5/5(金) ONE meets ONE。 後編
何はさておき、記事がないとミニコミは世に出せないわけで、
まずは掲載依頼を募集するビラを巻くことにしたわけよ。
そのビラも「出会い系」色が出ないようにスマートなコピーを考えてね、
もう記憶も曖昧だけど、遠い知り合いのデザイナーに頼んで、
タダでビラのデザインをやってもらったような。
で、自腹でビラをコピーすること数百枚。
それをレコ屋や服屋、雑貨屋なんかを回って置いてもらってさ。
そうやって数週間、毎日バタバタと動き回ってたけど、
こういう生産的な作業って全然苦にならないのよね。
それどころか、それが自分の彼女探しに繋がるってんだからもうたまんない。
毎日ワクワクして、楽しくてしょうがない日々が過ぎていって。

オレの中で決めてたのは、一冊につき100通だなと。
掲載依頼が100通たまったらいよいよ本にしようと。
で、ビラを配りまくって待つこと数週間。
・・・・・届いたハガキが10枚ってあ〜た!
どれだけフォントサイズをデカくしてもこれじゃ1ページにもならんですよ!
やめた! もうミニコミ作りやめた!

結果、オレの手元に残ったのは、
住所・氏名とともに赤裸々な募集が記された10枚のハガキのみ。
ちゃんとお詫びの手紙を送ったっけなあ・・・それも今じゃ忘却の彼方。

5/3(水) ONE meets ONE。 前編
"ONE meets ONE"・・・。
この言葉を聞いてドキッとする人が日本に10人ほどいるんじゃなかろうか。

それは十年以上も前のこと。
当時のオレはミニコミを作りたかったのな。
ブログはおろか、インターネットすら誰もやってなかった当時、
自分発信のメディアを立ち上げることはオレの夢であって、
そんな個人が何かを発信できるメディアってのはミニコミ程度だったわけ。
そして、そのころのオレのもうひとつの夢。
彼女が欲しい・・・。

話は変わって、当時発刊された雑誌「」の巻末に出会い系のページがあったのな。
「ギターポップが好きな人、友達になってください! 大阪市・女・22歳」、
「写真のモデル募集。18〜22歳の女性。 東京都・男・24歳」みたいな。
そのころ、そういった出会い系をメインにした雑誌って何冊かあったんだけど、
それをサブカル誌「H」でやったことを凄いなと思ったのね、オレは。
だってさ、出会い系をメインにした雑誌を手にする人って・・・ねぇ。
今でいうところの毎日出会い系サイトを眺めてる輩のようなもんで、
そこに高レベルどころか平均レベルすら期待出来ないっしょ、やっぱ。
その点、「H」を読んでる層なんて狭く限られるわけで、
つまりはこの時点で、出会い系に「サブカル」といったフィルターがかかるわけよ。
そこで出会えるのは、ワンランク上の人たちなんじゃなかろうかと。
・・・ま、その思いこみで痛い目にも遭ったんだけど、それはまた別の機会に。

で、ピンときたわけ。
一冊丸ごと出会い系だけのミニコミを作って、レコ屋、服屋、カフェ、雑貨屋なんかに置くと。
そうやって置く場所を限定することによって、立派なフィルターになりうるんじゃないか、と。
とりあえず、自分の主義主張を述べるメディアとしてのミニコミは置いといて、
これによって、ミニコミを作るという当初の目標は達成され、
さらには、このミニコミこそオレが待ち望んでた出会い系の形であって、
オレの彼女探しとしても最適なんじゃなかろうかと。
決めた! ミニコミ作ろうじゃないの!

一人と思ってるのはあなただけじゃなくて、同じことを思ってる誰かがきっといる。
「一人」の誰かがもう「一人」の誰かに会う。
そういった意味を込めて名前は"ONE meets ONE"に決めた。

(つづく)

5/2(火) 田辺あゆみでググると・・・。
一人ぼっちのランチに1000円程度なら平気で使えちゃう金銭感覚と、
元来の出不精癖を併せ持つオレにとって、出前は欠かせない存在なわけで。
以前に住んでたアパートの近辺には出前をやっている店なんてピザ程度しかなかったんだけど、
今住んでるマンションは都会から近いおかげで、
弁当、中華、イタリアンからケンタッキーまで何でも揃うのな。
中には「タバコも買ってきます」なんてサービス過剰な店もあったりして。
その中からオレは弁当と中華をよく頼むんだけど、
やっぱさ、その店のお気に入りメニューってのが出来ちゃうでしょ、人それぞれ。
オレの場合、弁当だと唐揚げ弁当の大盛りとなすび煮(一品)、
中華だとマーボー丼の大盛り、とほぼオーダーが決まってるんだけど、
さすがに最近では覚えられちゃって、恥ずかしい思いをすることしきり。
こないだは腹がそんなに減ってなかったんで普通にマーボー丼を注文したところ、
「大盛りじゃなくていいんですか?」と聞かれて電話のこっちで赤面。
さらには「もしもし」と言っただけで「あ、まいど」と言われたことも。ギャー。
・・・あのさぁ、オレみたいなデリカシー過剰な人間にとって、
その店で「知られた存在」になることって凄く恥ずかしいことなわけ。
例えそれがオシャレなカフェやバーであったとしてもね。
その辺、わかってくれないかなあ・・・。
昨日なんてさ、また弁当屋で上記のメニューを注文したんだけど、
その店は一品のなすび煮があるときとないときがあんのな。
だから毎回電話の向こうで厨房に尋ねるわけよ。
オレ「なすび煮はあります?」
弁当屋「えーと、ちょっと待ってくださいね。・・・今日はなすび煮ある?(厨房に向かって)」
じゃあ電話の向こうから、小さな声が聞こえるわけよ。
厨房「うん、あるよ。403だろ?」
ギャー、とうとう部屋番号まで覚えられた!
もうあの店には頼めねぇ・・・。



こないだ、どうしてそんなことを調べてたのかは忘れたんだけど、
写真家の藤代冥沙の出版物を調べようと「藤代冥沙」でググったところ、
検索結果の中に「奥さんは田辺あゆみ」って情報があったのな。
へー、藤代冥沙って結婚してたんだ。えーと、どんな人だっけか、と、今度は「田辺あゆみ」でググると、
どうやらモデルさんで、パリコレなんかでも活躍してたそうで。
・・・ま、そんなことはどうでもいいんだけどさ、
特筆すべきは、ググった際に偶然引っかかった画像サイト。
ほら、よくアイドルの昔の画像なんかを勝手に置いてるアイドルサイトがあるでしょ。
ここもその中のひとつなんだけど、ここの凄いところは管理人のコラム。
アイドル画像の上に画像と全く関係のないコラムが書かれてて、
しかも内容は・・・・・いや、あえて言うまい。とにかく必見。
下のURL(コピペでどうぞ)の「Gallery」から入れます。5ページ目の急展開に爆笑。

http://nvld.hp.infoseek.co.jp/ayumi.htm

5/1(月) 生きる価値なし男ちゃん。
数週間前の土曜、彼女と軽く飲んでうちへ帰ってきたときのこと。
オレは酒を飲むと高確率で、腹が緩んで下痢をするんですな。
その日もそれっぽい予兆はあったんだけど、彼女が先にトイレに入ったんで、
ま、後でいっか、とリビングのソファーに腰を下ろしたわけよ。
すると突然! ものすごい便意が襲ってきやがった!
ここ最近では類を見ない伝説の大波、ビッグ・ウェンズデーの到来ですよ!
オレ 「ヤバい! トイレ、まだ !?」
彼女 「あー、もうちょい待って」
オレ 「・・・頼む!早くしてくれ!」
彼女 「だから待ってってば」
今まさに切羽詰まってるオレの身を知るよしもなく、
彼女の素のトーンに憤りさえ感じるオレ。
そうこうしてる間にいよいよマグマは噴火の兆しを見せ、
肛門を中心に全身の筋肉を硬直させて対抗するオレでしたが、
やはり原始のパワーにはかなわず、
マグマは徐々に噴火口から漏れ始め・・・。
彼女 「大丈夫?もうちょっと待ってて」
オレ 「ぁ・・・・ぇ・・・・・」
人間、極限の状態では声を出せんですよ。
その間、人にとっては数分だったろうけど、
オレは次の瞬間には噴火するであろうそれを必死に食い止め、
また次の瞬間には噴火しそうになっているそれをまた精一杯ふんばり、
そんな瞬間瞬間の闘いを無限と繰り返してるような感覚で。
もういてもたってもいられなくなってヨロヨロとトイレに近づくオレ。
さすがに現状を察したか、彼女も不安げな顔でトイレから出てきた。
彼女をはね除け、トイレに駆け込んだその瞬間!
彼女が悪戯心からトイレのドアを掴み、ドアを閉めさせないという暴挙に出やがった!
頼む!今はじゃれあってる場合じゃないんだ!
その手を離してく・・・・・あ。

・・・・・すべて・・・・・終わった・・・・・。

生まれて初めて、ウンコを全部漏らしたですよ・・・。
パンツはもちろん、ズボン、靴下、スリッパ、床、全部ウンコまみれですよ・・・。
そこから二日ほど、ウンコの臭いが鼻から離れませんでした。生きるって辛いね・・・。


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written by オレ 

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