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■長いものには惹かれる娘。
2003年11月30日(日)
娘・Rは生後3ヵ月。

近頃「長いもの」に興味があるらしい。
電灯のヒモやパーカーのヒモなどをじいっと眺めたり
手を伸ばしたりしているのだ。

今日Rをお風呂に入れている時、Rはシャワーのホースを
シゲシゲと眺めていた。さてはこれも興味があるのかと思い

「ほれほれ、ぶらんぶらーん」

と揺らしてみたところ

「ひ…ひえええええっ」

思いっきり泣かれてしまった。
泣き方から判断するに多分怖かったんだと思う。
長いものには興味があるが、それがブラブラ動き出すと
それは恐怖の対象となるらしい。

さて困った。僕の体にも長くてブラブラする箇所がある。
アレというかナニというか、Rを作ったタネイモというか。

僕はRをお風呂に入れているのだけれども
その時は必ず対面式に抱いているので
今のところ胸から下はほとんど見られていないはず。

長くてブラブラするものがRにとってタブーであると
分かった今、なお一層見られないように
気をつけなければならない。

同じ理由でいつかやろうと思っていた
「ちょんまげ〜」とか「口が縦に割れた蛇〜」といった
一発ネタも封印せざるを得ない。

怖がるも何も親として娘にそんなことすんな、
という至極真っ当な意見は置いといて…。

嫁だけにやることにする(するのかよ)

それに、もし見られてしまい泣かれたりしたら
僕のナニはナイーブだからそのことでショックを受けて
Rの妹や弟を作れなくなってしまう恐れもある。

ナニにとっても気をつけなければならないことなのである。
だってナニは長〜い友達。

気をつけるも何もそんなに長いのかよ、
という至極真っ当な意見は置いといて…。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■美少女リターンズ。
2003年11月29日(土)
僕の友達、愛しの超美少女Rちゃん。
かつて僕が全国クラスのスコアを叩き出していたゲーマー(オタクとも言う)だった頃
近所のゲーセン店員だった女の子である。

彼女の名前をそのまま娘に付けちゃったことを
娘が生まれてから3ヵ月半を経てようやく本人に
告白するに至ったが(3つ前の日記参照)

「本気なの?嫁ちゃんはちゃんとOKしたんでしょうね!」

というメールをもらって以来連絡がない。
一応「2人で決めたんだよ」と書いて送ったのだが…。

やはり引かれてしまったんだろうか。これって僕がRちゃんに

アイラビューン、ジュテーム、イッヒリーベと告ってるような
ものだから、本人にしちゃ普通タマンネーべと思うだろう。
僕だって「嫁がいながら何考えてんのこのエロ親父」ってそう思うものー!

しかしあの子の美しさがマロを悩ませるのでおじゃる。
文体がおかしくなるほど狂わせるのでごんす。

いずれにせよRちゃんとの繋がりはこれで消えたかな…と
嫁が寝静まった後ひとり枕を濡らし、寝返りを打って天井を見上げたら
嫁のパンツが干してあって余計滅入って煩悶していたところ

びろーん。

なんと枕元のケータイが鳴ったではないか。
嫁が起きないかと恐る恐るケータイを開いたところ
Rちゃんからのメールだった!読んでみると

「名前、本当に嫁ちゃんのOK取ったの〜?」

…まだ疑っているようである。

しかしメールにはRちゃんの写真がついていた!
半年振りに見るRちゃんは変わることなく可愛かった!。

キャー。もう嫁のパンツを振り回して叫びたかったが
とりあえずは嫁にはないしょである。
しばらく僕一人だけで喜びを噛み締めるのだ。
言ってもまたネチネチとネタにされるのがオチだし。

これで僕の娘・Rを元祖Rちゃんに会わせる夢が
叶いそうな気がしてきた。
美少女にあやかるため、娘の頭をナデナデして
もらいたいのだ。

僕は引っぱたかれそうだけど。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■宵っ張りの欲張り。
2003年11月28日(金)
真夜中にならないと食欲が出なかった。

嫁は僕のゴハンを用意して一足先に布団の中へ。
僕もひとりでメシを食った後、嫁を追うように
布団に滑り込み

「ごちそうさまでした」

と寝ている嫁に耳打ちする。嫁は目を覚まして
「あい」と言った。

…なんだか嫁に近づいたら今度は食欲じゃなくて
別の「欲」が出てきてしまった。困ったことである。
なので僕は改めて嫁にごあいさつ。

「いただきます」

「え…何を…?」

「お前をいただくんじゃー」

と嫁に覆いかぶさったのだが

「眠い」

まるでやる気なし。晩飯はカツ丼だったが
嫁は「マグロ丼」のようである。

しかし何とか嫁にその気になってもらおうと
嫁を突っついたり叩いたり刺激を与えていたら
そのうち嫁のほうに火が付いちゃったらしく

急に抱きついてきて、あれ、うひゃ、オクサンそげなこと、
ちょっと、アーレー…

というわけでミッションコンプリートしてしまった。
「マグロのタタキ丼」が正解だったようである。

その間、娘・R(齢3ヵ月)は横で寝ていたはずなのだが時々

「ふがあっ」「ふごおっ」

などと荒い雄叫びを上げていた。
ひょっとして僕らのしていることが分かっちゃってるのだろうか。
それとも娘も火が付いちゃったのだろうか。

でもそうすると「親子丼」になっちゃうんだなあ…。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■元送り狼。今子連れ狼。
2003年11月27日(木)
ついに新車を買った。

ベビーカーだけど。
トイザらスで買ったのである。

子供でいたい。トイザらスキッズ。
大好きなおもちゃに囲まれて。

というマイケルジャクソンが作詞したような腐ったテーマソングを
聞かされながら品定めをした。

僕が乗るものだったら西友のママチャリ8800円で充分だし
嫁にもかれこれ十数年乗り続けているが「新車」が欲しいなんて
口が裂けても言えないが、

娘・Rのためを考えると安全で頑丈で、
最近は誘拐とか拉致とか物騒だから
娘を守ってくれるようなものを選びたい。

そうなると子連れ狼の乳母車が理想的である。
いざとなったら仕込み機関銃が火を噴き皆殺し。

しかしトイザらスは外資系であるためかいくら探してもなかったので
嫁が選んだものを言われるがまま買った。
ついでにR用のかわいい帽子もあったのでそれも購入。

そして店でベビーカーを組み立ててもらってRを乗せて家まで帰る。
さすが西友ママチャリ数台分の値段だけあって
道路の凹凸の振動も吸収するし、ホロに小窓がついているので
ホロをかけたままでも娘の顔を覗くことが出来る。

「Rちゃんでへへー。額縁ショーだよーん」

のぞき部屋での行為そのまんまで家に帰ったはいいが
帽子をトイザらスに忘れたことに気付いた。

取りに行っても電車賃の方が高くなりそうな値段だったので

「まあいっかーははは」

嫁におどけて見せたら

「なに言ってるの!取りに行きなさい!当たり前でしょ!」

えらい怒られてしまい僕は泣く泣く
トイザらスに再び取りに行く羽目になったのであった。
ヒドイザまス。


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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■嫁、半年越しの逆襲セカンド。
2003年11月26日(水)
本日は昨日からの続きですので、はじめての方は
いっこ下↓の日記から読んでいただくと分かりやすいです。

僕のお気に入り、超美少女Rちゃんからのメールは
わりとあっさりやってきた。朝、仕事に行く途中に。

「娘にRと名付けました」などという桃エロの片想いを
告白するに等しいメールを送ったんである。
その返事がついに来たのだ。

着信の時点でケータイを穴掘って埋めたくなったが
勇気を出して読んでみた。えーと…。

「本当なの?本気で私の名前を付けちゃったの?
 嫁ちゃんはOKしてくれたの?」

どわあ。真っ先に嫁の心境を察してくれるRちゃんは優しい。
確かに何故嫁は反対しなかったのかと改めて思うが。
諦めにも似た笑顔で「いいよ」としか言わなかった…。
そしてRちゃんのメールはこう結ばれていた。

「私のような人生を歩まないように
 しっかりレールを敷いてあげてね」

なんて謙虚でいじらしいのだろうか。
Rちゃんこそ理想の女性であると思って名付けたのに。

惚れ直したり恥ずかしかったりでドギマギし
ケータイをぱたんと閉じた。少し落ち着くと今度は
何だか肩透かしをくらってしまったような感覚を覚えた。

…どうせ言うなら直接面と向かって告げたかったと思ったのである。

「なんでよ!」とか「何考えてるの!」とか
突っ込まれながら僕の心境なぞも話したかった。

それからRちゃん生の表情や仕草を見て
彼女にとってそれが嬉しいことなのか迷惑なことか
別にどーでもいいことなのか読み取ってみたかった。

メールだとこれでもう終わりである。
いくらシゲシゲと何度も読み直しても
文面のみからでしか読み取れない。

はー。要するに僕はRちゃんに会いたいのである。
この年になってときめきメモリアルであることよ。

家に帰ってからRちゃんメールを嫁に見せた。
あはは、よかったねと笑っていた。
笑ってはいたが眼光が異様に鋭いのを
見逃さなかった僕は恐る恐る

「怒ってない?」

と聞いた。嫁は

「怒ってない」

とのこと。しかしアッソーと思ったのも束の間、嫁は娘・Rを抱いて

「お父さんはねー。大好きな人からメールが来て
 今とってもしあわせなんでちゅよー。
 きっと何度も何度も読み返したんでちゅよー。
 これからもひとりでニヤニヤしながら読むんでちゅよー」

聞こえよがしにベラベラと語りかけるのであった。
…何故お見通しなのだ。
(既にメールに保護をかけ、消えないようにしていた僕)

嫁こそメールで済ませればよかった。

とにかくひとつのイベントが終わった。
そしてRちゃんはまた会ってくれるだろうか。

名は恋をあらわす。なんつってキャー。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■嫁、半年越しの逆襲。
2003年11月25日(火)
もと近所の超美少女、僕の超お気に入りのRちゃん。
ここ半年ぐらい連絡がとれず、その間に僕と嫁の間に娘が産まれた。

Rちゃんを熱狂的に崇め奉っている僕としては
当然の如く彼女の名前をそのまんま娘につけた。
それが娘・Rである。

そしてついこないだ、Rちゃんから半年ぶりの
メールが来て、「子供の名前を教えて」とのメッセージが。
覚悟はしていたものの、

「君が可愛いから娘にもそう名付けたのさ」

なんてことはシャイな僕にはなかなか言えず…。
これは大きすぎる悩みである。僕一人で抱える問題ではない。
そう判断して嫁に打ち明けることにした。

「実はRちゃんから連絡来てね」

「あら!よかったじゃない」

「で、子供生まれたよって教えたら『名前は?』って聞かれちゃって…」

僕は思い切って打ち明けたのに、それを聞いた嫁は
すごいイヤらしい笑顔になった。

「何いまさら迷ってるのよ!とっとと教えなさいよ!」

「でもさ、恥ずかしくてなかなか…」

「名前を決める時、『僕はちゃんとRちゃんに打ち明けるぞ!』って
 言ってたでしょ!」

「…そうだっけ?」

「そうよ!だからさっさとRちゃんにメールしなさい!
 そしてワタシはこの瞬間を待っていたんだからー!」

嫁は声高らかにカラカラと笑った。

娘にRと名付けた時からこの瞬間まで、
嫁は僕の純粋だが邪悪な恋心を遠目で眺めつつ
どうRちゃんにカミングアウトするかをずっと
心待ちにしていたのであった!(気づけよ)

恐ろしい。なんて恐ろしい嫁なのだ。
僕がぶるぶる震える手でケータイをいじくっていると

「早くしなさいよ!」

と容赦ないプレッシャーをかけてくる。
崖っぷちに追い込まれた僕は、えーいワシも男じゃあ、と
娘の写真をケータイメールに添付し

「Rです。よろしくね」

と逃れようのない、決定的なメッセージを書き、
Rちゃん宛てに送信ボタンを押した。
核ミサイルのボタンを押す時ってこんな心境かしらんと
思いつつ…。

あとはRちゃんの反応を待つだけである。
はー。どうなるんだべか。
まさに、マナ板の上の恋。

嫁にとってはマナ板でもドブ板でもなく
片腹イタなんだろうなあ…。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■かわいい対決。
2003年11月24日(月)
「あー、かじりん君ちょっと来たまえ」

仕事中、部長からお呼びがかかった。さては遂に辺境の地、
ミミズが丘営業所あたりに飛ばされる時が来たか、と
動揺しながら部長席に赴いたら

「君の子供のRちゃんの写真、撮ってきてくれない?」

とのことだった。なんじゃそりゃ。聞くところによると、

「東北営業所の女の子がね、子供が生まれてね、
 かわいいでしょーって写真をメールで送ってきたのよ。
 僕としては彼女に何とか対抗したいんだけど、
 ウチの部署で最近赤ちゃんが生まれたといえば
 かじりん君のRちゃんしかいないから頼むよ」
 
とのことだった。
要するに部長の社内メル友とのやりとりに
ウチの娘をダシに使うのかい!と思いつつも
上司の言うことは絶対であるので部長が

「郵便ポストは白いねえ」

と言えば

「おっしゃるとおり、女子高生のパンツのように
 一点の汚れもなき白にてございます」

と相槌を打たねばならないのがサラリーマン社会である。
なのでしぶしぶ承諾した。

しぶしぶではあるけれども僕も人の親であり、どうせ送るなら
とびきり可愛い写真を撮ったるわ!と娘・Rをバシバシ激写。
その中で選りすぐりの2枚を翌日部長に渡した。部長は

「うんうん。可愛いじゃん。誰に似たの?」

などとさりげなくガックリするようなことを言いつつ
トーホグ営業所の女の子とやらにメールで送った。
しばらくしてそれを見たトーホグ女の子から返事が来て

「勝った!『Rちゃんの方が可愛いです』だってアハハ」

とのお言葉をいただいた。そりゃそうだろう。
まさか部長に向かって「ウチの子のほうが可愛いです!」
なんて反論などできない。たとえ本心でそう思っても
上司の言うことは絶対であるので部長が

「カラスは白いねえ」

と言えば

「おっしゃるとおり、燃え尽きた矢吹ジョーのように
 真っ白にてございます」

と相槌を打たねばならないのがサラリーマン社会である。なので僕も

「恐れ入りますあはは」

と無難に親バカ全開リアクションをしといた。

気の毒なのはトーホグ女の子である。
彼女も赤ちゃん生まれたての親。
我が子可愛さは僕と同じであろう。
内心悔しがってるんじゃないだろうか。まあ

泣く子と部長には勝てない、ということでひとつ。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■残念寝太郎。
2003年11月23日(日)
【昨日までのあらすじ】

半年振りに僕のお友達美少女Rちゃんからメールが来た。

「君と会えなかった間、こっちは女の子が生まれたよ」

と伝えたところ娘ちゃんの名前は?と聞かれてしまった。
まさか君が可愛いから名前をそのまんま娘につけちゃった、
と言うのはあまりにも恥ずかしく…。

でも、腹をくくって今日カミングアウトしたるわー。

【あらすじおわり】


…腹をくくったハズだったんだけど。
結局もうすこし様子を見るかということで

「とりあえずウチに娘の顔を見にオイデ」

などどいう名前の話題を避けたひよったメールを出してしまった。
どうせあたしゃ10いくつも下の女の子に翻弄される
へなちょこおじさんだよ。

さて、Rちゃんはどんな反応をするか。

…返事が来なかった。

もともとこの子はメールの返事は僕並みに遅いのを忘れていた。
しまった。電話番号教えろって最初に言っておけば良かった。

まあいいか、果報は寝て待てざんすと娘・Rをあやしながら
寝転がっていたら寝不足がたたり本気で寝てしまった。

夜11時ごろだったろうか。

「起きて。Rちゃんをお風呂に入れてあげて」

嫁が僕の体を揺すった。

「おお。もうそんな時間か…わかった」

と言いつつもzzz…。気付いたら朝の6時半。まじでー。
今日は仕事は休みなのだが、出勤の朝寝坊より
恐ろしいほどの戦慄。

いつの間にか布団のはじっこに追いやられてるし、
この扱いに既に嫁の怒りを感じ取れる。というか寒い。

やがて起きた嫁が一言。

「…わたしが入れたよ」

ごめんなさい。続いて起きたRがコンコンと咳をした。

「…わたし一人で手間取ったからねえ。
 湯冷めしちゃったかねえ。」

低音のドスの効いた声。重ね重ねごめんなさい。

果報は寝て待てだが
家内は寝るのを許さなかったようである。

ちなみに嫁にはRちゃんの件はまだ
内緒なんである。

これもごめんなさい。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■君の名は。僕の罠。
2003年11月22日(土)
なんと、音信不通だった美少女Rちゃんから
メールが届いていた!


解説【美少女Rちゃん】

もと近所のゲーセンに勤めていた僕の友達。
超を100個付けても足りないくらいの可愛い女の子で、
僕は嫁そっちのけでベタ惚れなのだが半年前から電話が解約されてしまったようで
全く連絡が取れなくなっていた。
僕は人知れず嫁からも隠れて写真を見てため息をついたり
ひとり枕を濡らしていたのである。



「携帯買い換えた時にメモリーが消えちゃったのー。
 昔の手帳を引っ張り出してメモってあったのを見つけたから
 とりあえず誕生日おめでとう」

半年振りの美少女からのメールはこんな感じだった。うをーん。

僕がどれだけ恋焦がれていたか分かってるのかか弱い君がちゃんとひとりで自立して生活できているかどうかどれだけ心配していたか分かってるのか取り敢えずそのたわわな乳に顔を埋もれさせてくれそして慰めてくれそして僕とねんごろになれ何なら養女になれそれぐらいしても罰は当たらないじゃろうて…

積もり積もった、半年分の言いたかったことを
一気にがーっと打ち込んだがちょっと冷静になって消した。
少なくとも僕の誕生日は覚えていてくれたのだ。
ありがたいことである。なので

「元気ですか。こちらは8月に女の子が生まれたよ」

とだけ書いて送った。Rちゃんに最後に会った時は
嫁はまだお腹が大きかった。Rちゃんにはお腹を
ナデナデしてもらったのだ。やがてまたメールが帰ってきた。

「ほんとに?おめでとう!Yちゃん(嫁の名)も元気?
 名前はなんていうの?」

はう。名前…。とうとうこの時が来てしまった。

娘の名前、それはR。
美少女RちゃんもR。

全く同じ。

このことを聞いたらRちゃんは絶対「何でよ!」と
驚くだろう。スルーできない問題である。

僕がRちゃんをとても可愛いと思うあまり
娘にそのまんまつけてしまったんだよーん。

…なんてこと本人に言えない。
わたくしはシャイなのです。

いつかこうなることは覚悟の上で決めたはずだったのに
やっぱり言えない。メール、返信できなくなってしまった。
何かいい言い逃れでも考えるか。

「姓名判断で一番いい名前だった」

なんかミエミエだし。

「実は僕の家は由緒ある旧家で代々『R』の名を世襲している」

そしたら僕も「R」じゃなきゃだめだし。

「天使ゲイブリエルが受胎告知をしに来て御子をRと名付けよと命じた」

うち真言宗だし。

「嫁がどうしてもRちゃんのように育てたいとあやかって名付けた」

嫁にばれたら実家に帰られそうだし。

…どんな嘘ついてもだめなんである。
正直に言おう。Rちゃん、君のように育って欲しいから
名前ぱくりました、と。

そうしよう。よし、メールを送るぞ。

ただし今日は怖いので明日。
ひとまず寝て覚悟を決める。

ばっちこーい。
眠れなかったらどうしよう…。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■華麗な、お疲れな、カレーな夜。
2003年11月21日(金)
今日は僕の誕生日だから、という訳ではないけど
いつもより早く仕事から帰宅。嫁に「ただいま」と言うなり

「ちっ。早すぎだよ」

と舌打ちされた。何ですかちみは。

どうやら僕が帰ってくるまでに、誕生日を祝うために
何か仕込みをしようと考えていたらしい。
準備に取り掛かれないまま僕が帰ってきたので
へそを曲げているのだ。

「じゃあ、僕は向こうの部屋で見て見ぬフリしてるから
 おかまいなく仕込みを始めてよ」

「いや、いい」

「どんな仕込みを考えていたの?」

「ないしょ」

ラーメン屋のおやじのように頑として
仕込み内容を教えてくれない嫁。
それならば、と僕らの様子をじいと見ていた
娘・Rを抱き上げ

「教えなくば娘の命の保障はない」

と実力行使に出たのだが

「はい、Rちゃん、おっぱい飲みましょうねー」

あっさり奪い返されてしまった。ああん。
嫁はこの秘密を墓場まで持って行く腹積もりのようなので
ひとまず追求を諦め(いつか「教えないと寝顔写真をWEBにばら撒く」と
脅してみようと思う)結局普通の夜を過ごした。

晩御飯はカレーライスであった。

これは、Rが生まれる直前に僕がカレーを食っていた、という
どうでもいい故事にあやかって、僕ら家族の誕生日には
必ずカレーを食べる掟が定められたことによる。

来年の誕生日も、その後も、ずーっとカレー。
カレーを食ってひとつずつ歳を重ね、娘は大きくなり、
僕と嫁は老いていく。

だから我が家では「加齢ライス」と呼ぶことにする。
インド人もポックリ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■今日は何の日。ひっひっふー。
2003年11月20日(木)
深夜、日が変わって20日。
僕も嫁に何も言われないうちに寝ようかと思っていたら

「アナタ」

と呼び止められた。ぎく。

「アナタ、誕生日おめでとう」

うわー。それを言われたくなかったんだよう。
この年になったらめでたくもなんともないんだよ。
ここ数年、誕生日のたびに自分の年をひとつプラスするのが嫌で、
あえて計算しないようにしている。その結果
自分が現在何歳であるか即答できなくなってしまった。

だから「今年で何歳?」と聞くのは野暮である。
僕は「えーと、めんどいから17歳」と答えるであろう。

「プレゼントは、Rちゃんのちゅーです!さあ!」

夫が冬の日本海のような心境だというのに
ひとりで盛り上がっている嫁がそう言うので、
安らかに眠っている生後3ヵ月の娘・Rの唇に
ちうー、とくちづけをした。

単純な僕は幸せになり、
プレゼントはこれだけでいいと思った。

「じゃあ今日がちゅーなら15年後の誕生日は
 Rちゃんの裸身をもらおうかなあ〜。
 これがホントのバースデースーツなんつって」

幸せになったついでに調子に乗ったら嫁は目を合わせずに
ふ、ふ、ふ、と笑っていた。

そんな嫁も明日、というか今宵はお祝いをしようと
企んでいるはずである。嫁は記念日好きであり謀略好き。
何年か前の誕生日のときは、嫁が

「お父さんが会いたいって待ってるから」

と言うので居酒屋に連れてかれたところ、
内緒で嫁が呼んでいた友達が大勢待ち受けており、
しばらく状況をつかめなかった僕は
栃木のタヌキにでもばかされたかと思ったことがある。

僕は大げさだったりひねった演出のお祝いは
あまり好まないけれども
ウチに何故かある看護婦服でコスプレして
僕の仕事帰りを出迎えてくれれば

「それでこそ我が嫁」

と褒めてやりたいところである。

ハッピーナースデー。

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アリガトウゴザイマシタ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■娘を虐待しない(セクシュアルハラスメントも含む)
2003年11月19日(水)
「4か月の長女を虐待死、24歳父を逮捕」
といういやーな事件の記事を読んでしまった。

僕の娘・Rは3ヶ月だが、娘を愛している。
一体虐待父と僕との違いは何であるかと考えると、
虐待父はどういう経緯で父親になったかは知らないが
元々子供を欲しがってない人だったのではと思う。

「娘がなつかない上、朝から泣きやまず、妻も子の世話で
 自分にかまってくれないので、いらいらしていた」

と記事にはある。子供を疎ましく思っているから子供もなつかない。
なつかないからいらつく。泣き声だけでも一層イライラする。
嫁は育児に疲れて夜はすぐさま寝てしまい、ヤリたくてもできない。
これも子供のせいだと憎しみ全てを子供に向ける。

同じ父親の立場としては、このように蓄積された憎しみが
頭を柱に打ち付けたり敷居に落としたりという
こちらの血の気が引いてしまうような虐待をさせたとしか
考えられない。

育児は嫁メインでやってるので偉そうな事は言えないが
僕は娘が欲しかったので泣き声もラブリーだと思うし、
嫁が泥のように眠っている夜こそ秘蔵エロスビデオ鑑賞の
チャンスである。そもそも男はまぐわいが好きだが
一人でやるのは輪をかけて好きな生き物のはずだ。

だから娘を傷つけるなど思いもよらない事である。
お風呂で娘を洗う時もこすって肌が赤くなるのが痛々しくて
柔らかいガーゼで優しーくナデナデしているぐらいだ。

このようにRには傷ひとつ付けてたまるかと愛でている僕であったが
嫁が悲しいお知らせを持ってきた。

「そろそろ予防接種だって」

ああ、ついに来てしまったか。

「僕が今まで磨き上げてきたRの玉のような肌に
 とうとう注射器によって傷がついてしまうのか…」

「痛くて大泣きするだろうね…かわいそうだけど」

「どこぞの医師にやられるよりは
 いっそ、この父が自前の注射で…」

「何いつの間に勃ってんのよー!ダメよそんなぶっといの!
 大体何の予防接種なのよー!」

怒られてしまった。

水ぼうそうの予防接種は僕もやったが
股間の熱暴走の予防接種というものはないんだろうか。

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アリガトウゴザイマシタ。

参照記事:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031117-00000503-yom-soci

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■突撃娘の初ゴハン。
2003年11月18日(火)
ビバ、娘・R、生まれて100日突破。

というわけで「お食い初め」を行った。
お食い初めとは、子供が生まれて100日めに
食べ物に困らないように…という願いを込めて
食事のまねごとをする習わしである。

■お食い初めの執り行い方

1.嫁から親に「お食い初めってどうやるの?」と電話させて聞く。
2.教えてもらいつつ料理や食器を全部用意してもらうよう仕向ける。

                            以上

…すみません。全て嫁と嫁母任せでした。

一応、栃木の母に我が家の流儀やしきたりがあるかどうかを
聞いてみたら

「よきにはからえ」

それだけだったし。

さて、お食い初めには嫁母が来てくれて、
赤飯、鯛、煮物、香の物、蛤汁を用意してもらった。
Rはまだ母乳しか飲めないが、僕が料理をひととおり箸でつまんで
Rの口にチョンとつける。

それと、食べ物ではないが石をひとつお皿の上に用意する。
石を軽くつまんだ箸をRの歯茎にチョンとつける。
これは石のように硬くて丈夫な歯が生えてきますように、
という願掛けなんだそうだ。

そんな硬い歯でスネをかじられていくのね〜と複雑な気持ちになり、
これでお食い初めは滞りなく執り行われたことになる。

食べ物も何事も不自由な思いはさせたくないというのが親心である。
もし男の子が生まれていたら女に不自由しないように
「女体初め」なんてのもやってもよい。

僕は絶対どこかの地方にそういう風習があるに違いないと思った。

鯛は鯛でも、めで鯛じゃなくてやり鯛、とか
つまむのは料理じゃなくてB地区…って

それってただの女体盛りじゃないか。

お食い初めが終わったあと、その間に撮っていた
写真を見てみることにした。



娘、思いっきりふんぞり返っていて
どっかの社長か親分のような威風堂々っぷり。

こんな絵、どこかで見たことがある。そう、

「最初の晩餐」

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■食物の恨み晴らさでおくべきか。メラメラメラ。
2003年11月17日(月)
実家から帰って、嫁にいろいろとお土産を渡す。

栃木いちごのマドレーヌに、
栃木有名洋菓子店のブラックシュークリームに
栃木・千葉・茨城など、関東のヘボい県でしか売っていない
幻の缶コーヒー・ジョージアマックスコーヒーに…。

こんなに買ってきたのも、僕だけ地元名物「佐野ラーメン」を
食ってきたことへのせめてもの償い、というかご機嫌取りである。

嫁は「わーありがとう」と言ってくれた。
佐野ラーメンのことには触れられずに済みそうだ…と
安心したのだが、やはり甘かった。

僕が娘・R(生後3ヶ月)を風呂に入れている時、
風呂場の扉がギギギと開いた。嫁だった。
ウラメシヤとばかりにぬうーっとと入ってきて

「あなた…私も佐野ラーメン食べたかった…」

ギャー。

「私だっておいしいラーメン食べたいのに!
 でもRを連れてお店に行けないから我慢してるのに!
 それをあなただけ抜け駆けしておいしい思いを…」

お土産作戦、全く効果なし。げに恐るべきは食い物の恨み。
ここは違う話をして話題を逸らすしかない。

「うん、まあ、それから栃木の秋祭りを見に行ってね、
 山車がコンチキチンと市内を巡るのを見たんだよ。
 栃木には豪華な山車がいくつもあるんだ。そうそう、
 栃木にはタキザワハムの本社もあってね、
 知ってる?タキザワハム。ちょっと前社長が変死して…」

「へえ。タキザワハム、知ってるー」

しめしめ。僕の話のペースに乗ってきた。

「祭りの帰りにタキザワハムの工場直営店に寄って
 ステーキ肉買ってそれ夕飯で食べた。うまかったよ」

「ステーキも食べたの?ひどい!あなたばっかり!」

しまった。墓穴を掘ってしまった。

「私なんてね、Rがぐずって買い物行けなかったから
 夕飯は納豆ごはんだったのよ!」

嫁の怒りは頂点に達したようである。
浴場で激情の嫁は

「Rちゃん、お父さんはひどいんですよ。私達に内緒で
 ひとりだけおいしいもの食べてきたんですよー」

オイオイとRに泣きすがるが、Rは湯船に漂い

「んふー」

鼻で笑うのみであった。そりゃそうだ。
まだ母乳のみしか口にできないのに
夫婦喧嘩なんぞ食いたくないのだろう。
更にRは豪快な屁を一発お見舞いし、
嫁はその場に崩れ落ちた。

しかし嫁のラーメン欲求不満がここまで高まっているとは。

何とかしなければならないと思いつつも
何とかシナチク、どうにでもナルト、といった
いつもの駄洒落しか頭に浮かんでこないのであった。

麺の切れ目が縁の切れ目。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ごじゃっぺ栃木。
2003年11月16日(日)
区からもらったRの誕生記念樹を実家の庭に植えてきた。

「枯らしたら子々孫々まで祟るからな」

母に念入り世話するよう頼んだのだが

「それじゃお前の子孫が呪われんべ」

と返されて、ギャフン。お母さんにはかなわないや。ちぇー。

そんなサザエさんみたいな間抜けなやり取りをした後
待望の「佐野ラーメン」を食べに行った。母が勧めする店には
「しょうがチャーシューメン」という見慣れないメニューがあり早速注文。



ふつうのチャーシューに加え、細切りのチャーシューと
これまた細く薄くスライスしたしょうがをあえたものが乗っかり
たいそう美味かった。

■佐野ラーメンのワンポイントアドバイス

 1.あっさりした味付けなので餃子などを一緒に食べると
 ラーメンの風味が分からなくなるのでやめましょう。

 2.店員が運んでくるとき、スープがテーブルにこぼれたぐらいで
 キレるのはやめましょう(お願いします、お母様)

腹がいっぱいになったところで母が

「栃木の秋祭りに行かねけ?」

と言う。栃木の秋祭りとは、江戸〜明治時代に作られた山車が
8台ぐらいだったか、トントコトンというお囃子と共に
栃木市内を練り歩くのである。
山車の上には天照大神・素戔嗚尊・神武天皇・静御前などの人形が
乗せられていて、由緒正しい荘厳な山車のはずなのに
何故かここだけNHKの人形劇を彷彿させられて結構笑えるのだ。


写真は桃太郎の山車。


美味いダシのラーメンの後は
栃木の山車、としゃれこむか。

というわけで栃木市へ。
普段はゴーストタウンなのに信じられないくらいの人出があった。
その中で母が目ざとく制服姿でいちゃついてる高校生カップルを見つけ、騒ぎ立てた。
戦中生まれの母にとっては制服でデートというのはとんでもなく
破廉恥な桃色遊戯であるらしい。

「ちょっと見ちらっせ!あの男の子の制服、お前の高校じゃねんけ!」

「うわ!後輩のクセに女連れとは生意気な!」

「あ…でも、彼女ブスだべ」

「ほんとだ、ブスだね…」

山車もろくに見ずに他人をダシに楽しむ親子…。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■嫁とラーメン。
2003年11月15日(土)
区から娘・Rが生まれた記念に梅の木をもらった。

もらったはいいがアパート暮らしなので植える庭がない。
僕か嫁の実家の庭に植えるしかなさそうである。
嫁と話し合った結果、僕が実家に帰って植えてくることになった。
実家は栃木。重い苗木を担いで3時間。せっかくの休みが…。

でも嫁には言わないけど嫌なことだけではない。
ついでに「佐野ラーメン」を食べてこよう、と思ったのだ。

実家の近くにラーメンで街おこしをしている佐野という市があり、
そこはたくさんのラーメン屋が狂い咲きしている。
故郷の水を使っているせいかもしれないが
僕はどんな種類のラーメンよりも佐野ラーメンが一番好きだ。

しかしとてもマイナーなので東京で食べられる店はなく、
実家に帰った時にしか食べられない。
そもそもRが生まれてからは外食もできなくなってしまい
たまには外でおいしいラーメンでも食べたいね、
などと嫁と話していたのだ。

嫁には悪いが久しぶりに堪能してくるか、
などと考えると億劫な帰郷も楽しみに思えてきた。

「明日、栃木に帰ることにしたよ。かったりいなあ〜」

できるだけ嫌そうに、しょうがねえなあって感じで
嫁に伝えた。嫁は「あらそう」と言ってRにも語りかけた。

「お父さんは明日お出かけするんだって。
 Rちゃんの梅の木を埋めてくれるんですよ。
 でも…たぶん佐野ラーメンも食べてくる気ですよ」

ギャー。ばれてら。嫁は食い物と他の女の臭いには
麻薬犬並みに鋭い。

「待て。君とRを置いて僕だけおいしい思いをするのは
 さすがに良心が痛むよ…」

「え?アナタ、じゃあ…」

「痛むけど、腹いっぱい食ってくるよ」

「鬼!ひどい!私だって食べたいのに!
 Rがいるからお店に行けないのに!」

「まあまあ、お土産に『宇都宮餃子』買ってくるから」

僕はいじけてしまった嫁をなだめすかして愛撫する。
それにしても、ラーメンに餃子にと故郷栃木は
すっかり大衆食堂みたいになってしまった。

ラーメンは伸びない内に、
嫁は腐らない内にいただきましょう。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■キズにキス。
2003年11月14日(金)
いつも娘・R(生後3ヵ月)の顔が見たくてたまらない。
仕事から帰って速攻でスーツを脱いで
ぱんついっちょうのまま「ふ〜じこちゃ〜ん」とベッドに飛び込むが如く

「Rちゃ〜ん」

と、Rの寝床にルパンダイブして熱いキッスゥを交わそうとしたところ
Rの鼻のあたりに赤いものがついていた。

これは、血だ!
ということは、嫁、赤飯炊け!
じゃなくて、これは傷だ!
Rのツルツルのお肌に傷が!

僕が毎日お風呂場でキレイに洗っているのに。
誰がRを傷つけたのじゃ。嫁か?
Rに血を流させた罪は重い。貴様も血を見るがいい!
と、嫁を糾弾しようとしたら

「…それ、私じゃないよ」

先に言われてしまった。僕の怒気を既に感じ取っていたのか
嫁はオドオドしながらRを抱き上げて

「Rちゃんは自分でお顔をひっかいちゃったんでちゅよねー。
 お母さんがやったんじゃないでちゅよねー。
 爪も切ろうとしてたんだけど今日は暴れてて
 できなかったんでちゅよねー」

ものすごく説明的な語りかけをしていた。はいはい分かったよ。

Rはよく「伸び」をする。寝起きの時などに手足を伸ばして
「うーん」と唸って全身をクネクネさせている。
その時に顔を手で掻くことがあるのだ。
それで傷が付いてしまったのだという。

嫁を責めることは致しますまい。
僕は取り乱してしまったものの、傷は



こんなもんだし。僕、動揺しすぎ。お父さんは心配症…。
でも、正直たったあれだけの血を見ただけでも
こっちの血の気が引いてしまった。

僕は他人の血を見るのはいくらドバドバ流れてても平気だが
自分のを見るとなるとダメである。
昔、採血の時、注射器に自分の血が吸い上げられるさまを
見ていただけで貧血になってしまった。

そしてRの血の半分は僕の血である。
近い内、ひざ小僧に擦り傷なぞを作ったりもするだろうが
そんなもん見たらやはり貧血でぶっ倒れてしまったりして。

「伸びをするとね、オムツがずれてお尻が出ちゃうの。
 それも困るのよ〜」

そりゃ半ケツだ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■オキテ破りは即離婚。
2003年11月13日(木)
僕と嫁の間にはオキテがある。

内緒で女の子と呑みに行ってはいけません、とか
屁は隠れてしなければいけません、とか
ああ奥さんいけません、僕には妻と嫁と家内と女房と娘が、とか
色々あるのだけれども最近では

「先に布団に入った者が娘・Rの隣で寝る権利を有する」

というオキテができつつある。

Rを僕と嫁の真ん中に寝かせりゃいいじゃないかと思うだろうが、
ところがぎっちょん。
僕らが寝返りを打ってRを潰してしまう危険がある。
だから僕らが寝る布団の隣にちょっと離してR用の布団を敷いている。しかし…

「今日は私がRちゃんの隣に寝るもんねーうふふ」

と嫁にいちいち言われて寝られると悔しさがこみ上がって来るものである。
僕もRの隣で寝たい。ほっぺたぷにぷにしながら寝たいという思いが募る。

そこで嫁が寝静まった後、枕元に立ち…ごろごろごろ。
嫁を布団の端に強制移動。

「何すんのー!」

慎重に行ったものの天網恢恢陰毛カイカイ
あっさり嫁に気付かれてしまった。

「ごめん。ついムラムラっと。」

僕は痴漢で捕まった男の供述みたいな弁解をし、
寂しく端っこに寝るのであった。オキテは絶対である。

そうだ。寂しいと言えば朝もそうだ。
僕はひとりで目覚めてひとりで会社に行く。
Rが産まれる前は嫁も一緒に起床し見送ってくれていたが
育児が始まってからは寝たままのほうが多くなった。
嫁はいつも明け方Rの「腹減った」という泣き声で
起こされているので無理なのだろう。

本当は、朝、嫁は夫を優しく起こして出勤を見送らなければいけない、
そんなオキテも加えたいんだけど…酷だよなあ。

ねえん、あなたぁん、オ・キ・テ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■父は困惑、娘は茫漠、風呂は混浴。
2003年11月12日(水)
娘・Rをお風呂に入れるのは僕である。

「Rちゃん。服を脱がしちゃうぞー」

「イヤ!お父さんやめて!」

「抵抗しても無駄。ほら全部脱がしちゃったよ〜ん」

「お父さんのバカ!変態!」

「本当は好きなくせに。へっへっへ」

という一人芝居をしてからR(生後3ヵ月)を抱えて風呂場へ。
そう。Rはお風呂が好きなのである。

特に湯船に浮くのがお気に入りのようで
僕が頭とお尻を押さえて仰向けにさせると
大の字になって土座衛門のように、もとい、
ゆよ〜んと優雅に水面を漂っている。

しかし僕は気になることがある。
いつもRの足を手前に、頭を僕の反対側にして
仰向けにしているのだが(湯船が狭いので横には出来ない)
Rは僕の反対側にある頭上の明かりを常にぼうっと眺めているのである。
僕のほうなど見ていない。

部屋の中でもよく照明を眺めているし
明かりが好きなのかもしれない。

しかし、君を支えているのは僕なのだぞ!
僕はそのへんのところをアピールしたいところなのだ。

それにこの体勢だと、僕の正面にはRの大股開き大スペクタクルが
バイーンと展開されてしまっている。恥丘に優しくない。
男の前でおっぴろげるふしだらな娘には育てたくないので
これもよろしくない。

僕はRの向きをクルリと変えた。頭を僕のほうに、足を向こうに。
そして娘の顔を真上から覗き込んだ。

「さあ、よく見なさい。お父ちゃんだよーん」

ぎゃわーーーーーん。

大泣きされてしまった。ご機嫌を損ねたようなので
仕方なく元の位置に戻すとRはピタリと泣き止み、
再び頭上の明かりを「んふー」とオヤジ臭い吐息と共に眺め、
漂うのであった。

そうか、父の顔より明かりのほうがいいのか…。
僕はチョウチンアンコウにでもなるしかなさそうである。

明かりをつけましょ、しょんぼりに。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■3かゲッツ。
2003年11月11日(火)
娘・Rが11月9日でちょうど生後3ヶ月になった。
毎月9日はRの誕生を記念して
カレーを食べることになっている。

嫁が破水していよいよ出産に向かう直前、付き添いの僕が
腹ごしらえにカレーをかっ食らった、という極めて地味ーで
どうでもいいことを嫁がしつこく覚えていて
無理矢理習慣化させてしまったのである。

しかしカレーを食べると確かに出産の時のことを思い出す。
食べながらRの無敵のプヨプヨツルツルほっぺたをなでて
「よく育ったなあ」とウットリ眺める。
ヨダレだらけの口元にも触ってみて

「私の私のカレーは、ヨダレつき♪」

などと歌ってみたり。

嫁は…やはり出産の激痛・激闘を思い出しているのだろうか。
男は決して得ることが出来ない一生モノの経験。怖いが羨ましくもある。

僕の思い出といえば、
分娩室に白衣を着ないで入って怒られたり
分娩室を無駄にうろついて怒られたり
それでいて出産15分後にはちゃっかりRを抱いて
ナースに写真を撮ってもらったり、という
病院にバカッ面を披露しに行ったようなものばかりで…。

はううう。

思考停止。急に腹が痛くなった。
トイレに駆け込み出産記念カレー、怒涛の急速落下。
発作は断続的に続き、僕は3度ほどトイレを往復して
ようやくおさまった。

一体何なんだ。今日のよき日にちなんで
僕も産みの苦しみを味わえということなのだろうか。

それとも出産時に僕が見事なまでのダメ親父だったことへの
罰なのかもしれん。

そうすると来月9日の記念日もまた陣痛…
じゃなかった下痢ってことになるのだろうか。

だとしたら僕は謹んで罰をお受けするしか…
ないんだろうなあ。

なにしろRが無事生まれ、順調に育っているのは
ひとえに嫁の力なのだから。

腹をククレカレー。

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アリガトウゴザイマシタ。
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■乳をめぐる嫁姑合戦勃発。その時夫は…。
2003年11月10日(月)
栃木の母が家にやって来た。
僕は仕事だから会えないぞ、と日を変えるように言ったのだが

「別にいいよ。Rちゃん(娘)を見れればいいから」

という親とは思えぬ愛のない言葉が返ってきた。
三十路過ぎて本気でグレようかと思った。

結局帰る直前に少しだけ会え、駅まで送った後、嫁をねぎらった。

「ごくろうさん。お袋の相手は疲れたろう」

「そんなことはないけど、ただ…」

「ただ?」

「Rちゃんが泣き出した時、私が抱いても泣き止まなくて
 お義母さんに代わったの。そしたら…」

嫁の説明によると、母は抱っこしながらRに向かって

『私の胸は大きくて柔らかいでしょう?お母さんと違って』

と言ったらしい。

「どーいう意味よ!当てつけなの?嫌味なの?ふんがー!」

嫁はすっかり激怒してしまった。
すわ。嫁姑戦争勃発か。僕はこういう時どしたらよかんべ。
おもいっきり生電話のようにまとめてみるか。

■人物

 ・母(乳は大きい。ただし三段腹)
 ・嫁(ブラジャアつける意味がないほど乳がない)
 ・娘(生後3ヵ月)
 ・僕(乳毛が長い)

■嫁の相談内容

 義母が自分の乳の大きさを誇示するようなことを
 乳のない私に聞こえよがしに言った。
 ケンカ売ってんのかコラ。

僕はみのもんたのように中立の立場からコメントしなければならぬ。

「事実だからしょうがないでしょ、オクサン」

嫁は肩をガックリ落としてしまった。悪かったかしらん。

ところで僕はいまいち腑に落ちなかった。
母は素朴な田舎者なので意地悪を言う人ではないのだ。
ただ、例えば道を歩いている時に向こうからやってくる人を

「うわ、すごいブス」

などと頭で思ったことが即、口に出るおばさん特有のヘキが
あるので今回もそういった類のものなのかもしれない。

そんなことを考えていたら母から嫁携帯にメールが来た。

『Rちゃんは本当に可愛いね!可愛すぎて
 何だか暴走してしまいそうだわ』

お母様、もう暴走始まってると思うんですが。
てか暴走って何をやらかす気ですか。
今後の嫁と母の関係を案じつつ窓を見やると外は雨。

雨雨降れ降れ母さんがー♪

血の雨は降らせないでくれよ。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■人生の墓場、もしくは鉄火場、もしくは修羅場にウェルカム。
2003年11月09日(日)
先週結婚式を挙げた会社の同僚に、有志一同で
結婚祝いをあげることになった。

新婚生活に実用的なものにしよう、ということになったのだが
有志の中で既婚者は僕しかおらず必然的に

「結婚当初ってどんなものが必要でした?」

と、質問されることとなった。

「うーん。包丁かな」

そう答えたら皆しーんとなってしまった。どぼちて?

「それって…料理で使うからってことですよね。
 夫婦ケンカで威嚇する時に便利とか
 夜中に枕元に刺しといて脅すのに便利とか
 そういう使い方じゃないですよね」

僕はそういう風に見られていたんかい…。刺すぞコラ。
分かったよ皆の衆。だったら本当に必要なものを人生の先輩が教えてやる。
一度しか言わぬから耳の穴をよくかっぽじって聞くがよい。

僕は経験に基づき自信満々に答えた。

「コンドーム。1グロスぐらい」

皆の衆、侮蔑のまなざしと共に僕を黙殺。
1グロスなどと見栄を張ったのがいけなかったか。
でも本当に必要なのに…。

結局誰かが本人に聞いてみたところ「電気釜が欲しい」
というリクエストだったのでお金を出し合って電気釜を購入した。
(じゃあ最初から直接聞けよ)

それとお米もつけて新婚夫婦の新居に送る手配をしたところ
翌日には届いたらしく本人からメールでお礼が来た。

「おかげさまで素晴らしい電気釜をいただきました。
 これで『玄関開けたらサトウのごはん』生活は回避できました。
 お米もおいしいです。メールにて失礼しますが取り急ぎ御礼まで」

ふえっへっへ。

じゃあ今は「玄関開けたらフトンでアハーン」だろー、とか
お米も大事だけどオメコもね、とか

どうしようもない文しか思い浮かばなかったので
お返しメールをするのは断念した。

素直に祝福の言葉をかけてやれない僕は
どうやら同僚の新婚生活を懐かしくも羨ましく、
そして妬んでいるらしい。

ここはノー米ントとさせていただきます。


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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■帰ってきたラブラブの嫁。
2003年11月08日(土)
昨夜寝床で嫁のお尻をなでただけでまじ切れされた僕。
育児に疲れ果てた嫁の現状からすれば
ごもっともと納得せざるを得ない。しかしそれと同時に
僕ら夫婦の蜜月は終わったのだと悟った。

とはいえ僕なりのねぎらいの形を無視された心の傷は深い。
妻を憎んで無視を憎まず。いや、無視も憎むぞ。
ワイフ憎けりゃケツまで憎し。
だから僕は会社から帰ってもお尻などなでず
パソコン机に直行する冷たい夫となった。ところが…。

「あなた、コーヒーよーん」

頼んでもいないのに嫁がコーヒーを煎れて来た。
そして僕が座っている椅子にぐりぐり尻を割り込ませて
強引に腰かけの半分を占拠し

「ワタシ、気が利く?偉い?うふふふ」

などと不気味なハニカミ笑いをこぼし
ベタベタ僕に密着してくるではないか。おかしい。

ラブラブ嫁は昨日でいなくなったのではなかったのか?
僕の疑問をよそに嫁は更にモジモジ続ける。

「実は、アナタに謝らなければならないことがあって…」

そらきた。ほーらきた。何か後ろめたいことがあるのだ。
それでこんな態度を取ってる訳ね。ズバリそうでしょう。

「怒らないから言ってみなさい」

僕は余裕があるところを見せ、ゆったりと身構える。すると…

「あの…アイス…食べちゃった」

どうん。(嫁を椅子から突き落とす音)

「ハーゲンダッツ食ったな!買いだめしておいた
 カスタードプリン味を!」

嫁はアイスに目がない。しかし欲望のまま食わせておくと
豚一直線なので僕が規制してるのだ。

「でも、それでワタシ幸せだし、R(娘)も今日は上機嫌だったし!」

嫁が食べたスーパープレミアムアイスを原料にして作られた
スーパープレミアム母乳を飲むことによって娘も満足し、
愚図ることもなかった、

という理論で嫁は必死に弁明する。そうなんだべか。
しかしこの手法は「親子でブー」になる危険もあるような。
親子豚丼なんてイヤですよあたしゃ。

ともかくアイスと娘の機嫌でラブラブ嫁が復活した。安。
昨日の僕の苦悩は何だったんだろうか。
僕の純粋な家族を愛する気持ちが伝わった…
なんてことはないですか。そうですか。

嫁を殺すにゃ刃物はいらぬ。娘とアイスがあればよい。
あーチョイナチョイナ。

アイスクリームは
愛を救いー…って、

今日はちょっと苦しいでござる。にんにん。

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■さよなら、ラブラブの嫁。
2003年11月07日(金)
「おやすみ」

夜、嫁が寝床に入ったので僕も追うように嫁の隣に滑り込む。
しかし、珍しくほぼ同時に寝るというのに嫁はこちらに背を向けて寝ていた。

「これ、もそっと近う寄れ」

嫁の体をこっちに向かせようとしたが「疲れた…」と呻いたのみで動かず。
それならば、と嫁のお尻を撫でる等のわいせつ行為をしてみたら

「寝・か・せ・て!」

ドスの効いた声でまじ切れされてしまった。なんということだ
いつもなら「いやあん」とか恥じらいのあるリアクションだったのに。
お尻をくっつけ合って

「お尻とお尻を合わせてお尻合い〜」

とかやってたのに。

もう「アナター」とか「ダーリーン」とかウフーンとかアハーンとかべろーんとか
ハートマークが乱舞する甘い夫婦関係は終わったのだと思った。
ついにこの時が来たか。

娘・Rが生まれ、嫁は母となり愛情は全て娘に注がれる。
僕とは惰性としがらみだけの関係が残る。

僕は小さい頃から結婚願望が全くなかったのだが、それは
こういった空しさを昔から感じ取っていたからだと思う。

しかし、結婚する時に不安やら空しさやら諦観やら
何もかも全て嫁ごと受け入れる覚悟を決めたので
今更愚痴をこぼすのはいけないのである。
せめて娘・Rが幸せに思うような家庭を築いてやりましょうぞ。

ただ…夫婦内でラブラブが消え去ってしまうとその寂しさのあまり
いつの間にか他の女のお尻を撫でることになっちゃっていたり
逆に嫁のほうも違う男にお尻を撫でられてたり

どこかで心のタガが外れると修羅の道に行ってしまうんだろうなあ…。
それでは娘が幸せになれない。いかんのである。自分勝手だ。
これを「尻私欲」という。なんつって。

しかし嫁。ちょっとぐらいこっち向いてくれてもよさそうなものである。

怒り隠して尻隠さず。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■寝床三つ巴バトル。
2003年11月06日(木)
嫁と僕と娘・Rの3人で布団にごろーんと寝っ転がっていた。
娘は爆睡していたので、僕はみだらな行為をしようと思い
下半身についている棒のようなもので嫁の体をまさぐっていたが

「そうだ!チャンス!今がチャンス!」

嫁はいきなり訳のわからない叫び声を上げ跳ね起き、
娘のはさんで反対側に移動してごろり〜んと寝てしまった。

娘が真ん中にいてはみだらな行為ができないではないか…。
肩透かしを食らった僕を尻目に

「ホラ!川の字!」

「へ…?」

ああそうか。川の字で寝るってことか。
僕ら3人の状態はこんな感じになっていて



確かに川の字の完成である。
嫁はこれを昔からやりたかったようだ。

「ホラ、こうすればもっと『川』っぽい!」

足をみょーんと伸ばし



このへんのカーブも演出する。

しかし、僕はみだらな行為をしようとしていた途中、
嫁に川の流れのようにさわやかにかわされてしまい
悶々としていたので、実際のところは



こうなっていたのは内緒である。
なんて読むんだろコレ…。

(エロ)河童の川流れ。

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■溺れん坊将軍。
2003年11月05日(水)
一昨日の話になるが、会社同僚の結婚式の二次会に出た。
嫁には「つきあいで絶対外せないから」と拝み倒して
許しを得たのだが、これには当然条件があった。

娘・R(約3ヶ月)を風呂に入れる23時頃までには帰ってくること。

Rを風呂に入れるのは僕の役目である。
嫁が入れるとRは大泣きしてしまうのだ。

過去飲んだ時の失敗例:

・帰りが午前様になってしまった。
・へべれけに酔っ払って、家に帰った途端に寝てしまった。
・ぐでんぐでんになって道に迷い、帝都を3時ごろまで徘徊していた。

このようなあやまちを犯すと嫁は激怒する。
また夫婦戦争に再突入してはならない。

というわけで気を引き締めて会社の後輩と合流して会場へ。
なんと、僕らの周り、美女多し。ここにも罠が…。

結婚式の二次会といえば出会いのチャンスの場。
目を輝かせている後輩は独身だから何をしようが問題ないが、
僕は嫁が怖いので「僕の恋人はR」と言い聞かせて
目移りせぬように努めた。

そのうち全員既婚者と分かって拍子抜けしたが。
(後輩は甲子園でサヨナラ負けした高校球児のような顔になっていた)

そして酒も程々にし、宴も終わり、店を出てまっすぐ駅に向かった。

…はずだったのだが、やっぱり酔っ払っていたらしく記憶が途切れ、
気がついたら新宿駅南口のラーメン屋台に座っていた。

目の前にある高島屋タイムズスクウェアやNTTドコモ本社ビルを
あー綺麗だねえと眺めながらイイ気分でラーメンをすする。

ドコモ本社ってエンパイアステートビルを模してるんだよな…
エンパイアステートビル…
マンハッタン…
ニューヨーク…

入浴ー!

使命をようやく思い出して電車に飛び乗り、
家に着いたのが23時直前。ぎりぎりセーフ。

酔った勢いで娘を浴槽に落とさないように
慎重に風呂に入れて任務完了。
嫁の逆鱗に触れることなく、事なきを得た。

酒に溺れないように。
女に溺れないように。
そして娘を風呂で溺れさせないように。

そんな毎日である。

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■アンビリーバリボー。
2003年11月04日(火)
テレビをつけたら女子バレーボールの日本対韓国戦が
やっていた。

「ギャー。見るー」

高校生の時バレー部だったという嫁は
女バレの血が甦ったらしく熱心に見ていた。

そういえばここ最近フジテレビを見ると何かにつけ
バボちゃんが映っており、そうかこのイベントを
盛り上げたかったのねーと思いつつ僕も娘をだっこして
眺めていた。

各選手が映るたびに彼女たちのプロフィールが書かれた
テロップが画面下に出される。よく見るとひとりひとりに

「プリンセス・メグ」だの
「スーパー女子高生」だの
「帰ってきた五輪戦士」だの
フジテレビが勝手にアダ名をつけている。

なんか選手がかわいそうだった。
「孤高の天才アタッカー」なんて友達いなそうだし。

そこまでして盛り上げたいのならいっそのこと
もっと選手のキャラを掘り下げて派手に演出したらどうか。

難病と戦いながら練習に励む選手「闘病の魔女」にスポットを当てて
お涙ギブミー路線を狙い、
巨乳にも拘わらず軽快に跳躍する「爆乳爆裂スパイカー」でお色気路線、
自前のブルマで試合に出る中学生「萌えよロリコン」でロリロリ路線…

などなど、こんなキャラが揃えば人気爆発なんだろうけど。

実はバレーをテレビで見るのは子供の頃以来だったが、
昔と違ってコートの後ろからでも
ドッカンドッカンスパイクを放つのには驚いた。

「背もジャンプ力も高くなってるからねー。
 私がバックアタックしてもネットに引っかかってダメなのよ」

などと解説者ぶる嫁。あっそー。
嫁は背番号「1」をつけたキャプテンが好きらしく

「好きよ、好きよ、キャプテン♪」

と歌って応援していた。お前、年いくつだよ…。

ともかくフルセットの激闘の末、日本は勝った。
素直に感動した。スーパー女子高生かわいい。

「あのねー、女バレではねー、ワンタッチのことはワンチ、
 ネットタッチのことはネッチって言うんだよ」

うるせー!嫁!くだらない茶々入れて感動の邪魔するな!

寝床でバックアタックのおしおきである。

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アリガトウゴザイマシタ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■娘に与える、麗しの(お)シャブリナ。
2003年11月03日(月)
嫁との冷戦状態は解け…いろんな方のメッセージを
頭に入れ、今は普通の状態に戻ってます。
犬も食わないケンカをWEBに晒す痛い夫婦にもかかわらず
メッセージをくださった皆様、ありがとうございます。
人情が身に沁みました。


↓ここから日記。


娘・Rが自分の指を頻繁に舐めるようになった。
手と口の周りがヨダレでべろんべろんである。
そろそろおしゃぶりを与えたほうがいいのかもしれない。

娘が口にするものだから、出来るだけ良いものを与えたい
というのが親心である。

僕はいろいろなおしゃぶりを厳選し、
遂に理想的と思えるおしゃぶりを発見した。



ゴム製(やわらかい)

「何なのよこれー!」

嫁、驚愕。

「いや、Rのおしゃぶりにいいかなーと思って」

「…臭い!」

そうなのだ。問題がひとつあった。
袋から開けるまで気付かなかったのだが
めちゃくちゃゴム臭いのだ。

いかにもゴムゴムな臭いを発する「今度産む」よりも臭い。
これではRが嫌がる可能性がある。

あと、なんとなく教育上にも悪い気がしたので
結局これはRには与えず僕のおもちゃになりそうである。
残念。



キタロー!(ちょっと違う)

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今日もアリガトウゴザイマシタ。


■女心をわしづかみに。
2003年11月02日(日)
午前1時過ぎ。ネットに繋げた途端

「早く寝なさい!」

というMSNメッセンジャーのウィンドウが
ポヨーンと飛び出した。

送信者はマナちゃん。
彼女は僕と嫁のサイトを両方とも見ている子で、

「私は奥さんの日記も見てるから分かるの!
 ネットやめて早く奥さんと寝なさい!」

このところ泥沼化している僕ら夫婦の冷戦状態を
双方向から眺めていたようだ。

見てられなくなって声をかけてくれたたのだろう。
ありがたいやら情けないやら。
マナちゃんは更に続ける。

「奥さんの肩をそっと抱いて『いつもありがとう』って言うのよ!」

…僕はそういう甘ったるいセリフは苦手である。
そんなこと言えない〜。いや〜ん、と渋っていたが

「これで女心が掴める」

と言うのででそうすることにした。

さて、マナちゃんに礼を言いネットを切断し寝室へ。
既に寝ている嫁の隣に潜りこみ、
そっと肩を抱いて

「い、いつもありがとう…」

嫁、爆睡につきビクともせず。あのー…。

…ワンモアチャンス!

そっと肩をゆすって

「ありがとう…」

「ZZZ…」

女心ってドコニアルノヨー!

…ワンモアトライ!

嫁の顔をそっとなでて

「女心と嫁のエラ…」

「ZZZ…」

ダメっすか。女心、掴めないっすか。そうっすか。
乳掴むと痛がるしなあ…。。

途方にくれた午前2時。

online
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アリガトウゴザイマシタ。

special thanks→マナちゃん(明日がんぼります)
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■女は弱し。されど母は強し。DNAはもっと強し。夫は弱し。
2003年11月01日(土)
昼間、嫁の母親がウチに来たようである。

さては旦那がネットばっかやってたり
一人だけクラブに行こうとしたりして
家事や育児を顧みないとか、
旦那の母親もうざったいことを言ってくるとか

そういった嫁一族サイドの密談なのかと思ったが、
単に娘・Rを見に来ただけのようである。

「Rちゃんは旦那さんのお母さん(つまり僕の母)に似ているわね」

嫁母はそう言って帰ったそうだ。なんということだ。

僕自身は娘の顔が誰に似ているかは未だ判断つかないでいた。

しかし親の欲目であまりにも可愛いので、
ついブチュウと熱いベーゼをしまくっていた娘の顔が
…母だったなんて。
それは絶対認めたくないことでありショックである。

一目惚れした女の子が実は男でした、みたいな。
ちょっと違うか。

母親が小学生の頃の写真を見たことがある。
「劇画版ちびまるこちゃん」とでも形容したらいいのだろうか、
なんだか見てはいけないものを見てしまったような
後味の悪さを感じたものだ。

Rもああなってしまうのだろうか。
夢の美少女育成計画は生後2ヵ月半で早くも
希望の光が消えたようである。

DNAまではいじれないもんなあ…。
恐るべしは隔世遺伝。神の見えざる手。

改めて娘の顔を見ながら母の面影を探していたら
ぼうん、と放屁をかまされた。
娘の消えざる屁。

ちなみに嫁の母は「おでん」を置いていった。
僕サイドの家系の「遺伝」に対する抵抗なのかもしれない。

なわけない。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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