in love with...
沙夜



 ブチ切れ解消

「それでね、〜が、〜でね……」

「………」

「あれ、もしもし?」

「………」


最近、彼と電話していると、途中でブチ切れしてしまう。


……といっても、ケンカをするとかではなく、
IP電話のターミナルアダプタが原因で、回線が勝手に切れてしまうのだ。


「交換してもらった方がいいよ」
「そうだね。サポートセンターに電話してみる」


新しい一体型モデムを送ってもらい交換したら、
ブチ切れすることも、今まで気になっていた雑音も無くなった。
まるで防音された部屋の中で話しているかのよう。


「あまりに静かすぎて、豆ぞうさんの声が怒っているみたいに聴こえる」
「それはいけないね。今度は『あのー、静かすぎるんですけどー』って
 電話しなくちゃ(笑)」


ネットもさくさくだし、ストレスフリー!


「いいねえ、沙夜ちゃんはパソコンもモデムも新しくて……」


ううう。ごめんね……私だけ。
これもひとえにマメぞう様のおかげデス。





さて。
TDSに行く日が近づいてきた所為か、
連日TOT(タワーオブテラー)がらみの夢を見ている。
(それは彼の方も同じようで)


わくわく&ドキドキ。




2006年08月30日(水)



 いつかは終わる

彼と付き合い始めてから
何ヶ月か前までは、
“遠距離”だということを強く意識したことは
あまりなかった。

きっと、彼が努力してくれていたおかげだと思う。


今になって、
私達は遠距離なんだとしみじみ感じる。



あと3ヶ月で丸4年。

「何周年までいくかしらね」
「……30周年くらいじゃない?」
「それって……そこで別れるの?それとも、どちらかが死ぬの?」
「死ぬんじゃない(笑)」

はやっ。




いつまで続くかなんて、分かるわけがない。
でも、確かなことは……

遠距離恋愛もいつかは終わる。
普通の恋愛と同じように。





今年は浴衣を一度も着ること無く、夏が終わりそうだ。
来年は花火大会に行けるだろうか。





2006年08月24日(木)



 6日間

「お盆休みはどうしようか?」

「(あなたが)最初の日にこちらに来て、最後の日に帰る(笑)」

「まじですか?」

無茶な提案かと思ったけれど、彼は本当にそうしてくれた。



ラブラブだったり、そうじゃなかった日もあった。
(最終日の私の言動なんて最悪だったし)


でも、
毎日会って、
笑ったり、怒ったり、泣いたり、
他愛もない会話も、
たとえ沈黙の中にいても、
ただ、彼の横にいて、同じ時間を過ごしているということが
とても嬉しかった。

…幸せだった。





2006年08月17日(木)



 最終日

16日。
某所にて、DVD鑑賞。
「ナルニア国物語」と「ALWAYS 三丁目の夕日」を観る。

夕食は一昨日と同じ居酒屋にて。



(私が彼に、とあるダメ出しをした後に)

「豆ぞうさんって、私に対して、愚痴とか不満とか言わないよね」

「だって、別にないもん」

「それはウソでしょ。感情的になったりとか、そういうのを私に見せないよね」

「そうかなぁ」



「恋人とか、夫婦とかって、関係を良くする為には、
時には話し合いが必要なんじゃないかって思うんだけど」

「話し合いねぇ……」

「…………」

「…………」


それからずっと無言が続いた。

なにかしら返事が欲しくて彼の言葉を待った。



次第に酔いがまわり、
(それもこれも、グラスで頼んだつもりの梅酒ソーダが
ジョッキで来て、弱い癖にぐびぐび飲んでしまったのがいけなかった)
そのうち、どうでもいいような気分になってきた。



「何か頼む?」

「もう、いいんじゃない?」(なげやりに)

「……そうだね。じゃ、出ようか」



最後の最後がこんな終わり方。

もう、これで彼は帰ってしまうというのに。




店の外に出た途端、悲しみをこらえきれずしゃくり上げて泣いた。

私達は話し合いをすることも出来ないんだ。
私が訊いても彼は何も答えてくれない。
何も言わないまま、帰ってしまう。

そんな思いと、
それ以外にも自分の抱えている問題に対する不安。
ごちゃまぜの感情が胸の中で一気にふくれあがった。



泣きながら横断歩道を渡り、駅前のビルで足を止めた。

自分でもわけがわからないほど、涙があふれてくる。

彼はずっと無言だった。

私はいろんな言葉を頭の中で反芻しては、そのどれも言うことは出来なかった。




「私は………

あなたの気持ちが分からなくて………

……つらい」

「どうして分からないのかなぁ?」

「じゃ……あなたは…私の気持ちが分かるの?」

「分かっているつもりでいるよ」

「そうなんだ。……じゃ、分からないのは、私だけなんだね」



彼の瞳を見つめて、ひたすら泣き続けることしか出来なかった。

彼は困った様子で、私の頬に流れる涙を指でぬぐったり、
髪を触ったりしていた。

そしていつものように、
「大丈夫だよ」「沙夜だけだからね」「大好きだよ」
と繰り返した。



泣き止もうとしても、彼が何か言うたびに涙が出てしまう。

「なんでそんなに泣くかなぁ」

「……」

「今度(会うの)は9月だね?」

「……」

「9月でしょ?」

「……」

「9月までに一回来ようか?」

(ぶんぶんと首を振る)


「お盆休み、楽しかったよ」

「私も。……お盆休み…最初から最後まで一緒にすごしてくれて、
すごく嬉しかった。……ありがとう。…ごめんね」


「帰れる?大丈夫?…って大丈夫じゃないか。送って行こうか?」

「ううん。私、歩いて帰る」

「どこまで?」

「○○まで」

「なんでそんなことするの?」

「歩いて帰りたい」



夜風にあたりながら、歩きたい気分だった。

どれくらいかかるんだろう、1時間半くらいかな、とぼんやり考えた。



「じゃ、僕も一緒に行くよ」

広い通りのところまで、手を繋いで歩いた。


「ここでいいよ」

「なんで?一緒に行くよ!」

「こんな無茶なことに、あなたを付き合わせられるわけないじゃん」

そんな無茶なことを、ひとりでするの!?

「………」



ぴしゃりと言われて、それもそうだな、と妙に納得してしまった。

今まで、彼にこんな風に強く言われることも無かった気がする。

なぜかしら少し気持ちがほぐれてきて、
なんだか可笑しくなって、
(うんうん、そうだよね。無茶だよね)ってひとり頷きながら、
来た道を戻ることにした。


でもやっぱりこのままの気分で電車には乗りたくないな……。

「お茶しよっか?」

「いいよ」


彼も笑顔で答える。

ふと立ち止まり、キスをされぎゅううっと強く抱きしめられた。

頭がくらくらした。

「大好きだよ。離したくない」

彼の言葉にまた泣いてしまった。





それからミスドでお茶をした。
明るくカジュアルな店の雰囲気のおかげで、気持ちが瞬間に切り替わった。

何事もなかったかのように軽くおしゃべりをして、
いつもと同じさよならをした。







2006年08月16日(水)



 なんでこうなるの

15日。
今日は「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」を観に。

カフェでランチ。
映画。
ちょっとぶらっと買物をして、
夜は焼肉。
その後スタバ。という流れだった。


映画は良かった。
ストーリーうんぬんは、この際どうでもいいというか、
とにかくジャックがカッコイイ!!
早く3が観たいっ。



デート自体は……あまりよろしくなかった。
最初から最後まで。
私の不機嫌が先なのか、彼の不機嫌が先だったのか。
よくわからないけど、始終不機嫌だった気がする。
些細なことに腹を立てイライラしていた。
(多分お互いに)

もう、明日で豆ぞうさんが帰っちゃうっていうのに。
なんでこうなるの。

お盆休みをずっとこっちで、
なんて無理を言ったのが間違いだったと反省した。





2006年08月15日(火)



 ヲタなデート

14日。
今日は私のリクエストで、
“モス”と“マンガ喫茶”と“カラオケ”に行った。

わー、なんかヲタちっくーw
たまにはこういうのもアリかと。
モスとカラオケは、彼とも行ったことがあるけど、
マンガ喫茶は初めて。
カップルシートとか体験してみたかったのよね。

「DEATH NOTE」を読んだんだけど、3時間はあっという間で
(話の続きが気になるー)
なかなか面白かった。



カラオケの方は、あまり乗り気じゃない様子だったけど、
他に何するってなかったし、私は歌いたい気分だったので付き合わせてしまった。
デュエットしよう!と「3年目の浮気」をセレクト。

「なんか、力入ってるね」

そう?
でも豆ぞうさんも妙にお上手だったわよ?


後半、彼が部屋を出て行ってしばらく戻ってこないから、
なにしてるのかな〜と、あれこれ考えてしまい、どんより。

しかし、マンガ喫茶にしてもカラオケにしても、
おそろしくタバコ臭いのには参った。
(分煙希望)
マンガ喫茶はリピートしてもいいかな。
けどあのカラオケ屋にはもう行かない。


夜は居酒屋へ。
人手が足りてないのか、料理がなかなか運ばれなくて彼がイライラしてた。
ここで私までもが先ほどからの“どんより”を引きずったままでは、
ますます嫌なムードになりそうだったので、意味もなくニコニコしてみた。

お互い会話もなく、にこにこへらへら。(あやしい)


帰りは彼の腕をひっぱって、自分の下車駅まで(意味もなく)連れてきてしまった。
ああ、なんか、ダメダメだ。

明日はさっぱり行こう!



+++

ああ、思い出した。
(意味もなく)と書いたけど、あの時すごくエッチなキスがしたかったんだ。
人がいて出来なかったけど。




2006年08月14日(月)



 いちゃいちゃデー

目が覚めると11時。
デートではひさびさのお寝坊。

いつもは朝ご飯を食べる為にホテルのラウンジに降りていくのだけど、
今回はランチに変えてもらっていた。

とりあえず、夕べ買っておいたおにぎりを一個ずつ食べ、
お昼は遅めにとることにした。


ベッドに戻って、いちゃつく。
(私の方が積極的だったかも)

彼の手が下の方にのびてくる。

「しちゃうの?」

「ううん。いちゃいちゃだけ」

「だよね。もったいないしね」

もったいないってなんだよ!(笑)




「私にとってHは恋愛におけるデザートって感じ。
豆ぞうさんにとってはメインディッシュだったりする?」

「うーん、そうかも」

ふぅん、そうなんだ……。
やっぱり男と女じゃHの重要度が違うのかな。
いやでも、
ブッフェでは、私はメインディッシュよりもデザートの方をたくさん食べるし。
デザートなしの日だってたくさんある。
どっちがどうとは言えないか。


ランチ後はふたたびいちゃいちゃ。

まぁ、お泊まりも今回はこの1泊だけ。
いちゃいちゃデーってことで。


夏休みでいうと、今日で7月が終わりってあたりかな(笑)






2006年08月13日(日)



 雷とナゴヤドーム

12日。
早朝、ものすごい雷の音と光で目が覚めた。
彼に「怖いよー」とメールしようと思ったが、
返事が来なさそうだったから、やめた。
その頃、彼は「タワーオブテラーみたい〜」と雷を楽しんで?いたらしい。


お昼はイケメンシェフのいるお気に入りのパスタ屋さん。
それからスタバでストロベリークリームフラペチーノ。
ホテルにチェックインし、しばし休んで(いちゃついていたともいう)、
夜はナゴヤドームの中日対阪神戦へ。
お盆の野球観戦も恒例になりつつある。


ドームに着くと、なんだか薄暗い。
どうやら雷で照明が落ちた模様。
試合開始が30分遅れるというアナウンスが流れていた。

昨年のお盆に私達が来た時も、雷で試合が中断したっけ。
どうも雷さんとご縁があるようだ。


座席は3塁側のプライムツイン(お弁当付き)
ほとんどが阪神ファンという、非常に恐ろしい場所であった。


中日がヒットを打ったり、得点を入れるたび、
私達が「よーし!」「イケイケー!」とか言ってると、
斜め前のおばちゃんがギロリ!と睨んでくる。
廻りのヤジもコワイ。

中日に追加点が入るたびに、阪神ファンはどんどん殺気立ってきて、
終いには私達も大きな声を出せない雰囲気に。


7回裏が終わり、11対1。
勝利を確信して、ホテルに戻ることにした。
(チャングム観なくちゃいけないから)

久しぶりの勝ち試合で、彼も満足げ。
よかったよかった。


明日はレイトチェックアウトでお寝坊出来るし。
幸せな気分に包まれながら眠りについた。




2006年08月12日(土)



 トロピカルラッシーな夜

11日、遅めの夕食を一緒に。

珍しく彼は饒舌だった。
会話の内容は、主に9月に行くTDSのことだったりするわけだけど。

普段おしゃべりでない彼が、楽しそうに話している様を見聞きしていると
なんだかほんわかする。


これからの数日間に対する希望というか、期待というか、
あれこれ想像して、私も心が浮き立っていた。

よく、恋は片思いしている時が一番楽しいというけれど、
今宵はまさにそんな夜。

子供の夏休みで言えば、終業式の夜。
ジェットコースターで言えば、カタンカタンと上昇してる時みたいな(笑)





2006年08月11日(金)



 TOT←泣いてるわけじゃない

普通のデートの回数が減るから、インパは減らして欲しい。

と、以前からお願いしていたのだけど。

どうやら9月も行くことになりそう。

TOT(タワー・オブ・テラー)乗りに。


今年は 2、5、7、9月かぁ。
あと、12月も予定に入ってるし……。
あ。もしかすると11月も?

「シーの5周年が終わったら、自粛するから」

ホント?

「ランドの25周年までは」

って、すぐやないかい!!



TOT←泣いてる


2006年08月01日(火)
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