働かざるもの食うべからず

今日は夕方6時から朝の5時半まで働かされた。明日…てか今日は夕方5時半に出勤。

ほんとは2時半までなはずのに、終わるのが遅すぎだ。

三人いる社員のうち一人がやたら仕事に時間をかける人で、しかも自分がやらなければいけない仕事以外はまったくやらない。その人とシフトに入った日は必ず終わるのが遅くなる。そういう所がすごく嫌がられてる。

今日もその人と一緒だった。だからやっぱり遅くなった。人件費がどうとかよく言うけど、なら早く帰せるようにてめえが働けよと思う。

店長がうちの店で一番の働き者なのに、店長は最近朝ばかりに入っている。店長が夜いた頃がとても懐かしい。ほんとに早く帰れた…あの頃は。他の店舗じゃどうか知らないけど、バイト不足なんだから社員にも働いて貰わないと困る。だから皆次々に辞めていって、余計悪循環になっているのがわからないのだろうか。
2004年02月28日(土)

お、お嬢様…?

お嬢様らしき人物が先日バイトの面接に来た。外見は全くダサく「お嬢様」には程遠いのだが、履歴書を見るかぎり高校・大学とリッチな学校に行っており、皆で「お嬢様だ」と言っていた。

そのお嬢様がなぜバイトするのかというと、「社会勉強の為、働くことの大変さを知る為」との事で…いやはや…。しかも「体があまり丈夫ではない」ときた。

うちのバイトは、肉体労働というくらいキツくはないが、普通の販売業務に比べれば過酷なもので、ひどいときには目眩や立ちくらみを覚える程だ。給料の割にハードだから、みんなやめていく。人数が少ないせいで、一人一人の負担が大きいのだ。

「うちじゃとてもつとまらない」と、誰もが思っていたのに、何を血迷ったか店長は採用してしまった。…変わったキャラが大好きなのだ。店長が面接したわけではなく、「体が弱い」というところは読んでなくて知らなかったらしい。

…もう今更だ…。救急車呼ばなくて済みますようにと願うばかり。太り過ぎだもん、体育のマラソンとかも完走できないタイプだよありゃぁ…。遠足も歩けなくなって途中から車で送ってもらうみたいな。背は低くて…小太り。なんかやっぱり見るからに体が弱そう。全然可愛くもないからテンション下がる。眉毛繋がりぎみだし。剃ってくれよ…って感じ。

あーあ…もうやだよ…こんな美を意識しない者達に囲まれてのバイトなんて。ゲーム取扱店だから仕方ない?いやいやオタクだからって美しくしない理由にはならないでしょー?!せめて眉毛だけでも整えて…。切実に。ちゃんとしたら綺麗になるのに、何でしないのか…。
2004年02月27日(金)

取り立てモード始動

なんだかんだとありながらも、未だ彼との交際は続いている…ようないないような…よくわからないまま日々バイトに明け暮れる毎日。

前回の日記を書いた数日後、彼には別れを告げた。告げたというか、電話に出てくれないしなかなかかけてもこないので、メールで「もう終わろうか」と送った。「貸人と借人になろう」と。

そのまた数日後、やっと連絡があり、彼は「メール読んだよ」とだけ言った。

当時あたしは所持金が尽きかけ飯を食うのもままならず、なんとしてでも彼から取り立てなければ餓死してしまうかもしれないという切羽詰まった状況にあった。体から肉は消え、宇宙人っぽい体つきになっていた。痩せると異様に腕が長く見えるらしい。

必死で彼に金を請求した。無理なら食料でもいいから、とにかく何かで返してくれと。無駄遣いするんじゃなかったなんて、ちっとも後悔せず、ただひたすら、金を返さない、いや返せない?彼を怨んだ。くたばるなら彼も道連れにしてやるとさえ思った。

彼は「何とかする」とは言ったものの、一週間待ったがなんともならなかった。その間あたしは幸運にも金を拾い、それで食いぶちをしのいでいた。が、そんな幸運がそう何回もあるわけがなく、所持金が2桁になるのはあっと言う間だった。

もう我慢の限界に達し、今度は自分のゲームやCDをかわりに売ってきてくれと頼んだ。正確には自分のではなく、バイト先(中古取扱)で買い取りを断わった品で、客が処分を希望されたた物…ようするに店のゴミ。研磨機にかけてできるだけディスクの傷を減らし、換金できそうな物だけ選んで持ち帰っていたのだが、生憎身分証を持っていない為自分では売れなかった(てか内緒ね)。

それを売ってもらえる事になり、会った。けど、生憎その日は店が閉まっていたらしく、彼はすぐに戻ってきた。仕方が無いので翌日にすることになった。そうと決まったけど彼はすぐには帰らず、暫く話した。最近どんな感じだとか。寒空の下、指先の感覚なくなりながら。

別れ…てるのだろうか、ちゃんと別れたのだろうか。メールを出した後彼は何も抵抗せず、読んだよ、と言っただけだった。ちゃんと読んでたのだろうか。意味を理解しているのだろうか。いつもみたいに何で抵抗しないのだろうか。あたしは本気だったはずだ。そのはずだけど。何で彼はそんなに愛おしそうにあたしを見るのだ。それとも気のせいか。自意識箇条か。はたまた演技か。あたしの顔に触れたと思いきや、「クマがある」とマッサージしだすのは何だ?次第に好い加減な手つきになってきて変な顔作らされてる気がするけど、嫌がりながらもされるがままになってるあたしは何だ? それまでは緊迫した空気で、『別れた二人』を演じてたのに。

また彼に飲み込まれそうだったけど、思い止まった。酔っちゃだめだと自分に言い聞かせた。

別れてる…と思う。けど実際、別れてるとか付き合ってるとかいう言葉は、あってないようなもので。付き合っていたらしい頃と別れたらしい今と一体何が違うのかと言われれば、何が違うのだろうかと考え込まなければならず。

別れ際彼はいつものように「また電話する」と言って去った。結局何も変わってない。
2004年02月20日(金)

にきにっき / にきーた