今日もアリガトウゴザイマシタ。
■ニヤニヤ動画。
2013年03月28日(木)
ダラダラとインターネッツをしていると、
「ねえ、Rがちっちゃいときの見せて」
娘・R(9才)が甘えて来た。パソコンに入っているRがまだ小さい時の画像やら動画やらを見せろと言う。
「あっRちゃんだけずるい!ボクも見たい!」
息子・タク(7才)も慌てて飛んで来た。こういうおねだりはよくあることで、ふたりとも自分の姿を見るのが大好きなのだろう。しょっちゅう「撮れ撮れ」と催促し、「撮ったら」見せろ見せろとこれまた催促する。逆に僕は大嫌いなんだが、この子達は迷うことなく自分のことが大好きなんだなあ…。
ふたりともお気に入りの動画があり、今回もそれを見た。Rが好きなのは、Rがまだ離乳食を食べ始めた頃の食事シーン。食べている途中で寝ちゃうのだけれども、寝ながらもモゾモゾと食べているところが写っている。Rはそれを見て大爆笑し、そのモノマネをやったりする。
タクが好きなのは、Rが4才、タクが2才ぐらいの時の、Rと一緒に歌って踊っている動画。なんで好きなのかというと
「ちっちゃいころのボク、カワイイ!」
だそうで、自分で自分にときめいているナルシストなんである。
いつも同じものを見ていてもマンネリなので…と思い、僕はちょっとイタズラ心が出て、ふたりが恥ずかしがるような動画を再生してみた。これもRが4才、タクが2才ぐらいの夏だろう、栃木の実家の庭でビニールプールで遊んでいる時の動画だ。この時、
「ウチの庭だし、めんどくさいから水着はいいや」
ということで子供達はすっぽんぽんで遊んでいるのである。ふたりともカワイイお尻を見せながらチャパチャパ遊んでいてタクなどは
「ちんちーん!」
とか叫んでいる。さすがにこれは恥ずかしがるかなーと思ったら
「ぎゃははははははは!おしり!ちんちーん!」
大爆笑だった。しかもタクは
「この時のこと覚えているよ!」
「まじで!」
本当だとしたら、2才の頃の記憶が残っているって結構スゴイかも。もしかしたらタク最古の記憶かもしれない。
裸の動画でも全然恥ずかしがらず、むしろ「もっかい見せて!」と大受けしてしまった。基本、自分が大好きだから恥ずかしいものなどないのだろうか。
そう思いつつまた別の動画をいくつか再生していたところ、3才ぐらいの頃のRが歌って踊っている姿があった。この歌は…懐かしい。Rが生まれて初めて作詞作曲した「ハートピンチ」という曲である。どういう意味なのかというと、ハートがピンチになるんだそうだ(本人談)
「ハートピンチ♪、ハートピンチ♪」
モニターの中のRは楽しそうに歌ってるが
「ぎゃああああ、やめてええええ」
現在のRはものすごい勢いで恥ずかしいからやめてくれ、と大焦りになっていた。Rにとってはすっぽんぽんより自作曲の方が黒歴史のようである。
まだまだたくさんの動画があるのだが、当然全部など見せられるわけがないのでこのくらいにしておいた。
子供達が寝静まってから、ようやく別のジャンルの動画を観ることが出来る。どういうジャンルかというと、言わずもがなかもしれないが、
動画なんだけど、「せいし画」でもあるという、アレである。
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■嫁に塩を送る。
2013年03月27日(水)
日曜日の昼のことじゃった。
嫁は仕事から帰って来て、
「どっか食べに行こうか」
と聞いた。疲れているので作る気になれないのだろう。するとすさかず娘・R(9才)が
「らーめん!」
目を輝かせてリクエスト。
「ラーメンかあ。いいねえ」
嫁も賛成のようなのでそうすることにした。嫁が好きなラーメンは塩なので、塩ラーメンが美味い店に連れて行った。
そこは過去1度来たことがある店で、嫁がそれまで食べた塩ラーメンの中で一番美味しかったと言っていた。メニューを見ると、なんと塩ラーメンが2種類ある。以前来た時は1種類しかなかったのに。以前食べたことがあり、嫁絶賛の塩ラーメンをAとして、初めて見るほうをBとすると、
「Bに挑戦してみよう…」
わりと新しもの好きでチャレンジャーな嫁は迷わずBを選んだ。で、僕はA。Rと息子・タク(7才)はどうするかと聞いてみたら
「しょうゆ!」
子供達は醤油ラーメン派なのであった。そんなわけでみんなバラバラのオーダーになってしまった。しかしその方が食べ比べできるからよい。
それぞれのラーメンが運ばれてきたので皆食べ始める。僕の塩ラーメンAは嫁が絶賛するだけあってさすがに美味い。コクがあるのにアッサリしているというか。見た目アッサリでも実はすごく油まみれで辛い塩ラーメンに当たることが多かったので感心した。
塩ラーメンBを頼んだ嫁はというと、難しい顔をして食べていた。時々僕のをつまみ食いしたりスープを飲んだりしていたが、8割方食べ終わったところで
「もう飽きちゃった…Aの方がよかったよう…」
お店の人に聞こえないようにヒソヒソと話し、僕の方にドンブリを寄越した。
「あらまあ、残念」
食べてみると、嫁が言うほどひどくはないと思うしむしろABどちらもいけるかなあ…と僕は思ったのだが。嫁の方が味にウルサイようだ。子供達は
「おいしいよー」
ずばばばばともの凄い勢いで食べており、
「ちょっとちょうだい」
とスープを少し飲んでみたら…煮干しの香りが強烈で、苦みもある。
「苦くないかい?」
と子供達に聞いてみたら「別に」とのことで。近所にも「煮干し中華そば」という店が最近出来たし、煮干しの風味が強いラーメンって流行ってるのだろうか。
嫁はちょっとガッカリだったようだが、
「次はAにしようぜ」
とか話しつつ、なんとなくメニューを見直していると、なんと、もうひとつ別の塩ラーメンCがあった。期間限定メニューであるらしく、僕らは見落としていた…。
「コレも頼んでみたかったな…」
と思ったが、券売機を見たら既に売り切れランプが付いていた。そんなに早く売り切れるほど人気なのか、それとも単に今日は出ていないだけなのか分からないが、気になるところではあった。
塩ラーメンだけに、ソールトアウトってか。
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■ガストのステマじゃありません。
2013年03月26日(火)
夜、嫁は職場の飲み会で出掛けてしまったので、僕と子供達はどっかでゴハンを食べようということになった。
「どこがいい?」
と聞いてみると
「ステーキガスト!」
即答。先週行ってみたのだけれども余りにも混んでいて入れなかったのである。娘・R(9才)は
「サラダバーでメロンをいっぱい食べたいの!あと自転車で行きたいの!夜、自転車に乗ってみたいの…」
というささやかな夢を叶えるべく、今日こそ行くのだと言って聞かない。Rがここまで強い意思表示を見せるのは珍しいので、
「じゃあ行くべ。ただしこないだよりもっと早く行くぞ」
子供達のケツを引っぱたいて前回よりも40分ほど早く出掛けた。それでも15分ぐらい待たされたが、僕らのあとにゾロゾロと客がやって来て、あっという間に1時間以上の待ち時間(という表示が出ていた)になっていたのでセーフ。つか、なんでそんなに人気なんだ。
ステーキガストとはいえ、Rが好きなのはハンバーグだ。
「Rはね、ここに来たらいつも必ず100パーセントビーフハンバーグって決めてるの。だからパパこれ頼んで」
いっちょまえのがグルメ気取りで言う。いつもと言っても3回目ぐらいなのだが…。Rは本当に好きなようで普段食が細いのに大人用のハンバーグをぺろっと平らげてしまった。
ここのサラダバーにはカレーもあって、これも食べ放題。僕が少し取ってきて食べていると、息子・タク(7才)がボクにも食べさせろと要求してきた。
「辛いかもよー」
念のため少しだけ食べさせたら
「おいしい!食べられる!」
と大喜び。それに釣られてRも食べてみてやっぱり「大丈夫!」とはしゃぐ。
「オトナの辛さだけど食べられた!」
という達成感が殊の外嬉しいようで…。
そしてひととおりご飯は食べ終わり、念願のデザート。Rはここぞとばかりにメロンを取りまくり、好きなだけ食べていた。ちょっとだけ自分も食べてみると、こんな堅いメロン初めて食べたってぐらいのシロモノで…。まだ子供達の舌を肥えさせる必要はないし、いいんだけど。
一方タクは
「小学生以下はアイスも食べ放題だってよ!」
と目敏く見つけ、ひとくちサイズのアイスを何個も何個も食べていた。なんというか、Rもタクもメインのハンバーグよりも、サラダバーでフルーツやらアイスやらを選んで持って来て食べて、また取りに行く…の繰り返しの方が楽しいようで。当然バイキングとかも大好きである。
かれこれ1時間半ぐらいかけて食べたりくつろいだりして
「もういい。おなかいっぱい」
ようやくこの言葉を聞くことが出来た。じゃあゴチソウサマして帰りますか…と席を立つと、
「ボクねえ、途中お腹痛くなったけど、アイス10個食べられたよ。がんばったよ」
タクが恐ろしくおバカなことを言い出すので、
「いやそれ頑張るとかじゃないから!まだお腹痛いのか?」
慌ててトイレでも連れて行こうかとしたが
「もうだいじょぶだよー」
暴飲暴食は長生きしないぞ…。そんなわけで子供達が大満足だったステーキガストのサラダバー。
サラダバー。さらばだー。なんつって。
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■花を見ない花見。
2013年03月25日(月)
土曜日、嫁は仕事だったが、日曜日は天気が悪そうだし花見をしたくなった。
娘・R(9才)と息子・タク(7才)を呼んで
「新井薬師の公園行くぞー」
近場の桜の名所に行こうとしたら
「ヤダ」
と言うので
「えー、じゃあ光が丘公園は?」
別の桜の名所にしてみたら
「行く!」
目の色を輝かせ始めた。何が違うんだ、と聞いてみたらRは
「光が丘はお買い物出来るから!Rね、お買い物したいの…」
花見とは全然関係ないことを言う。光が丘はショッピングセンターがあって、その中にキディランドが入っており、Rはそこでカワイイ文房具とかを買いたいのだという。それ花見じゃないし。タクはタクで
「ポケモントレッタやりたい!」
やはりキディランドにポケモントレッタというタクがはまっているゲームがあるので、それをやりたいのだという。それも花見じゃないし!
「まあいいや。行こうぜ」
買い物を済ませた後に花見すればいいか、ということでレッツラゴー。しかしRとタクのお目当ての店に着いてからは1時間ぐらい待たされた。Rはじっくり
「どれがいいかナー」
とゆっくりゆっくりお店の中を物色しているし、タクは自分がゲームを終えた後も、ずっと他の子がやってるのを見てるし。ようやくショッピングセンターの外に出て、桜がたくさんある公園まで歩いているウチに
「パパ、花より団子!」
と、あらかじめ買っておいた花見団子をほとんど食べられてしまった。
公園に着くと思った通り桜は満開で、たくさんの花見客で賑わっていた。
「すごいだろう。キレイだね」
と、敷物を敷いてみんなで座ろうと思ったら
「Rね、ここ知ってるよ。遠足で来たことがあるんだよ!なつかしい!」
Rが得意気に言う。
「へー。よかったねえ」
「こっちに面白いところがあるんだよ!たっくん行こう!」
Rとタクはシートに座ることなく爆竹のように飛び跳ねていってしまった…。仕方がなくひとりで桜を見て、もそもそとツマミを食べていると、
「パパこっち来て!」
またRが戻って来て、遊んでいるところまで連れて行かされた。この公園はとにかく広い。5分ほど歩かされてようやく着いた。そこは人工の渓谷のようになっていて、川が流れていてその周りをゴツゴツした岩が取り囲んでいた。子供達はそこをピョンピョン跳びはねて遊んでいたのだ。
ここまで来ると桜の木は全然ないのだが、子供達はこっちの方が断然楽しいらしい。タクも人工の渓谷の周りで遊んでおり、川の周りの石を飛び跳ねていた。
「おい、危ないから気をつけろよ。川に落ちても着替えないぞ」
タクはお調子者なので釘を刺しておいた。案の定、タクは
「へいへい、わかったよー」
というナメた返事をしただけで勢いは止まらず、更に渓谷の岩をよじ登ろうとしていたが、端から見るとめちゃくちゃ危なくて、絶対川の中に落ちる体勢だったので
「降りなさい!そこあぶない!」
と叫んだものの時既に遅し。バランスを崩して
「じゃぼ」
片足を水に突っ込んでしまった。
「パパー、靴と靴下がびちょびちょだよう」
「だから気をつけろと言ったろ!」
「どうしよう…」
「はだしで遊べ」
「はーい」
タクは再び裸足になって跳んで行った。元気だなあ…。そして僕の手元には濡れまくった靴と靴下が残されたのであった。帰りどうしよう…。
渓谷で警告したのに…。なんつって。
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■幸せの黄色いランドセル。
2013年03月24日(日)
金曜日の朝、いつものように学校に行く子供達と一緒に家を出る。
今日が終業式だとのことで、もう春休みなのである。いいなあ。3年生の娘・R(9才)と、1年生の息子・タク(7才)を見るのは今日が最後、ということになる。よその子の成長は早い、とはよく言うけれども、自分の子だってめちゃくちゃ早いと思う。
特にタクは1年生なので、1年生のシンボル、ランドセルの黄色いカバーを見るのも今日で最後である。練馬区の小学1年生は、練馬区のゆるキャラ「ねり丸」を背中に背負っている。僕はこのキャラがのだが、これも最後。
最後最後と思いながらも子供達は当然いつも通りに
「いってら」
「ばいばい」
いつもの別れ道で別れて行った。
夜、帰ると子供達の絵や作文や工作など、学校で作成したいろいろなものが僕の机に載っていた。なかなか味があって面白かったのがRの創作物語。女の子とお母さんが花火を観に行く話。…なんでお父さんが出てこないんだよう!
タクの作文は「入学式」で、初めて小学校に行った時のことを書いていて、
「どきどきしたけど、じぶんではうまくできたと、おもいました」
なんていう感想があり、あのいつも人生を舐めたようなおちゃらけキャラのタクも緊張するんだ、と感慨深い。しかしその先を読み進め、
「ひとつだけしっぱいしたことがあります。それは先生がせつめいしているときに、ぼうはんブザーをならしてしまったことです」
と書いてあって吹き出してしまった。なにやってんだか。翌日、タクに
「お前、入学式にそんなことやってたのか」
と聞いてみたら
「そうなんだよ!どうしようって思っちゃったよ!ぎゃはは」
彼の頭の中では既に「今となってはいい思い出だ」みたいなエピソードになっているようだ。そういえば僕の目の前でも鳴らされたことあったし。僕が変質者みたいじゃないか、と焦ってしまったことを思い出した。本当に落ち着きがない。
タクの「1年生」はもう終わってしまったが、未だ「要安静」ではあるようだ。
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■はぐれメタル純情派。
2013年03月22日(金)
近所の小学校で、近所のおっさん達によるソフトボールの練習試合に参加していた。
3試合ほどやり、相手が勝ったりこちらが負けたりしていてお疲れ様でしたー、と後片付けをして帰り支度をしていると、
「そこの12番!」
大声で怒鳴る声がするので誰だと思ってキョロキョロしてみると、息子・タク(7才)が走ってやって来た。
「親を番号で呼ぶんじゃない!」
12番は僕の背番号なのだ。そう叱りつつも、なんでこんなところにいるのか。娘・R(9才)やその友達とこの辺をうろついて遊んでいたのは知っていたので、何故ひとりなのか、と聞いてみると
「○○公園に行く途中でRちゃんたちがいなくなっちゃんたんだよ」
とぷんすかしていた。
「偉そうに言うけど要はお前がはぐれたんだろう」
そういえばこの子ははぐれメタルにどことなく似ているなあ…と思いながら言うと
「そうだよ!」
逆ギレされた。R達とはぐれたタクは僕がここでソフトボールをやっているのを知っていたため、とりあえず来たのだという。確かに公園からは家に帰るよりこの学校のほうが近い。
「とりあえず公園に行ってみよう」
とタクの手を取り公園に向かう。
「ボクは公園から学校まで一人で歩いてきたんだよ。すごいでしょう」
公園から学校まではほぼ直線で徒歩2分ぐらいなのだが、まだひとりで外を出歩くことを許されていないタクにとっては冒険だったんだろうなあ。
公園に着くと
「あっRちゃんの自転車だ!」
Rとお友達の自転車が止まっているのを発見。
「たっくんいたー!」
すぐさま本人たちも駆けつけて来て無事合流することが出来た。Rのお友達がケータイを持っていて、お友達のママ経由で嫁に「タクがいなくなった」と連絡してくれていた。僕はお友達に謝って、またママに見つかった旨の電話をしてもらうようお願いした。僕は嫁に電話をした。
「あーよかったー!ウチに帰ってくるかもしれないしどうしようかと思ってたんだ…」
嫁もとりあえずひと安心したようで、時計を見るともう夕方5時過ぎ。
「もうこんな時間だからそろそろ帰ろうか」
お友達にはありがとねー、と言ってお別れし、Rとタクと家まで歩く。
「こういうのってどっちが悪いの?」
タクに振り回されたRはご機嫌斜めであった。
「うーん、見てたわけじゃないから分からないけど、君らは自転車でタクは歩きだからどうしても差がつきやすい。お互い離れないで、曲がる時は『こっちだよ』とか声掛けて行くのが一番だよ。集団登校と一緒だ」
と言うと、
「えー!」
100パータクが悪いという見解じゃなかったのでRはあまり納得してないようだった。おっとり屋のRにしてはめずらしく食い下がる。
息子ははぐれメタルで、娘はハグレッシブ、ってか。
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■メロン記念日。
2013年03月20日(水)
ある日の夜、嫁が飲み会だというので、残された僕と子供達はどっか食いに行くべ、という話になった。
「何が食べたい?」
と聞いてみると息子・タク(7才)は
「フライドチキン!ほねつきがいい!」
娘・R(9才)は
「メロン」
ふたりともリクエストがピンポイント過ぎ、かつRはゴハンのリクエストですらなかった。
「なんだよメロンって」
デザートじゃなくてゴハンで食べたいものを言いなさい、と聞くと
「ステーキガストがいいの!」
なるほど、以前行ったステーキガストのサラダバーにメロンがあった。食べ放題なのでRはメロンばっかり取りまくってたっけ。なくなると
「パパー、お店の人にメロン下さいって言ってー」
って泣きそうになってたっけ。あの子の親、普段食べさせてないのかしらって周りから白い目で見られそうなぐらいの食いっぷりであった。固くて「瓜」って感じのメロンだったけど。
「でもステーキガストは隣の駅前でちょっと遠いじゃん…」
近場しか行く気がない僕は渋ったが
「自転車で行こうよ!Rねえ、自転車に凝ってるの!夜に自転車乗ってみたいのー」
Rは更にゴハンからかけ離れた不思議ちゃん的要求を。もうこの子は眠いのかもしれない。とっとと食わせてとっとと寝させよう、と思い
「じゃあチャリで行くぞ」
ということになった。
「フライドチキンはー?」
ステーキガストにフライドチキンはない。
「からあげじゃだめか?」
「ダメ。フライドチキンのほねつき!」
妙にこだわりがあるらしい。仕方がないので途中コンビニに寄ってレジの横にあるのを買った。骨付きではなかったが
「ほねつきじゃなくてもいいことにする」
タクに偉そうに譲歩された。で、そんなことをしながらステーキガストに着いたらなんと1時間以上の待ち時間で。たかがファミレスだと思ってナメていた。
「だめ。帰ろう」
「なんでー!」
暴動を起こしそうなふたりだったがガスト如きでそんなに待つのはアホらしいのでとっとと引き上げた。僕としてはもともとファミレスじゃなくて地元のおいしいお店に行きたかったので、
「じゃああそこのお店はどうだ?」
といろいろ候補を行ってみたのだが、Rとタクはヘソを曲げてなかなか首を振ろうとしない。
「じゃあどこがいいんだよ」
逆に子供達に聞いたみたら
「マック」
「えー」
そんなわけで、行きたいところに行けず、食べたいものを食べられず、希望敗れてボソボソとマックで食べる、しょぼくれた僕ら3人。頼んだなんとかバーガーが見本と違ってしなびているのも、ますますみじめな雰囲気を醸し出す。マックで3人ぶんのお金がステーキガストひとりぶんで済んでしまった…。
「ステーキガストでメロン食べたかったよう…」
Rがポツリと言うのでますますしょんぼり。
「今度行こう、な。今度はちゃんと予約していくから」
愚痴を言うのはもうやメロン!
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■転売少年。
2013年03月19日(火)
また息子・タク(7才)が
「ポケモントレッタ」というゲームをやりたいと騒いでいた。
嫁によると前の日の晩から騒いでいたようで
「あしたポケモントレッタやるんだ!パパお休みだから連れてってもらうんだ!」
となかなか寝なかったらしい。ポケモントレッタについては以前の日記(→
こちら)にも書いたけれども、おもちゃ売り場などにある1回100円のゲームである。
自分のポケモンとゲーム中に出てくる敵のポケモンを闘わせ、うまくゲットしたらそのポケモンのデータが入った「トレッタ」と呼ばれるチップがもらえる。手に入れたトレッタは次から自分のポケモンとして使うことが出来る。
タクはコレにはまっていて、自分のお小遣いで1ヶ月500円までならやってよし、というルールを作った。今月は月の初めに200円使ったので、今日はもう200円ぶんやりたいらしい。
一応そういうルールにはしたのだけれども、僕としてはもっと他の有意義なことに使えばいいのに…と思って
「えー行くのー?大事なお金はもっと他のことに使おうよー」
かつてゲーセンに新車を余裕で買えるぐらいぶっ込んだ過去は棚に上げ、うるさい親っぽいことを言っていたら
「やだ!やるの!」
案の定タクは騒ぎ出し、更には
「もう、うるさいから早く連れてってよ!昨日からトレッタトレッタ連れてけ連れてけって…」
根負けした嫁にまで連れてけと言われる始末。
「わかったよ!」
あの嫁を打ち負かしたその執念は評価してやろう…ということで連れて行った。人気のゲームなので経験上午後に行くとやたら混んでいることが多い。なので午前中の空いている時間を狙ってみたら…。それでも何人かの人が既にやっていた。親子連れひと組と、あとは僕らが行くと必ずと言っていいほどいる、小学高学年ぐらいの男の子。
その常連男の子はしょっちゅうやっているらしく、トレッタの数がもの凄い。レアで強いやつもかなり持っている。いつもトレッタを入れたファイルブックをこれ見よがしに開いているからイヤでも目に入ってしまう。
常連男の子は、親子連れのちびっこがやっているのを見ていた。そしてそれに負けないぐらいかぶりつきの至近距離で覗き込むタク。
「ちょ、ちょっと離れなさい」
触れんばかりだったのでちょっと落ち着け、と諭した。ちびっこがゲームを終わると、次は常連男の子の番か…と思ったらさにあらず、ちびっこのお母さんと何やら話しをし始めた。ゲームのルールなどを教えている会話が聞こえてくる。
「なるほどねー」
などとお母さんもちびっこと一緒に感心して相槌を打っているので、
「次ボクやっていいのかな?」
タクがワクワクしてるので、いいよ、と答えると早速100円玉を入れてやりだした。僕はしばらくタクの熱心なゲームプレイを見ていたが、ふと常連男の子と親子連れを見てみると、なんと常連男の子がちびっこのお母さんに何枚かのトレッタを渡し、お母さんはいくらかのお金を渡しているではないか。
「うわー、買っちゃうのか…」
いくら出したのかは知らないけど、それって本来の楽しみ方じゃないんじゃないかなあ…。たかがゲームなのでどう楽しもうとそれぞれの勝手で、見ず知らずの僕が口出すことじゃないのかもしれないけど。タクなどは
「トレッタがもらえるのも楽しいけど、ゲームのバトルも同じぐらい楽しい」
と言っているので、
「このレジェンドレアっての売ってください(お金ドバー)」
って手に入れても子供はそりゃ喜ぶだろうけれども、自分でゲットした時の本物の喜びを失うことになる。金で手に入れてたらゲームをやってる意味ないしな…。
とか考えながら再びタクの様子を見ていると、
「キラキラ(レアなトレッタのこと。レアものは画像がキラキラしているのだ)は使わないんですか?」
うわお。今度は僕が常連男の子に声をかけられた。
「持ってないんだ」
と答えると
「ふーん。あんまりやったことない子ですか?」
とタクを指して言うので
「1ヶ月500円って決めてるからね」
と返事をすると、去って行った。どうやら先程の親子連れとは違い、僕らは「金持ってないな」と判断されたようだ。「売りましょうか」とかひとこともないし。ゲーム機の周りは僕らだけになり、タクが集中してゲームをやっているのを後ろから見ていた。。
「やったー!」
タクが急に嬉しそうに叫んだ。
「いいのが取れたのか?」
「強いの取れたよ!キラキラのだよ!」
「おー、レアなやつじゃん」
「レアのやつ、初めて取れたよ!やったー」
「よかったね」
やっぱりこうやって自力で手に入れるのが一番嬉しいよね。そのためにタクもはまってるんだろうし…。それにしてもポケモントレッタとか、トレッタの前にタクがはまっていたポケモンカードとか、あとはスマホのソーシャルカードゲームとかでもそうなんだろうけど、やはりレアなものを欲しい!と皆はまっていくのだろう。
トレッタもいろんなレアがあって、スーパーレアとかマスターレアとか呼び名があって、レアにも出やすいレアと本当にレアなレアとか、さまざまなようだ。こういうゲームをやっていると「なんとかレア」みたいな言葉もつい覚えてしまう。
ステーキハウスとか行った時には気をつけなければ行けない。
「焼き具合はいかがしましょうか?」
とか言われたら
「あ、レジェンドレアでお願いします」
などと言ってしまいそうだ…。
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■こどもプロレス。
2013年03月18日(月)
子供達がウチの前で近所の友達と遊んでいた。
子供は風の子、外でも元気に遊んでるなあ、と思ったらウチの中になだれ込んできた。娘・R(9才)と息子・タク(7才)と近所の子供達3人。タク以外は全員女の子だ。
最初は静かに遊んでいたのだけれども、そのうち「プロレスごっこだ!」とか叫びながらドッタンバッタンやり始めた。女の子同志(タクひとりだけ男だが)でもそういうワイルドなことをするようである。まあ低学年だからね…と思いつつも、とにかくうるさいので僕は隣の部屋にいてフスマを締め、ひたすら耐えておったが、そのうち
「メメちゃんはおっぱいが弱点だからおっぱいを攻撃しろー!」
とかいう声が聞こえてきたので、すわ、これはプロレスごっこという名のエロ遊びなのか、と警戒をし、
「なにやってんだお前ら」
とうとう辛抱溜まらずにフスマをガラッと開けて注意したら
「ぎゃー!入ってこないでー!たたかってて服とかめくれるから見ないで!えっちー!」
とRに閉め出されてしまった。ふざけんな!えっちーとか10年早い!いや、5年かな。いや、最近の子は成長が早いから3年かな…Rはあとどれくらい一緒にお風呂に入ってくれるのかな…と、僕はプロレスごっこをしてないのにわりとでかいダメージを喰らってしまい、なんかもうわりとどうでもよくなったので放置した。
夕方5時になり、そろそろお開きにする時間かなと思い
「もう終わりにしなさい」
と追い出しをかけると子供達は「えー」とか言いながらも渋々後片付けをし始めて、さよならーとウチの外に出て行った。Rとタクも見送りに行ったら、また外で遊び始めてしまって外でキャアキャア騒いでいるではないか。いい加減にしろ、と窓を開けて叱ってやろうとしたら一足早く嫁がもの凄い勢いで
「おらあ!戻って来い!カギ閉めるよ!」
ご近所さんに轟くような大声で叫ぶと、Rとタクはさすがに血相変えて戻って来た。さすが嫁。我が家で一番恐れられている母よ。実際嫁がこの中では一番プロレス強そうだしな。
僕も嫁とプロレスごっこがしたいです。
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■MMMM(息子がモテてマジムカつきます)
2013年03月17日(日)
忙しくて未だホワイトデーのお返しを出来ていない甲斐性無しの僕であるが、息子・タク(7才)はムカツクほど積極的な活動をしているようである。
嫁や娘・R(9才)と一緒にクッキーを作って袋詰めして、学校で配っていたようなので、
「タクは何人にホワイトデーのお返しした?」
と聞いてみたら
「9人」
「なにー!」
野球出来るじゃないか!どんだけチョコもらってんだよ!そしてタクには本命のラブラブであるミミヨちゃんがいる。当然その9人の中にミミヨちゃんも入ってるのかと思ったら、
「あげてないよ」
という。さては別れたのかと思ったら
「バレンタインの時に交換したからいいんだー」
とのことで。そういやバレンタインの時もタクはチョコを作っていたっけ。モテ男はバレンタインの時にも自分から動いているのだなあ。女の子がチョコくれるのはいつなのか、とエロヅラして今か今かと待っているだけの時代は終わったのだ…。
そんなことを言っていたのに、結局ミミヨちゃんにもあげたのだそうだ。
「たっくんミミヨちゃんにあげてたよー」
Rが聞きもしないのにタレコミをしてくれたことにより判明した。女の子ってこういう話大好きだよね。ちなみにRは誰か男の子にあげたか聞いてみたら女の子同士の交換だったそうだ。よし、まだ大丈夫だ。
さて、タクの話に戻すと、ミミヨちゃんにあげた理由は、ホワイトデーにもミミヨちゃんからもらったということで。ちんこもげればいいのに。で、タクは
「パパ、みてみてー。ミミヨちゃんからもらったー」
しれっとした顔で僕に見せびらかすのである。ミミヨちゃんからもらったお菓子。
「てづくりのくっきーだよ」
と愛情が詰まったお手紙。本当にこの子は僕の遺伝子を受け継いだ子なのだろうか。僕のDNAにはモテモテ情報は入ってないはずなのになー。
「よかったね、プリンくん」
タクはミミヨちゃんから「プリンくん」と呼ばれている(ポムポムプリンが好きだから)ので、からかったら、
「言い方がちがうよ。プリンく〜ん?(語尾上がり)、だよ」
とダメ出しされた。なんだそのカワイイ呼ばれ方。本当にちんこもげろっつの。
やっぱり好きな子からもらう手作りのお菓子というのはポイント高い。僕も若い頃からそれに気付いていれば…。
子作りぐらいしかしとらん。
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■シブ楽器隊。
2013年03月15日(金)
嫁が電子ピアノを買うというので付いて行った。
娘・R(9才)と息子・タク(7才)はピアノを習っているのだが、貧乏で長屋暮らしの我々には勿論本物のピアノなど買うカネも置く場所もないため、やっすいキーボードで練習させていた。
しかし本物とキーボードではタッチも音色も全然違うし、ピアノを上達させたいと思ったらやはり本物のピアノで練習するしかない。教わっている先生が言うにはRもタクも
「キーボードのクセがついちゃってますねー」
とのことで。確かにふたりともキーボードの軽いタッチで練習してるから、本物のピアノを弾いてみると蚊の泣くような音しか出ていないのだ。ただ別にプロを目指してるわけではないので
「じゃあ電子ピアノあたりを買うべ」
ということになった。
先生に紹介された、とある楽器店に向かう。
「先生があらかじめ私達が行くことを連絡してくれてるんだってさ」
「誰宛に行けばいいの?」
「カバみたいなおじさんだって。見りゃ一発で分かるって」
「わはは」
そんなカバ園長みたいな人がいるんかね…と思ったらホントに一発で分かってしまった。そのカバ…じゃなかった楽器店の方に挨拶してショールームの中に入れて貰う。ショールームと言っても建物自体は思いっきり倉庫で、薄暗い中、梱包されたピアノ達の横を歩いて行く。
「ここは配送センターでもありまして、ウチはピアノ専門の配送業者と提携しています」
と説明された。ピアノに混じって何故か「太鼓の達人」のゲーム筐体があった。
「なんですかあれは!」
「なんであるんですかね…」
知らないのかい。
ショールームは倉庫の中にあった。ジュウタンが敷かれた床の上にグランドピアノから僕らお目当ての電子ピアノまで。好きに弾いていいとのことなのでとりあえずRとタクには自由に弾け、と言っておいた。
ふたりは爆竹のようにあちこち飛び回って弾いていたが、
「どうせならコレでやってみなよ」
一番高そうな、数百万円の値札が付いたグランドピアノをやらせてみた。微妙に薄暗いところにあったので、ピアノは豪華絢爛と言うよりはなんとなく重圧的で、ちょっと夜の音楽室的な怖さもチラリとあり、そのせいかRとタクはすぐ違うところに飛んで行ってしまった。
そういえば、「恐怖新聞」というマンガで呪われたグランドビアノの話があったなあ…「展覧会の絵」を練習中に倒れて死んでしまった少女の霊がピアノに取り憑き、それ以来そのピアノで「展覧会の絵」を弾くと、鍵盤から血が出たり少女の霊に取り憑かれたり…きゃああああ!
僕も怖くなってきたので嫁の所に戻った。真面目に嫁と楽器店の方の説明を聞くことにする。嫁は話を聞きながら自分でもピロリロリンと弾いてみて
「あー、やっぱり音色が違いますねー」
などと言っていて、それを見た楽器店の方が
「奥様もピアノをやられているのですか」
「ええまあ、高校生まで少々」
などという会話をしていて羨ましい。ぼ、僕、エレクトーンを幼稚園の時にやってたっす!(誰も聞いてない)
しばらく嫁と品定めをしてどれにするかを決め、購入の手続きをひととおり済ませ、しばし楽器店の方と雑談。
「御社のみなさんもやはり経験者が多いのですか?」
と僕が聞いてみると
「ええ、大体そうですねえ。私は…バンドやってまして」
ニヤリと笑う。
「へー!」
「お客様は江古田にお住まいと聞いたんですが」
「はい」
「ライブハウスたくさんあるでしょう。そのどこかでたまにコッソリライブやってます」
「はああああスゴイですねえ」
休日はゴルフ、なんてのより格段にカッコイイじゃないか。ちなみに何の楽器をやっているのか聞いてみたら
「サックスを少々」
「ほあああナベサダみたいでかっこいいですねえ」
ちんこ切り落としちゃうヤツ…ってそれはアベサダ(阿部定)だ。僕もエレクトーンをやめないで続けていればよかったなあ。そんで「エレクトーンを少々」なんて言ってみたかったよ。
セックスを少々。ぐらいしか言えない。
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■池袋の胃袋。
2013年03月13日(水)
とある休日、池袋で昼飯を食うことになった。
どこがよかんべと店を探す僕に、ルミネの上の方にバイキングのお店があるよ、と嫁が言うのでそこに行くことにした。
9階にまで昇っていくとなるほどいろんなバイキングの店がある。しかし嫁がオススメするのは、パン食べ放題の店だった。
「えー。食べ放題なのはパンだけなの?」
「そうだよ。私パン大好き」
「僕、ゴハン党なんだけど」
パン食べ放題と言われても全然嬉しくない僕である。(女子高生の)パンツ見放題だったらいいんだけど。
「ゴハンもあるよ。お代わりし放題だよ」
と嫁は言うが、それ、バイキングじゃなくて、ただの「やよい軒」だし。僕は普通に料理とかデザートとか色々選べるバイキングのお店を勧めたのだけれども、なかなか説得するのに苦労した。
「こっちのお店はケーキも選べるぜー」
と誘っても
「パンが…」
そんなにパンが好きだったのか嫁。ケーキよりパンとは逆マリーアントワネットである。そのうち子供達も腹を減らして一揆を起こしそうな勢いだったので、
「まあいいか」
と、パンじゃないほうへ入った。僕はとにかく腹が減ったので目に付いた美味しそうな料理からドカドカ山盛りで。一方嫁は
「全制覇するからね!」
ひとつひとつをちょびっとずつ皿に載せている。嫁はバイキングの時は必ずコンプリートを目指す。モバゲーとかグリーのカードゲームをやらせたら思いっきり課金しそうなタイプである。
僕は好き嫌いが多いためこういうことは出来ない。好きなモノだけを固め打ちである。子供達はというと、息子・タク(7才)はデカイお皿に敢えてちょろっとずつしか料理を持ってこない。すぐ食べ終わっては嬉しそうにまた料理を取りに行く。自分で取って持ってくること自体が楽しくてしょうがないようだ。
ただあまりにもワクワクし過ぎていて浮き足立っているため、端から見て危なっかしくてしょうがない。
「走るなよ!ぶつかるなよ!前見て歩けよ!」
最早交通安全指導である。そして娘・R(9才)はわりとのんびりで、嫁はメニュー完全制覇を目指し、タクはセルフサービスが楽しくてちょこちょこ席を外していたが、僕とRは一緒に腰を据えて食べてことが多くて、
「あのねー、こないだももかちゃんとお絵描きしたのー」
なんて話ながらゆったりとしたランチを楽しんでいた。いいねえ、Rが一番優雅なバイキングの楽しみ方をしているねえ、と思っていたが、タクが大皿にほんの少しの料理しか載せないのに、すぐ違う新しいお皿を持ってくることに対し、
「まだそのお皿に料理のっけられるでしょ!もったいないよ!」
何故かお店のスタッフかよ、みたいなことをタクにダメ出ししていて、中途半端にお姉さんっぷりが出てきている今日この頃。
そんな感じでひたすら食いまくる我ら餓狼家族であったが制限時間というものがある。僕はめぼしい料理はほぼ食べ尽くしてたいぶ満足していたので、締めのカレーを食べながら時計に目をやると、残り15分ほど。
「あと15分ぐらいだ!」
まだ食べたいヤツは早くしろ、とケツを引っぱたいた。嫁は最後のアタックとばかりにせかせかとまだ食べていない料理を集めて来、僕のカレーにスプーンをぬっと入れてペロッと舐め、
「カレーはこれで食べたってことでOK」
などと言いつつスパートをかけ、
「うううう…全部食べた…苦しい…」
呆れたことに本当に全メニュー食べきったらしい。しかしその苦しそうな姿は3人目が生まれそうなほどであった。
Rは最後までマイペースで、デザートのケーキやプリンをニコニコと食べ、満足げな様子。Rとは対照的に、タクは慌てていた。
「えー、もう終わりなのォ、ボクまだ食べたいよ」
「だからふざけてないでとっとと食べろって言ってたでしょ」
「ねえ!パパ!」
「なんだよ!」
タクがそっと僕に耳打ちしようとするので近付いてやると
「う・ん・ち」
なにいいいい。
「トイレコッチだから来い!」
僕はタクの手を引いて足早にトイレに向かうのであった。時間ねえっつってんのにもう!
バイキングが便・意ー・キングになってしまった。
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■なめこ再び。
2013年03月12日(火)
仕事からの帰り道、通りかかったゲーセンでは
こんな感じで「なめこ」のやたらデカイぬいぐるみがUFOキャッチャーに入っていた。娘・R(9才)と息子・タク(7才)が大好きなキャラである。僕はどうしてもカワイイとは思えないのだが、僕の性的な意味の息子に形が何となく似ているので、最近はだんだん他人とは思えないようになっている。
コレを獲ってったら喜ぶだろうなあ…と思いつつ、まあ試しに、と100円入れてみてやってみたら、思いの外アームが強くてイケそうな感じだったので、500円玉を入れてみたら300円で取れてしまった。昔はこうしてよく獲ったもんだが、半分以上は嫁に捨てられてしまった…。
そう。嫁である。嫁も僕同様、子供達が「なめこ」を可愛がる感覚をビタイチ理解していない上、ちんこも持っていないため親近感もない。
家に帰ると全員寝ていたのでとりあえず「なめこ」を袋からゴソゴソと出してみる。もちろんなめこ剥き出しで電車に乗って帰って来たわけではない。
「おめでとうございまーす!」
やたらとテンションの高いゲーセンのお姉ちゃんが大きな袋に入れてくれたのだ。おじさんのなめこも入れてみるかい?と言いたくなるほどカワイイ子だった。
どーん。
話を元に戻して、冷静になって改めてまじまじと見るとやっぱでかい。こんなデカイのどーすんの!と嫁に怒られるよなあ…。ま、とりあえず明日の朝起きてから考えるか、と寝た。
翌朝、ふと目が覚めると既にタクが起きていて布団の中でモソモソとしていたので
「むこうになめこがあるよ…」
と教えてやると
「え!」
と叫んですっ飛んで行って、
「でけー!」
速攻で巨大なめこを抱えながら戻り、なめこごと布団に飛び込み、まだ隣で寝ている嫁に
「ねえ見て見て。こんなにおっきいなめこだよぉ」
なめこをぐりぐりと押し付けた。しかし嫁が思いっきりノーリアクションだったため、
「ママ元気ないの?」
と心配そうな声をあげる。さすがに無視できなくなったのか、嫁は
「いやほら、ママ、なめこって全然わかんないしさ…」
すっごいドン引きした感じで答えていた。
「ボクねえ、きょうなめこと一緒に寝るー」
更にタクが独り占め宣言をすると
「やだ!Rと一緒がいいの!」
遅れて起きたRと争奪戦が勃発した。
「フトンが狭くなるからやめてええええ」
嫁はタクは一緒のフトンで寝ているので、そこにあの巨大なめこも入ってきたらたまったものではない、と悲鳴を上げた。そして僕が獲ってきたことに対しては
「馬鹿じゃないの?」
普通の大人ならそう思うであろう、至極真っ当な感想をもらってしまった。一方Rとタクはすみやかに協定のようなものを結び、公平に遊べるようなにやら取り決めをして仲良く遊び始めた。基本的にRがおねえちゃんなので一歩引いて若干タクのわがままを聞いてやっているである。いい姉だ。
そんなわけで、「なめこ」がまたひとつ我が家に増えてしまった。「なめこ」って…名前といい、形といい、エロそうでエロくなくてやっぱりエロいような、常に奧に隠れたエロさを感じている次第である。
ちなみにこれは昔見つけた「やまとなめしこ」というエロス店舗である。
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■やさしく起こして。
2013年03月11日(月)
娘・R(9才)は、「ジュエルポッド」というスマホのオモチャみたいなものを持っていて、そのアラームを目覚まし代わりにしている。
しかしいつもかなり早い時間に鳴るように設定しているので、その時間にアラームが鳴っても起きた試しがない。そのうちアラームは鳴り終わってしまう。僕は起こされるたびにビクともしないRの寝ている姿を見て、なんかこれって意味があるのだろうか…と思うのであった。
「時間だよぉ〜?ピロピロ(変な電子音)」
というマヌケなメッセージ音が10回ほど繰り返されるのもムカつく要因のひとつでもある。
ある朝、例によってアラームが鳴ると、珍しくRが起きてジュエルポッドをいじって何やらピロリンピロリンと音を立てていた。僕はまだ眠いし寝る時間は残っているので、いつも起こされている理不尽さも手伝ってついイライラとしてしまい、
「うるさいよ!」
と叱ってしまった。その時はRは何も言わずに音を出すのをやめ、僕も再びガーガー寝てしまったので何も怒らなかったのであるが、次の日の朝、今度は息子・タク(7才)が
「ねーパパー!今日はなにしてあそぶー?!」
などと叫んで僕を叩き起そうとするので、勘弁してくれ…と目を覚ましながら起きようとしたら、枕元でRがタクを叱る声が聞こえてきた。
「たっくん、ダメだよパパが寝てるのにそんなうるさくしちゃ。Rなんてさ、ちょっとジュエルポッドいじってただけなのに『うるさい』っておこられたんだよ。ぜんぜんうるさくないのにさ。ひどいんだよ」
おおお、普段僕に口答えなど滅多にしないRがベラベラと言う言う。僕がいないところでは結構ボロクソに言っているのかな…とちょっと恐ろしくなり、むっくりと起き上がり
「ごめんね」
とRの頭をナデナデするのであった。僕が聞いているとは思わなかったのだろうか、Rは「やべ」みたいなバツの悪そうな顔をしてヘラヘラしていた。
Rには悪いことしたが、温厚な僕も寝起きの時間だけはガチで機嫌が悪いので、要は寝た子を起こす行為ならぬ、
寝た親は起こすな、ということでヨロシク哀愁。
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■テイク・イット・ビジー。
2013年03月10日(日)
忙しくてなかなか日記を書く時間がなくて…。
普段の朝は子供達と一緒に家を出て、途中まで一緒に歩いていくのだけれども、早く行かなくちゃ仕事がこなせないので子供たちより先に出掛けていた。だから子供達と接することが全然なくて〜。
おとといの朝はちょろっと喋った。
「今日もパパは早く行くのー?」
ゴハンをもぐもぐと食べながら息子・タク(7才)が聞く。僕はもう既に出掛けようとしていたところだったので
「そうだよー」
するとそれを聞いた娘・R(9才)が
「えー。パパと一緒の方が楽しいなー」
なんとさびしんぼうな顔をして言ってくれるではないか。
「そうかそうか。パパがいないとイヤか。いい子だなー君は…」
やっぱ早く行くのやめようかなー、とぐらついてしまうぐらい感動していると
「ボクは別に」
とタク。
「なにー!」
とりあえず、うんこ踏め!と呪いをかけておいた。タクは登校時に道路の歩道と車道の境を示す白線の上を歩きながら
「白い線の外は海!線から出たらサメに食われて死ぬ!」
とかやっている。たいてい白線のそばに犬のうんこが落ちていてよく踏みそうになるので、普段は注意しているのだが日はギッチリ踏み潰すがいい、と思った。
昨日はようやく普通の出勤時間だった。ただ逆に僕が数分家を出るのが遅くなってしまって、子供達はもう「いってきまーす」と出発し始めたタイミングだった。すぐR達に追いついたのだけれどもタクの姿がない。
「タクは?」
とRに聞いてみたら
「サメがー!とか言って先に走って行っちゃった」
やっぱりサメゲームしていたのか。ていうか相変わらず鉄砲玉のようなヤツである。うんこ踏んだのだろうか。
「あのねー。パパー。見てー」
Rはランドセルに取り付けられたストラップを見せる。5、6個ぐらいゾロゾロと付いていて非常に邪魔そうなんだけれども
「こんなにつけてるんだよー」
とすごく嬉しそうだった。付けているキャラクターも「なめこ」やら練馬区のゆるキャラ「ねり丸」やら栃木県佐野市のゆるキャラ「さのまる」だったりとか、あんまり女の子らしくない…って全部僕があげたヤツじゃないか。
僕があげたものを喜んで付けてくれているのは嬉しい。いつまでもパパ好き子でいて欲しいなあ…。一方タクは…。踏みやすいように、うんこを白線のところに置いておいてやろうかな。
娘にはストラップを。息子にはトラップを。
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■コインいっこいれる。
2013年03月05日(火)
息子・タク(7才)が「ポケモントレッタ」というゲームにはまっている。
↑こういうの。1回100円で自分のポケモンを闘わせ、相手ポケモンをゲット出来ると「トレッタ」と呼ばれるポケモンキャラのデータが入ったチップが貰えるのである。
はまりすぎるのもよくないので、「1ヶ月500円」というルールを定めた。2月中にキッチリ500円分ゲームをしてウズウズしていたタクは、3月になってからすぐ
「トレッタやりたい!3月になったからまた500円ぶんやれるでしょ!早くやりたい!」
とにかく早く連れてけと暴走寸前となっていたため、
「じゃあ今日の宿題とピアノ練習やれ。午前中に終わらせろ」
やることやったら連れてってやるよ、と答えた。タクはすぐさま取りかかり始めた。こういう時だけ早いんだよなあ…。ウチからそのゲーム機が置いてある最寄りの場所は、ひと駅先の某大型スーパーのおもちゃ売り場である。そこまで連れて行かなければならない。
「でも今日やるのは200円な。あと300円は今月の終わりまで取っとけ」
今日500円ぶんやるのは使い過ぎだし、使ってしまったとしても4月までもうやれないわけで、そんな長い期間タクがガマン出来るわけないのだ。
他にやっている子を見てもだいたいそれぐらいである。ただ以前、ものすごい数のトレッタを持った、かなりやりこんでそうな親子がいて、お父さんはドッカリと床にアグラをかいてスマホでゲームをし、牢名主のような貫禄がある。そして子供が1回ゲームを終える旅に
「ふん」
と100円玉を渡してまたやらせるんである。タクがやった後そのスーパー内で買い物をしたり、ゴハンを食べた後、またそこを通りかかったらまだやっていたのでどんだけやり込んでるんだっていう。
「もしかしたら1日中いるかもしれない親子がいたよ」
と帰って嫁に話したら
「あんただって昔、1日中ゲーセンにいたじゃない」
かつて僕がビートマニアというゲームに指から血が出るほど大ハマリし、またDDRをいうゲームに体重が7キロ痩せるほど大ハマリしていた過去をほじくり返されてしまった。てへぺろ。
さて、タクを某大型スーパーのおもちゃ売り場に連れて行く。タクに午前中に終わらせろ、と言ったのは、前回は午後に行ったら10人弱の子供達が並んでいたので、朝の開店直後ぐらいを狙ったためである。で、着いてみたら
「わっ女の子がいっぱい並んでる…!」
この時間でも行列が出来てるのか、と驚いたが
「ちがうよー。こっちのゲームだよー」
女の子達はポケモントレッタではなく、その隣に置いてある「アイカレ」というゲームに並んでいたのであった。タクは
「やったー。ポケモントレッタはだれもいないよー」
待ち時間無しで出来るのを喜び、早速遊び始めたが、僕は女の子の行列が出来ている「アイカレ」の方を見ていた。朝から行列とはポケモン以上の人気なのだなあ、と。
アイカレとはこんな感じのゲームである(板野友美は別売り)。アイドルを育てるゲームであるらしい。やるごとにドレスとかオサレアイテムのデータが入ったカードが貰えるようだ。タクがトレッタをセットしてゲームをしているように、女の子達もカードをゲーム機にセットしてプレイしている。
並んでいるのはだいたいウチの娘・R(9才)ぐらいから6年生ぐらい。すべて女の子かと思いきや、ひとりだけアラサーぐらいの男がいた。僕のように女の子を連れて来た父親かお兄さんなのかな、と思ったが違った。彼自身一生懸命ゲームをしてるし、カードがドッサリ入ったファイルブックを持っているのである。
「ねえねえ、カード貸してあげようか?」
などと女の子に気さくに話しかけていて、
「じゃあコレ貸して〜」
女の子もキャイキャイと借りてたりして。なんか、非常に危険な光景に見えてしまうのは僕だけだろうか。彼が育てたいのは本当にゲームの中のアイドルなのだろうか。それとも…。
「きも」
タクはひとことだけそっと呟いていた。ああ口に出して言っちゃったよ。気が付くとタクはもう200円分のゲームを終えてしまっていた。
「じゃ、帰るか」
「ん…」
タクは物足りなさそうであった。いつもは何人も並んでいて長い時間待たされるが、他の子がやっているゲームを見たり、一緒に並んでいる子とすぐ仲良くなってワイワイ情報交換をしたりトレッタの貸し借りをしたりするのも楽しみのウチのようだ。
今日はそれがなくアッサリ終わってしまったので物足りないのだろう…。しかし約束は約束なのでキッチリ200円で終わらすのが正しいのだろう。しかししかしタクの気持ちも分からないでもないのと、僕もせっかくひと駅先くんだりまで来てものの10分で帰るというのもトンボ返り過ぎる、と思い、
「じゃ、ほれ。ママとRちゃんには内緒だぞ」
つい100円出してやってしまった…。
「やったー!」
タクは大喜びでもう1回だけゲームスタート。なんかちょっとレアなトレッタが取れたようで更に喜んでいた。
「いいか、ママに言ったら怒られるし、Rちゃんに言ったら『たっくんだけ100円ずるい』って言われるから絶対内緒だぞ」
「わかってるわかってる」
そんな話をしながら家に帰った。タクは早速Rにどんなトレッタが取れたかをしゃべり始めた。あれだけ口止めしたからまさか言わないよね…と聞き耳を立てていたら
「内緒の話、言っちゃおっかなー」
「おいこら」
タクを睨み付けたがアフターカーニバル。覆水盆にスピルトミルク。ホントに人がいったことを右から左へ受け流す男だなコイツは!
「えっ。内緒ってなあに!」
当然Rも厳しく聞いてくるよなあ。ただRは基本頭の中がお花畑なので、なんとか誤魔化すことが出来たが…。タクには絶対内緒話は出来ないと思った。Rがいなかったら波平ばりに怒鳴っていたことだろう。
ポケモーンじゃなくてバカモーンである。
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■夜バレー。
2013年03月04日(月)
夕方、嫁がバレーボールの練習に誘われたとかで近所の小学校の体育館に行ってしまった。
なんでも子供達も教えて貰える、とかで娘・R(9才)と息子・タク(7才)も引き連れて。嫁は女バレ経験者なのである。
僕は家で留守番をしていると、8時頃嫁から電話が掛かってきた。
「子供達を迎えに来て〜」
嫁達の練習はまだ続くのだが、もう遅い時間なので子供達は帰らせたいという。スポ根な嫁であることよ…と体育館まで迎えに行ったら嫁達大人は試合をやっていて、子供はRとタクだけで、ふたりは点数をめくっていた。
「どーもー、こんばんはー」
とりあえずみなさんに挨拶したりして。で、子供達に
「そろそろ遅い時間だから帰るよ〜」
と連れて帰ろうとすると
「やだ!まだいたい!」
なんと拒否。嬉々として点数の布をめくっているし。子供達にとって、夜の体育館という非日常的なシチュエイションもたまらなくワクワクするものなのだろう。しょうがないので1ゲーム終わるまで付き合ってやることにする。奮闘している嫁にカメラを向けたら
「やめて!見せ物じゃないんで!」
なんと拒否。まあいいや…。子供達は僕が点数係を手伝ってやり始めてからは露骨にサボりだし、ボールでキャアキャア遊び始める始末。
「はいはい、もう帰ろうね」
ようやくゲームセットになったのでとっとと連れて帰った。今日いた人達は、てっきりママさんバレーかと思っていたが男女混合で、特に女の子がみんな若い。若くないのはうちの嫁と、嫁を誘った顔見知りのママさんぐらいである。中学校の名前が入ったジャージを着ている女の子もいた。
後で帰って来た嫁に聞いてみると、女の子はみんな女子高生中学生だったという。
「若い子はみんな優しいよ。オバチャンを労ってくれて…」
嫁、すごいババクサイ…。ちっ。現役女子中高生だと分かっていたらもっとちゃんと見ておけばよかった。そんで気さくにお話でもしてお近付きになっておけば良かったあああ。ま、どうせ一緒にやっていた男性陣とヨロシクやってるんだろうけれども…。この後は君とおっぱいバレー、とかいって。
僕もバレーはどうでもいいが、ネットタッチ、おっぱいタッチとかやってみたかったなあ。
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■ナニワともあれ
2013年03月03日(日)
大阪に出張に行ってた。
仕事が終わった夜、ホテルにチェックインした後、飲み物を買おうと思い近所のコンビニに行くつもりで外に出たのだが、久しぶりの大阪の街はとても面白そうだったので、商店街をどんどん進んで行ってしまった。気が付くとグリコの看板でおなじみ、ミナミのナンパ橋に辿り着いた。
そこは地獄のミサワに出てくるような金髪の変な頭のホストがうじゃうじゃいて、夏のカナブンのよう。僕はオッサンなので声を掛けられなかったが、その代わりわりと可愛い女の子もたくさんいて
「ガールズバーどうですか?」
と散々声をかけられた。ガールズバーとキャバクラの違いはよく分からなかったが、どうやらバーテンの可愛い女の子とカウンター越しで話せるお店、らしい。隣に座ったりすると風営法に引っ掛かるので届けなきゃならないからそういうサービスはないという。あんま面白くなくない?ということでスルー。
可愛い女の子は皆ガールズバーの客引きである、として女の子を避けながら歩いていたら、女の子じゃなくオッサンに「すみません」と声をかけられた。すわ。もしかしてエロスなお店への誘いか、というかむしろこっちの客引きが今までいなかったのが不思議なくらい…と思ったらさにあらず、
「串カツ食いたいんですけど、お店知りませんかねえ」
なにこのしと…夜中の1時だぞ今!と呆れてしまったが
「東京から出張に来てるんで分からないんですヨネ」
と笑顔で答えたら
「あー、そういうことね」
妙に上から目線で返されたのが微妙にムカついた。なんかどういう意図で聞いてきてるのか全く読めないから怖いよう。また、とっくに閉店している不動産屋の前で、ひとり何か喋ってる女の子がいたのでさり気なく見てみたら、貼ってあるアパートの間取り図で、ベランダを「ベラ」と略して表記してあるのを見て、
「ベラて。妖怪人間か!人間になりたいんか!ベランダが人間になったら困るわ!」
そんな感じにひとりツッコミを延々していたのであった。大阪の底力を見たような気がした。でもやっぱり怖い大阪。
帰る際、お土産のチョイスは迷うところである。新大阪駅の売店は大きく、時間を掛けて物色してみた。会社へは「面白い恋人」で即決。吉本興業が「白い恋人」をパクって売っているもので、それを白い恋人のメーカーに訴えられたのだが、最近和解した、というネタも込みでお土産にすることにした。
和解条件が「デザインを変えること」と「関西のみで販売」だということで売店にもこのようなポップが。
あとは家族へのお土産である。嫁は「やまや」の辛子明太子が好きであるが、それって博多のお土産なので必然性がない。何故か売っていたけれどもそれはパス。僕の股間の辛子明太子で代用しよう。
結局嫁用には僕も大好きな「赤福」にすることにした。これだって大阪じゃなくて伊勢だけど、まあ、関西ってことで。
あとは子供達へのお土産である。娘・R(9才)と息子・タク(7才)へ、ふたり分買わなくてはならない。まず目に付いたのは
コレ。子供達が大好きな「なめこ」のストラップご当地バージョン。これなら喜ぶだろう…。僕以外でも手に取ってるオッサンが結構多かったので人気なのかもしれない。ご当地キティのようなものだけれども。あともうひとつは迷ったのだが
コレを買った。最早大阪でも何でもないが、どっちかになめこを買ってやったらもう片方もなめこじゃないとケンカになるかなあ…と思ったので。
帰ってからお土産を渡すと、Rもタクも
「なめこだなめこだー!」
と大喜びしてくれたのだけれども、
「なめこ汁って大阪関係ないじゃん!」
案の定嫁からツッコミを受けた。
結局エロス方面のお店とかにも行くことなく、健全な出張で終わってしまった。会社の人と結構ガチで飲んで酔っ払ってしまい、エロ方面に突入するにはヘロヘロ過ぎてしまったのだ。正直ちょっとワクワクしていたんだけれどもね…。
「なにわのことも夢のまた夢」とは豊臣秀吉の辞世の句であるが、
ナニのことも夢のまた夢なのであった。
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