だいありー

2019年02月02日(土) ボスの葬儀

普段の日でしたので、行かれませんでした。
本当はお線香でも・・・と思って葬儀の後に
お骨になったボスのお家に行くつもりで
いました。
けれども、「御沸前」を持って行くことは
ためらわれた・・・。
それは、家族が崩壊していた彼の家。
彼がいないのでお悔やみの品やお金は
家族に渡るわけです。
それが許せなかったのです。
ましてや、亡くなってから葬儀について知ったこと。
それは息子も息子の嫁も娘も








満面の笑顔での対応だった








ということ。
腺様嚢胞がん(せんようのうほうがん)という
日本では症例が極端に少ない癌だったボス。
なのに70代になっても仕事を辞めない妻。
生活に困っている家庭ではありませんでした。



※ 腺様嚢胞がん(せんようのうほうがん)とは

  分泌腺から発生する悪性腫瘍でまれな腫瘍の1つです。
  頭頸部領域に発生することが多く(頭頸部領域において
  1%から2%程度の頻度)、耳下腺や顎下腺などの大唾液腺や
  口腔内、鼻腔に発生します。40歳代から60歳代に多く、
  男女比は同等か、やや女性に多いとされています。
  腫瘍の増大速度は比較的遅く周囲組織への浸潤傾向が強い。
  遠隔転移の頻度が比較的高い。


ボスは病気が判明してから1年2ヶ月で亡くなりました。
癌の転移はもう全身に及び、目が見えなくなりました。
そのため、介護は必要だったんです。
元事務所だったところ(ボスは個人事業主でした)に
寝かせたまま。
自分たちはダイニングにいてテレビを観ていて
ボスとは会話なし。
寂しかったろうな・・・
癌が判ってから妻・息子・娘に財産を開示しました。
息子は開口一番にこう言った。



親父、こんなに金持ってたのかよ



そして。
その財産の半分は妻に。
残りの半分を姉と分けるわけですから、
そりゃ嬉しいのでしょう。
けれど、この息子夫婦は癌が判ってから全く
父親の面倒は診なかった。
家も1軒おいて隣に住んでいるのに
病院への入退院も手伝わないし、意識を失って
救急車で運ばれた時も知らん顔。
お見舞いにすら全く来ないし実家がすぐそこなのに
会いにも来ない。
嫁もそう・・・この女は全く家事をせず、
実家に来れば浴びるように酒を飲んで
帰って行く。
ご近所では有名で、ともかく缶・ビンのゴミの日は
この嫁の飲んだ缶が凄い量なのだそうだ。
因みに夫であるボスの息子は下戸である。
毎日外食なので、働いたお金は全て酒代と
外食代で消えると思われる。
車も家も全てボス名義で税金から何から
払ってもらっていた。
ボスが残した財産でこいつらは一生金には困らない
であろう・・・。
今の生活から何一つ変えないのであれば。
この夫婦は子どもをつくらない主義なんだそうだ。
ボスがそんな中で涙を流しながら亡くなったのに
(実際にママさんやママさんの友達がしょっちゅう
見舞いに自宅に行っていたし、ご近所ではお見舞いに
行かれない雰囲気だったのだそうです。
ママさんの知り合いがご近所に1人いたので
亡くなる数日前に連れて行き、余りの姿に
ご近所さんの1人は驚いた・・・ボスは涙を
流してた・・・もう、話せる状態じゃなかったの)
なのに何も親孝行しない連中が生活に困らずに
生涯を送るのは許せなかった。
ボスには申し訳ないけれど、現実にはそれらの
「お悔やみ」は馬鹿息子夫婦、娘、嫁に行くのです。
それが私には許せなかった、どうしても。

今月下旬に納骨が行われますが、こっそりお墓に
行こうかと思います。
・・・どうせあの家族は納骨以外はもうお墓には
来ないだろうから。
次にお墓に来るときは娘が死んだときでしょう。

娘も病気なんで。
この娘も人間が破綻しているので。
娘の娘。。。つまりボスにとっては孫なんですが、
まだまともかも。
といってもやっぱり考えは甘い子だけど。




もうね、本当に酷い家族でした。
ボスが本当に可哀想だった。
ボスは全ての兄弟を自分の手で面倒をみて見送り、
最後に自分が亡くなりました。
順番としてはその通りだったんですが、結局あまり
面倒をみて貰えない亡くなり方だった。

なんて不公平なんだろう。。。



神様、酷いよ、本当に。


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