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■OGレディ
2000年05月31日(水)
ある南半球の国に留学したことのある
ヨウコさんとの、かなりアブナイ会話。

「私ね、向こうで結構『JAP』って差別されたんだよ〜」

「ふ〜ん。あそこだって流人の子孫の国なのにね」

「太平洋戦争で日本兵にひどい目に会わされた人達が結構いるみたいだよ」

「あ、そうか。でもあの国だって先住民にかなりひどい事してない?」

「そうそう!!色々聞いたよ!『先住民狩り』とか」

「え…何それ…」

「今日暇だねー、先住民狩りでもするかーってノリで、
 銃持って草原とかに出かけて、先住民を見つけるとぱんぱーん、
って撃つの」

「人として見てないんだね」

「そうそう。まだそういう認識人、いるみたいよ」

「犯罪じゃないの。捕まらないの?」

「さあ…?あとね。先住民にビール1ケース盗まれた人がね、
 頭来てその盗んだ先住民を捕まえて、足首をロープで縛って
 車のバンパーに結んで引き廻しの刑にしたんだって。
 20分くらい車で引きずり回した後に見てみたら

 足首しか残ってなかった、とか」

「それ…いつの頃の話だよ…」

「さすがに今は出来ないみたいだけど、15年くらい前だとか…」

日本も単一民族国家だと思ったら大間違いだ。
あと、どうでもいいがヨウコさんは美人だなあ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ゲーマーズリアルバトル
2000年05月30日(火)
ここ数日「ビートマニア」ができない。

一昨日いつものゲーセンに行くと
「故障中」の貼り紙が。がーん。

直るまで3〜4日かかるらしいとのこと。
な、長い…。

いつもよくやってたので「お前が壊したんだろ」と
皆に言われるが冤罪である。

「はあ…やることねー」(じゃ、帰れよ)

と、近所の超美少女でありココの店員でもある
Rちゃんにつぶやくと

「ギターでもやったら?」

と意地悪げに言った。

”ギター”とはギターを弾くゲームのことである。

ビートマニアやDDRとかドラムを叩くゲームは得意だが、
ギターはからっきしヘタクソなので滅多にやらない。

それを知ってて敢えて彼女は言っているのだ。
嫌みなやつ…。

しかし変なところで素直な僕はやってみることにした。
ギターそっくりのコントローラーを操って、
曲に合わせて弾く。

…ぎょぎょぎゅぎょ〜おうおう…ぎょげ(ギターの音)

ダメだ、ピッキングできない、コード押さえられない、
曲になってない。
すぐゲームオーバー。ラブイズオーバー。

「だっさー!!私より下手」

Rちゃんはケラケラ笑っていた。

「…客のプレイを見て笑うとは失礼な」

「だあってさあ、ビーマニとかDDRは
 神様みたいに上手いのにさあ、
 そのギャップが超笑える〜♪」

僕はRの頭を小突きつつ、
は〜やっぱやらなきゃよかった、

と、ふと前方を見ると別の店員、
ベンゾーさんと目が合った。

彼はキテレツ大百科に出てくる浪人生、
勉三さんによく似ているのでそう呼ばれる。

目が合った途端、彼の動きがピタリと止まった。

臨戦態勢に入った。

僕も動けなくなった。

お互いジリジリと間合いを計っている。

下手に動くとやられる…。

…。

…。

先に動いたのはベンゾーさんだった。

だだだっ。

僕に向かって駆け寄り、すれ違いざま
僕のお尻をむんずと揉んで

「オッホッホ〜」と逃げ去って行った。

追う気力はなかった。

…こんなゲーセン、二度と行くもんか。(うそつけ)
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■吸わねば死。
2000年05月29日(月)
最近いつも吸っているタバコがなんとなく旨く感じなくなってきたので、
ちょこちょ違う銘柄を買って吟味している。

一昨日数年ぶりに買ったタバコを吸っていたら
それを目聡く発見した近所の超美少女、R。

「あれ〜?違うの吸ってる〜。どうしたの?」

僕は彼女に理由を説明し、

「他によさそうなのないかな?
 ×××なんてどうかなーと思うんだけど」

とある銘柄を挙げると

「えー、×××?まずいよアレ。やめたほうがいいよ」

との事だった。ふーん。そうか、と思ったものの昨日、
その×××をつい買ってしまった。

まっずー!!

Rの言った通りだった…。それでRに

「やっぱ、マズイねえ、コレ」

と一応報告。すると彼女、ケラケラ僕に指を差して

「だから言ったじゃーん、ばっかちーん♪」

とあざ笑った。むう…確かに僕が愚かだった。
何一つ言い返せない。

いつもはバカにされても割とヘラヘラしているのだが、
この時は何か釈然としない、ムっとしたものを感じた。

”ばっかちーん”というあんまりなフレーズに対してか…
いや、違う。

あ…そうだ。

「てゆうか、君、まだ18だろ」

未成年なのにタバコの銘柄、なんで僕より詳しいんだよ。
だから背が伸びないのだぞ。乳の発育はいいけど。

その×××、マズかったが悔しいので全部吸った。

セーラム、マルボロ、ヴァージニア以外のメンソール系で
良いのがあったら教えてたもれ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■妖怪の誕生
2000年05月28日(日)
アブナイ人に遭遇する確率が近頃高くなっている気がする。


お正月の、松の内が開けた頃、
職場の受付に突然50代くらいの見知らぬオバサンがやって来た。
なんでも、ついこないだまで会社の入口に
飾ってあった松飾りが欲しいのだという。

受付嬢は答えられず仕方なく僕が出た。

でも僕も既に捨てちゃったかどうかなんて総務あたりに
聞かないと分からないし。

で、この人、ちょっとアブなくて、

「さっさとよこしなさいよ!私はココの一番偉い人知ってるのよ!
 その人出しなさいよ!」

とキンキン声で怒鳴るんである。とても人に物を頼む態度ではない。
”偉い人を知ってる”というのはクレーム魔の常套句だし。

まともな人ではない、と思い、

「今日は答えられない、松飾を手配した部署に確認しておくので、
 数日後電話して下さい」となんとか納得させ、帰ってもらった。

それっきり電話も本人も来なかった。

そして今日、会社の前の道で女性2人が大声で口論していた。
通りかかった僕と同僚は、会社の真ん前で…、
ということもあり仲裁に入った。

一人はベビーカーに赤ちゃんを乗せた30才くらいの奥さん。
そしてもう一人は…松飾りクレクレおばさんだった!!!
顔を見て思い出した!

話を聞くと、2人がすれ違いざま、ベビーカーが
松飾りおばさんに当たった。
奥さんはすぐ謝ったのだが

松飾りおばさんは怒ってなんと、

赤ちゃんの頭を引っ叩いたのだという。
行動が尋常ではない。

奥さんに非があるなら奥さんに抗議するべきであって、
赤ちゃんに手を上げるとはやはり異常である。
奥さんもこのことを繰り返しおばさんに訴えていたのだが
まるで聞こうとしない。

奥さんはごく普通の人だった。
きちんと僕らに事情を説明するのだが、

それに対しおばさんが訳のわからない横槍を
ギャンギャン入れて話の腰を折る。

いいかげん通行人もジロジロこちらを見るし、
埒があかないので

「じゃあ、近くに交番があるから、そこで白黒つけたらどうですか?」

と僕らが言うとそのおばさん、ダッシュで逃げた。
見かけからは想像できない素早さだった。

奥さんは

「これから電車で帰るんだけど、途中また来たらどうしよう…」

すっかりナーバスになってしまった。

赤ちゃんは何事もなかったのようにキョロキョロしていた。

可愛かった。

僕らはなんとかなぐさめて駅の改札まで付き添って見送ったが…。

まるで化け物を見た気分だ。
こうやって妖怪の伝説が誕生するのかなあ、
などと思った。

松飾りババア。←命名。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ゲーマーズナイトその2
2000年05月27日(土)
ゲーセンには場所柄か変な人が多い(昨日と同じ書き出しだ…)

今日はかなりヤバめの迷惑害虫ゲーマーの紹介。

ゲーセンでは人気のあるゲームには列が出来る。
自分がやってる時に待っている人がいたら、
ゲームクリア出来た出来ないにかかわらず
ゲームオーバーになったら譲る、というのがマナーである。

無視して続けるのは「連コイン」と呼ばれ嫌われる。


ある日、僕がゲーセンでビートマニアが空くのを
待っていたらそんな奴がいた。
失敗して終わりになっても100円玉を入れてコンティニュー。

まあ一回くらいはいいかと思い、何も言わずに待ち続けたら
なんと2回、3回コンティニューし続けるではないか!

さすがに「並んでるから替わって」と言ったところ、
そいつはギロリと睨んでブツブツ言いながらやっと離れた。

そいつの顔(邪悪なラーメンの小池さん風:以下悪小池)と
仕草を見て僕は、

(あ、コイツ、アブナイ奴かも)

とイヤな予感がしたのだがそれはやがて的中することになる。

僕のゲームを終えるとまだ悪小池またそいつが
後ろにいたので譲った。
そうしたらまた悪小池が連続コンティニューしようとするではないか!

いい加減頭来てタバコの煙をそいつに吹きつけ

「替われっつってんだろ!!さっき言ったことがわかんねえのか!」

と怒鳴りつけた。こんな怒鳴ったのは久しぶりだ。
普段温厚なのに。
それで悪小池は帰っていった。

マナーの悪いヤンキー兄ちゃんとかもよくいるけど
それとはちょっと違う。
(そんな人には怖くて怒鳴れないって。)

彼らもそういうことするけど少なくとも悪いこと
してるという自覚はあるはず。
しかし奴には自覚がなかった!!

「僕、もっとやっていたいのになんで
君に譲らなければならないの?」

てな感じのことを去り際にブツブツ言っていた。

まるで幼児。

その辺の欠落っぷりがアブねーなコイツ…と感じた次第。

で、数日後またゲームやりに行ったらいたんだよ、悪小池。
そいつがゲームをやろうとする時だった。
で僕はそいつの後ろに立ってたんだが
そうしたら目が会ってしまった。

うわ、気持ち悪い。

つかつかと僕のところにやってきて

「おい、今日も多少コンティニューするが、いいか?」

と聞いてきた。あ、アブナイ…。

「ダメ」って返事したけど。

タメ口聞くんじゃねえよ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ゲーマーズナイトその1
2000年05月26日(金)
ゲーセンには場所柄か変な人が多い。
やはり度を過ぎたオタクがいる。
ていうかお前だろ、というツッコミは正しい。

いや、オタクなのはいい。問題はそれ以外の部分。
コイツはちょっと…という人。
いちいちあげると挙動不審、自分の趣味の話しかしないので
まともにコミュニケーションが取れない、
ついでに服装がアキバ系(※)、など。

偏った人間が多い。

挙げればキリがないが、
いきなりゲームやってる人の隣に座って
食い入るようにじーっと見てる奴、
更には応援を始める奴、

いつも財布がコンビニの袋の奴、
キャラクターのセリフを丸暗記してて
いちいち喋ってっる奴…まだまだいっぱいいる。

中でもおかしかったのを一つ。


通称「1P2P」(わんぴーつーぴーと読む:※)と
呼ばれている男2人組。

いつも一緒にやってきて同じゲームを2人でするのでそう呼ばれる。

やるのはいつもロボットを操縦する大型体感ゲーム。
左右2つ席があり、座るのも1P君が左で2P君が右でゲームスタート。
逆に座ることはない。

ある日彼らのゲーム中の会話を聞いていたら、

2P君が左側に座っている2P君に

「機長、ご機嫌はいかがですか?」

と話し掛けていた…コワイよー。世界に入ってるよう。

まあこういった人達は見ててオモシロイだけで特に害はない。
しかし中には超危険な害虫ゲーマーがいるのだ…。

その話はまたいずれ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ガイジンナメタラコワイヨ〜。
2000年05月25日(木)
母はブスに異常に反応するが、僕の彼女の場合は外国人である。

外国人を見ると一瞬動きが固まり、

「あ、ガイジン!」

とつい口に漏らす癖がある。時々声がでかくて相手の外国人に
睨まれてしまったこともある。そりゃあちらさんも「ガイジン」
ぐらいの単語は知っているだろう。
あまり言われて嬉しい言葉ではないはずだ。

それよりも、なんか田舎者臭いのでやめてくれってずっと思ってたんだが、
去年ドイツに行き、街に出た時、

「うわー、ガイジンいっぱい!」

と叫んだ時には

「おい、ドイツでは僕らがガイジンだよ…」

とさすがに恥ずかしくて走り出したくなった。
海外でガイジンをたっぷり見たせいか、

それからは治ったようである。
八王子(彼女の出身地)ってそんなにガイジンが
珍しいのだろうか…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■血は水より濃し。
2000年05月17日(水)
うちの母親は時々変にはところによく目が行く。
時々あるのがファミレスなどで食事している時。

「ねねね、ちょっと後ろ見ちらっせ(見てみな)」

よく筋金入りの栃木弁で即して来ることがある。

「え、何?」

言われたとおりに振り向くと

「あ、バカ!、バレっからそーっと見んだよ、そーっと!!」

いきなり怒られた。

「あ!?何だよ!見ろって言ったくせに!」

母はキレた息子をシーッとジェスチャーで制し

「お前の左後ろにいるカップルの彼女のほう…」

「うん」

「すごいブス!」

何でそんなことを…と思ったのだが、
母は見ろ見ろと言わんばかりに
顔を輝かせているのでしょうがなく恐る恐る見てみると…

「…ホントだ」

納得せざるをえないレベルだった。

「ねー!ありゃかわいそうだよねー。
 でもあんなんでも男いるんだねー。
でもあの彼氏の方もなんであんなの選んだんだか。
結構いい男なのにさー。金だべか、やっぱ」

母も言いたい放題である。

「あのねー、わたしら一族だって
 そんな大した遺伝子持ってないでしょー。
 あんただって立派なおばはんでしょう」

一応たしなめる息子。しかし

「お母さんだって若い頃は美人美人って言われたんだから!
 お前写真見たことあんべ?」

見たことあるので断言する。

嘘つくな。

しかしそれは言うまい。母とて女性なのだ。

要するにうちの母はブス好きらしい。

実は…僕も。

よく考えたら美人見るより好きかも。

呪われた血だね。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■コメントに注意
2000年05月16日(火)
レンタルビデオ屋のお話。大体レンタルビデオ店のレジは
あれは会員カードを通すとそのカードの持ち主の住所、氏名、年齢、
電話番号などが表示されるようになっている。

店によって違うが、僕がバイトしていたところは
他にレンタル履歴が出たりした。
ジャンル別に

洋画5本、
邦画2本、
アニメ3本、
アダルト234本とか。

ちなみにこれは自分の履歴である。

また、友達がバイトしていたビデオ店では他に

「コメント欄」

というのがあってその客に対して特記事項があれば入力する。
「クレーマー要注意」だとか。

しかしほとんどは本当の目的から逸れ
ろくなことが書かれていない。
店員達が勝手に思い思いのコメントを
入れているようである。

例えばアダルトビデオを借りに来た客のカードを通すと
コメント欄に

「AV専門男」

と書いてあって吹き出しそうになったり、

彼女連れで来た客のコメント欄には

「彼女超ブス」

と書いてあって顔を見てみたらその通りだったり。
裏で何言われてるか分かったもんじゃない。

…2ちゃんねるみたいだなあ〜。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■銀色の夢模様
2000年05月15日(月)
道端のジュースの自販機をゴシゴシこすっているおやじがいた。
例によって危ないヒトかと思ったら、
自販機の横っ面にスクラッチカードの
銀剥がしをやっているのだった。

良く見たらそのカードはインスタント宝くじとかいうやつ。
コインで銀の部分を剥がすとその場であたりかどうかすぐ分かる
くじらしい。

すぐそばにパチンコの両替所のような形の小さな宝くじ売り場があった。
なるほど、あそこで買ったのだろう。

僕が前を通ると小さなガラスの窓口の引き戸がガラガラと開き、
売り子のオバチャンの顔がにゅっと出て

「あんたも、買わんか」

とでも言いたげにニヤリと笑った。いや、いらん…。

すると

「うはあああ」

銀剥がしおやじが叫んで小躍りして売り場のほうにやって来た。

「おばちゃああん!100億万円(・・・・・)当たったよおおお!!」

しかし売り子のおばちゃん、無表情で

がらがら、ぴしゃん

とガラスの引き戸を閉めてしまった。

一言ぐらいツッコミ入れてあげなよ、おばちゃん。

あと銀剥がしおやじ、あんたは駄菓子屋か。

お釣り2億まんえ〜ん。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■もはやメロメロの境地
2000年05月14日(日)
嬉しいことが一つ。近所の美少女Rちゃんから

トロ(どこでもいっしょ)のジッポライターをもらった!!


どうやらレア物であるらしい。
トロライターをゲットしたのはそりゃ嬉しいが、

それよりRちゃんが僕にくれたこと自体がもっと嬉しい。ぐえへへへ。

このお礼は私めのスウィートなフィンガーテクで…(ばーか)

ここで話は逸れる。友達(♀)の話。その人の彼氏はバンドマンで、
ファンから貰ったジッポのライターをとても気に入り、いつも使っていた。

それを見てその友達は気に入るはずもなく、
そのライターに、オイルの代わりに

水を入れたんだと。

このお話から学べること:

Rちゃんからもらった事は彼女には内緒にしよう!
水どころかガソリン入れられそうだ。
あいつならやりかねん。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ぬいぐるみな彼女
2000年05月13日(土)
部屋汚い。
汚い以上にぬいぐるみが多い。

いい年した男が何を…とツッコミをいれたあなたは正しい。
しかし、つい手に入れちゃうんだよねえ。
ピカチュウ大好きだし。

ピカチュウだらけでかつては

「幸せと狂気の黄色い部屋」

といわれた僕の部屋は、
新たな勢力が押し寄せている。

まず西側にピカチュウどっさり。
北側にトロ(どこでもいっしょ)どっちゃり。
東側に犬福(マイナーなクイズゲームのキャラ)がずらり。
まんべんなくおじゃる丸がまったり。

1人でガメていても溢れるだけなので
時々彼女にあげている。
こないだ彼女の部屋に行ったら
僕ほどではないがぬいぐるみが結構あった。

彼女の部屋のぬいぐるみも、
いずれ彼女ごと僕の部屋に戻ってくるに違いない。

どーするよこれ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■最強の恋人。
2000年05月12日(金)
ゲーセンでノートパソコンを開いている渡辺さん。

パソコンの壁紙にはラブリーな女の子の写真画像。
僕はノートを覗き見ながら聞いた。

「なんかその娘にベタ惚れじゃないですかー」

「うん、そりゃ愛してるよ」

渡辺さんは堂々と言い返した。

「結婚した頃は女房を一番愛してると自負してたよ。でも今は…」

「えー、奥さんがナンバー1じゃないんですかー?」

僕は眉をひそめる。

「女房?…ゴメン!君、2番!、て感じだよ…」

「…そんなもんですかね」

僕はもう一度その女の子の写真を見た。
着物を着ておすましして立っている。

手に持っているのは「千歳飴」

「七五三の時の写真ですか?」

「ああ」

「将来、もしこの子が彼氏を家に連れてきたら
 どうします?」

「殺しちゃおっかな」

渡辺さんはウフフと笑った。

「長女が最大の恋人」とよく言われるが、
どうやら本当らしい。

やっぱり彼女の家に行く時は
武装して行った方がよさそうだ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■友の弟
2000年05月11日(木)
昨日の続き…今日母親が葬儀に行ってきたとのこと。
僕自身は明日行けたら…と思っていたが、かなりキツイ。

母親は、明日はまだまだ弔問客でたくさん来るので大変だろうから
次の休みにしたほうが良いのではないか、とのこと。

早く線香の一本でもあげたいんだけど…。

仲が良かった僕に一番に知らせたかった…と、
そいつの弟が言っていたという。
しかし僕の電話番号はその死んだ友達のケータイの
メモリを調べないと分からず、

それも検死が終わるまで彼の部屋の物はいじれないので、
もちろんケータイにもさわれず、

(病院以外での死亡は必ず検死を受けなければならない)

結局実家経由になってしまったのだ、と。

この話を聞いた時、さすがにグッと来てしまった。

僕が弟くんの立場になった時、こんな細やかな
気配りができるのだろうか…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■向こう岸に
2000年05月10日(水)
友人が死んだらしい。アパートで死後5日ぐらいでようやく発見されたらしい。
死因は分からない。お通夜が今日で葬儀が明日らしい。
「らしい」ばっかりなのは昨日母親に電話で聞かされただけの情報だからである。

だから今、悲しいとか実感がまるで無い。全然信じられない。だからこの目で確かめたい。

ホントなら最後に顔を見ておきたい。

でも今仕事で動けない。彼の実家(僕の実家の近所)で葬儀が行われるそうなのだが遠すぎる…。
今のところ唯一の情報源は母親なのだが、

「死後5日くらい気づかれなかったんだってよ。
 あんたも一人暮らしなんだからちゃんと
 電話に出なさい。いつも言ってるでしょ。
 あとケータイもちゃんと持ちなさい。意味ないでしょ」

と、僕の日頃の電話嫌いを責めだしてきたのでもうあんまり話したくない。

その友達とは小学校3年からの付合いで、
お互い東京に出てきてからも続いている
数少ない友達だった。多分似た者同士、気があったのだろう。
あ、こいつ、僕に似てるな、ってところがよくあった。
考え方、行動の仕方、長所、短所。

むこうもそう思っていたに違いない。

オイーほんとに死んじゃったのかよ〜。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■轟天直下
2000年05月09日(火)
彼女は僕のサイトを見て初めこそブチ切れていたものの結局、

「もう絶対見ないから続けて。あなたのやりたい事をやめさせたくはない」

と言ってくれた。彼女はいつも僕を束縛しないように努めている。
しかし理性で押さえつけようとしているだけで、
心の奥にはもの凄い嫉妬がある。

僕としては嫌な事はハッキリ言ってもらった方が助かるのだが。

だから今後絶対見ない、というのは無理だろう。
僕の態度や行動に疑問を持った時、
つい見たくなるはずだ。

思えばこんな露悪趣味っぽいサイトをやっていたために招いた災難ではあるが、
上っ面のことだけ日記に書いてもつまらないのだ。

で、今後の対策として

1.ここを消す。

2.ヤバい事は書かない

3.裏ページを作る

などを考えた。でも別に今まで通りでもいいような気もしてきた。
ある時彼女は言った。

「8年も付合ってるのにあなたはちっとも心を開いてくれない」

すごいショックだった。僕自身は全然そんなつもりはなかったのに。
かといって、「じゃ、今から開くよ」と思っても具体的にどんな風に
接すればいいのか分からないし。

だからここを見ればいいじゃん。普段僕が何をして、
何を考えてるか大体分かるよ。

僕だって人間だ。彼女と会う事以外にもやりたいことはあるし、
他の女の子にだって目移りする。誰だってそうだろう。

僕は敢えてウェブ上にのっけてるからバレバレなだけだ。

それで愛想尽かされるのなら仕方がない。

お…開き直りおった。ぷぷぷぷ。
半分逆ギレのような感じではあるが、
ま、そんな感じでひとつ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■なし崩しの両親挨拶
2000年05月08日(月)
彼女にサイトを見られて大喧嘩した次の日は、
彼女の両親に会いに行く予定だった。

自慢じゃないが付き合って8年、
1度も彼女の親とは会ってない。
それじゃまずいだろうってことで
話が進んでいた。

「娘さんを下さい!!」

とか、そんなテンパった内容じゃないが
とりあえず顔見せ程度。
ケンカ中とはいえ、これは前々から決めてたことであるし、
ドタキャンはしづらく決行。

電車で八王子駅へ。駅に彼女が車で迎えに来た。

「お父さん、朝から動きがアヤシイのよ」

「ふーん。一応手土産もってきたさ」

他愛のない会話をする。

僕も正直緊張していたが、どうやら1番緊張してたのは
父様のほうだったらしい。
ケンカ中などとは露知らずのご両親、
とりあえずは和やかに対面は終わった。(…と、思う)

緊張していたお父様は酒に逃げた模様。
べろべろになっていた。

お母様はオチャメでマイペースな感じ。

彼女は母親似だった。

この日、結局2人で話す機会はあまりなく、
この揉め事はまだ宙ぶらりんのまま。

むー。


今日もアリガトウゴザイマシタ。


■あっさり彼女バレ
2000年05月07日(日)
彼女にこのサイトを見られた。
とうとう見つかってしまった。

見てのとおりここは彼女にはヤバげな内容がたくさん。
だからあらかじめ

「僕はウェブサイトを持っているがお前は見るな」

と釘を刺しておいた。彼女もそのほうがいいと同意してたんだけど
あるところから足がついてしまった。

昨日はそれでかなりもめた。
なんか何も手がつかない…

消しちゃおうかなここ…

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■黄色い憎いアンチクショウ
2000年05月02日(火)
今日はピカチュウと握手した!!
職場近くのデパートでやっていた、

「着ぐるみポケモンショー」

を見に行ってきたのだ。
今日は仕事だったのだが朝、職場で上司が

「今日○○デパートにピカチュウ来るんだってよ。見に行って来れば?」

と言ってくれた。会社の人に僕のピカチュウ好きが知れ渡ってることは
以前書いたが、なんていい上司なんだあ!

しかし結局仕事が押して会場に行ってみたら
既に劇は終わっており、握手会になっていた。
ガキとその親ばっか。

どーしよっかなー恥ずかしいなーと思いつつ、
終了直前にちょろっと並んで握手した。

「はーい最後は大きいお友達ですねー♪」

と司会のお姉さんに言われ顔から出る火を隠しつつダッシュで帰ってきた。
職場に戻ってきて

「握手でもしてきたか?」

と言う上司に僕は

「いやーさすがにそこまでは。はっはっは」

すいません。嘘つきました。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■あなたの心の鍵を…
2000年05月01日(月)
「彼氏宛専用便箋」、「彼女宛専用便箋」…なんじゃこりゃ?

某100円ショップで見つけた。

便箋の表紙にはそれぞれ80年代少女漫画テイストが漂う
下手っくそなイラストがあった。

そして表紙に書かれているメッセージも凄かった。たしかこんなんだった。

彼氏宛便箋の表紙:

私の耳元であなたの熱い息吹を感じた。これは、恋の予感。

彼女宛便箋の表紙:

貴女の心の鍵を手に入れた。あとは、貴女がドアを開けてくれるだけ。

ぎゃははははははははははは…いらんよ。 

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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