人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2021年04月28日(水) 4711 ポーチュガル

別におしゃれさんてわけでもなかったのに、なんでこんなの持ってたんだろう。そういえば、たまにつけてたな〜って思い出して、自分の手首につけてはみたけれど。

私は医療職ってこともあるんで、爪は短いし、仕事のある時は香りの強いものはつけない。そもそも通年でアレルギー症状出てるから、あんまり香りに惹かれない。ふらふらきょろきょろしてしまうのは食べ物のいい匂いくらいか。

でも、あの人は独身時代からこの香り一本だったわね、と新しく購入した低めの本棚の上にお骨を設置し直し、スイッチで光るお花とポーチュガルの瓶と生前買いたいねと話していた米津玄師のアルバムを並べた。

あなたの居場所は、今もここだよ。


2021年04月05日(月) あなたを何度も殺さなくてはならない

いや、本当に毎回、地味に落ち込む。何回、あなたを思い出してはあなたのことを忘れなきゃいけないんだろう。みんな、どうやってそのループから脱したんだろう。私はまだ、過渡期にいるだけなんだろうか。それとも、次に心を寄せる人が現れない限り、ずっとずっと、同じところにいるんだろうか。

死んだときも衝撃はあった。だけど、その痛みが引いたと思って油断していたその後、あなたと選んだものだとか、あなたが愛用していたものだとか、そういうものが、ひとつひとつ、劣化してどうしようもなくなるたび、手放した方がよいと理性が囁くたび、あなたを思い出さざるを得ず、いないことに寂しくなったり勝手に傷ついたりして。

嫌いで別れた方が、なんぼよかったか。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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