JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆フィギュアスケートの浅田真央選手が使った「白鳥の湖」はバレエでも見せ所です。 フィギュアスケートの四大陸選手権で浅田真央選手が優勝しました。 Tchaikovsky: Swan Lake ドミトリ・ヤブロンスキー & Russian State Symphony Orchestra の14番目です。 Coda: Allegro Molto Vivace です。 音楽だけ、まずどうぞ。 Swan Lake:Coda: Allegro Molto Vivace Swan Lake: IV. Coda: Allegro Molto Vivace 音楽だけでも十分華やかですが、これはバレエ・ダンサーの女性は大変でして、ロイヤル・オペラなら 吉田さんのようなプリンシパル(ではなくても踊れることは踊れるでしょうが)級の技巧の見せ所だそうです。 32回、回転します。グラン・フェッテというそうです。ボリショイの映像ですが。 白鳥の湖 32回 グランフェッテ by ニーナ・アナニアシビリ 吉田都さんの有名な話がありまして、吉田さんがロイヤル・バレエ・スクールに在学中、 最上級のクラスの学期末のテスト・レッスンで最後の課題がこの「白鳥の湖」、 32回転のグラン・フェッテでした。 吉田さんが、師と仰ぐバーミガム・ロイヤル・バレエ(旧:サドラーズ・ウェルズ・バレエ団)名誉監督、 ピーター・ライト氏の証言。スーパーバレエレッスン82ページ。 英国ロイヤル・バレエを世界に冠たるレベルに引き上げた、ニネット・ド・ヴァロア女史(1898-2001) がこの試験を見ていた、という状況です。 都(引用者注:吉田都さんのこと)のグラン・フェッテは私の心にずっと残っています。 非常に誇らしいですね。 吉田都さんや、熊川哲也さんのお二人は東洋人でありながら英国ロイヤルオペラのプリンシパル。 先日のジュネーブ国際バレエコンクールで熊川さんは、今や審査員です(吉田さんもずいぶん前から)。 こういう人たち。バレエダンサー・音楽家などが海外で活躍することにより、欧米人の日本人のイメージは 絶対に良くなっています。元・旧西独首相で、自らも玄人はだしのピアノを弾くヘルムート・シュミット氏は、 ヨーロッパ各地で演奏する日本人音楽家は、政治家や外交官や財界人よりも、日本人のイメージを向上させることに貢献している。 といいました。 そういうことを日本の大衆は仕方がないとしても、権力の中枢にいる人達が全く理解していないのが、 如何にも無教養、無粋、下品な感じです。国防軍なんていって軍隊を他の国に行かせたって、 武器ってのは人を殺す道具なんですから、いい顔をされるわけがない。 楽器は武器よりも強いのです。 武力で人を殺しても恨みを買うだけです。恨みは増幅します。 しかし、日本人芸術家が他国の人を感動させて、恨まれる可能性は絶対に無い。 尊敬されるでしょう。これほど簡単なことが、どうしてわからないのか。 どちらが大切なことか分からないのか。残念でなりません。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年02月10日(木) 【音楽・映像】「ダニー・ケイとニューヨークフィルハーモニックのゆうべ。」--4回目です。
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