抜ける道は初めて通ったのだが、これもとてもすばらしく、お勧めルートだ...が、途中でカーナビが故障して知らない町に入る...そこで見た旧家も素晴らしい...
...福井でお決まりのようにソースカツを食べて、越前へ...
...去年は頼みすぎてしんどかったので、かなり控えめで注文...それでも多い...
...朝、町の海鮮問屋に入り、ふと目に付いた張り紙...そこには
”DO or DIE”と書かれていた...少し寂れたこの町で自らを戒め、頑張るために書いたのだろう...
...こういう気持ちで仕事に当たらなくてはとおやじながら気合いが入る...さて、今年は何をやるか...
...どうも身体が弱って困る...
在外研修書類提出...12KMラン...
...そのあとは学生の集まる会へ...しかし、まあ、良く飲み会があるものだ...
...学生の組織なのに役職が”人事”という女子学生もいて...
”人事って何するの?”と聞いたら... ”この組織の役員にふさわしいか、面接するのです”...
...学生が学生を面接するというのも変な感じだが、役職をつけて、責任を持たせるというのはいいことかもしれないと感じる...
...”修士課程の2年間でとても成長する学生がいる”と話す会長...
...聞けば、修士学生に卒論生を世話させるのだという...そういえば私も学生の時、卒論生の世話をしたものだ...
...なんとなく、懐かしい感じがした...さて今日からスキー...
...急に低気圧が発達して雨!...なんかなあ...
...大学の近くで気になる本があったので、やっと購入...まだ、全部読んではいないが、とてもいい...京大の先生にも関わらず、あまり聞いたことがない先生だ...
...その後、簡単な集まりがあり、学長も参加した...ある学生がなにやらわからない資格を取り、学長もわからなかったので、この資格はなぜ取ったのか?と聞いた...
すると...”暇だからです”...びっくりした...
この学長の”なぜ”は”何か将来のためになるのですか”という意味だ...それを全く理解していない...ふざけて話していないのでさらにびっくりした...これは日本語の問題ではない...
...”関係発達”という考えがあるらしいが、頭の良さとはおそらく無縁なのだろう...
...どんなに資格を持っていても会社としてこういった学生を取りたいかなあ...それは無理だと思う...
難しい...
...どうも中途半端な連休だ...
...急にご近所さんと食事ということになる...
...大学の世界はなんとなくわかってきたが、やはり別の職種の人と話すとなかなか実状がわかって面白い...
...たとえば、大阪市の職員の数がなぜ多いのか、その理由がわかった...今後、この数を減らす方向に動くだろうが、かなりいろんなところに歪みが生じるに違いない...
...大学にいると大学の教育しか、わからないが、中学や高校の教育から学べるところも多い...リクルートから中学の校長になった藤原さんの改革もとても参考になる...
...藤原さんの現場思考と柔軟性は僕の発想と通じるところがある...たとえば、部活をスポーツクラブに任せればいいなんて発想は間違っていたなどの意見を述べている...
...市民の暮らしや教育問題に関しても一体何が問題なのかという分析ができる人が必要なのだろう...
...さて仕事...
...寒気がながれてきた...それでも走る...
...修論終了した学生さんと打ち上げで飲みに行く...最初は少人数でと思っていたのだが、意外にもたくさん参加したいとのこと...おやじとしてはちょっとうれしい...
...今の時代、この年代が就職予備軍と言えるわけだが、会社として見た場合、この学生たちから誰を選ぶかということを考える...
...今回終了予定の女の子はとても優秀で良い子である...たとえば、飲み会の時、ビールなどが運ばれて”ありがとうございます”と言える子である...
...飲み会では本性が出る...自分が食べることしか考えていない子もいて、その場所の盛り上げ方を間違えている子もいる...
...こうかんがえると、大人になるというのは年齢ではなく、育てられ方にかなり関係するのではないかと思う...
...会社としては研究のテーマはどうでもよく、研究の手順や考え方をしっかりわかっていて、言われたことはしっかりやり、最低限の気遣いも自然にできる子が欲しいのだろう...しかし、考えてみれば、それは当たり前の成長とも言える...これは教育機関だけではだめで、家庭教育もしっかりやらなくてはいけないと思う...
...若い子集めてこんな事考えながら飲むのは本当に嫌なおやじである...しかし、不覚にも...
”今度、おいしい寿司でもいくか”と言ってしまった...
”是非、お願いします”...って断ってくれよと...だめだこれは...
...天気が崩れたが、湿度が上がってうれしい...枯れた身体を潤す...
...修論発表会を見に行く...研究室の学生はとても素晴らしい発表だった...聴講した研究内容はすべてなかなかのものだったが、ちょっと気になることがあった...それは、原稿を読んで発表している学生が多いと言うことだ...
...実験で素晴らしい結果がでにくいことは、どの教員も良く知っている...だからせめて原稿を読まないで発表して欲しい...以前は学位を取得する知り合いもそんな発表をしていたが、基本的に恥ずかしいと思う...
...発表を聞いていたら、知り合いの先生とばったり出くわす...聞くとご年輩教員が定年前に辞めるのだという...
...理由はわからないが、知り合いが話すには最近の業績評価で自分より下の教員が教授になったりしたことがきっかけのようである...そしてその後の補充はないのだという...
...なんとなく、怒りがこみあげてきた....昇進できないのは自業自得である...しかし、今の時代、それでやめたら補充はないのだから残りの専任が担当しなくてはいけないわけだ...昇進できないのを人のせいにして最後は残りの教員に迷惑をかけて出ていくなんて...恥ずかしい...これでは簡単に退職する最近の若者と同じではないか!
...しかしまあ、確かなことは下手な小細工をせずに地道にやってきた教員が評価される時代になってきたということだ...しかし、それは当たり前だし、正常である...
...ひとまず、こつこつやろう...
...ジョギングしている間に海外から招待状が到着...去年のバタバタとは大違いだ...
...在外研修先の日本人助教授と子供のこと、学校のことなどをメールで話し合う...大変有り難いことである...
...最近、NHKのプロフェショナルをよく見ている...
...感心するのは、とても元気なおやじが多いことだ...自分が評価され、期待される...このことが元気の秘訣である気がする...
...司会は茂木健一郎だが、このおやじも元気だ...なんとなく、自分と深いところでつながっている気がして他人とは思えない...
...さて、今日は修論発表会...
...なんとなく、空気が乾燥...12km完走...
...在外研究関係で国外の先生とメールのやりとり...なかなか楽しい...便利な世の中になったものだ...
...修論提出の大学院生...心配していたが、さすが最後はきっちりまとめてきた...データの信頼性はおいておいてなかなかの仕上がりである...厳しい状況の中で良くがんばったのではないか...
...おととい、企業の所長さんと話をしたが...
”修士はいいけどねえ、博士の採用は難しいね”との予想された回答...
...企業がこんな状況ではますますドクターにいかなくなる...要するに実験や研究の要領がわかっていればいいということか...
...そういえば、修士学生の就活のかいあってか、ほとんどの学生が内定をもらえている...
...ドクターをつかって研究室の業績をあげるなんてことは出来ない時代だ...
...しかしまあ、企業も良くみている...この学生はまじめで謙虚で良く働きそうな学生だなあという印象が強い学生から内定がとれている...
...ひとまず、良かった....
...休日なので、15kmぐらい走る...少し、走りすぎか...
...先週末、在外研修先のラボに書いたメールがもう戻ってきた...ラボに日本人がいる上にボスの反応がいいのは本当に助かる...
...しかし、ひとりで行くのではなく、家族で出発し、短い間学校に通わせるのは大変だ...
...よく考えれば、向こうにいってばたばたして11月...落ち着いたと思ったら、年末年始にかかり、1月に入るともう帰国気分である...
...なんともばたばたであるが、就職して授業から開放されるのは初めてである...こういうのは私だけの問題ではなく、現在の研究室スタッフの協力なくしては達成できない...有り難いことだ...
...しかしまあ、今年の目標ができて良かった...素晴らしい人生経験になりそうだ...感謝感激...
...寒気がなだれ込んで寒い...
...研究の件で京都へ...結局、現象は面白いのだがその後が続かない...ひとまず、一区切りつけることにした...
...時間があったので知り合いの女性と昼飯...彼女本人の事よりも、出身ラボの件で相談を受ける...
”N先生、最近、ぼけている上に逆切れされるんですよ。大丈夫なのでしょうか?”
...と言われても、なんと返事をしていいいかわからない...しかし、最近のセミナーの悲惨な状況をみると、なんとなくわかる気がする...
...N先生にしても古ボスの偉業を背負わなくてはいけないというプレッシャーと雑用の多さに精神的にまいっているのかもしれない...
...しかし、このままでは業績は出てこない気がする...
...自分の研究室に戻ると事務から電話という書き置き...
”在外研究のゴーサインが出ました”...とうとう来たか...
...この半年は準備で忙しくなりそうだ...今度はなんとか上手くいきそうである...良かった...
...やっと本格的な冬がやってきた気がする...
...外国から来た学生のセミナー...むーん...日本語が上手くないのはしょうがないにしても、もう少し論文を読みこなさなくてはいけない...
...何かの科学雑誌で”外国に行って言葉が伝わらなくてもロジカルな考え方ができれば大丈夫”なんて話が載っていたが、そうなのかもしれない...
...その後の学生の研究発表は素晴らしかった...淡々と研究結果を出して頑張っている....素晴らしい...
...ふと、データを出せる学生とはどういう学生なのだろうと考える...結局、言われたことをやる、という事に尽きるのかも知れない...
...実験がつまらないとか、面白くないとか、うまくいかないとか考える前にやるという愚直さが求められる気がする...
...しかし、これがなかなか難しい...
...上手くいっているときはいいが、調子が悪くなっているときも仕事を続ける愚直さが必要なのだと感じるがこれが難しい...
....ふー
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