■グリーンチェックの冬の朝 ++ sai だって二人マントを着ている
■時の雫 ++ パセオ 生来、忌み嫌われていた害虫たちの幾星霜 琥珀の中で美とともにまどろむ
■ながれる ++ サビクギ 季節の勾配は冷たい石畳だ
■行動学 ++ kshima 歯磨き→カルピス→歯磨き
■曖昧加減 ++ 時刻人 僕は果てしなく僕だけど、耳が飛んだから違うのかも
■シエルの空 ++ りこ いつも片方なくすでしょ それからあっち向いてほい
■リンゴ ++ 軒下ハッカ はじっこからかじってゆくと、青虫の恋をかたどるよ
■(無題) ++ 泉 (MVP) ひとりではひとしずく だいちにはもっと沈んでいる
■ 自画自讃 ++ あおば 質問があるのです、船が出るのです、夜になりました。
■(無題) ++ 悲しい鳥 歌っていれば誰かが聴く
■私は見た ++ テツ 帰り際に指差したものは少しずつ色付いている
■折り目にいる ++ 西岡健太郎 折り目のなかにある折り目に座る私はなぜ濡れている
■月見 ++ syuu 両断するクリームパイの満月
■あわだつ ++ ふあこ 世界の裏側って、きっと、違う襟足をしているのよ
■ある秋に ++ 青色銀河団 公園の池で、さかながいっぴき跳ねた、ただそれだけなんだけど。
秋ですね。秋ていうか、雨ばっかりだけど。約一月ぶりの選集です。今回勝手に自分で自分の投稿強化期間を設けまして、そのせいか投稿数が多くみえました(笑)力を入れすぎなくていいから、こうやって書いていないと書き方を忘れそうで怖いです。
MVPは悩みました。投稿をしてくださる方のを読むと、私には書くことのできないような言い回しや言葉があって、そういうのを見るたびにドキドキするのですが、最近さらにそういうドキドキが多くなってきたように思えます。泉さんの一行は、すーっとしてて良かったです。取り立てて特定のものをイメージさせるような言葉が入ってないのが印象的。いっぱい大地に沈んでるってだけで「いっぱいなんだ!」て思う。それが何のことかとか、あまり気にならないなあ・・・。面白いです。他には青色さんやサビクギさんとかsaiさんも今の季節っぽい感じがして良かったです。
申し訳ないくらいに不定期になってますが、引き続き選集はしていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
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