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■アメアメクレクレ
2008年07月31日(木)
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嫁から聞いた話をひとつ。

ある日、スーパーで特売があった。なんか庶民の目を引く特売だったらしく、大庶民である我が家の嫁も当然の如くそのスーパーに行った。

そこには他にも我が家のような大庶民が殺到しており、レジは大行列が出来ていたそうだ。待っている間、一緒に連れて来た息子・タク(2才)は

「なに買ったのォ?これなあに?こーひー?パパのこーひー?にがいのォ?」

いつものようにベラベラと喋りまくっていたが、嫁達の前に並んでいた男の子は待ちくたびれてぐずっていた。一緒にいるのは、母親ともおばあちゃんとも見れるオバチャン。始めこそ男の子をハイハイとなだめていたが、だんだんと口調が荒くなってきて、

「あーもう!わかったから!」

とうとうぶち切れ、近くの商品棚にあったキャンディーの袋をむんずと掴み、なんと、ばりりりぃっと開けてしまったではありませんか!

「ほら!これやるからもう少し待ってなさい!」

キャンディーを受け取った男の子はそれで大人しくなった。しかも返す刀でオバチャンはくるりと振り返り、

「ボクも食べるかい?」

タクにもひとつあげようとする。嫁はこの時考えた。虫歯予防のため、普段はチョコやキャンディー類はあまり食べさせないようにしている。できれば断りたい。

しかし強引矢の如しを絵に描いたようなオバチャン、そして既にちゃっかり手を差し出し受け取り体勢万全のタク…、このふたりを前にして断れなかったのだそうだ。

「…すごいオバチャンだね」

この話を聞いて、こう答えるしかなかった僕。

「勿論あとでお金払ってたけどね、オバチャン」

「タクにダメって言うわけにもいかんしなあ」

「そうなのよ。タクは別にぐずってなかったのに、キャンディーあげないことで泣かれちゃあねぇ…」

人の好意も良し悪しである。それにこれはよそさまのことだけれども、子供にするべきことではない気がする。静かにするべきなのにゴネれば何かを貰えるから騒ぐ、お金を払うのは後でもいいのだから先に商品に手を付ける…このように解釈してしまうのではないのだろうか。

飴と鞭という言葉があるが、飴も鞭もそれぞれ与えどころが大切なのだと言えよう。…なんて偉そうに語っているが、僕は別に普段そこまで考えているわけではなく、

「ぎゅうにゅうのむー!」

どんな飲み物よりも牛乳大好きなタクには言われるがままホイホイ与えている。

飴と乳である。

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■絵に描いた無知
2008年07月30日(水)
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息子・タク(2才)が最近よく口にする言葉がある。

「ぷっぷ」

おならぷっぷー、みたいな如何にも何の意味もない軽薄な言葉である。これは僕がよく

「今日は誰と遊んだの?」

「そのシール、誰に貰ったの?」

などとタクに聞くのだが

「えーと、『ぷっぷ』!」

誰だか忘れてしまった時に誤魔化すためにタクが使い始めた言葉であった。それがだんだんと後付けで「ぷっぷ」という名のキャラがタクの頭の中で出来上がってしまったようで、

「きょう、ぷっぷと遊んだ!」

「そこにぷっぷがいるよ!」

もう「ぷっぷ」とはタクが作り上げた、タクにしか見えない生き物を指す言葉となってしまっている。

娘・R(4才)の時も同じようなことがあった。Rも「ちーたくん」「はもいちゃん」「がっこうのびーちゃん」なる奇妙奇天烈なネーミングのキャラを作り上げ、

「きょう、ちーたくんと遊んだの」

「はもいちゃんは公園に住んでるのよ」

「がっこうのびーちゃんは学校にいるの」

などなど空想の世界で楽しく遊んでいたものである。

「ちーたくんってどんな人なの?」

一体どんな格好をしているキャラなのか何度か聞いたことがあったが、Rはまだうまく説明出来る年ではなく、結局どんなんだか分からないまま徐々にRの口から彼らの名前が出てくることはなくなり、遂には

「ちーたくんって誰?」

R自身が忘れてしまった。そのためもう永遠に解けない謎である。

さて「ぷっぷ」に話を戻すが、あまりにもタクがぷっぷぷっぷ言うものだから、

「だから『ぷっぷ』ってどんなんなの?絵に描いてよ!」

とうとうRが切れてタクに図解せよと問い詰めた。成程その手があったか。僕もRに「ちーたくん」等を描かせておけばよかった…。

タクはRに言われるとチラシの裏にすいすいと描き始め…

「できた!」

タク
これが「ぷっぷ」であるらしい。

「あら、意外と可愛い…」

わりと素で感心してしまったのは僕と嫁である。

「これ、キャラ化出来るんじゃないか?」

「いける!打倒キティ!打倒ミッキー!」

この「ぷっぷ」をキャラクター商品化し、版権でウハウハの老後も夢ではないと舞い上がった。

「たっくん、このぷっぷは何をしているところなのかな?」

大原作者様に一応キャラ設定などを確認してみると

「えっとねー。タオル持って歩いてるの」

タオル持ちながら歩くのって…

タク
タク、お前ではないか。

タクタク
よく見るとどことなく似てるし。「ぷっぷ」とはタクが生み出した自らの分身であるのかもしれない。

とにかくこの「ぷっぷ」をもっと洗練化するようタクのセンスを磨いていかねばなるまい。幸いRとタクは毎日のようにお絵描きをしている。絵的・創造的才能を伸ばしていきたい。

目指せキャラ長者!目指せ第二のやなせたかし!

嫁の父は細川たかしに似ているが、それは関係ないことである。


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■ウォーターをゲットしたフィッシュ
2008年07月29日(火)
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嫁が買い物に行っている間、娘・R(4才)と息子・タク(2才)を近所の子供用プールに連れて行った。

嫁はガンガン連れて行っているが、僕が引率するのは今年初めて。足首ぐらいの深さのプールとはいえ、水難事故のニュースが毎日のように流れるこの季節、身が引き締まる思いなのである。

目を光らせて見張っていないと何が起こるか分からない。現に去年はタクが仰向けに転んで沈んでいた。すぐさま助けたが、子供はどこでも溺れてしまうことよ…と身震いしたものである。

更に今日行くところはプールがふたつある。仲良さそうでマイペースなRとタクのこと、それぞれ別のプールに行ってしまうこともウルトラアリエール。だからしっかり見張っておかねばなるまい、と気合いを入れつつ現場に到着したが…結果としては安心して見ることが出来た。

まず監視員のおじさんが4人も5人もいて、しっかり見張っていた。まず入口を通ろうとすると

「はい、入る前にしっかり足を洗って!」

ピシャリと注意する。これで子供達の注意をしているのはぼくだけじゃないんだ…と安心出来、

「ひっとりじゃないって〜♪」

思わず天地真理の歌も出てくるというもの(これだから昭和生まれは…)。まあ注意されたのは僕なのであるが。すいません、物理的に足を洗ってもオヤジからは足を洗えないのです!

そして子供達。

タク
タクは今年からデビューした浮き輪を上手に使えていて、去年のように仰向けにひっくり返る危険性がかなり低くなった。それにRとタクも、てんでバラバラに遊んで僕もあっちにこっちに振り回されるかと思いきや、

Rとタク
けっこう仲良し。

Rとタク
電車ごっこなんかをやっている。

昨日連れて行った海だと怖がって全然入らなかったくせに、プールだとまさに水を得た魚。ほっといてもバシャバシャと遊んでいる。

ともあれ目からビームが出そうなくらい何が何でも子供達を凝視していなければならぬ、という緊張は解け、肩の力を抜いて遊ぶ姿を眺めることが出来た。これも成長の証である。

そうこうしている内に買い物を終えた嫁が合流した。

「タクの水着、女の子用なんだよね。Rのおさがり」

「ああ、知ってるよ…」

実は去年Rが着ていた水着をタクに着せているのである。水色だからそれほど違和感はないが、それでもちょっと可哀想かなとも思ったりする。浮輪もRのお下がりだし。

まあ今日Rが着ているフリフリピンクの水着はまさか来年タクには着せることはないだろう。もしそんなものを着せてしまったら…

水を得た魚じゃなくて、水を得たオカマになってしまうではありませんか!

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■おやじの海。子供の海。
2008年07月28日(月)
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昨日の日記の続き…。

せっかく海に来たのに怖がって入ろうとしない娘・R(4才)と息子・タク(2才)を、どうやって誘い出せばよいか…と考えていた。

僕は波打ち際に寝っ転がり、

「ほらほら、楽しいぞ〜。Rとタクも来てご覧」

と自分から波と戯れる姿勢を見せた。しかしRもタクも

「やだ」

水に近寄ろうともせず砂浜に作った山をペタペタと触るだけ。僕だけまるで放置された土左衛門のよう。どうしてこんなに水に弱いんだ。お前ら携帯電話か。

「ちょっとだけでもいいから」
「足のさきっぽだけでもいいから」

なんだか嫁を夜這いする時のお願いと同じようなセリフを繰り返していると、

「じゃあいく…」

ようやく浮き輪を付けて海の中に誘い出すことに成功した(ちなみに夜は性交しなかった)。それでも正味15分ぐらいで波が顔に当たるとすぐUターンになってしまった。

海の中より電車の中、砂浜の遊びの方が圧倒的に長い…。

「まあ…いいか…」

昼飯時になってヤキソバやラーメンを幸せそうに食べる子供達を見て、彼らが好きなことさえ出来ればいいのだ…来年こそはもう少し成長して海への耐性も…と毎年思っていることを今年も考える。

一方タクはタクで遠い目線で真剣に何かを考えている顔を見せていた。その目線を追うと…隣に陣取っていたビキニギャルが食べているかき氷にぶつかった。なんて分かりやすい子!

「たっくんもかき氷食べたいのか?」

といがぐり頭を撫でてやるとギャルに聞こえたようで

「ボク、もう溶けかけのが少し残ってるだけだけど、食べる?」

まさに女神のような笑みを浮かべた。なるほどギャルが手にしているかき氷の容器には、オレンジ色の液体が底に残っているのみであった。昼飯を買いに行く時に見たが、オレンジ色なのは氷マンゴーというものだろう。

ギャルの…マン○…。すぐさま食べたいと言いたいところだったが、僕が言ってしまった瞬間、僕は湘南一の不審者になってしまう。

「ありがとうございます。タク、帰る時にかき氷買ってやろうなあ、ははは」

よき父親のフリして答えるしかないではないか。

そんないきさつがあって午後も砂浜での遊びで殆どの時間を費やし、そろそろ帰るべかとふたりにかき氷を買ってやることにした。海の家で店員に…と思ったら手が空いてそうな人がいない。ちょっとタイミングを計って待っているとタクが突然

「すたっふぅー!」

と叫び、周りが吉本新喜劇みたいな大ゴケをかましていた。僕はタクと共に砂浜に埋まりたくなった。

Rとタク
この日一番イキイキしていたふたり。

こうして僕らの海は終わった。来年こそは海を怖がることなく遊べるようになって欲しい。もうひとりだけ土左衛門になるのは嫌である。海水を怖がるのは今年で最後、ぐらいの意気込みで来年の夏に向けて特訓をせねばなるまい。

海水の陣。なんつって。

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■Nice to "SEA" you.
2008年07月27日(日)
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海に行くことにした。

毎年夏になると

「エメラルドグリーンの海に行きたい…」

と汗をかきながら蠢いている僕と嫁であるが、毎年行けるのはエメラルドグリーンではなく爆走族で名高い、いてまうどグレーの湘南である。

「どこ行く?」

と首をかしげる嫁に

「いざ鎌倉」

鎌倉の由比ヶ浜海岸にしようと僕は答え、電車に乗った。

「そういえばさっき駅前に『萌え萌えナイト』って貼り紙してあるお店を見たのよ」

「あー。あれねー。そういうサービスデーなんだよ」

「うちの街にもそういうお店あるのね」

「3軒あるよ。ゲーセンの裏と、果物屋の隣と、あとその店」

「そんなのあるの?」

「そこで彼女見つけた奴もいるからな。僕の周りだけでもホマレダ君とツメちゃんとマサトと…」

「へえ〜」

「つまりウチの街のキャバ嬢はお股が緩いという結論が…ってそりゃ鎌倉じゃなくてキャバクラでんがな」

長いノリツッコミだった。要は僕らははしゃいでいたのである。

いざキャバクラ
(※帰りに撮った「萌え萌えナイト」)

娘・R(4才)と息子・タク(2才)も当然大はしゃぎ。海に着くまで元気に歩いていた。ところが

「さあ、着いたよ!」

水平線が広がる海のパノラマを目の前にしたら、ふたりとも急に憂鬱そうな表情になってしまった。

「みんなで海に入ろう!」

「…やだ」

「たっくんもやだ」

ふたりともテンション急降下で超ノリが悪い。

「…怖いんだね?」

「うん」

そうなのだ。Rもタクも毎年海を怖がってなかなか慣れてくれないのである。先週行った子供向けプールなどは我先に飛び込んで行くのにこの違いは何なのだ。

※子供用プールと海との違い

1.海は水がしょっぱい
2.海には波がある
3.子供用プールと違い、海にはたわわなおっぱいギャルがたくさん

「3」は僕にとって重要なだけで関係ないが、海水の塩辛さと波が苦手なようである。

「ま、とりあえずパラソル借りるか…」

砂浜に陣取って、貸しパラソル小屋にお金を払った。するとパラソルとシャベルを持った兄ちゃんがやって来て

「パラソル担当の木村でっす。よろしくお願いします」

挨拶をして穴を掘り始めた。パラソル担当ったってアータ、君んとこパラソル貸ししかしてないじゃん…と思ったのだが礼儀正しい態度を評価し、何も言わないでおいた。

ざくざく掘り進める木村君…僕はそのさまをぼーっと眺めていると、おいしそうなビキニギャルが彼の後ろを通ったので、つい

「若いビキニはやっぱりいいなあ…」

幸せだなあ…みたいな若大将の口調で呟いてしまった。やべえ木村君に聞かれた、と慌てたら…

僕の視線を追って振り返っていた木村君。

この仕事してるならビキニなんて毎日見てるだろ木村君…。
もしかしてむっつり助平なのかい木村君…。
もしかして本名は拓哉なのかい木村君…。
それともラッシャーなのかい木村君…。
学校でのアダ名は絶対そのどっちかだったろ木村君…。
おっと、僕のクラスに庄之助って呼ばれていた奴もいたよ木村君…。

木村君はパラソルを立て終わると小屋に戻って行った。

着替えも済んで、よし、泳ぎに行こう、ということで

「パパと一緒なら怖くないから、海に入ろうよ〜」

もう一度Rとタクを誘った。しかしふたりは

「お砂で遊ぶー」

海に入ることを全力で拒否し、砂浜でしか遊ばない。

「お砂遊び、楽しい?」

と聞くとふたりとも楽しいという。しかしお砂遊びなら近所の公園で事足りるのである。

Rとタク
…あんまり楽しそうじゃない写真が撮れてしまった。

「ねえ、ちょっとは海に入らない?」

「やだ」

再度海に誘う僕の言葉も無視してひたすら砂で遊ぶ子供達。一体どうやったら海に入ってくれるのだろうか。

海の彼方には水平線が広がっていたが、
我が家は平行線なのであった。

(なんと続きます)

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■踊るアホウに脱ぐアホウ
2008年07月26日(土)
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嫁がデジカメを僕に渡すので、ハメ撮りでもしたいのかと思ったら違った。

「見てみ」

言われるがままデジカメのプレビュー画面を見てみると、息子・タク(2才)の動画が映された。

…ノーパン姿で。

最近タクが故意にノーパンになっている姿をやたら見かけるような気がする。この子の将来は露出狂なのだろうか。いや、子供という生き物は脱ぐと無意味にはしゃぐものである。女子高生の目の前でボロローンとチンポオープニングし、

「ほれほれおっちゃんのお宝を見せてやろう」

とか言ったり、見せた後

「…な?」

何が「な?」なんだか知らないが同意を求めたり(実際こういう露出狂がいた)、晒すことにより歪んだリビドオを満たそうとする変態性欲おやじとは本質的に違うのだ。そう思いたい。ていうかそう思わなければ息子の将来が心配である。

「ぷっぷー♪ぷっぷー♪」

デジカメの中のノーパン息子は、お宝やお尻を惜しげもなく披露しながら自作のデタラメな歌と踊りを繰り広げていた。こういう記録って本人が思春期になるとまず間違いなく死ぬほど後悔する。それを知らずに…この世で一番おバカな踊りであることよ。それが30秒ほど続いた後、今度は娘・R(4才)も

「ぷっぷー♪ぷっぷー♪」

服こそ脱いでないが、タクのマネをして歌って踊っている姿が映っていた。

「…なんでこんなの撮ったんだ」

と嫁に言うと

「だって撮れってうるさいんだもん!」

うちの子達は間違った方向にエンターテイメントしているようだ…。が、何やら楽しそうなのは確かなので

「じゃあ僕もやろうかな」

おもむろに嫁の前で脱ごうと思い、更に言えば脱いだついでにその流れでお宝を嫁にぶち込もうと思い、パンツに手を掛けたところ

「あなた、できるの?」

「は?」

「あなた、Rとタクの前でもそれできるの?」

なんか僕の思惑と違ったツッコミを嫁に言われてしまった。いや、僕はお前の前に全てを晒したかっただけなのだが…。

「俺の全てをを〜見せ〜てやる〜♪お前の全てをを〜見〜た〜い〜♪」

そう、沢田研二の「ストリッパー」のように。

しかし話はいつの間にか子供達の前で僕がふるちん踊り子になれるか否かという論点にすり替わっており

「うーん、子供達には大ウケするだろうけど、父親としての何かを失うような気がする」

そんな親父はただの変質者であるという結論に至り、踊り子になることは思い留まった。ただ嫁に矛先というかちんぽ先を向け損なったことにより、踊り子になり損なった僕は、また悶々といつものように眠れぬ夜を過ごすのであった。

寝ずの踊り子。なんつって。

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■露出狂四郎
2008年07月25日(金)
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娘・R(4才)は夏休みである。夏☆しちゃってるGIRL。

夏休みの間、幼稚園から記録しておくようにと渡されたカレンダーがある。そこにはシールを貼るようになっていて、「おてんき」欄には晴れとか雨とかのシールを、「ごほうび」欄にはその日の目標が達成した時にシールを貼ることになっている。

あと面白いのは「うんち」欄があり、うんちが出た時にシールを貼るのである。

「パパ、今日うんち出たのよ〜」

と得意気にシールを貼るR。更に面白いなあと思うのが、うんちシールにも長いうんちの絵と丸いうんちの絵があり芸が細かいことである。もちろんリアルなうんちの絵ではなく顔が付いていて可愛くキャラ化されたものであるが。なので

「今日はばななうんちだったのよ。だからこっちを貼るの」

Rは形状を確認してシールを貼るわけである。

もともと僕に似て糞詰まり気味なRはうんちが出た時はいつも誇らしげに話す。ああ、いつまでも屈託なく「うんち出た」とか「おしっこ出た」などというシモの話しが出来ればいいのに。

女子高生ぐらいになったRが

「パパ、なかなかうんち出ないの」

なんて言い出してくれれば即イチジク的なアイテムを買ってきて父自らの手でケアしてあげたい。

そんな話をしているところに乱入してきたのが息子・タク(2才)。

「たっくんはちんちんが出たよ!」

出た出た繋がりでひらめいたのだろうか、おもむろに自らの粗品をべろーんと出し、僕とRの前に披露したのである。

「たっくん、それって露出狂と言ってね、パパお外でやると捕まるんだよ」

しまいなさいと優しく言ったのだけれどもタクはその様子もなく風もないのにぶーらぶらさせる。とうとう切れたRが

「ちんちんシールはないの!」

とタクを叱っていた。ちんちんシールか…あれば僕なんか毎日貼らなければならないだろうなあ…などと考えていたら

「ちんちんシールはりたーい」

「ないの!」

なんだかものすごい下らない理由でRとタクが揉め始めた。ずっと見ていたい気もするが一応止めなければなるまい。

「はいはい、たっくん、そろそろごはんだからね、ちゃんと服着ようね」

衣食足りて礼節をシール、なんつって。

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■パンツパンツレボリューションX
2008年07月24日(木)
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息子・タク(2才)が脱おむつ宣言をしている。

夜でこそまだおむつをしているが、朝着替えてから寝るまではパンツに切り替えた。トイレに行きたくなったらちゃんと

「といれいく〜」

と自己申告をするし、こないだは午前3時頃むっくり起きて

「おしっこいきたい」

と言うのでびっくりした。なかなか大したものである。そしてトイレで用を足すと

「といれでおしっこできたよ!」

満面の笑みで誇らしげに言う姿がまた可愛らしい。

「たっくん、すごいねー。えらいねー」

と褒めてやると

「うん。ぱんつまんになるんだ!」

タクなりの素晴らしい言葉のセンスで語るのである。おむつから卒業するからパンツマン…ということなのだろう。僕のなんか虫でも湧いてる頭ではパンツマンというとどうしても

変態仮面
変態仮面とか

まぼろしパンティ
まぼろしパンティとか

そのようなキワモノキャラを思い浮かべてしまうが、そんな茶々を入れても少年の純粋な向上心み水を差すだけであろう。

しかしトイレに行くようになったからといって全てひとりで出来るわけではない。僕や嫁がトイレまで一緒に行って、パンツを脱がせてよっこいしょういち、と便座に座らせるのであるが、今日は

「たっくんがやる!」

その一連の付き添いを拒否した。最初から最後まで自分でやりたいというチャレンジ精神が芽生えたらしい。

「じゃあパパここで見てるよ」

とトイレの中でじーっと見守っていようとしたら

「あっちいってて!」

それもダメらしい。なので

「おしっこでたら呼ぶんだよ」

扉を閉めてトイレの外で待機した。ちゃんと出来ているのだろうか…と待つことしばし。沈黙。沈黙。沈黙。ちんちんむくむく。

「タク、どうした、大丈夫かい?終わったら呼びなさい」

とうとう待ちきれずに声をかけるとトイレの中から声がした。

「スタッフぅ〜。スタッフぅ〜」

イケメン芸人かおのれは。僕の子に生まれたが運の尽き、逆立ちしてもイケメンにはなれないから諦めろ。ともかく終わったようなので

「よしよし、拭いてやるからな」

とトイレットペーパーに手を伸ばすと

「たっくんがやる!」

これまた自分でやりたいらしい。この様子だと立派なパンツマンになれる日もそう遠くはないだろう。逞しき息子の成長…これも神の思し召しであり、僕の付き添い役もしばらく必要がなくなりそうである。すなわち…

アーメン当面お役ご免!

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■夏☆しちゃってるおやじ
2008年07月23日(水)
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栃木帰省中のプール2発目。

前回の日記のとおり実家近くのプールに行ったのだが、翌日の月曜日もまた別のプールに行く事にしていた。

何しろ娘・R(4才)の意気込みが凄かった。幼稚園で行なわれるはずだったプール授業が、天候のため3回のうち2回ぽしゃったため是非とも行きたいと言って憚らないのである。それに釣られて息子・タク(2才)も行く気満々。起きてからしばらくはチマチマと折り紙などを遊んでいたが、

Rとタク
この通り早く水着に着替えたいと言い出して更にテンションが高まった。ところがこの日朝から天候が思わしくなかった。昨日よりも全然寒くて曇り空。とうとう小雨まで降り出してしまった。

「これでも行くのかい?やめた方がいいんじゃねんけ」

あまり気乗りしない母がこのまま折り紙やってようと言うと

「だってRちゃん、幼稚園でプール1回しかやってないのよ!」

普段大人しいRが祖母に噛み付いた!なんという執念。それはそうだろう。水着まで着せといて寸止めとはちょっと残酷すぎる。僕もその気持ちはよく分かる。たわわなおっぱいを見せ付けられたにもかかわらず触っちゃダメと言われるようなものである。

「どしゃぶりだったとしても行かない限りは諦めが付かないよこの子…」

というわけで小雨がパラつくなかプールへ強行。幸いなことに現地につくと雨はなんとか止んでいた。ついでに幸いなことに昨日行ったプールより若干ギャル比率が高かった。やはり若パイ(若いパイオツ)はよい。入る前に嫁が日焼け止めクリームを子供達に塗る。

「僕の背中にも塗ってくれ」

と頼むとガシガシと容赦なく塗り付けられた。

「いたたたた!昨日の日焼けで痛いんだから、もちっと愛情込めて優しくしてくれ」

「いや、愛情ないし」

僕、確かこの人に「結婚して」って言われたから結婚したんだけどなあ…。

そんな夫婦事情はおかまいなくRとタクは早速流れるプールに入り込んだ。昨日と同じようにバシャバシャと遊び、やはり昨日のようにタクは1時間ほど遊んだ後昼寝モードに突入してしまった。先発して中盤すぐ降板する松坂みたいな男である。

一方Rは朝から午後3時ぐらいまで遊び倒し、

「そろそろ帰ろうか」

と言ったころには全力を使い切ったようで足取りがフラフラでボーっとしていた。ここまで遊べばRも本望だろう。一方でようやく起きたタクに

「楽しかったか?」

と聞いてみると

「おりがみたのしかった」

…連れて行き甲斐のない子!

そして僕は嫁の冷たい言葉をいつまでも引き摺り、流れるプール以外も僕の頬に流れるものがあったのだった。

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■プールサイトに夏が来りゃ〜
2008年07月22日(火)
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2日ほど日記を休んだ。

いやあ書こうと思ったらウチのワイフが僕の下の筆を離さなくて(超見栄っ張り)。

この3連休は栃木の実家に帰っていた。帰るなり灼熱の暑さ。そこで出掛けたのは近場にある子供向けの流れるプール。

折しも娘・R(4才)は、幼稚園で3回ほどプールの予定があったのだが、天候が悪くて1回しか出来なかった。なので

「Rちゃんプール行きたいの〜」

おっとり屋のRにしては珍しく執念を燃やしており、これはもうプールに行かないわけにはいかなかった。そして僕も今年の夏のため、十数年ぶりにようやく買い換えた水着がある。

さあ水着ギャルよ、僕のおニューのおパンツを見るがいい!…と意気込んだら、子供向けプールなだけにギャルといってもほぼ99%は10才以下のお嬢さん方とそのママさん達であった。おまけに乳毛剃り忘れた。

あとは地元の女子高校生と思われる監視員バイト…。こちらは可愛いというよりも金髪にカラコン入れて、「夜露死苦」「仏恥義理」「愛死天流」等の四文字熟語が似合いそうな風貌で、プールで悪さしようものなら根性焼きをかまされそうで怖かった。

さて、本来の目的、Rと息子・タク(2才)をプールで遊ばせなければならぬ。実家から水着を着込んで気合い充分なふたりは早速はしゃいでいた。実家の母もアイドルの水着グラビアを凝視する男子中学生の如く、孫の水着姿に鼻の下を伸ばしていた。

タク
丸坊主のタクが水と戯れるさまは海坊主の子供みたいで可愛い。タクは1時間ほど遊んで昼寝に入ってしまったが、いつもの生活サイクルなので仕方がないだろう。

R
一方Rは流れるプールで終始泳ぎっぱなし。ある家族連れがでかいサメの浮き袋を使っていて、

「いやーん、サメ、こわいいい〜」

と必死にバシャバシャと逃げ回る姿を

「あはは、可愛いなあ…」

と呑気に見守っていたが、Rは突然逃げのスタンスから一転、くるりとサメに向かって泳いだかと思うと

「えい!えい!サメをやっつけろー!」

いきなりサメの浮き袋にパンチやキックをかましてしまったものだから

「す、すいませんすいません」

サメのご家族に平謝りな僕。プールで冷や汗をかくとは思わなかった。

もうそろそろ帰ろうかと思いつつゆらゆらと水の中をRとたゆたっていると、

「あなたー」

背後から嫁が泳いで来た。船幽霊かお前は。

「あなた、背中が真っ赤よ。日焼け止め塗らなかったの?」

「あ、忘れた」

そういえばさっきから背中がひりひりしていたのである。焼けたんかなーと薄々気付いてはいたがやはりもう手遅れだったか。

「うわ悲惨〜。でも私は日焼け予防ばっちり〜」

嫁は僕の不用意さをなじる。

「でも僕、生まれてからそんなん塗ったことないし」

と若干強がりの弁明をすると、昔とは違って今は紫外線が強いからどうの、オゾンホールがこうのとやかましく言う。うるさいこのアスホールが。

実家に帰るころはすっかり因幡の白ウサギになっていた僕であった。

夜はエロウサギである。

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■続・皮の中から、アハハン
2008年07月19日(土)
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息子・タク(2才)の××××のことで嫁がまた心配していた。

「××××」とはすなわち、嫁が持ってなくてタクと僕が持っているアレである。

「あのね、タクの××××って小さいんじゃないかしら」

「小さいじゃん」

僕の凶悪子作りウェポンと比べるととても可愛いものである。しかし今更言うことでもない。嫁も以前「つまんで食べちゃいたい」と恐ろしいことを言っていたではないか…と嫁に返すと

「いやあのね。他の子の××××を見たらタクのより大きくてね…」

この人、すごいことをサラッと言いのけおった。なんでよそさまの××××凝視してんだよ。こんな嫁ヤダ。僕のは生ゴミレベルの扱いで見向きもしないくせに。

「どこで誰の見てんだよ!変態かお前は!」

「いやいやいや、タクのプレ教室(幼稚園未就園児の体験学習)でね、授業終わった後みんなトイレ行くのよ。その時にねえ、タクの隣でトイレ待ってた子が…」

その男の子が既にズボンとパンツを脱ぎ、マルチンルター状態で待っていたから目に入ったのだという。

「一概には比べられないよ。いじってたり尿意が極まってくると大きくなるから」

××××の大きさは変動相場制である。加えてタクぐらいの年ではまだだろうが、女体が近くにある、昨日見たエロヴィデオを脳内反芻している、等様々なコンディションで大きくなったり小さくなったりする。

だから本気で比べるとしたらなるべく刺激の少ない環境に置いた上で比較するべきだ、と嫁に述べた。まあそれこそ変態行為だが…。

しかし嫁はそんな僕の理論を右から左に受け流し、

「将来も小さいままだったりしたらタクが悩まないかしら…」

とかそんなことばかりを心配していた。お前だって胸がないじゃないか、と喉まで出かかったが敢えて飲み込んだのは武士の情けであり英国紳士の嗜みである。栃木生まれだけど。

嫁がもしもっとボインボイーンだったら僕よりもっとステータスの高い男をゲット出来たかもしれないし、やっぱり僕とくっつくさ運命だったかもしれない。可能性でしか言えない。大きい小さいの差などというものはその程度である。

それにタクがそういうことで悩むようになったとしても、その時は既に親に言うような年ではないはず。だから僕らが悩んでもしょうがないのである。

「そうか…」

嫁は納得したようなしてないような。自分が持たざる物だから過剰に心配したり、または話を聞いてもいまいちピンと来ないのは仕方がないことだ。

「あ、それとね」

「なんだ」

「そろそろタクに立ちしょんを教えてあげてよ」

「そうか。幼稚園に入ったら小便器でしなきゃいけないからな」

「私、立ちしょんしたことないからさ」

したことある女性と一生添い遂げる自信はない。

立ちしょんは男の象徴のひとつ。いよいよもタクも男としての人生が始まるようだ。

すなわち、出発ちんこー!

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■スポーツ無能
2008年07月18日(金)
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娘・R(4才)、育ち盛り。

おやじ、日本盛。

嫁からRの幼稚園で行なわれた運動能力テストの結果を見せてもらった。

25メートル走、7秒66!(6秒7)
立ち幅とび、80センチ!(97センチ)
長座体前屈、1センチ!(14センチ)

カッコ内が平均値である。見れば分かる通り、思いっきり平均より低い結果である。1センチってなんだ…固過ぎ。この結果を見て

「ああ、やはり僕の子なんだなあ…」

しみじみと愛が深まった。僕は運動大嫌いでかけっこは遅いし体は固いし(ちんこ含む)、運動系のイベントでは肩身の狭い思いをしたものである。

そんなところを全力で受け継いでしまったようであり、ますます僕の分身である我が娘よ…と愛しさが増してしまうのであった。一方で

「私の子とは思えない…」

僕とまるで逆のことを言っているのが嫁である。

「そういえば君は女バレだったね」

「そうよ!運動能力は高かったんだから!」

嫁は中高バレー部に所属していた。のほほんと弓道場でUNOやりながら適当に弓を引き、隣の税務署に矢をぶちこんでいた僕とは大違いの熱血でスポ根である。

「君じゃなくて僕の遺伝子を受け継げばよかったのにな」

「私だけじゃなくてうちの家系は結構スポーツマンなのよ」

「へえ、そうなの」

嫁は自分がいかに優れた運動系の血を引いているかを語り出した。

「私のおばあちゃんは砲丸投げの選手だったし」

「砲丸投げ?そんな昔から砲丸投げの選手っていたんだ…」

「おばあちゃん、お嬢様だったからさ」

お嬢様がどう転ぶと砲丸投げ選手の道を歩むのだろう。ライク・ア・ローリング・ホーガン。

「あとうちのお父さんはマラソンが得意だったし」

嫁の父といえば大の詩吟好きのイメージしかなかったが、なるほどどちらも肺活量が鍛えられるものである。

家系でいえば僕の父もスポーツ好きで、特に野球・ソフトボール、球技だったら何でもござれの人であった。物置には卓球・テニス…球技の道具がたくさん詰まっており、ボーリングのピンとボールまであった。

なのにどうして僕は父の運動系の血を受け継いでいないのだろう。嫁を見るに、いつも僕が夜這いを仕掛けてももの凄い勢いで反撃するあの瞬発力と機動力は、祖母の砲丸投げと父のマラソンの才能を受け継いでいるに違いない。

砲丸投げとマラソン…。

僕は睾丸投げられてマラ損…。

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■皮の中から、アハハン
2008年07月17日(木)
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息子・タク(2才)の××××のことで嫁が心配していた。

「××××」とはすなわち、嫁が持ってなくてタクと僕が持っているアレである。

「タクが最近お風呂とかトイレで××××をいじるんだけど…」

と僕に言うのである。何を心配しているのだろうか。僕なんか毎日いじっている。

「皮をね、むいているのよ」

嫁は更に心配そうな顔をして続ける。

「いいことじゃないか」

××××の皮をむきむきすることは僕がやった。皮をかぶったままだと垢が溜まりやすいから時々むいて洗っていたのである。その時はよく泣いたものだが、自分からむきむきするようになったなんて、成長した証ではないか。

「でも…」

「ははは、大丈夫だよ」

××××を持たない嫁には不安要素が多いのだろう。もともと外で遊んだ後は手を洗わせているし、その程度の手の清潔さが保たれていればバイキンが入ってどうの…ということはない。それは××××使用歴数十年の僕の経験から言える。

「でもR(4才の娘)がね、それを見て『なにその××××』って言うのよ…」

「だってそういう中身なんだからしょうがないじゃん」

Rにはそういうものだと認識してもらうしかない。男というものは遅かれ早かれ××××をいじりまくる運命にある。だから垢が溜まる危険性がなくなっただけ良かったではないか、と僕は思うのである。

その話を聞いてからタクと一緒にお風呂に入ったら

「パパ、みてみて〜」

成程、嫁が言った通りのことをしていた。

「おお、むけたなあ。よし、せっかくだから洗ってやる」

僕は水鉄砲で狙い撃ちしてやるとケタケタ喜んでいた。まあ、なんにせよ、その、この息子は…

ひと皮むけた!

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■栃木ドキドキインタビュー
2008年07月16日(水)
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ぱたぱたぱた…と配達夫が掛けて来る音がする。

「しんぶ〜ん」

と新聞が窓ガラスを突き破って侵入してくるのは恐怖新聞だが、

「あなた、ビデオテープが届いたよ」

うちに届いたのは1本のビデオテープであった。

「いやだ、見たくない」

僕は嫁から受け取ることを拒否した。決して貞子ビデオなわけではない。ましてやわいせつなビデオでもない。これは僕らのインタビューが録画されたビデオなのである。

先日栃木の実家に帰った時、公園で遊んでいたら地元のケーブルテレビからインタビューを受けた、という話を書いた。それがあっさりオンエアされたらしい。実家ではケーブルを引いていないので見れないが、

「うちケーブルテレビ見れないから録画しててくれっけ?」

と予め母がわざわざご近所さんに頼んでおり、

「さとーさんが撮ってくれたから送っからな!」

と僕らに送り付けて来た、という訳である。他の人はどうか分からないが、僕は自分の映像を見るのは大嫌いである。自分の声が嫌い。動く姿が嫌い。だからこのビデオは見たくない。

「私も自分の姿を見るのはやだなあ」

嫁も見ることを躊躇し、結局そのテープはテレビの前に放置された。ところが…

「これなんでおいてあるの?これなんのびでおなの?」

早速目を付けたのが娘・R(4才)である。

「これは前テレビ屋さんが来た時のビデオで…」

と説明すると

「見る!見る!見る!」

息子・タク(2才)と一緒に大合唱。僕らと違いRとタクは自分の映像を見るのが大好き。しょっちゅう写真やビデオを見せろとうるさいのである。

「わかったわかった。じゃあ見ような…」

子供達に押し切られて見ることを決意した。ビデオをセットし、緊張しながら再生すると、どこかで見たことがあるオタク面の男が出て来た。もちろん僕である。

「ギャアアア!」

とっとと早送りした。その時着ていた

ちくわぶ
このようなTシャツがそのまんま映っていた。普通こういうのってカットしないのだろうか。地方ケーブルテレビの大らかさに負けた。

次に映っていたのは嫁がニヤけて答えている映像。脇にタクがへばり付いていた。そして最後に母とR。母がなんか答えている時にRが

「おばあちゃーん。なにしてるの?」

と駈け寄って来、

「ほらほら、テレビだよテレビ!」

と言っているところがそのまま映っていた。なんでそんなとこカットしないでそのまま流しているのだろうか…。結局一族総出で映っていた。貞子が出るビデオより恐ろしい内容であった。

もちろん僕らの他にもたくさんの人が映っていたが、母も含めておしなべて皆栃木弁で喋っており、ほのぼのしたものであった。おらが村のインタビューという感じがする。

裏ビデオはたくさん持っているが、それにちなみ、このテープは
オラビデオと呼ぶことにする。

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■麦わらの一味
2008年07月15日(火)
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夏のシンボルのひとつ、麦わら帽子。

娘・R(4才)も息子・タク(2才)もこの時期外に出かける時は帽子を被せるようにしているが、麦わらではない。

タクの帽子はツバの長いキャップ。Rのそれは昨日の画像にも写っているような1970年前後に流行したチューリップハットのようなものである。

「なんかグループサウンズとか学生運動とかヒッピーとか、僕らの親世代の流行の香りがしてやだなあ」

と嫁に言ったところ

「一応UVカット機能があるのよ!」

と反論されたものの、

「タクにも麦わら帽子とランニングと虫取り網のセットを着用させてみたいなあ」

夏の少年3点セット、もしくは裸の大将ルックを推奨してみたら、

「うーん、そうだねえ」

じゃあふたりの麦わら帽子を買おうかということになった。夏の子供は麦わら帽子…というこだわりとでも言おうか。美少女にはブルマに限る、という僕の超希望的幻想にも似た思いが嫁にも通じたようである。

そして某庶民的スーパーにて物色開始。女の子用の麦わら帽子がいくつか売っていた。

「あ、これかわいいよ」

僕のイメージピッタリの、さくらんぼが刺繍された麦わら帽子をチョイスし

「Rちゃん、これいいんじゃない?」

とRに試着させようとしたところ

「やだー。こっちがいい」

僕の好みとは違うものを指差す。なんということだ。僕と意見が合わない!以前だったら僕らが与える服全てを気に入ってくれたのに、段々と自分の好みが出てきたようである。

「でも、こっちのさくらんぼの方が可愛いと思うんだけどなあ…」

嫁のチョイスも僕と同様で、色々な言葉でRを説得させようとしたのだけれども

「やだ、これがいいの!」

Rは頑として譲らない。さてどうすんべかと考えてみると、僕が子供の頃もそうだったが、親が買って来た服ほどセンスのないものはない。最早僕らのセンスが古いということなのだろう。ここは親が引くべきなのだ、…と思い直し

「まあこれも成長の証ってことで…」

「本人が気に入らなくて被らなきゃ元も子もない」

嫁とボソボソ話し合ってRが望むとおりの麦わらを買うことにした。一方タクは青いリボンが付いた麦わら帽子。Rとは違いすぐさま「にあう?」とか言っていてご満悦である。しかも値段が

「え〜?これが390円」

東京ぜろっさーん、さんにいまるまる…深夜ですのでおかけ間違いのないよう、ってことで即決。ふたりとも買った直後から被りたがり、

Rとタク
帰りの電車でこの有様。家に帰ってからも被ったまま遊ぶ始末。やはり子供達が一番気に入った物を買って良かったと思うのであった。

さて、帽子といえば僕は額に「足」と書かれた変な物しか持っていない。僕にも麦わら帽子が必要かと思うこともある。しかしいつも嫁にみだらなイタズラを繰り返したりわいせつな日記をこのブログに記したりしていることを考えると、今必要なのは…。

麦わら帽子よりセクハラ防止だと思うんだ。

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■練馬ウォーターフロント
2008年07月14日(月)
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この日曜日もうだるような暑さの中、水遊びしかないと思い近所の子供用プールが併設されている公園に問い合わせてみたら

「来週からです」

と素っ気なく言われた。おそらく同じような問い合わせが大量に来ているに違いない。なので噴水がある公園で子供達を遊ばせることにした。ところが公園に向かう途中、息子・タク(2才)がベビーカーの中で寝てしまうトラボー発生。

「ああ、お前はどうしておいしいところでいつも寝てしまうんだ…」

せっかく暑さを凌ぎに来たのに炎天下で寝てしまうの可哀想。なので嫁が近くの図書館へ行くことにした。そして僕は娘・R(4才)とふたりきりで水遊び。父娘水入らずである(水いるけど)

R
今年初めてのRの水着姿は可愛くて…。水鉄砲などでバシャバシャ遊ぶRの姿を愛でていると

「ねーねーパパ、またテレビさんが来てるよ」

「テレビさん?」

てれびくんじゃなくて…?と見回すとなるほどカメラを持った取材班がうろついていた。先週も公園で水遊びしていた時も取材を受けたが、「水辺ではしゃぐ子供達」というのは暑い日のニュースの定番のようである。もちっと変わった絵を撮ろうとは思わないのだろうか。

Rの可愛い可愛い水着姿を勝手に撮ることは許さぬ。カメラが近付いてきたら水鉄砲で撃ってやる。文字通り水を差してやる…と決意を固めたが、そのうち忘れた(いつの間にかいなくなっていた)

2時間ほど遊んだところで

「もうみずあそびおしまい」

とRが言った。昼飯時なのでちょうどよかろう…と切上げてゴハンを食べるところを探しているとタクがようやく起きた。Rがふくれっ面をして

「たっくんもおきて水遊びすればよかったのに」

どうやらRはタクと一緒に遊びたかったらしい。

「タク、お腹すいたか?」

寝ぼけヅラのタクに聞いてみると

「おしっこでちゃったああああ」

現在昼間は脱おむつ宣言ということでパンツを履いているタクの股間がとんでもないことに。火遊びするとおねしょすると言われているのに、水遊びの後のおねしょとはこれいかに。

いや、タクは水遊びすらしていないのだが…。

タクの自前の水鉄砲が炸裂した日曜日であった。

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■盆バヘッド
2008年07月13日(日)
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娘・R(4才)の幼稚園で盆踊り大会があった。

R
Rはさくらんぼ柄の浴衣に着替えて準備万端。

タク
タクはRに合わせて甚平。キャラ的にピッタリな極楽トンボ柄である。

折しも朝から汗が滲み出る暑さで、全園児と保護者達が集結した狭い園庭は、真夏にチャンコ鍋を突き合うような坩堝に。辛うじて子供達の色とりどりの浴衣や甚平姿が涼しさを感じさせてくれていた。

中には甚平にハチマキ、たすき掛け姿でドリフのようになっている男の子もいて微笑ましかったが、

ロリ浴衣
ロリ服と浴衣が融合したようなのを着ていた女の子もいた。僕はロリ服も浴衣もそれぞれ好きだが(セーラー服とかブルマとかフェチ的な意味で)、合わさってしまうのはどうか。例えばスーツはバシっと決まっているのに頭がちょんまげ…みたいな違和感を覚えざるを得ない。

おまけにヴィジュアル系みたいなエクステ付けてるし、この子の親は父親がアキバ系で母親が元バンギャかなんかに違いない。

さて園児達の盆踊りは暑さのせいもあったのか、最初に踊った年少組は半分以上が音楽が鳴ってもボーッと突っ立ったままの死霊の盆踊り状態。

R達は大丈夫かな…と心配していたが、年少組と入れ替わりに始まった年中組はさすがで、ちゃんと踊れていた

R
終始大真面目な顔で踊るRのいじらしさを見て、汗と涙が噴き出した。終わってからRを迎えに行って

「よく踊れてたね」

上手に出来て感動した!と労うと

「いっこまちがえちゃったの」

となかなか自分に厳しいR。

タク
一方暑さでタコ社長のように茹で上がっていたタク。

こうして暑さの中無事終わった盆踊りであったが、僕がやらかしてしまったことがひとつあった。出掛ける前、嫁が上の写真のようにRの髪を頭の上でチョコンと結んだスタイルにしたのだが、それを見て直感的に

「ぽこちんみたい」

と言ってしまったのである。

「あなたはなんでそういう物の見方しかできないの!」

髪を結った嫁には怒られるし

「パパが変なこと言ったから…」

Rは悲しそうな顔をして髪型を気に入らなくなってしまった。僕はなんてことを。無垢なRをこの口で穢してしまった。

「あああゴメンね。とってもかわいいよ。パパがバカだったよ」

必死になって宥めてようやく機嫌を取り戻して出掛けることが出来た次第である。

つい口が滑って娘の前で「ぽこちん」などと言ってしまうとは何たる失態。こんなお下劣ブログを日々書いてるせいに違いない。

え、ボンオオドリ啓助でございます。ぽこちん。(元ネタ分かる人いるんか)

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■人生はパンツーパンチ
2008年07月12日(土)
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「パパ、見ててね〜」

と子供達が言う時は、何か新しいスキルを覚えた時である。絵、歌、踊り、でんぐりがえし、鉄棒、スキップ、ケンケンパ…小さな子は1日単位で色々なスキルを覚えてゆく。人生で覚えなければいけない一体いくつあるのだろう。そして僕はいくつ覚えたのか…

「パパ!見ーてーて!」

ぼけーっとしていたら娘・R(4才)と息子・タク(2才)に怒られた。ごめんなあ。パパ、覚えるより忘れることの方が多いんだ。

「はいはい、じゃあ見ますよ」

改めてRとタクに向かい合って座ると、満を持したふたりがおっぱじめた。

R
「ぱん」

R
「つー」

R
「まる」

R
「みえ」

…。

わざわざそんなアクションをしなくても、これらの画像では見切れているが大股開きでパンツ丸見えなのである。というよりも

「誰だこんなこと教えたのは!」

僕は思わず叫んでしまった。いくら人生ではたくさん覚えることあるといってもこれはないだろう!ネタを仕込むのは良いけれどもお下劣ネタは僕の美学に反する。

どこからがお下劣かという線引きは難しいところではあるが(「ちょっとだけよ〜ん」あたりがボーダーライン)、このネタをこの年齢でマスターさせるにはまだ早すぎる、と僕の基準がそう判断した。

早速犯人を突き止めるべく捜査を開始したところ、練馬区に住む専業主婦(自称18才)が浮かび上がった。主婦はこの子供達の実母であり、

「この子達が知らなかったから教えた」

と供述している。当局は余罪がないか尚も調査を続けている。

知らなければ何でも教えていいのか。すんごい淫らなことや、ものすんごい猥褻なことも全て隠さず教えてよいものか。

「下らないこと教えるな!」

当局は主婦を断罪し、主婦にもパンツ丸見えの刑を処すことにしたところ、

「ふざけないで!」

と罵られたので

「なあ〜今日いいだろ。明日でもいいよ」

押してもダメなら引いてみな戦法で甘く(?)迫ってみたが

「暑いから今日も明日もやりません!」

けんもほろろで断られてしまった。僕の威厳ってないのね。

めんつー丸潰れ…。

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■私の私のカレーは、かなり危機
2008年07月11日(金)
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おとといのことになるが…仕事から帰って来るとカレーの匂いが漂っていた。

「今日はカレーか…」

と誰にでもなく呟くと

「Rカレーだからね」

奥から嫁の声がした。

「ああそうか、9日だからね」

我が家では毎月9日はカレーの日である。娘・R(4才)が生まれたのが8月9日。Rが生まれる直前、嫁の破水したので病院に電話をしたら「1時間後に来て下さい」と言われたので、それまでに腹ごしらえしとくべか、と僕がカレーを食ったことに基づく。

むかしむかし伊藤博文が宮島を訪れた際、茶屋でお茶を出した娘の手を見て

「もみじのように可愛い手じゃあ、食べてしまいたいのう」

と言ったのをヒントに茶屋の女将が思い付いたのが「もみじ饅頭」である、みたいなそこらへんによく転がっている故事のようなものである。

そんな由緒ある(?)カレーをしみじみ食べながら湧き上がる感情はひとつ。すなわち悲しみ。

「ああ、来月でもう5才になってしまう…」

おとといはR4才最後のカレーだったのだ。無論子供の成長が嬉しくない訳はない。今まで無事すくすく育ったことを安堵し、取り敢えず今のところ可能性だけは無限大の将来を想像することはエロな妄想をするよりも楽しい。

しかし成長することによって失う楽しみもある。それがなくなるのが悲しいのだ。辛いはずのカレーが涙の隠し味により妙にしょっぱく、

「あとどれくらい一緒にお風呂に入れるんだろうか…」

おとといからそんなことばかり考えている。いつかひとりでお風呂に入る日は必ず来る。カレーを食べる度にその来たるべきXデーに1歩1歩近付いているのだ。

仮に10才まで一緒にお風呂に入るとすると、あと5年しかない!もう折り返し地点なのである。また、毎日お風呂に入れるわけではない。仕事が休みの日のみである。平たく土日のみ入れるとして計算すると、週2日であるから

365(日) × 5(年)× 2/7(土日)=約521(日)

あと521回しか一緒にお風呂に入れない!この数字を多く取るか少なく取るか、僕の希望は死ぬるまで一緒に入ることなので当然少なく思う。

「正月や 冥土の道への一里塚…」

という一休さんのお言葉にもあるように

「Rカレー パパいやーんの一里塚」

でありめでたくもありめでたくもなし。

おとといのことをずっと引き摺ってこんな計算と妄想までしている僕。1日でも長く一緒に入ってくれることを願う。僕はそれまでずっと言い続けるだろう。

「R、一緒にお風呂入ろう」

と。しかしいつかは言われるんだろうなあ。おとといからの妄想だけに

おととい来やがれ、って。なんつって。

だからいつかは覚悟をしなければならないのである。カレーだけに

腹をククレカレー。なんつって。

おお、オチがふたつも。

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■地震雷チビ親父
2008年07月10日(木)
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幼児なのにオヤジ臭い。

僕のオヤジ波動を受けまくっているせいか、娘・R(4才)も息子・タク(2才)もオヤジ臭いそぶりを見せることがある。

まずはタク。テレビを見ている時、インリン・オブ・ジョイトイが出て来た。タクはすぐさま釘付けになり、嫌にじーっと見ているなあ…と思ったらインリン様の顔を指差し

「これ、いいねえ!」

とニンマリと笑うではないか。おやじかチミは。タクはかしゆか(Perfume)とかキュアアクア(プリキュア)など、長髪キャラが好きなはずだったのに、好みの幅が広がってきたのだろうか。

それにしてもインリン様を「これ」呼ばわりとはなんという怖いもの知らず。M字なんたらを食らうであろう。僕は望むところだが、それは僕がオヤジであるが故であり、タクもそれを狙っているとすれば恐ろしき早熟オヤジである。

次にRである。ある晩、ちょうどR達が布団に入って寝ようとしている時に僕が仕事から帰って来た。

「パパ、ほら!」

Rは自分の横の、布団の空いているスペースをパンと叩いてアゴをくいっと上げた。「隣で寝ろ」ということらしい。言いたいことは分かったがその仕草のなんとオヤジ臭いこと。ベッドで全裸になってたばこをくゆらせながら、

「早く脱いでこっち来いや」

と偉そうかつエロそうにデリヘル嬢を誘う貫禄たっぷりのオヤジそのままのオーラが出ていた。小さいとはいえ女の子なのだから、もっと官能的にするべきだ。人差し指を咥えながら

「ルパ〜ン」

みたいな感じに。さすれば僕は空中でパンツいっちょうになるルパンダイブを敢行するだろう。

…そんなことを考えながらもたもたしているとRに怒られるので、速やかに着替えてRの横に寝た。するとRは

「パパ〜だいすき〜」

と僕に甘えてベタベタしまくるので、これはラブラブっぽくて良い、と先ほどのオヤジテイストな嫌な感じが薄れてきたのだが、そのうち僕の胸をまさぐり始め、僕の地区Bを探り当てると

「おっぱいはここかナ?」

やっぱりオヤジー!セクハラ歴30年窓際オヤジ級のオヤジ風格が備わっておりかなりやばい一面を見てしまった。この子はいつの間にこんなことに…。

オヤジは僕ひとりで充分なのである。この家で嫁を除く全ての家族がオヤジと化してしまってどうする。売るほどオヤジがいるファミリーになってしまうではないか。そんなことになったら…大絶賛オヤジセールになり、

おっさん発売中です。なんつって。

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■星に願いを、突きに願いを
2008年07月09日(水)
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家に小さな笹が飾られていた。

パンダでも買うのか?と思ったら

「パパ見て〜たなばただよ〜」

と娘・R(4才)と息子・タク(2才)が言うので我に返った。そうか。七夕か。七夕には笹に飾りを付けて願い事の短冊を下げる…日々の忙しさにかまけて日本のごく当たり前の風情を忘れてしまっていた。

タクが幼稚園のプレ教室で作った物らしい

「たんざくも見て〜」

と僕を急かすので見てみると、タクの願い事が嫁の字でこう書かれていた。

「シロップになりたい」

シロップ
シロップとは「YES!プリキュア5GOGO!」に出てくる鳥である。人間にも変身出来るキャラなのだが、3歩歩くと忘れる鳥頭のタクにはお似合いのような気がする。

「たっくんはシロップになりたいのかい?」

「うん。なりたいんだよォ」

そこまで決意を固めているのなら文句は言えん。鳥になるように頑張って欲しい。鳥になる方法は知らぬ。せいぜい「焼き鳥とケンタは食うな」とアドバイス出来る程度である。

「Rちゃんも幼稚園でささ作ったんだよ」

さすが幼稚園は磯野家並に年中行事を欠かさない。Rはどんな願い事を書いたのだろうか…と聞いてみると

「みるきーろーずになりたい!」

タク
ミルキーローズとは「YES!プリキュア5GOGO!」に出てくるヒロインのひとりで…って君達ちょっとプリキュアから離れたまえ。

とはいえ僕の願い事も「女子高生と(これ以上書くと犯罪」であるため、ちょっとはセーラー服から離れたまえ、というツッコミどころとしては50歩ちんぽなのであるが。

そんな子供達の願い事を苦笑いして聞いている嫁の顔を見て…彼女はどんな願い事があるのだろうか、とふと思った。短冊に書くとすればどんなことを書くのだろうが。聞いてみたい気もするが、もし「別居」「離婚」「慰謝料」「親権獲得」等家庭裁判所てぃっくな言葉が並んだら、と考えると嫌なので確かめる勇気はなかった。

1年にたった1度の逢瀬を楽しむ織姫と彦星。

「アレとかまじで年に1回ぐらいでいい」

と言う嫁はある意味織姫に近い。それに比べて僕はそのレス気味の嫁になんとかお許しを願う日々の繰り返しであり、

すなわち織姫とおめこぼしなのである。おめこもダブルミーニングで…ってやかましいわ。

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■笹の葉さらさら、ヤル気もさらさら
2008年07月08日(火)
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栃木の実家で、母と何か食べに行こうかという話をしていた時、

「カレーのおいしいお店を教わったんだけど行かない?」

と母が言うのでびっくりした。

何故びっくりしたかと言うと、その訳は今は昔…僕が子供の頃のことじゃった。外のお店でゴハンを食べる時、僕や弟が

「カレー食べたい」

と注文しようとすると必ず母に

「カレーなんかウチでも食べられるでしょ!」

と怒られカレーを頼めなかったからである。食べ物の恨みは恐ろしいため僕は覚えているのだが、その母が自分からカレーを食べに行こうと言い出すとは思わなかった。

確かに当時、僕の住んでいたところはカレー専門店などなく、母のカレーとそう大差はない、もしくは母の方がおいしいことは子供ながらにも分かっていた。しかし今では家では作れないようなインド人もびっくりの本格カレーを出す店が増えたので、母も考え方を変えたのだろう。

そんなわけで母推薦のカレー店に行ってみたら確かに旨かった。娘・R(4才)と息子・タク(2才)が食べられるお子様カレーもあり、それもファミレスにありがちなアンパンマンカレーレベルのレトルトではなくちゃんと作り込まれたもので、ふたりともガツガツと明らかに食い付き方が違っていた。

21世紀になって7年も過ぎると母も変わるものである。母のカレーなる転身。なんつって。

そして実家から帰って来た今日。そういや世間では七夕。

「七夕というと何かあるような気がするんだけど、なんだっけ…」

といつも思い出すのが「七夕イコール僕と嫁の結婚記念日」このことである。但し今年は思い出すのが遅過ぎた。もう日付が変わろうとしていたのである。隣の部屋にいる嫁を覗いてみると、無言でチラシを漁っていた。

ただ考え事をしているだけなのかもしれないが、結婚記念日について何も触れないことに対してムスッとしているのかもしれない。僕に後ろめたい気持ちがあるのでそう思えて仕方がない。

「時間よ戻れッ」

と唱えたところで脂汗ひとつ戻らない。無情な時の流れと同様に流れ落ちるのみ。い、いいや、とりあえず言っとこ…とおずおずと嫁のそばに座り

「あ、あのー。結婚記念日だよね…」

と言うと

「そうです。7年間ありがとう」

思いもよらず礼を言われ、ちょっと目が潤んでしまった。

「じゃ、じゃあさ、お祝いとか出来なかったけど、せめて7周年まぐわいでもするか!」

照れ隠しにレッツ交尾とはしゃいでみた。すると

「だめです〜あと2分で日付変わります〜」

なんだ、いつもの拒否り具合と変わらないではないか。それはないだろう…と

「7年目の7月7日の記念日だぞ。スリーセブンで確変女体大解放しろおおお!」

僕のパ・チンコをじゃんじゃんばりばり暴れさせたいことを主張。しかし嫁は

「本日は閉店です!またのご来店を!」

至ってクールに蛍の光。最早7年目にもなると結婚記念日など燃えないゴミの日ぐらいの価値しかないのかもしれない。

21世紀になって7年も過ぎると夫婦も変わるものである。加齢なる夫婦。なんつって。


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■エゴロジー
2008年07月07日(月)
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昨日の日記の続きでごんす。

栃木に帰省中、噴水のある公園で娘・R(4才)と息子・タク(2才)を行水がてら遊ばせていた僕と嫁。ここの噴水は、新歓コンパで思いっきり飲まされた新入生がつぼ八のトイレで吐きまくるゲロのように勢いが良く、Rとタクを含めたちびっ子達がびしょ濡れになって遊んでいた。

「そろそろ帰ろうかね」

だんだんと暮れなずむ街の光と影の中に入ってきたので、一旦家に帰っている母に車で迎えに来てもらおうと電話をし、Rとタクを着替えさせていると、TVカメラとマイクを持った一団が現れた。ポロシャツに書かれたロゴを見ると地元のケーブルテレビ局のようだ。

おそらくいきなり暑くなったこの週末、噴水で戯れる子供達の絵を撮りに来て、

「いやー暑いですからねえ」

みたいな市民の声を拾おうという趣旨なのだろう…と眺めていたら、

「あのー。ケーブルテレビですけど」

なんと僕がインタビューに捕まってしまった。やっだーうっそー。おそらく僕よりもずぶ濡れの子供の絵が欲しいと思われるので、Rとタクに

「こっちにおいで」

と呼びかけたのだが、ふたりとも恥ずかしがって逃げてしまった。なんというヘタレ。

「はい、ななななんでしょうか…」

しかしそのヘタレの血の大元は僕である。カメラを向けられると途端にびびる小市民。「いやー暑いですからねえ」と頭の中で答えをリフレインさせ、噛むことのないように備えていたら

「あなたは何かエコ的なことをしてますか?っていうインタビューをしてるんですが」

予想とは全く違うことを言われた。え…何…暑くても子供にプールへ行く金がなくて公園の噴水で涼を取らせるしょぼい庶民の声を拾いに来たんじゃないのか?と僕はパニくった。

あなたのエコ…。頭が真っ白の状態で必死に考えた。やはりセーラー服着用のままコトに及ぶのが一番興奮するわけで…いや、それは「あなたのエロ」だ。エコロジーではなくエロジジイだ。考えること約3秒ほどだろうか、

「エコですか…えーと、割り箸をつかわないようにしています」

何もしてないとだけは言いたくない、というええかっこしいな心が働いて、咄嗟に超適当なことを言ってしまった。

「ほう、そうですか。他にありますか?

「え、まだ言うの…えーと…無駄な電気を使わないように気を付けています…はい」

これも超適当である。

「なるほどですねえ」

それから二言三言言葉を交わすとインタビュアーはお礼を言って去って行った。

…あああ全栃木県民に嘘をついてしまったああああ。オンエアされる前に彼らを襲撃してカメラを破壊しておくべきだろうか、と考えてると

「あなた…マイ箸なんて持ってないじゃん」

一部始終を見ていた嫁のツッコミが入った。

「いや…マイ箸持ってるなんて言ってないじゃん。割り箸を使わないようにしてるんだよ。割り箸を出さない店にしか入らないようにしてるんだ。松屋とか」

「あ、そう。でも電気を大切にってのは嘘だよね…」

確かに昨晩のことを思い出すと、使ってもないのにパソコン動かしっ放し&モニタ付けっぱなし、明かりも付けっぱなしでマンガを寝転んで読みながら寝落ち、という有様であった。

嘘。大げさ。紛らわしい。ああああJAROとデンコと嫁に殺されるうううう!しかし「はーい嘘デース!」とは素直に言えなかった。

「昨日の夜だって電気付けっぱで…」

執拗に僕のアンチエコ行為を指摘しまくる嫁に

「あ〜そういえばそんなこともあったですかねえ〜」

高田純次ばりのいい加減な受け答えで流すしかなかったのであった。

噴水のそばの言い争いだけに、水掛け論。なんつって。

母
オマケ。迎えに来た母もインタビュアーに捕まってましたの図。

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■水も滴るウホッイイ男
2008年07月06日(日)
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栃木の実家に帰っている。

この土日でのみ有効のとしまえんのプールタダ券があったのだが、予め栃木の母に「行く」と言っていることだし、何しろまだそんなに暑くならないだろうと予測し敢えてタダ券を無駄にしたわけだが…。

暑いったら暑い。

東京からちんぽ約50万本ぶん北にある栃木でも余裕で30度越え。絶好のプール日和ではないか。実家に着いてから娘・R(4才)と息子・タク(2才)をこの暑さの中でどこで遊ばせようかと考えた結果、近くの噴水のある公園にしようということになった。

ここは大きな噴水とその水が流れる人工のせせらぎがある。プールとまではいかないが少しでも水場で遊ばせればちょっとでも涼しいのではないかというしょぼい考えである。

Rタク
Rとタクはそれでも楽しいらしく、濡れてもかまわない格好でちゃぷちゃぷと水で遊んでいたが、流れるプールのはずが流れるチョロチョロ水になってしまって、随分しょぼくなってしまった。

暑いため、くるぶし程の深さもないせせらぎに僕も足を突っ込んでRとタクを見守っていると、小学3年生ぐらいの女の子がふたりやって来て、

「あの、ここで寝ていいですか」

と僕に聞く。

「はいはい、いいよ…、って寝る?」

寝るってなんだ!と思わず聞き返してしまったが、その子達は文字通りせせらぎの水に浸かったまま仰向けに寝出した。

「きもちいいね」

「うん」

何なのこの子達!知らない人の前で寝そべっちゃダメと教わらなかったのか?僕は教わったことないけど。

もしとしまえんのプールに行っていたならば、お子様ではなく水着ギャルが目の前におっぱいたわわに横たわってたかもしれないのに…。

続いて僕の前にやってきたのは3才くらいの女の子であった。しかし何故僕の前ばかりに小さな女の子が集まってくるのだろう。

その女の子は無言であったが口が思いっきり膨らんでいた。そして

「んべ」

口の中に含んでいた水を吐き出してニッコリと笑った。おそらく噴水の水を口を開けて貯めたのだろう。だが、それで僕に何を伝えたいというのだ!栃木の子は恐ろしい!

単なるウケ狙いなのか?そういえば栃木にはいたよそんな子。わざわざ人前でハナクソほじって食べてニヤリと笑って見せたりする奴。僕だけど。

そんな奇妙な少女達に囲まれて、僕どうしたらいいんだろうと思い悩んでいると

「パパー!きてきてー!」

Rから救いの手が差し伸べられた。早速行ってみると

虹
「ほら、にじがみえるよ!」

「ほんとだ!」

昨日の日記にも書いたがRは虹が大好き。この虹とRの喜ぶさまを見ると、先程までのとしまえんに行けばよかっただのというどす黒い後悔が洗い流されていく思いであった。

噴水で純粋に…。

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■ビフロストの橋
2008年07月05日(土)
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オーバー・ザ・レインボウ。虹の向こうには何があるのだろう。
オーバー・ザ・インモウ。陰毛の向こうは何があるのだろう。ちんこ。

虹
娘・R(4才)は虹が大好きである。

二次元が大好き、となると秋葉原な感じでイヤーンなのだが虹である。

「ねーねー、みてみて。にじ描いたのよ」

いつもお絵描きでは虹のアーチを描いているし、女の子のスカートも必ず虹色になっている。今日幼稚園で使っているスケッチブックを見せてもらったが、やはりたくさんの虹と虹色スカートの女の子が描かれていた。

「Rちゃんは虹が好きなんだね」

「うん。だいすき」

「ちっちゃい頃本物の虹を見たこと、覚えてるかな?」

「うん!」

あれは確か2年前、Rが2才で息子・タクが9ヶ月の頃、児童館の屋上で見事な虹を見たことがある。ふたりにとってあれが人生最初の虹であった。そして2度目はまだない。

あ、その時の日記見つけた。→こちら

あの時目をキラキラ輝かせて見ていたので、よほど強烈な思い出になっているのかもしれない。Rが虹を見たのを覚えているという話を受けて、

「たっくんも、にじ、みたあい」

ずずずいっと迫ってきたのがタクである。

「たっくんも一緒に見たんだよ」

「たっくんみたことない!」

まだ9ヶ月だったせいか、記憶にないらしい。ていうかあの時のタクは虹そっちのけで遊んでいたのだが…(と日記に書いてある)

「いつか見れる時が来るといいね」

としか言いようがなかったのであるが、タクはなおも引き下がらず

「パパ、にじ出して!」

すんごいでかいスケールのおねだりだなあ…。ちんちん出すのとは訳が違う。

「ごめん、パパ、神様かレインボーマンにでもならないと無理だあ…」

インドの山奥出っ歯のはげあたま○こに毛が生えたぬきの立ち小便…。あまり聞き分けがないと死ね死ね団のテーマソングも歌っちゃうぞ。

坊主頭を揺らしながらおねだりするタクはまさにレイン坊。そんなに焦って見る必要もないのに。何故ならば君達こそ虹色に輝ける可能性を持ち、虹の橋を駆け上がるような未来が持っているのだから…なんちゃってプー。

「あなた、栃木帰るんだから早く支度して!」

この日記をここまで書いている時に嫁がうるさく僕に指図する。これから栃木の実家に帰るのであるが…。いつから夫婦の主導権を嫁に握られてしまったのだろう。握るのはちんこだけでよいのに。

男の人生の先輩としてタクに分かって欲しいことがある。

男にとって大切なのはレインボーよりニョウボーである。

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■うちの子とにぎって
2008年07月04日(金)
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夜討ち朝駆け。

月曜からいつもより早く会社に出掛け、いつもより更に遅く家に帰っていたら数日間娘・R(4才)の寝ている姿しか見れなかった。

息子・タク(2才)は年寄り並みに早起きなので朝遊ぶことが出来たが、ネボスケのRは僕が会社に行く時も寝ているし、帰って来た時も寝ているし、眠り姫にしか見えなかったのである。お目覚めのチューをしても僕が王子様でないせいか起きやしない。

今日ようやく早く帰ることが出来、やっと起きているRに会えた。

「ぱぱ!おかえり!」

Rがダッシュで迎えてくれる。

「Rちゃん〜。やっと会えたね…」

家にいながら会えないこの寂しさよ。

「あのねー、ぱぱ…」

「なんだ」

Rは何故かモジモジしながら僕に何かを訴えようとしてた。その恥じらい乙女ぶりが抱きしめてやりたいくらい可愛い。

「あのね、あしたの朝、ぱぱが会社に行く前に起こしてね」

ああ、やはり親子。数日間すれ違いの寂しさをRも感じていたのだ。なんという可愛いお願い。もう我慢出来なくて抱きしめた。

「よし、ちゃんと起きなよ」

「うん。いってらっしゃい、ってする時に握手してね」

朝僕が出掛ける時はいつも握手しているのである。今週はまだ1回もやってないのでやりたいのだと言う。

「よしよし、握手しような」

と返事をすると

「やったー。えへへ」

ベタベタと甘えてくるではないか。このおやじ殺しめ。もうこの子の可愛さったら「可愛い」だけでは言い表せない。えーと、ギザカワユス?プリティ?(同じだ)。この息が止まるような身悶えは娘を持つ父親でないと分からないだろう。

僕はもうメロメロで、Rの言うがまま握手でも何でもしよう。籠絡である。籠絡園で僕と握手。しかし明日のためにそのいち。とりあえず寝なければならぬ。

「ちゃんと起きられるように、早く寝ようね」

「うん…」

翌朝、気合いが入っていたせいかRは僕に起こされるどころか僕より早く起きていた。

「はい、あくしゅーでばいばいばい」

Rの希望通り握手で出勤である。

「ほい、たっくんも握手しようか」

「たっくん、今日はあくしゅしない」

何故かタクは椅子にふんぞり返り、ふてぶてしい態度で握手を拒否。

「えー、しようよー」

「やだ。しないの。あ、おならでちゃったギャハハハハハ!」

握手じゃなくて悪臭…!

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■アグレッシブよろしく
2008年07月03日(木)
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そういえばもう夏なんだなあ。

夏は活動的な季節。ひと夏の経験という言葉もあるように、若者達は海だ山だリゾートだと各地を飛び回り、イチャイチャラボラボする相手を見つけてはつがいとなり、獣のようなみだらな衝動を思う存分ぶちかまし合って夏を満喫するだろう。全員死ね。

夏…海…水着…攻撃的なオパイ…そう、アグレッシブな季節なのである。我が家といえどもそれは例外ではない。

息子・タク(2才)も夏仕様の丸刈り頭になり、元気に遊び回ってアグレッシブ。夏☆しちゃってるBOY。

娘・R(4才)も遊びだけではなくピアノにも全力を尽くしてアグレッシブ。夏☆しちゃってるGIRL。

嫁も僕に夜這いを掛けられると強烈に跳ね除けてアグレッシブ。夏☆しちゃってるワイフ。

僕は嫁に断られて自慰☆しちゃってるオヤジ。

このように例外なのは僕だけなのだ。やってることといえば自慰と自慰に似たこのブログのみ。このままでは夏と家族に取り残されてしまう。何かアグレッシブなものを行なうべきではないか。そう思った。

しかしアグレッシブなものとは何か。考えれば考えるほど抽象的な概念なのでなかなかこれだというものが思い浮かばない。なのでまずは形から入ることにしよう…と向かったのは渋谷にあるイカレたTシャツの店。

アグレッシブ
そこでこんなの買った。

「前方後円墳」と書かれたTシャツにも惹かれたのだが、夏のテーマ「アグレッシブ」に沿ってここれに決めた。そして早速着てみたのである。

するとどうだろう。効果は短期間で現れ、満足できるものであった。今では誰でもが私を立派なたくましい男性として見てくれる…ようには当然ならず(ブルワーカーの広告※みたいだな)

アグレッシブ
※懐かしきブルワーカーの広告

今宵もいつものように股間だけがアグレッシブな状態で、これまたいつものように嫁にも相手にされず…すなわち…

はぐれっ恥部。

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■プールを妄想するフール
2008年07月02日(水)
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娘・R(4才)が幼稚園でプールに入ったとのこと。

また娘の水着姿が見られる季節がやって来た。許されるものならば僕はその授業を見たかった。そしてRの水着姿を目に焼き付くほど見つめていたい。Rの水着姿の可憐さといったらそこら辺のおっぱいアイドルなぞ足元にも及ばない。

…いや、ちょっと言い過ぎた。やはりおっぱいアイドルの水着姿の方がよいが、それでも水着のRと戯れたい。夏はよく豊島園のプールに出掛けたものだが、今年も是非そうしたいものだ…と思ってたら

「豊島園プールのタダ券もらったよ」

渡りに哲也、じゃなかった渡りに舟とばかりに嫁がゲットして来た。しかしそれにはワナがあった。

「7月5・6日限定って書いてあるぞ」

今週末しか使えない縛りがあったのである。今日昨日あたりの気温では、プールで泳ぐにはまだまだ寒いに違いない。タダに釣られて行ったところで寒さで震えて藤木並みの紫唇になり、股間も悲しいくらい縮こまり超ドリルチンポ(略してドリチン)になるだろう。

いや待てよ。運が良ければギャルの水着姿を見ることが出来る。さすれば超ドリチンに生命の息吹が注入され、プラマイゼロ、いや大プラスになるはずだ。もう股間がレザーレーサーって感じで(よくわからん)

寒い…けれどもRの水着…ギャル…おっぱい…乳…パイオツ…ポロリ…いやあんまいっちんぐ…と迷っていると

「ていうか週末は栃木に行くんじゃん」

と嫁。そうであった。忘れていた。栃木の実家に帰るのである。先月の手術を乗り越えたことのお祝い、更に誕生日も祝ってやろうと目論んでいた。さすがにタダ券とRの水着姿とオパイのため延期…とはとは言えないだろう。

「プールだけに水に流してってわけにはいかないよね」

「いくわけないでしょ」

「だよねえ」

母は殊の外楽しみにしているはずである。タダ券は無駄になることになった。そういえば行くにしてもまだ水着も買っていなかったし…。何しろ18才の頃、マレーシアのペナン島で買ったわりには栃木のヤンキーがはいてそうな趣味の悪い超ドハデなやつを15年以上使い続けているのである。

ああ、今年こそイカス水着でおっぱい鑑賞しつつ子供達と水に入ってるけど水入らずで戯れたい。そんなことを考えると心が躍り跳ねるのであった。

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■すてきな笑顔でショッピングゥ〜
2008年07月01日(火)
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日曜日、児童館の後にもうひとつ行ったところがあった。

ショッピングセンター内のキッズコーナーである。

そんなに広い場所ではないけれども室内遊戯施設があって、娘・R(4才)と息子・タク(2才)にとってはとても魅力的な場所のようだ。児童館の帰りには

「キッズコーナー行く?」

と言うと必ず「行く!」と答える。まあ「行く?」と言えば「行く」と答えるのは当たり前で、僕が「やる?(性的な意味で)」と言われたら間違いなく「やる(性的な意味で)」と答えるのと一緒なのであるが…。

「はいはいはい、まだまだまだ」

キッズコーナーの入口で今にもマタドールに突っ込もうとする闘牛の如く、暴走寸前でウズウズしているRとタクをなだめながら20分300円也をふたり分払ってから

「さあいいぞ」

と言うと見事なスタートダッシュをして走って入場したが

「ぱぱ、くつがぬげない〜」

すぐさま挫折を味わっているタクは、運動会のかけっこですぐさま転ぶようなタイプなのだろうと思った。

この日ふたりが一番はまっていたのは

R
ボールプールである。僕は蟻地獄のように身動きが取れなくなるのであまり好きではないのだが、Rもタクもその不自由感が好きなようだ。

Rは自らすすんでずぶずぶとボールの中にしずんで行き

「ねーパパー」

「なんだい」

「Rちゃんをボールで埋・め・て」

なんと埋没希望。

「親より先に埋まるやつがあるかー!!」

お前が僕を墓に埋めるのが先だ!それが物の順序ってものだ。

「縁起でもないこと言わないでおくれ」

と訴えたのだけれども、やはり何のことだかサッパリ分かってない様子だったので、とりあえず埋めた。

「ぎゃははははは!」

ボールを上からかけてやると大喜び。自分が埋まった後は今度はタクを埋めていた。

「あーこらこら。たっくんが嫌がるからやめなさい」

と注意したのだけれども

Rとタク
この画像の通りなんともいえない恍惚の表情だったのでほっとくことにした。ドMめ。しかしボールプールの中の坊主頭って、海坊主みたいだなあ。

埋まって嬉りたいなんて、お前はセミか。

あっという間に20分が過ぎ、名残惜しそうにするふたりを諭して退場。

「ふたりとも楽しかったかい?」

「うん。ボールプールたのしかった」

「さあけえって風呂さつっぺえるか」

もう夕方だしとっとと帰ろう…と歩き始めたのだが

Rとタク
ちゃっかり嫁にアイスをおねだりしてぺろぺろ。嫁もぺろぺろ。

「なんでお前までも」

「だって私も食べたかったんだもん。おいしい〜」

全力で遊んでアイスに一心不乱にがっつく子供達とアイスでエクスタってる嫁。安上がりな家族でよかった。たかが数百円でここまで楽しめる僕らは幸いである。

ショッピングセンターで遊び倒した午後。夜は獣のように家をファッキングセンターと化し、ハメ倒すことが出来ればなおよかったのに…。

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