人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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先日のことだ。下の子が、小児科医2人がかりによる入院の必要性の説明タイムになった途端、それまで意識があっちいったりこっちいったり、寝ぼけてたり、揺すっても起きなかったりと、数時間外来の処置室で随分と曖昧なご様子だったのに、急にパチッと覚醒して、医師たちの目を見てはきはきした声で、「入院しません。お母さんいるから(大丈夫です)」とお断りしていた。
ん?
私、数年前、同じような感じで、夫が入院断ってるシーン、見たことあるよ? なに、その私への絶対的な信用と信頼。採血も点滴ルート確保の時も、レントゲン呼ばれた時も意識なくて、検査の迎えに来た看護師に「もうこのまま行きましょう」とストレッチャーでガラガラ運ばれて行った奴が何を言っているのか。意識レベル、かなり低い時間帯あったよね??? というか、私の負担考えてる? 全然考えてないよね! お母さんだって、万能じゃないのよ?!
小児科医たちは「お家に帰っても大丈夫、ってわかるまで、見させて欲しいんだけど…」と重ねて説得したが、本人譲らず。医師たちは諦めた。そうですね、比較的何事にも協力的なタイプですが発達の偏りがあって非常に頑固なところがありますとは伝えてありましたもんね。「明日の朝、電話するので様子聞かせてください。今日と変わらなかったら、また考えましょう。夜間全然意識がなくなったら救急車要請してこちらに来てください」と言われた。ぐう。
入院セットは持って行っていたのに。
(下の子はコロナ罹患による発熱・嘔吐・便秘・脱水症状で病院に運ばれたが、輸液治療と浣腸が効果をなしてメキメキ回復。その後、予防接種4回済の私が感染し、めでたく濃厚接触者から感染者に格上げになった。上の子も時間の問題だと思われる)
2022年10月22日(土) |
それは食べなくても、生きていけるものだけど |
2枚焼いたから、明日も食べるよ。だって、うちの子どもたちはチヂミもお好み焼きも食べないから。
「お母さんて、それ好きだよね」と上の子に言われた。
「いや、別にそんなすごい好きっていうか…本当はお好み焼きの方が食べたいんだけどね」とうっかり本音を漏らしてしまった。
そう、チヂミは好きな方。だけど、あの人が好きじゃなかったから、居なくなってこうしてひとりで食べることができるようになった。
そして、食べられなくなったお好み焼き。あの人の、大好物。あの人が生きていたころに買った、期限の切れた未開封のお好み焼き粉が、棚に入っているの、私、ずっとずっと、知っている。
「粉がないの?」と下の子に尋ねられた。
「いや、そういう訳じゃないけど…」とことばを濁した。
色々察したのか、上の子はもう、何も言わなかった。ごめんね。
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