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沙夜



 最後の夜だから

丸ビル36階。Breeze of Tokyo。
案内されたテーブルに座ると、目の前に素晴らしい眺望が広がっていた。
遠くにお台場の観覧車やレインボーブリッジが見える。


すごいね。
高そうだけど……大丈夫なの?(笑)


最後の夜だからね。


ドラマみたいだ。
東京の夜景にうっとり。
東京駅でさえロマンチックに映る。


一番眺めの良いカップルシート。
ここに座っているのが私達でいいのだろうか?
ヨン様とジウ姫でなきゃいけないのでは?



このお店、雰囲気も眺めも良いのだけど、
一部のギャルソンの態度だけはよろしくなかった。
ちょっとお高くとまってる割には、給仕が粗雑だったり。
少し酔いがまわってきた私は、てやんでーべらんめーと荒れる。


でも僕らも態度の良い客じゃないよね。


ふむ。それもそうだ。
しょんぼり。
お行儀良くしよ。




お料理も美味しかったし、夜景も素晴らしかったし、
豆ぞうさんも優しかったし(笑)
幸せな時間はあっという間に過ぎた。


今回、帰りの時間の関係で、ちょっぴり慌ただしかったから、
次は時間を気にせず、デザートまでゆーっくり出来たらいいな。
(って次はあるのか!?)







おもちゃ箱みたいに楽しい3日間だった。
豆ぞうさんって、私の夢や願いを次々と叶えてくれてるなぁ。
私の為にしてくれた色々なことを思うと、感謝の気持ちでいっぱいになる。


どうもありがとう。




2004年09月11日(土)



 おまかせ

目が覚めたらすでに10時近くであった。


サブウェイのサンドイッチ買ってくるよ。何がいい?

じゃー、私の好きそうなの。


豆ぞうさんのことだから、私の好みを熟知している筈!?
とりあえずおまかせしてみた。


で、買ってきてくれたのは、自分にはシーフード&クラブで、
私にはBLTサンド。
ちょっと予想外。
でもって豆ぞうさんはBLTの意味を知らなかった。
知らないのに買ってくるのかよ!とつっこみ。


えー、どんなのが良かったのかな。

玉子のとか。

あー、あったねー。

チキンのとか。

あー、あったねー。

ローストビーフとか。

あったね〜。


次は全部入りでお願い!!(うそ)
おまかせしたんだから、文句言っちゃいけないよね。
(言ってるようなもんだけど)
BLTも美味しかったです。(フォロー)




お昼にチェックアウトして、お台場デート。
観覧車乗る?って訊かれたけど、パス。
今日も雨がパラパラ降ってるし。
どうせ乗るなら、夜景が綺麗に見える時がいい。


デックス東京とかヴィーナスフォートとかうろうろ。
ひたすらうろうろ。
あーるーきーつーかーれー。


もしかして、今夜のディナーも予約してあったりする?

してあるよ。

どこ?
新橋の焼き鳥屋だったりして。


焼き鳥でいいの?

いいけど。
あ、でも、帰らなきゃいけないのに、匂いぷんぷんはまずいか。




どうやら焼き鳥ではないみたい。
な〜んでもいいわ。
豆ぞうさんにおまかせ♪おまかせ♪





2004年09月10日(金)



 CHEMISTRY PREMIUM LIVE

KAKU HALF ROCK PRESENTS 
CHEMISTRY IN SUNTRY HALL 2004.9.4


いよいよこれからがメインイベントなのだ。
この為にやって来たのだ。
が。
眠い。
眠いったら眠い。
すでに遊び疲れてぐったり。


サントリーホール入口にて、身分証明書などの書類を提示し、
ライブチケットと交換してもらう。
このライブ、20万口の応募があり当選したのはそのうちの900組。
オークションでは10万の値がついたというからすごい。


午後5時過ぎに会場入り。
ドリンクサービスがあり、ハーフロックを1杯。
豆ぞうさんは2杯。



今回のライブはケミと東京フィルのコラボレ−ションで、
歌声はもちろん、演奏も音響もどれもが素晴らしく、
贅沢な気分に浸りまくりの2時間弱。


川畑くんも可愛かったけれど、
指揮者の金聖響氏がセクシーで素敵な人だった。
(話し方はおっちゃんみたいだったけど)
豆ぞうさんも気に入った様子。



My Gift to You
YOUR NEME NEVER GONE
SOLID DREAM
.........


大好きな曲が続く。
が。
やはり後半、睡魔が襲ってきた。


寝ちゃダメ。10万10万。と言い聞かせたり、
手の甲をぎゅうぅぅっとつねってみたりして睡魔と戦った。


会場にはテレビカメラが何台も入っており、
11月頃にはBSだかで放送されるとのこと。
こっくりこっくりしているところが映っていたらどうしよう。



ほのぼのとして、良い雰囲気のライブであった。
(眠かったくせに)
帰りにはオリジナルのロックグラスのお土産まで頂く。
(サントリー、太っ腹ー)




ライブが終わって表に出てびっくり。
雨がじゃかじゃか降っている。
タクシーで六本木ヒルズまで行き、TURANDOTにて夕食。


豆ぞうさんに「展望台に行ってみる?」と訊かれたけど、
雨降ってるし、疲れてるし、またいつかねってことで
さっさとホテルへ帰り、ばたんきゅー。


というわけで、六本木ヒルズ観光はTURANDOTのみであった。




2004年09月09日(木)



 涙のアクアトピア 2

アクアトピアに乗っている間、
私はずっとハンカチで涙を拭い続けた。


こんな風にメソメソ泣いていたら、
まわりからは別れ話してるって見えたりするのかな。


そういえば、ディズニーランドでデートすると別れるっていう
ジンクスがあったような……。
あれってランドだっけ。それともシーだっけ。
どっちにしろ、私達は両方でデートしちゃった。


豆ぞうさんは、私が泣いていることに気付いても何も言わなかった。
ただ、アクアトピアの動きに合わせて、
おぉっ!とか、わぁっ!とか、小さな声をあげていた。
でもその声はちょっぴり楽しそうな色を含んでいて、
もう怒ってないよって言っているようだった。





アクアトピアを下りて、スタスタスタスタスタと先に歩く。
そのまま永遠に歩き続けたい気分だったけど、
出口に向かうわけにもいかず立ち止まる。


ごめんね。


追いついた豆ぞうさんが言う。


ううん。


ホッとして、また涙。
(よー泣くなぁ自分。チェ・ジウには負けるけど)


その後もしばらく、思い出しちゃー哀しくなってメソメソしたけど、
美味しいランチをご馳走してもらったら、すっかりご機嫌に(笑)


私って、いつもこの(食べ物に釣られる)パターンのような……。
なんて単純。




そういや、
パークで子供が泣いていると、キャストがステッカーをくれるって
聞いたことがあるけれど、さすがにいい年した女にはくれなかったな。
もしシャレでくれたら、すぐ泣きやんだのに。




午後3時。
後ろ髪を引かれる想いで、ディズニーリゾートを後にした。


バイバイミッキー。
また来るよ。




2004年09月08日(水)



 涙のアクアトピア 1

9月4日。2日目の朝。
豆ぞうさんは、昨夜から左目が真っ赤に充血してしまい、
頭も痛そうで、足もよれよれで、コンディション悪し。


おまけに雨も降っている。
最悪。
SEA行くの、やめようか?と喉まで出かかる。
でも豆ぞうさんは、うん、やめようなどとは言わないだろう。


あまり会話もないまま、SEAに向かう。
バスの中でも、とても辛そうにしてる。
大丈夫かな。
こんな調子では、ハードなアトラクションは無理かも。
ショーとかパレードを観るだけなら大丈夫かな。


いつも私のバッグを持ってくれる豆ぞうさんだけど、さすがに今日は遠慮。


持つよ?

いいのいいの。病人には優しくするの。


何度かそんなやりとりをする。





SEAがオープンし入場。限定ピンを貰った。
ここでちょっと笑顔。
豆ぞうさんも「良かったね」と笑顔。
さぁてこれからどうするのかな。


すたすた歩く豆ぞうさんに黙って付いてゆく。
ストームライダーのファストパスを取った後、
インディジョーンズに並ぶことになった。


二人とも、インディで少しテンションが上がってきた。
でも彼は無理してるんだろうな。


次はあれに乗ろっか。


水上をぐるんぐるん動き廻る“アクアトピア”を指差した。


うん!


途中で、グーフィーとチップ&デールがいた。


沙夜ちゃん、チップとデールがいるよ。
一緒に写真撮ってあげるよ!


え、いいよー。

チップとデール、どっちが好きなの?

うーん、どっちかな……。

ほらほら。
携帯、貸して。


え?携帯?


チップとデールの廻りを囲むようにして、親子連れや
女性のグループがいた。


チップ(だか、デール)はベビーカーに乗った赤ちゃんに
ちょっかいを出して遊んでいた。
その様子をカメラに収めようとする母親。


沙夜ちゃん、こっちこっち。
次!次!


え〜っ、ほんと、いいよ〜。
行こうよ。


なんで!?
恥ずかしいの?



(恥ずかしいっていうか……苦手なんだよ。
我先にっていうこの感じが。

それに……なんとなく、そんな気分じゃないよ)


うん。
いいから行こ。


……。





それから無言でアクアトピアまで歩いた。
乗り場が右と左に分かれるので、「どっちにする?」と訊くと
豆ぞうさんは肩をあげ、冷ややかに、「どっちでも」と言った。


……。

豆ぞうさん、怒ってる。

……怒らせちゃった。





下を向いたら、涙がぽろぽろぽろっと零れた。




2004年09月07日(火)



 ペコス・グーフィーのフロンティアレビュー

初日ディナーは、ランドの「ザ・ダイヤモンドホースシュー」で
“ペコス・グーフィーのフロンティアレビュー”を観ながら。
食事の合間に、グーフィーやダンサーのショーが
繰り広げられるというもの。


とても人気があるショーらしいが、なるほど納得。
アットホームな感じで、雰囲気が良い。




ショーの中で、スルーフットスー(ここの女主人)と女性ダンサーが、
男性のお客さんの中から何人か選び、
赤ちゃん帽をかぶらせ“むすんでひらいて”をさせる
……ということを知っていた私は、
『豆ぞうさん、選ばれるかも』と密かに期待していた。


だって、
(オープンダッシュした甲斐あって)
最前列のテーブルだし。


それに豆ぞうさんって、
なんとなく、とっても、選ばれやすそうー。





ステージを下りてくるスルーフットスー。


あ。来る。
こっち来る。
わーっ来た〜〜〜。


豆ぞうさんの横に来て、歌いながら頬やら首やらサワサワしてる。
彼はというと、突然のことにヒャーーって顔して固まっちゃってる。


面白すぎる〜。
爆笑しながらも、弄ばれている豆ぞうさんを携帯でパチリ。


「カワイイネ」


ぷぷ。可愛いとか言われてる。
これは赤ちゃん決定!と思いきや。
最終的に赤ちゃん役は別の男性が選ばれてしまった。


なーんだ。
絶対に豆ぞうさんだと思ったのにー。



あ〜、良かった〜。
アレじゃなくて。





彼女がステージに戻る時、豆ぞうさんに、ウフン、と目配せ。


きゃー、今、ウフンってしてったよー。

うん。

惚れた?惚れた?

惚れないよっ!



あ〜〜〜。
最高〜〜楽しいぃ〜〜。


ショーは大いに盛り上がって幕を閉じた。




スルーフットスーだったら、ほっぺチューまで許すなぁ。
ミニーちゃんには許せないけど。




2004年09月06日(月)



 ミニーちゃん♪ミニーちゃん♪ミニーちゃん♪

3時のパレード。
フロートが通過してゆく。


写メしないの?

え?
ああ、そうね。



全部撮っているとキリがないので、
好きなフロートだけパシャ、パシャ。


そして最後のフロート。
あ、ミニーちゃんが来た〜。


するとそれまで静かに観ていた豆ぞうさん、
急にポッケをゴソゴソし出す。


ササッとFOMAをミニーちゃんに向ける。
シャッターチャンスを狙ってミニーちゃんを追い掛ける。
でも、なにやらカメラの調子が悪いらしく、ブツブツ。


撮れた?

いや、なんかカメラ、ダメみたい。

ふーん。

豆ぞうさん……ミニーちゃん、好きなんだ?


ん〜。
プーさんとミニーちゃんが好きかな。


プーさんは、自分と似てるからじゃない?

かなぁ。

ミニーちゃんはどうして好きなの?

だって一番可愛いじゃない!

ふぅーん。

ふぅーん。

……

そういえばさー。
ランドに来てまだ一枚も私の写真、撮ってくれてないよね。


ええっ?

最初の一枚がミニーちゃんなんだ。

え、いや、沙夜ちゃんも撮るよっ。

さっき、すごい勢いだったよね。
ミニーちゃん来た時。


はは。ははは。



豆ぞうさんは、その後のショーやらなんやらでも、
なにかっちゅーと、
ミニーちゃん♪ミニーちゃん♪ミニーちゃん♪と、はしゃいでた。


私もわざと、
「ほらっ、ミニーちゃんだよっ!写真!写真!」
などと明るく言いつつ、内心はぷんすかしてた。


たく、なにやきもち妬いてんだろう。
相手はミニーちゃんだって!






豆ぞうさんにプーさんのストラップを買ってもらった後で、
同じシリーズのミニーちゃん発見。


可愛い〜。
これ、すっごい可愛くない〜?


(買っちゃおっかな……)

可愛いね。
欲しいんでしょう?


う〜〜ん。

僕に買って?

(え?)

はは。
うん、いーよ。



というわけで、おそろ。





それにしても、ミッキーとミニーちゃんっていうのは
他のキャラと違って、強いオーラが出てる気がする。
キャラとしては、チップ&デールの方が好きだけど、
あまりオーラが出てない。


ダンスしてるミッキーとか、めちゃかっこいーもんなー。
それは中の人がすごいって話も……
いやいや、ミッキーはミッキーだっ。



2004年09月05日(日)



 PIERRE MARCOLINI

今、私の目の前にあるのは、あの、
ピエールマルコリーニのチョコレートパフェ。


夢みたい。
というのは、ちと大袈裟かもしれないが。
だけどこんなに早くお目にかかれるとは思ってなかった。


噂では長蛇の列が出来ると聞いていたので、半ば諦めていた。
が、平日だからなのか、まったく並ぶことなく座れてしまった。
拍子抜け。


他のテーブルを見ると、やはり、という感じで
ほとんどの人がチョコレートパフェをオーダーしている。


サイズは思っていたより小ぶり。
まずは上に乗っているチョコレートをパクリ。
中にはとろりとしたキャラメルソース。
これだけで300円くらいするんだよなぁ。


そしてチョコアイスをひとくち。
思わずうなる。
チョコもアイスも、とても濃厚なのだけど、きめが細かくなめらか。
くどくなく、口どけがいいから嫌な後味が残らない。


添えられていたチョコムースは苦く酸味が強い。
(カカオ分高そう)
あとバニラアイスとホイップクリームとバナナ。
(これは普通)


うーーーん。
大人のパフェって感じー。


これ、お昼ご飯だよね。

カロリー的にはそうだよね。

うん。
それに値段も。



だって、せんろっぴゃくはちじゅうえん……。


チョコも買っていこうか?

ええっ!
い、いいよ〜。そんな。


なんで?
せっかく来たんだから。
夜のお酒のつまみに。


だって、いっこ300円とかしちゃうんだよ?

うん、いいじゃない。

………。


いつにも増して、ふとっぱらな豆ぞうさん。





チョコレートは、うやうやしくガラスケースに並べられ
店員さんは手袋をはめての取扱い。
まるでブランド品みたい。もしくは芸術作品か。


テイクアウトしたチョコも美味しかった。


パフェやチョコを食べながら
『もう思い残すことはない』って思ったけど、
こうして書いているとまた食べたくなってきた……。



今度は、チョコレートケーキが食べたいな〜。


(なぜか強調してみたりして)




2004年09月04日(土)



 オープンダーッシュ!

東京駅に着くと、ホームで彼が待っていてくれた。
「ようこそ」とにこりと笑う。


ふふ、大丈夫?

もうダメ……。


豆ぞうさんの足元がふらついている。
それもそのはず。
今朝はランドのオープン2時間前からゲートに並び、
ディナー予約するべくオープンダッシュしたというのだから。


久しぶりだよ、こんなに走ったの。

もぅ張り切り過ぎー。

みんなわーっと走ってるし、止まるに止まれなくてさ。


抜いたり抜かれたりしながらも、
目的のレストランのディナー予約は2番目に出来たそうだ。


そんな無茶して〜。
転んだりしたら大変じゃん。


いや、最初で最後だと思って。


(最後かよ!)と、その時は思ったけど、いやでも、
ほんと、最後にしておこうね。
無理しちゃったから後々大変だったもんね……。


何はともあれ、お疲れ様でした〜♥
楽しみだわ、ディナーショー。
(むふふ)





それから、チョコパフェ目指して銀座に向かった。



2004年09月03日(金)
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